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第2章 魔性の女・安田尚子
3話
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「初めまして、児玉さん……」
児玉の目の前に、尚子とは違う知らない女が立っていた。
「あたし、 山野櫻子って申します。あたしは魔性の女です。尚子さんもあたしと同じ魔性の女です。そんなこと突然、言われても、驚いちゃいますよね。まあ、あたしたち、世間で言うところの超能力者と理解していただいてよろしいか、と思います。きょうは尚子さんにとって歴史的な日になります。そして、児玉さんはその歴史的な日に立ち会える貴重な方です。この幸運を得られること、まことにおめでとうございます」
山野櫻子と名乗る女が突然、尚子の隣に立って両手で拍手をした。今までに一度も会ったことのない女性、いや、突然、訳の分からないことをいう、胡散臭い女である。それも、エロさ全開、グラマーな体がタイトな服からはみ出ているといった感じだ。なぜに胸の谷間をそんなにのぞけと言わんばかりの生地の少なさ。児玉は櫻子の胸の谷間に目を向けてしまう。冷静さを装いつつ、勃起した股間を両手で隠していた。
「いつの間に、この部屋に 突然、現れたの? どうなってるの?」
首をかしげながら児玉は尚子の顔を見た。尚子は櫻子の隣に並び、ぴったり体を寄せていた。
「ねえ、櫻子様って、あたしのお姉様なのよ…… 進ちゃん、櫻子様って美人で驚いちゃうでしょ? あたしのお姉さまで、学校で仲良くしていただいていますのよ……」
興奮気味に話す尚子の後ろに、櫻子が回ると、尚子の髪をいとおしそうに撫でだした。撫でている手を尚子の胸に下ろし、さらに胸をブラウスの上からなでる。尚子は胸を愛ぶされて気持ちいいのか口を半分だけ開け、櫻子を見上げていた。クリクリした眼を細め、眩しそうに櫻子を見ている。いつもの尚子はもうそこにはいなかった。櫻子が言うように、尚子は魔性に変身したに違いない。とは言っても、児玉には魔性がどんなものか、全然、検討もつかなかったがそんな気がした。児玉は魔性と言われる女をかつて見たことがなかったし、今の二人が自ら魔性というならそうだろう。そう思うしかない。
「これからあたしたちが、あなたをあたしたちの魔性パワーである官能技で骨抜き、メロメロにして差し上げますわね…… この儀式を終えると、あなたも超能力者をも超える魔性の男になれるの、フフフ……」
櫻子は右手の平を児玉の前にさっと突き出し、親指を垂直に立てた。その親指を櫻子は自分の口元に近づけると、舌を出して、親指の根元から指に沿ってゆっくりなめ回し始めた。児玉はこの櫻子の妖艶な行動にただならない恐怖を感じた。まずい、こいつらに魔性にされてしまう。児玉は魔性がどんなものか分からないけど、魔性にされたら、櫻子みたいになるのかと思うと、恐怖で全身が凍り付いた。
(女の櫻子はいいが、僕は男だ。なりたくない)
先ほどまで元気だった芯棒は、さらに、これから繰り出すという官能技への期待感で怒張を増加させていた。
「あー? きみは? 僕に何をするつもりだ?」
児玉はこの部屋から逃げだそうと椅子から立とうとした。体が動かない。動くと芯棒が痛い。これはどうしたことか? 児玉が自分の分身を見たら、尚子が児玉の前にひざまづいていて、彼の肉棒をいつの間にか右手でしっかり握りしめていた。
「尚ちゃん、いつの間に?」
尚子はにっこり笑って言った。
「進ちゃん、大好きよ…… これ、あたし、また、欲しくなったの…… 手で暖めてあげてたのよぉー」
尚子が進一の肉棒をくわえた。また、さっきと同じ状況だ、あの官能の嵐がやってくる。尚子がまた欲しい、ということは、今までのセックスは現実だったのか?
「さあ、これから、あなたは官能の土壺にはまるのです! 今までの幻想は魔性幻想官能性技です!」
「え? 何? その魔性官能性技って?」
「オー ノー ちょっと違いますー 魔性幻想官能性技ですねー もう少し分かりやすく言えば、魔性的精神世界での官能性技と言います。この性技を使えば、どんな場所、どんな時間でも、どんな人間ともセックスが可能になるのです。何人もあがなうことさえできない。さらに、時間が経過しない。快感がエンドレスで続く。精を放出し続け、体液のない、骨と皮だけになっても続けようとしてしまう。これぞ、何人もこの魔性性交性技から逃れることができない魔性の究極奥義です」
櫻子の話を聞いているうちに、児玉は頭の中が真っ白になってパニック状態になっていた。
「ああー、これは悪夢だ。夢から覚めたいーーー でも、体は拒否できない。穴に向かって突き進みたくて勃起している自分の性欲が止められない。期待を膨らませ、大いに歓喜している疲れ知らずの巨大肉棒となっていた」
児玉は全身全霊を使って心の雄たけびを上げた。
「アアアーーー いいぞーーー いけ、いけーーーー」
児玉が両手を高く上げて叫んだ。その最中、尚子は握りしめた児玉の分身をくわえたり、舌でなめたりして、 弄んでいた。櫻子が児玉の乳首を舌を使ってなめ始めた。
「あたしも進ちゃんの、って、好きよ…… ねえ、進ちゃん、どう? いいー?……」
「うううう--- いいよーーー 尚ちゃん…… 櫻子さん」
児玉は女たちの言う官能の 土壺に、どんどん、はまっていく恐怖を感じた。
児玉の目の前に、尚子とは違う知らない女が立っていた。
「あたし、 山野櫻子って申します。あたしは魔性の女です。尚子さんもあたしと同じ魔性の女です。そんなこと突然、言われても、驚いちゃいますよね。まあ、あたしたち、世間で言うところの超能力者と理解していただいてよろしいか、と思います。きょうは尚子さんにとって歴史的な日になります。そして、児玉さんはその歴史的な日に立ち会える貴重な方です。この幸運を得られること、まことにおめでとうございます」
山野櫻子と名乗る女が突然、尚子の隣に立って両手で拍手をした。今までに一度も会ったことのない女性、いや、突然、訳の分からないことをいう、胡散臭い女である。それも、エロさ全開、グラマーな体がタイトな服からはみ出ているといった感じだ。なぜに胸の谷間をそんなにのぞけと言わんばかりの生地の少なさ。児玉は櫻子の胸の谷間に目を向けてしまう。冷静さを装いつつ、勃起した股間を両手で隠していた。
「いつの間に、この部屋に 突然、現れたの? どうなってるの?」
首をかしげながら児玉は尚子の顔を見た。尚子は櫻子の隣に並び、ぴったり体を寄せていた。
「ねえ、櫻子様って、あたしのお姉様なのよ…… 進ちゃん、櫻子様って美人で驚いちゃうでしょ? あたしのお姉さまで、学校で仲良くしていただいていますのよ……」
興奮気味に話す尚子の後ろに、櫻子が回ると、尚子の髪をいとおしそうに撫でだした。撫でている手を尚子の胸に下ろし、さらに胸をブラウスの上からなでる。尚子は胸を愛ぶされて気持ちいいのか口を半分だけ開け、櫻子を見上げていた。クリクリした眼を細め、眩しそうに櫻子を見ている。いつもの尚子はもうそこにはいなかった。櫻子が言うように、尚子は魔性に変身したに違いない。とは言っても、児玉には魔性がどんなものか、全然、検討もつかなかったがそんな気がした。児玉は魔性と言われる女をかつて見たことがなかったし、今の二人が自ら魔性というならそうだろう。そう思うしかない。
「これからあたしたちが、あなたをあたしたちの魔性パワーである官能技で骨抜き、メロメロにして差し上げますわね…… この儀式を終えると、あなたも超能力者をも超える魔性の男になれるの、フフフ……」
櫻子は右手の平を児玉の前にさっと突き出し、親指を垂直に立てた。その親指を櫻子は自分の口元に近づけると、舌を出して、親指の根元から指に沿ってゆっくりなめ回し始めた。児玉はこの櫻子の妖艶な行動にただならない恐怖を感じた。まずい、こいつらに魔性にされてしまう。児玉は魔性がどんなものか分からないけど、魔性にされたら、櫻子みたいになるのかと思うと、恐怖で全身が凍り付いた。
(女の櫻子はいいが、僕は男だ。なりたくない)
先ほどまで元気だった芯棒は、さらに、これから繰り出すという官能技への期待感で怒張を増加させていた。
「あー? きみは? 僕に何をするつもりだ?」
児玉はこの部屋から逃げだそうと椅子から立とうとした。体が動かない。動くと芯棒が痛い。これはどうしたことか? 児玉が自分の分身を見たら、尚子が児玉の前にひざまづいていて、彼の肉棒をいつの間にか右手でしっかり握りしめていた。
「尚ちゃん、いつの間に?」
尚子はにっこり笑って言った。
「進ちゃん、大好きよ…… これ、あたし、また、欲しくなったの…… 手で暖めてあげてたのよぉー」
尚子が進一の肉棒をくわえた。また、さっきと同じ状況だ、あの官能の嵐がやってくる。尚子がまた欲しい、ということは、今までのセックスは現実だったのか?
「さあ、これから、あなたは官能の土壺にはまるのです! 今までの幻想は魔性幻想官能性技です!」
「え? 何? その魔性官能性技って?」
「オー ノー ちょっと違いますー 魔性幻想官能性技ですねー もう少し分かりやすく言えば、魔性的精神世界での官能性技と言います。この性技を使えば、どんな場所、どんな時間でも、どんな人間ともセックスが可能になるのです。何人もあがなうことさえできない。さらに、時間が経過しない。快感がエンドレスで続く。精を放出し続け、体液のない、骨と皮だけになっても続けようとしてしまう。これぞ、何人もこの魔性性交性技から逃れることができない魔性の究極奥義です」
櫻子の話を聞いているうちに、児玉は頭の中が真っ白になってパニック状態になっていた。
「ああー、これは悪夢だ。夢から覚めたいーーー でも、体は拒否できない。穴に向かって突き進みたくて勃起している自分の性欲が止められない。期待を膨らませ、大いに歓喜している疲れ知らずの巨大肉棒となっていた」
児玉は全身全霊を使って心の雄たけびを上げた。
「アアアーーー いいぞーーー いけ、いけーーーー」
児玉が両手を高く上げて叫んだ。その最中、尚子は握りしめた児玉の分身をくわえたり、舌でなめたりして、 弄んでいた。櫻子が児玉の乳首を舌を使ってなめ始めた。
「あたしも進ちゃんの、って、好きよ…… ねえ、進ちゃん、どう? いいー?……」
「うううう--- いいよーーー 尚ちゃん…… 櫻子さん」
児玉は女たちの言う官能の 土壺に、どんどん、はまっていく恐怖を感じた。
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