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第26章 屈強の男・橋本浩一
2話
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尚子は両親の愛情表現を幼い頃から隠れて透視してきた。彼らの求愛は世間的に一般ではないということが、学園に入学してから分かった。日常、りっぱな振る舞いをする父が、母の首に巻いた縄を引っ張りながら、ときどき秘密の隠し部屋に入るところを見た。秘密部屋の中で母がむちで打ちすえられると、よだれを下唇から垂らし、両足を大きく開き、遠くを見る目で放心状態になっている姿を幾度となく見てきた。そこで、母は大きな声をはり上げ、上品で優しい母とは別人の女になっていた。その両親の性愛行動を見ながら、尚子はいつも股間をぬらし、いつの間にかオナニーをしていた。いつか誰かにむちを打たれながら、無心になって歓喜の絶叫をあげたい、と心から願うようになっていた。だから、隣に住む幼なじみの進一を魔性能力を使って、ひそかに遠隔操作で進一にオナニーをさせては楽しんでいたが、興奮してくると、自分もむちで打たれたいと思うときがあるが、進一はまるでのりが悪く遠隔操作でも言うことを聞いてくれない。進一だけ魔性能力が部分的にしか効かないことが分かった。そもそも、性的な行動力が、男なのに進一には欠如しているとしか思えない。彼はなぜ、あたしに興味を抱かないのか。尚子は進一の脳内に入り込み、誘惑するように、幾度となく働きかけ、調教を試みたが、無駄な努力だった。進一は尚子を好きではあるが、抱きたいという気持ちは起きないようだった。進一が尚子を大切に思っている思いを、尚子はまるで理解できなかった。尚子はお互いに好きなら思う存分エッチしたい、と思っていた。進一を家庭教師で尚子の部屋に招き入れていたが、3年生になったら毎日、家庭教師として呼んで、エッチを楽しむための調教をしようと考えていた。そういう矢先に、橋本が現れた。尚子はうれしかった。この人なら、あたしに、むちをすぐに打ってくれるのではないか、と期待した。そんなことを考えていた尚子は、股間が湿ってきていた。早く部屋で橋本を犯したいと考えていた。橋本の腕は太くて抱えがいがあった。筋肉質な体に違いない。橋本の腕を抱えているだけで興奮してしまって体を強く密着させてしまっていた。彼に嫌われていないだろうか、と心配したが、いざとなったら、魔性能力で金縛りにしてしまおう、と考えると、股間がさらにぬれてきた。
「大丈夫、お母さん、そういうこと、気にする人じゃないから、でも、おじさんが困るならしかたないわ」
尚子はつまらなそうに言うと、絡めた腕を仕方なくほどいた。
「ただいま、今、帰りましたーーー」
尚子は大きな声を上げる。橋本は6畳ほどある玄関を見回した。橋本はこんなに大きな屋敷で聞こえるのだろうか、と思いながら奥をのぞいた。すると、待っていたように奥から女性が姿を現した。
「あら、きょうはどなたをお連れになったの、尚子?」
「お母さん、ただいま帰りました。こちら橋本浩一さんで学園長の大切なお客様なの。橋本さんは学園長の唯一無二の理解者で、あたしが学園長から学園の教育方針の説明を任されたの」
「あら、尚子、ずいぶん、学園長から信頼されてるのね? お母さん、鼻が高いわ」
橋本はついさっき、田所と携帯でしゃべっていたばかりの会話をすでに尚子が知っていることに違和感を感じた。どうして知ってるのか? そのことに驚いたが、さらに、橋本は尚子の母親と思われる女性があまりにも美しい容姿で、目がくぎ付けになった。この美少女にこの母親ありか。尚子の母親と言うくらいだから、年齢も40歳代だろう。飛び出した乳房と反り上がった尻。その尻を中心に伸びた太もも、ふくらはぎ、どの部位も筋肉が付き関節がくびれている。母親が外国人だから、尚子が日本人とは違う美しさを醸し出していることを納得した。
「尚子さんのお母様ですか? お邪魔させていただきます。わたし、フリーライターの橋本と申します。学園長の取材で学校へ行きましたら、尚子さんにこちらでの取材のお誘いを受けましたので、突然で失礼とは存じましたが、のこのこ、やって参りました……」
「大丈夫、お母さん、そういうこと、気にする人じゃないから、でも、おじさんが困るならしかたないわ」
尚子はつまらなそうに言うと、絡めた腕を仕方なくほどいた。
「ただいま、今、帰りましたーーー」
尚子は大きな声を上げる。橋本は6畳ほどある玄関を見回した。橋本はこんなに大きな屋敷で聞こえるのだろうか、と思いながら奥をのぞいた。すると、待っていたように奥から女性が姿を現した。
「あら、きょうはどなたをお連れになったの、尚子?」
「お母さん、ただいま帰りました。こちら橋本浩一さんで学園長の大切なお客様なの。橋本さんは学園長の唯一無二の理解者で、あたしが学園長から学園の教育方針の説明を任されたの」
「あら、尚子、ずいぶん、学園長から信頼されてるのね? お母さん、鼻が高いわ」
橋本はついさっき、田所と携帯でしゃべっていたばかりの会話をすでに尚子が知っていることに違和感を感じた。どうして知ってるのか? そのことに驚いたが、さらに、橋本は尚子の母親と思われる女性があまりにも美しい容姿で、目がくぎ付けになった。この美少女にこの母親ありか。尚子の母親と言うくらいだから、年齢も40歳代だろう。飛び出した乳房と反り上がった尻。その尻を中心に伸びた太もも、ふくらはぎ、どの部位も筋肉が付き関節がくびれている。母親が外国人だから、尚子が日本人とは違う美しさを醸し出していることを納得した。
「尚子さんのお母様ですか? お邪魔させていただきます。わたし、フリーライターの橋本と申します。学園長の取材で学校へ行きましたら、尚子さんにこちらでの取材のお誘いを受けましたので、突然で失礼とは存じましたが、のこのこ、やって参りました……」
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