120 / 134
第36章 橋本浩一の記憶
7話
しおりを挟む
この尚子による性行為は、再生細胞の交換時間の短縮に大きく作用した。橋本の全身に回る血管の血流が加速され、それにより再生細胞移植術の再生細胞への作用が加速された。尚子の計画では、再生細胞移植手術の施術後、細胞が再生により全置換されるのは7日後を予測していたが、それが大幅に加速され時間が短縮された。橋本の体が熱を帯びたように心拍数が増していく。尚子が体の上に乗っているのに、心臓の激しい鼓動が全身を駆け巡り、尚子の体重を感じさせなかった。激しい鼓動と快い疲れが、橋本を深い眠りに落としていった。
「おじさん…… 寝たの?」
尚子は橋本の衰えない心棒をそっと腰を上げて抜いた。橋本の心棒は尚子の愛液で光っていた。
「おじさん…… あたしたち、恋人になれたのね…… これから…… いっぱい しよぉ」
尚子は橋本の心棒についた精液と愛液を自分の舌を使って奇麗になめた。橋本の寝間着の乱れを直し、掛け布団を奇麗にかけ直した。寝ている橋本に唇を重ねて、しばらく、橋本の顔を見ていた。これが橋本の最後になると、尚子は全く予想できなかった。いまだに、尚子は、田所の記憶が橋本の脳に上書きされる、と思っていた。
「もう少しいたいけど…… これから櫻子様の様子を見てくるわ。もしかしたら、今度おじさんに会ったら、学園長の記憶もプラスされているかもね? そうでないかもしれないから…… 櫻子様を連れてきても決して話さないでね。学園長が死んだ、と知った櫻子様がどんな状態になるか分からないから……」
尚子は眠っている橋本に自分にも言い聞かせるように言うと、急いで部屋から出ていった。眠っている橋本にとって、うつろではあったが、尚子の言葉を聞いた最後になった。
(尚子と交わると、俺も超能力者になる、とか言っていたが、俺にどんな超能力が獲得できるというのか? やはり、 蜃気楼の女と交わった男だから、女を喜ばせる能力だろうなぁ、その力を尚子に試してやろう…… エッチな尚子は、喜ぶだろうなぁ……)
この思考を最後に橋本は深い眠りに落ち、闇に消えた。尚子の橋本とのめくるめく恋人関係は1回で終わってしまった。
「おじさん…… 寝たの?」
尚子は橋本の衰えない心棒をそっと腰を上げて抜いた。橋本の心棒は尚子の愛液で光っていた。
「おじさん…… あたしたち、恋人になれたのね…… これから…… いっぱい しよぉ」
尚子は橋本の心棒についた精液と愛液を自分の舌を使って奇麗になめた。橋本の寝間着の乱れを直し、掛け布団を奇麗にかけ直した。寝ている橋本に唇を重ねて、しばらく、橋本の顔を見ていた。これが橋本の最後になると、尚子は全く予想できなかった。いまだに、尚子は、田所の記憶が橋本の脳に上書きされる、と思っていた。
「もう少しいたいけど…… これから櫻子様の様子を見てくるわ。もしかしたら、今度おじさんに会ったら、学園長の記憶もプラスされているかもね? そうでないかもしれないから…… 櫻子様を連れてきても決して話さないでね。学園長が死んだ、と知った櫻子様がどんな状態になるか分からないから……」
尚子は眠っている橋本に自分にも言い聞かせるように言うと、急いで部屋から出ていった。眠っている橋本にとって、うつろではあったが、尚子の言葉を聞いた最後になった。
(尚子と交わると、俺も超能力者になる、とか言っていたが、俺にどんな超能力が獲得できるというのか? やはり、 蜃気楼の女と交わった男だから、女を喜ばせる能力だろうなぁ、その力を尚子に試してやろう…… エッチな尚子は、喜ぶだろうなぁ……)
この思考を最後に橋本は深い眠りに落ち、闇に消えた。尚子の橋本とのめくるめく恋人関係は1回で終わってしまった。
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
窓野枠 短編傑作集 5
窓野枠
大衆娯楽
日常、何処にでもありそうな、なさそうな、そんなショートショートを書き綴りました。窓野枠 オリジナル作品となります。「クスッ」と笑える作風に仕上げているつもりです。この本の作品20編をお読みになりましたら、次巻も、閲覧のほど、よろしくお願いいたします。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる