232 / 709
魔王と覇王
130ー1 対立する思考(1)ー1
しおりを挟む
◇◇ 第一王子マロウ ◇◇
「どういうことですか母上!」
久し振りに夕食を共にすることになっていたダイニングの扉をバンと勢いよく開け、私は苛立ちを母上にぶつけた。
母上はいつものように、宝石を散りばめたお気に入りの扇を右手に持ち、最高位である王妃として相応しい華やかな装いで、優雅に座って食前酒をメイドに注がせていた。
「落ち着きなさいマロウ。この母とて寝耳に水、まさか第七王子が生きていようとは……しかも、身の程を知らない愚か者は、自らを覇王だと名乗っているとか」
ここ数年、国王である父上とは面会することも出来ていない母上は、憎々しそうに口を歪めながら、先程入って来たばかりの情報に激怒している。
母上に第七王子の情報を伝えたのは新しい侍女長で、偶然ルフナたちを見掛けて様子を窺っていたらしく、ワイコリーム公爵が魔法師や軍の兵士の前で語った話を耳にし、慌てて母上に報告したようだ。
私にその情報を伝えたのは、伯父であるヘイズ侯爵だった。
なんでも午後4時頃、ルフナ王子が学友を伴い、魔法省の魔術師や魔法師、軍の指揮官や高学院を卒業している兵士を引き連れて、魔法省の演習場に現れたらしい。
そして派手な魔法を実演し、覇王が指揮する【魔獣討伐専門部隊】に入らないかと、ワイコリーム公爵が誘ったと言うのだ。
ヘイズ侯爵も部下から聞いた話で、直接その場に居た訳ではない。
「これが落ち着いていられる事態ですか? ワイコリーム公爵が、第七王子の後ろ盾になったというではありませんか!
もしもレイム公爵やマギ公爵・・・そして父上までもが、第七王子を覇王だと認めれば、私が国王になるのは絶望的なのですよ!」
「だ、大丈夫です。この母が、そんなことはさせません。
第七王子を覇王と認めたワイコリーム公爵も同罪です。必ず偽物だと証明し、覇王を名乗った罪を問い断罪します。
王様が謁見を許されていないことからも、王子であることさえ怪しいのです。
たかが13歳の子供に何が出来ると言うのです? 心配など要りません。あなたは国王となる王子です。そのように感情を揺らしてはなりません」
母上は暗殺は成功したはずだから、第七王子であること自体が虚偽である可能性が高いのだと言う。
だから心配せず、一般A級魔法師の資格を取るため魔法陣の勉強をし、皇太子として相応しいのだと皆に認めさせるよう、しっかり励めばいいと笑った。
……確かに母上なら、たとえ本物の第七王子だったとしても、また誰かに処分するよう命令を下されるだろう。
「どうしてもA級魔法師の資格は必要なのですか母上?」
どう考えても、私に一般A級魔法師の資格が取れるとは思えない。
これから必死に勉強するのも魔力量を増やすのも面倒だ。
冒険者のように魔獣を討伐するなど、そのような野蛮なことなどしたくない。
だから、くだらない条件など撤廃させればいいのに、母上も他の王族も頭が固い。
「仕方ありません。
それだけは国王となる者の条件として、初代様から続けられているそうです。
全ては王様が悪いのです。
高学院を卒業するまでにB級魔術師の資格を取れ、20歳までにA級魔法師の資格を取れと命令されるだけで、それが国王となる条件だと教えてくださらなかったのですから」
王子以外の全ての王族が知っていたのに、どうして誰も教えてくれなかったのかと、母上は不満顔でブツブツ文句を言う。
早くから知っていれば、マロウは当然A級魔法師の資格を取っていたのにと、悔しそうに付け加えた。
先日叔父であるシーブルに訊いたら、当然ご存知だと思っておりましたと惚けられた。
あの男は、本当に私を国王にする気があるのだろうか?
「王様が皇太子を選定されるのは5年後です。まだ時間はたっぷりあります。優秀なマロウなら、母の期待に応えてくれるでしょう?」
母上はにっこりと微笑んで、当たり前のように私に命令する。
これまで母上は、私を国王にするため手段を選ばず邪魔者を排除してきた。
国王である父上さえ例外ではなかった。だからこそ、私はこの王妃に逆らえない。
しかし、今は父上やその側近の大臣たちから暗殺を疑われて、王妃であるにも拘らず、父上の側に近付くことさえ出来ない。
第七王子の情報が足りないので、来月の休みになったら従兄のカルタス(ヘイズ侯爵の次男 留年中)や、イスデン(デミル公爵の六男 闇討ちの主犯)が来るだろうから、高学院の様子や自称第七王子について話を聞けばいい。
父上が謁見を許可したら、私も顔くらい見に行こう。
そして、長男であり次期国王である私の威厳と格の違いを思い知らせてやろう。
仮に本物の第七王子で、本物の覇王だったとしても関係ない。
この私がドラゴンや魔獣と戦えと命じて、上手く使えばいいのだ。
……それに、ドラゴンと戦ってる最中に死ぬかもしれない。
ハッハッハ、そうだよ、強い魔獣やドラゴンを少しは倒してから殺せばいいじゃないか。
覇王もどきとして、役に立ってから死んでもらおう。
「母上、その王子が本物でも偽物でも構いません。
本当にドラゴンや魔獣を倒せるのなら、この国の、いえ、次期国王である私の役に立ってから殺せばいいのです。今は手出しは無用です」
私は食後のお茶を飲みながら、黒く笑って母上に告げた。
「流石わたくしのマロウです。使える者は使ってから殺す……そう致しましょう。
そう考えれば、ワイコリーム公爵も役に立つ駒だと思えてきました。フフフ」
母上は上機嫌で私を褒めて、お茶に砂糖を足していく。
……そうだよ、私は次期国王らしく、第七王子を認めるふりをして利用するのだ。
国王になる者は、どれだけ多くの臣下を集められるかが重要なのだ。
トーマスが自分の陣営に入れる前に私が庇護してやると伝えれば、きっと喜ぶだろう。
「どういうことですか母上!」
久し振りに夕食を共にすることになっていたダイニングの扉をバンと勢いよく開け、私は苛立ちを母上にぶつけた。
母上はいつものように、宝石を散りばめたお気に入りの扇を右手に持ち、最高位である王妃として相応しい華やかな装いで、優雅に座って食前酒をメイドに注がせていた。
「落ち着きなさいマロウ。この母とて寝耳に水、まさか第七王子が生きていようとは……しかも、身の程を知らない愚か者は、自らを覇王だと名乗っているとか」
ここ数年、国王である父上とは面会することも出来ていない母上は、憎々しそうに口を歪めながら、先程入って来たばかりの情報に激怒している。
母上に第七王子の情報を伝えたのは新しい侍女長で、偶然ルフナたちを見掛けて様子を窺っていたらしく、ワイコリーム公爵が魔法師や軍の兵士の前で語った話を耳にし、慌てて母上に報告したようだ。
私にその情報を伝えたのは、伯父であるヘイズ侯爵だった。
なんでも午後4時頃、ルフナ王子が学友を伴い、魔法省の魔術師や魔法師、軍の指揮官や高学院を卒業している兵士を引き連れて、魔法省の演習場に現れたらしい。
そして派手な魔法を実演し、覇王が指揮する【魔獣討伐専門部隊】に入らないかと、ワイコリーム公爵が誘ったと言うのだ。
ヘイズ侯爵も部下から聞いた話で、直接その場に居た訳ではない。
「これが落ち着いていられる事態ですか? ワイコリーム公爵が、第七王子の後ろ盾になったというではありませんか!
もしもレイム公爵やマギ公爵・・・そして父上までもが、第七王子を覇王だと認めれば、私が国王になるのは絶望的なのですよ!」
「だ、大丈夫です。この母が、そんなことはさせません。
第七王子を覇王と認めたワイコリーム公爵も同罪です。必ず偽物だと証明し、覇王を名乗った罪を問い断罪します。
王様が謁見を許されていないことからも、王子であることさえ怪しいのです。
たかが13歳の子供に何が出来ると言うのです? 心配など要りません。あなたは国王となる王子です。そのように感情を揺らしてはなりません」
母上は暗殺は成功したはずだから、第七王子であること自体が虚偽である可能性が高いのだと言う。
だから心配せず、一般A級魔法師の資格を取るため魔法陣の勉強をし、皇太子として相応しいのだと皆に認めさせるよう、しっかり励めばいいと笑った。
……確かに母上なら、たとえ本物の第七王子だったとしても、また誰かに処分するよう命令を下されるだろう。
「どうしてもA級魔法師の資格は必要なのですか母上?」
どう考えても、私に一般A級魔法師の資格が取れるとは思えない。
これから必死に勉強するのも魔力量を増やすのも面倒だ。
冒険者のように魔獣を討伐するなど、そのような野蛮なことなどしたくない。
だから、くだらない条件など撤廃させればいいのに、母上も他の王族も頭が固い。
「仕方ありません。
それだけは国王となる者の条件として、初代様から続けられているそうです。
全ては王様が悪いのです。
高学院を卒業するまでにB級魔術師の資格を取れ、20歳までにA級魔法師の資格を取れと命令されるだけで、それが国王となる条件だと教えてくださらなかったのですから」
王子以外の全ての王族が知っていたのに、どうして誰も教えてくれなかったのかと、母上は不満顔でブツブツ文句を言う。
早くから知っていれば、マロウは当然A級魔法師の資格を取っていたのにと、悔しそうに付け加えた。
先日叔父であるシーブルに訊いたら、当然ご存知だと思っておりましたと惚けられた。
あの男は、本当に私を国王にする気があるのだろうか?
「王様が皇太子を選定されるのは5年後です。まだ時間はたっぷりあります。優秀なマロウなら、母の期待に応えてくれるでしょう?」
母上はにっこりと微笑んで、当たり前のように私に命令する。
これまで母上は、私を国王にするため手段を選ばず邪魔者を排除してきた。
国王である父上さえ例外ではなかった。だからこそ、私はこの王妃に逆らえない。
しかし、今は父上やその側近の大臣たちから暗殺を疑われて、王妃であるにも拘らず、父上の側に近付くことさえ出来ない。
第七王子の情報が足りないので、来月の休みになったら従兄のカルタス(ヘイズ侯爵の次男 留年中)や、イスデン(デミル公爵の六男 闇討ちの主犯)が来るだろうから、高学院の様子や自称第七王子について話を聞けばいい。
父上が謁見を許可したら、私も顔くらい見に行こう。
そして、長男であり次期国王である私の威厳と格の違いを思い知らせてやろう。
仮に本物の第七王子で、本物の覇王だったとしても関係ない。
この私がドラゴンや魔獣と戦えと命じて、上手く使えばいいのだ。
……それに、ドラゴンと戦ってる最中に死ぬかもしれない。
ハッハッハ、そうだよ、強い魔獣やドラゴンを少しは倒してから殺せばいいじゃないか。
覇王もどきとして、役に立ってから死んでもらおう。
「母上、その王子が本物でも偽物でも構いません。
本当にドラゴンや魔獣を倒せるのなら、この国の、いえ、次期国王である私の役に立ってから殺せばいいのです。今は手出しは無用です」
私は食後のお茶を飲みながら、黒く笑って母上に告げた。
「流石わたくしのマロウです。使える者は使ってから殺す……そう致しましょう。
そう考えれば、ワイコリーム公爵も役に立つ駒だと思えてきました。フフフ」
母上は上機嫌で私を褒めて、お茶に砂糖を足していく。
……そうだよ、私は次期国王らしく、第七王子を認めるふりをして利用するのだ。
国王になる者は、どれだけ多くの臣下を集められるかが重要なのだ。
トーマスが自分の陣営に入れる前に私が庇護してやると伝えれば、きっと喜ぶだろう。
4
お気に入りに追加
312
あなたにおすすめの小説
チート薬学で成り上がり! 伯爵家から放逐されたけど優しい子爵家の養子になりました!
芽狐
ファンタジー
⭐️チート薬学3巻発売中⭐️
ブラック企業勤めの37歳の高橋 渉(わたる)は、過労で倒れ会社をクビになる。
嫌なことを忘れようと、異世界のアニメを見ていて、ふと「異世界に行きたい」と口に出したことが、始まりで女神によって死にかけている体に転生させられる!
転生先は、スキルないも魔法も使えないアレクを家族は他人のように扱い、使用人すらも見下した態度で接する伯爵家だった。
新しく生まれ変わったアレク(渉)は、この最悪な現状をどう打破して幸せになっていくのか??
更新予定:なるべく毎日19時にアップします! アップされなければ、多忙とお考え下さい!
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
ブチ切れ世界樹さんと、のんびり迷宮主さん
月猫
ファンタジー
異世界へ拉致された主人公。目が覚めた先はボロボロの世界樹の中だった?!
迷宮の主となった主人公は、ダンジョンの能力【創造】により全く新しい”モノ”を世界に作り出し、現状の打破に挑む。
新しい魔物を創ったり、予想外な成長に困惑したり。
世界樹の愚痴を聞いたり、なだめたり。
世界樹のため、世界のため、世界樹の治療と環境改善を目指し、迷宮はどんどん大きくなる。そんなお話。
始めは少々危険な場面がありますが、ダンジョンが成長してからはその様な場面は少なくなり、周りの生物の方がダンジョンに抗う感じになります。
俺TUEEEならぬ、ダンジョンTUEEEもの。チート能力ならぬ、チートダンジョンの予定。
(チート能力者が居無いとは言っていない)
初投稿です。山なし谷なし作品ですが、暖かい目でみてください。
異世界なのだから、元の世界の常識が当てはまらなくても、おかしくないのでは? をコンセプトに、スキルやら魔法やらの仕組みを表現できたらと思っています。
※「小説家になろう」にも掲載
※ストックが切れたら、更新が遅くなると思います、ご容赦下さい
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
ぐ~たら第三王子、牧場でスローライフ始めるってよ
雑木林
ファンタジー
現代日本で草臥れたサラリーマンをやっていた俺は、過労死した後に何の脈絡もなく異世界転生を果たした。
第二の人生で新たに得た俺の身分は、とある王国の第三王子だ。
この世界では神様が人々に天職を授けると言われており、俺の父親である国王は【軍神】で、長男の第一王子が【剣聖】、それから次男の第二王子が【賢者】という天職を授かっている。
そんなエリートな王族の末席に加わった俺は、当然のように周囲から期待されていたが……しかし、俺が授かった天職は、なんと【牧場主】だった。
畜産業は人類の食文化を支える素晴らしいものだが、王族が従事する仕事としては相応しくない。
斯くして、父親に失望された俺は王城から追放され、辺境の片隅でひっそりとスローライフを始めることになる。
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
幼少期に溜め込んだ魔力で、一生のんびり暮らしたいと思います。~こう見えて、迷宮育ちの村人です~
月並 瑠花
ファンタジー
※ファンタジー大賞に微力ながら参加させていただいております。応援のほど、よろしくお願いします。
「出て行けっ! この家にお前の居場所はない!」――父にそう告げられ、家を追い出された澪は、一人途方に暮れていた。
そんな時、幻聴が頭の中に聞こえてくる。
『秋篠澪。お前は人生をリセットしたいか?』。澪は迷いを一切見せることなく、答えてしまった――「やり直したい」と。
その瞬間、トラックに引かれた澪は異世界へと飛ばされることになった。
スキル『倉庫(アイテムボックス)』を与えられた澪は、一人でのんびり二度目の人生を過ごすことにした。だが転生直後、レイは騎士によって迷宮へ落とされる。
※2018.10.31 hotランキング一位をいただきました。(11/1と11/2、続けて一位でした。ありがとうございます。)
※2018.11.12 ブクマ3800達成。ありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる