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指導者たち
141ー1 クラス対抗戦後期(2)ー1
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これからクラス対抗戦のもう一つの競技が行われる。
今回は3つの競技の中から1つを選択し、事前にエントリーして全員が参加する。
選択競技の内容は、冒険者ランクアップ・オリジナル魔法陣の作成・目利きコンテストで、目利きコンテストだけが朝から開催される。
他の2つの競技は、既に冒険者カードを提出して採点が終わっていたり、作成した魔法陣をマキアート教授に提出して採点待ちである。
俺は今回からクラス対抗戦に参加しないことになった。
俺が入ったクラスが有利過ぎると文句が出たので、今回は目利きコンテストの準備を手伝ったり、オリジナル魔法陣の採点をする側に回った。
俺は1年D組に在籍しているけど、忙しくて執務室に居ることが多く、商学部の必須授業だけ出席している状態だ。
目利きコンテストのために用意したのは、日用品から美術品まで様々で、目利きコンテストにエントリーしていない学生も、教師も、覇王講座を受講しに来ている受講者も、得点には影響しないが自由参加が認められていた。
特に貴族部と商学部の学生の気合が凄まじく、誇りとプライドを懸けて高得点を狙うのだとか……
「本日の目玉として出品されているのは、冒険者ギルドからお借りしてきた魔石と、商業ギルドからお借りしてきた絵画ですわ。
木工組合が出品してくださった高級家具も、とても難しい問題かもしれません。
ですが、ここに居る皆さんであれば、高級品を見る目をお持ちのはずですわね。
どうぞ金額の順位を当ててください。多くの方が正解してくださると、準備担当者として期待してますわ」
子爵家令嬢らしく微笑みながら、参加者に説明しているのはチェルシー先輩だ。
日頃は覇王軍のチームリーダーとして皆を鍛えているチェルシー先輩だけど、よく考えてみれば貴族部だった。
今回は冒険者ランクアップでエントリーしているチェルシー先輩は、Cランクから2ランクアップのBランクになっているので、既に20ポイントを得ている。
オリジナル魔法陣にエントリーしているマサルーノ先輩は、俺が作ったポーションを、商業ギルドで売る時の値段を当てる場所に立って、参加者の熱い視線を浴びながら特典を発表する。
「ポーションの値段を当てるクイズは、正解した学生の中から抽選で一人に、覇王様特製の高級ハーブティーの茶葉がプレゼントされる。
しかも、モンブラン商会の白磁のペアマグカップ付きだー!
全員、気合を入れて勝利を勝ち取れー!」
「ウオーッ!」「キャーッ!」と学生たちが気合いを入れる。
もちろんポーションの効能は、きちんと明記してある。
「教師や覇王講座の受講者の正解者には抽選でお一人、覇王様特製、大型スーツケース大のマジックバッグがプレゼントされます。
時間は経過しますが念じるだけで出し入れができますわ。
割れ物も収納可能です。商業ギルドの査定では、最低でも金貨18枚以上だそうです」
にっこりと微笑みながら、マギ領の受講者に気合を入れているのはミレーヌ様だ。
覇王講座で平均点以下でも取ろうものなら、たとえ兄であろうと容赦なく課題を積み上げる鬼だと、エイトがビビりながら言っていた。
「オオーッ!」と声を上げながら、学生以外の参加者のテンションも上がっていく。
学生の賞品であるティーセットの前には、金貨3枚という値札が付けられており、女性の瞳はめらめらとやる気で燃えています。
「女性は嫁入り道具になりますし、好きな殿方からお揃いのマグカップでお茶を飲みませんかと誘われるのは、とても嬉しいと思いますわ」
好きな殿方ならね……と小さく呟いたシルクーネ先輩の声は聞き流しておこう。
シルクーネ先輩もオリジナル魔法陣でエントリーしているから、今回の目利きコンテストのスタッフとして頑張っている。
俺は目利きコンテストの開催を宣言し、くれぐれも高額商品には直接触れないよう注意して、楽しそうに目利きを始めた参加者たちを笑顔で見ていた。
こういう目利きは、鍛えられた商人であっても難しいものだ。
俺が出品したポーションは、先日作った【慈悲の滴】の中級ポーションで、商業ギルドに売った値段は金貨3枚だったが、商業ギルド本部が売る時の値段は金貨5枚と小金貨6枚である。
まだハイポーションは販売開始されていない。
高級ポーションを目にすることで、その価値を知ってもらい、作り手を目指す命の適性持ちの学生を増やす目的もあり賞品を出している。
医療コースに在学している学生も、それを目指そうとする学生の人数も全く足りていない。
目利きコンテスト開始後10分が経過した頃、今回魔石を出品してくれた冒険者ギルドのギルマスが、急ぎ足で俺に近付いてきた。
「アコル様、王都とヘイズ領の境に在るライバンの森から、魔獣の氾濫が発生しました。
向かった先はヘイズ領ですが、王都にもビッグホーンの群が向かっているようです」
たった今、ギルド本部に連絡が入ったとギルマスが青い顔で報告する。
選りにも選ってマジックバッグを買わなかったヘイズ領……王都に向かっているビッグホーンだけは止めなければならない。
ライバンの森までなら馬で3時間、馬車なら5時間だ。
急がないと王都近郊の町や村が危ない。
ビッグホーンは農作物を荒らし角で家を破壊する。人を食べることはないが、目の前の生き物を攻撃する習性がある。
「分かりましたギルマス。【魔獣討伐専門部隊】を向かわせます。
【覇王軍】は、国王の要請があれば出動します。
エイト、ハシム殿(ノエル様の父)と目利きコンテストに参加しない執行部と【覇王軍メンバー】を全員招集してくれ」
俺は隣にいたエイトに、極秘で準備するよう指示を出した。
せっかく楽しんでいる目利きコンテストは中止したくない。
学生は国王の要請が無ければ出動する必要がないので、騒ぎにはしたくない。
本日【魔獣討伐専門部隊】は、下級地区に在る軍の演習場で訓練をしているはずだから、ワイコリーム公爵が指揮を執ることになるだろう。
「アコル様、変異種も居るのでしょうか?」
「恐らく居ると思うよラリエス。国王からの要請が無かったとしても、俺は様子を見に行く」
「それなら私も同行します。医療班はどうされますか?」
「今回は外科のモスナート教授に頼もう。先日妖精と契約したから経験を積む必要がある」
執行部室に急いで向かいながら指示を出すと、ラリエスは医療コース棟に向かって駆け出した。
今回は3つの競技の中から1つを選択し、事前にエントリーして全員が参加する。
選択競技の内容は、冒険者ランクアップ・オリジナル魔法陣の作成・目利きコンテストで、目利きコンテストだけが朝から開催される。
他の2つの競技は、既に冒険者カードを提出して採点が終わっていたり、作成した魔法陣をマキアート教授に提出して採点待ちである。
俺は今回からクラス対抗戦に参加しないことになった。
俺が入ったクラスが有利過ぎると文句が出たので、今回は目利きコンテストの準備を手伝ったり、オリジナル魔法陣の採点をする側に回った。
俺は1年D組に在籍しているけど、忙しくて執務室に居ることが多く、商学部の必須授業だけ出席している状態だ。
目利きコンテストのために用意したのは、日用品から美術品まで様々で、目利きコンテストにエントリーしていない学生も、教師も、覇王講座を受講しに来ている受講者も、得点には影響しないが自由参加が認められていた。
特に貴族部と商学部の学生の気合が凄まじく、誇りとプライドを懸けて高得点を狙うのだとか……
「本日の目玉として出品されているのは、冒険者ギルドからお借りしてきた魔石と、商業ギルドからお借りしてきた絵画ですわ。
木工組合が出品してくださった高級家具も、とても難しい問題かもしれません。
ですが、ここに居る皆さんであれば、高級品を見る目をお持ちのはずですわね。
どうぞ金額の順位を当ててください。多くの方が正解してくださると、準備担当者として期待してますわ」
子爵家令嬢らしく微笑みながら、参加者に説明しているのはチェルシー先輩だ。
日頃は覇王軍のチームリーダーとして皆を鍛えているチェルシー先輩だけど、よく考えてみれば貴族部だった。
今回は冒険者ランクアップでエントリーしているチェルシー先輩は、Cランクから2ランクアップのBランクになっているので、既に20ポイントを得ている。
オリジナル魔法陣にエントリーしているマサルーノ先輩は、俺が作ったポーションを、商業ギルドで売る時の値段を当てる場所に立って、参加者の熱い視線を浴びながら特典を発表する。
「ポーションの値段を当てるクイズは、正解した学生の中から抽選で一人に、覇王様特製の高級ハーブティーの茶葉がプレゼントされる。
しかも、モンブラン商会の白磁のペアマグカップ付きだー!
全員、気合を入れて勝利を勝ち取れー!」
「ウオーッ!」「キャーッ!」と学生たちが気合いを入れる。
もちろんポーションの効能は、きちんと明記してある。
「教師や覇王講座の受講者の正解者には抽選でお一人、覇王様特製、大型スーツケース大のマジックバッグがプレゼントされます。
時間は経過しますが念じるだけで出し入れができますわ。
割れ物も収納可能です。商業ギルドの査定では、最低でも金貨18枚以上だそうです」
にっこりと微笑みながら、マギ領の受講者に気合を入れているのはミレーヌ様だ。
覇王講座で平均点以下でも取ろうものなら、たとえ兄であろうと容赦なく課題を積み上げる鬼だと、エイトがビビりながら言っていた。
「オオーッ!」と声を上げながら、学生以外の参加者のテンションも上がっていく。
学生の賞品であるティーセットの前には、金貨3枚という値札が付けられており、女性の瞳はめらめらとやる気で燃えています。
「女性は嫁入り道具になりますし、好きな殿方からお揃いのマグカップでお茶を飲みませんかと誘われるのは、とても嬉しいと思いますわ」
好きな殿方ならね……と小さく呟いたシルクーネ先輩の声は聞き流しておこう。
シルクーネ先輩もオリジナル魔法陣でエントリーしているから、今回の目利きコンテストのスタッフとして頑張っている。
俺は目利きコンテストの開催を宣言し、くれぐれも高額商品には直接触れないよう注意して、楽しそうに目利きを始めた参加者たちを笑顔で見ていた。
こういう目利きは、鍛えられた商人であっても難しいものだ。
俺が出品したポーションは、先日作った【慈悲の滴】の中級ポーションで、商業ギルドに売った値段は金貨3枚だったが、商業ギルド本部が売る時の値段は金貨5枚と小金貨6枚である。
まだハイポーションは販売開始されていない。
高級ポーションを目にすることで、その価値を知ってもらい、作り手を目指す命の適性持ちの学生を増やす目的もあり賞品を出している。
医療コースに在学している学生も、それを目指そうとする学生の人数も全く足りていない。
目利きコンテスト開始後10分が経過した頃、今回魔石を出品してくれた冒険者ギルドのギルマスが、急ぎ足で俺に近付いてきた。
「アコル様、王都とヘイズ領の境に在るライバンの森から、魔獣の氾濫が発生しました。
向かった先はヘイズ領ですが、王都にもビッグホーンの群が向かっているようです」
たった今、ギルド本部に連絡が入ったとギルマスが青い顔で報告する。
選りにも選ってマジックバッグを買わなかったヘイズ領……王都に向かっているビッグホーンだけは止めなければならない。
ライバンの森までなら馬で3時間、馬車なら5時間だ。
急がないと王都近郊の町や村が危ない。
ビッグホーンは農作物を荒らし角で家を破壊する。人を食べることはないが、目の前の生き物を攻撃する習性がある。
「分かりましたギルマス。【魔獣討伐専門部隊】を向かわせます。
【覇王軍】は、国王の要請があれば出動します。
エイト、ハシム殿(ノエル様の父)と目利きコンテストに参加しない執行部と【覇王軍メンバー】を全員招集してくれ」
俺は隣にいたエイトに、極秘で準備するよう指示を出した。
せっかく楽しんでいる目利きコンテストは中止したくない。
学生は国王の要請が無ければ出動する必要がないので、騒ぎにはしたくない。
本日【魔獣討伐専門部隊】は、下級地区に在る軍の演習場で訓練をしているはずだから、ワイコリーム公爵が指揮を執ることになるだろう。
「アコル様、変異種も居るのでしょうか?」
「恐らく居ると思うよラリエス。国王からの要請が無かったとしても、俺は様子を見に行く」
「それなら私も同行します。医療班はどうされますか?」
「今回は外科のモスナート教授に頼もう。先日妖精と契約したから経験を積む必要がある」
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