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交差し始める想い

告白2

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考えるとは言ったが…何をどう考えて話せばいいのかと、思ったが……。

わからないこの現状の思いを話して、どうしたらいいか相談したらいいのかもしれないと思い。


「……ゴウキは俺の相談に乗ってくれるんだよな?…ヒカルも?………俺、自身ハッキリと…明白な答えわからないから。待ってくれるか解らないから…待てないなら、俺はヒカルとゴウキを指示してこの二人が決める事に…ヒカルが決める事に俺は尊重と敬いを発言する!2人の発言に今後任せる、俺は…解らないから」
 

ヒカルとゴウキが顔を見合わせて、流石は恋人同士って感じで目で語りあってお互いに頷きあっていた。

「……俺らが決めていいのか?橋本は西影さんの側にいたいんだよな?舞桜に対しては…話したい的な感じなんだよな?……俺から見た2人なんだけど、舞桜は橋本と話したい会いたいって感じで、西影さんは…橋本に好きな人が出来たら離れていくと思うんだけど?……それでも俺らが決めていいの?」

ヒカルに言われて、俺は離れていくと言われたカゲを見た。

カゲは困ったような笑みで頷いた。

俺はわからないながらも考えた。

「俺さ、わからないんだ…異世界あっちで子供までいて年老いて寿命を終えたら…召喚された時と同じ時間に戻ってだけど、俺は…みんなと同世代って思っていいのかって思う時もあるから、俺が同世代を好きになってもいいのか?……わからないんだ」

「好きになるのに歳だけなのか気になるのは?性別じゃないんだな?……橋本は洸に恋人いるって知ってたから、俺と洸がキスしてたら俺と恋人だと知らないから俺から離したよな?じゃあ、舞桜や西影さんがキスしてたらどうすんだ?」

ゴウキの質問に魔王とカゲは嫌そうに首を振った。

「……嫌だ」

「どう嫌なんだ?」

「……嫌だ!今は俺の側にいてくれるんだ、側にいてくれるって言ったんだ」

「会いたい、声が聞きたいって思うのは誰だ?それが答えだと思うんだけどな」

俺は魔王とカゲを見て、魔王の方を向いた。

「…異世界あっちで魔王と結婚したとかって舞桜に言ったから、紛らわしかったよな?ゴメンな」

魔王に頭下げ謝った。カゲの方を向き。


「……俺、今もはっきりとわからないけど。透さんが離れていくのは嫌だ、側にいて欲しい。…透さんが俺を想う気持ちとは違うとは思うけど、透さんに会えなくなるのも、…側にいられないのも嫌だ」

同じ想いで応えられないのに、俺の思いを素直に告げた。

それで、結果どうなるのか……。
考えると怖かったけど、何も伝えずに離れる方が嫌だったから。

誰かが言葉を発するまで、数秒もたっていなかったと思うけど、俺には数十分にも感じられていた。
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