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光と透①
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翌朝、透はゆかりに話があるからと言い呼びだした。
ゆかりは嬉しそうに待ち合わせの場所へと行った。
「透くん、話しって何?」
「俺、間宮先輩に誤解されてるから」
「誤解って?」
ゆかりは解らず首傾げ聞き返した。
「俺は間宮先輩の事を好きって言ってない」
透は用件のみ告げた、ゆかりのショックを考えずに
「…それ…どういう事?だって、私の好きな人気になるって…」
ゆかりは動揺して聞いた。
「言ったよ。俺の好きな人の好きなのが間宮先輩だったから、気になって聞いた」
透は悪びれずに説明した。
「えっ…!?それって…」
「相手は教えない。間宮先輩にとられたくないから」
ゆかりは更に動揺した。
「つまり、透くんは男が好きって事?」
「違う。男が好きじゃなくて、たまたま好きだったのが男だっただけだよ。女の子と好きだよ」
「じゃあ、私の事は?」
ゆかりは不安そうに聞いた。
「前までは、いい先輩だったけど今はライバルかな。俺、言い方変で誤解されたけど、これで誤解は解いたから、俺は行くね」
透は言いたい事だけを告げてゆかりを置いて去った。
その日から、ゆかりは落ち込んで笑わなかった。
光はそんなゆかりに話しかけた。
すると、ゆかりは…透の事を諦められないからと、透の好きな人って誰か知ってるかと光に聞いた。
光は知らないと答えた。
光は、調べてあげるからと優しく聞いて、詳しく話を聞いた。
「えっ!?ゆかりを好きな男!?そう言ったのあいつ」
光は驚き、ゆかりは頷いた。
光は困惑しながら透に最初に呼び出された日を聞いた。
「ゆかり…。俺、ちょっと…透と話すから今度ゆっくり話そう」
光はゆかりから離れ行ってしまった。
ゆかりには何がなんだか解らなかった。
光は部活終了後に透に生徒会室に来るように言った。
光は今日も部活には出れなかったからだ。
部活を終えた透が生徒会室に来た。
「ここに座れ」
光は椅子を自分の隣に出して言った。
「何話しって光兄?」
「透、お前がゆかりに言った好きな奴って誰だ?ゆかり悩んでたぞ。そして、俺も話し聞いてぎもんに思った。まさか…!?違うよな?」
光は困惑気味に聞いた。
「俺が好きなのは光兄だよ。俺も最近気づいた。光兄が間宮先輩を好きだって知って…」
「ちょっと…待て!!それはきっと思い違いだ」
光は焦って答えた。
「俺だって考えたさ。女の子好きだよ、だけど俺は光兄以外考えられない。光兄以外に欲情しない」
「ちょっと…待て…俺は異性愛者だ」
「俺だって光兄以外は女の子好きだから同じだよ」
「違う!!俺は男に欲情しない!!」
いつも冷静な光がかなり動揺していた。
「そんな事わかんないじゃないか」
透は言いながら光の側に寄っていった。
「…来るな!」
光は椅子から立ち上がり後退りして行った。
「光兄…。逃げると余計に追いたくなるんだよ」
透かいつもと雰囲気が違った、光は後退りしていたが壁にぶつかった。
「光兄、何事も経験って、いつも言ってただろ」
透は光の腕をおさえつけた。
「は…離せ!!」
光が振りはらおうとしたが、振りはらえず、光は更に焦った。
部活の練習に出れなかった事で透との力に差がついていた。
「光兄…」
透は光を押し倒した。
光が床に頭をぶつけない様に気づかいながら。
ゆかりは嬉しそうに待ち合わせの場所へと行った。
「透くん、話しって何?」
「俺、間宮先輩に誤解されてるから」
「誤解って?」
ゆかりは解らず首傾げ聞き返した。
「俺は間宮先輩の事を好きって言ってない」
透は用件のみ告げた、ゆかりのショックを考えずに
「…それ…どういう事?だって、私の好きな人気になるって…」
ゆかりは動揺して聞いた。
「言ったよ。俺の好きな人の好きなのが間宮先輩だったから、気になって聞いた」
透は悪びれずに説明した。
「えっ…!?それって…」
「相手は教えない。間宮先輩にとられたくないから」
ゆかりは更に動揺した。
「つまり、透くんは男が好きって事?」
「違う。男が好きじゃなくて、たまたま好きだったのが男だっただけだよ。女の子と好きだよ」
「じゃあ、私の事は?」
ゆかりは不安そうに聞いた。
「前までは、いい先輩だったけど今はライバルかな。俺、言い方変で誤解されたけど、これで誤解は解いたから、俺は行くね」
透は言いたい事だけを告げてゆかりを置いて去った。
その日から、ゆかりは落ち込んで笑わなかった。
光はそんなゆかりに話しかけた。
すると、ゆかりは…透の事を諦められないからと、透の好きな人って誰か知ってるかと光に聞いた。
光は知らないと答えた。
光は、調べてあげるからと優しく聞いて、詳しく話を聞いた。
「えっ!?ゆかりを好きな男!?そう言ったのあいつ」
光は驚き、ゆかりは頷いた。
光は困惑しながら透に最初に呼び出された日を聞いた。
「ゆかり…。俺、ちょっと…透と話すから今度ゆっくり話そう」
光はゆかりから離れ行ってしまった。
ゆかりには何がなんだか解らなかった。
光は部活終了後に透に生徒会室に来るように言った。
光は今日も部活には出れなかったからだ。
部活を終えた透が生徒会室に来た。
「ここに座れ」
光は椅子を自分の隣に出して言った。
「何話しって光兄?」
「透、お前がゆかりに言った好きな奴って誰だ?ゆかり悩んでたぞ。そして、俺も話し聞いてぎもんに思った。まさか…!?違うよな?」
光は困惑気味に聞いた。
「俺が好きなのは光兄だよ。俺も最近気づいた。光兄が間宮先輩を好きだって知って…」
「ちょっと…待て!!それはきっと思い違いだ」
光は焦って答えた。
「俺だって考えたさ。女の子好きだよ、だけど俺は光兄以外考えられない。光兄以外に欲情しない」
「ちょっと…待て…俺は異性愛者だ」
「俺だって光兄以外は女の子好きだから同じだよ」
「違う!!俺は男に欲情しない!!」
いつも冷静な光がかなり動揺していた。
「そんな事わかんないじゃないか」
透は言いながら光の側に寄っていった。
「…来るな!」
光は椅子から立ち上がり後退りして行った。
「光兄…。逃げると余計に追いたくなるんだよ」
透かいつもと雰囲気が違った、光は後退りしていたが壁にぶつかった。
「光兄、何事も経験って、いつも言ってただろ」
透は光の腕をおさえつけた。
「は…離せ!!」
光が振りはらおうとしたが、振りはらえず、光は更に焦った。
部活の練習に出れなかった事で透との力に差がついていた。
「光兄…」
透は光を押し倒した。
光が床に頭をぶつけない様に気づかいながら。
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