触れるな危険

紀村 紀壱

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8話 夢と現実

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<シャルトー視点>


 何処か聞き覚えがある声に名前を呼ばれた気がして。
 引きずり上げられるように意識が浮上した。
 知らぬ間に閉じていた目を開ければ、見知らぬシミの浮いた天井があった。
(……ここは、どこだ?)
 頭の中から答えを探しながら、ゆっくりと硬い寝台から上体を起こし、両手を握り、そして開く。
 ちゃんと手に力は入るが、どうも体のところどころが痛い。それでいて少しふわりと浮いているような、いつもより重力が軽い心地がした。
 ぐるりと視線を周りに向け、ここはどこだと先程からの疑問を考えるが、なかなか考えがまとまらない。この場所に見覚えがあるような無いような。
(くそっ、なんでまたこんなに体の調子がわるいんだ……)
 耳が、目が、一枚薄い膜を通しているように周りの気配が遠く感じる。
 コレは一体どういう事だろうか。俺は何故、こんなところに寝ていたのだろうか。
 記憶を辿れば、酒場の二階の、立て付けの悪い部屋の中で蝋燭の明かりに鈍く光ゆるくまいた金髪が脳裏に浮かんだ。柔らかそうと思ったのに、実際は思いのほか硬くてひどくがっかりした。そういえば、あの時からだ。あの部屋に焚かれていた香の、薄い緑の煙が妙に体に巻き付いてくるような感覚がして、それからずっと周りに何かが纏わり付いたままのような気がする。
「あ? 何だ、気がついたのか」
 ガチャリと、扉が開く音がして。
 左に顔を向ければ、見知った男がそこに立っていた。
「ギィ、ド……?」
「……まだ完全には抜けきってねぇか、面倒だな……」
 俺の顔を見てクシャリとその強面が歪む。タダでさえその見た目が厳ついのだから、そうやって顔を顰めればますます面構えが良くない。どうせシワを寄せるならまだ笑った方がマシなのにとぼんやりと思いながら、何故この男がいるのだろうと考え、
「なあ、ここ何処?」
 ふと先程考えていた疑問を思い出し、答えを求める。
「ああ? ……あー、ここはギルドの仮眠室だ」
「仮眠、室?」
 その言葉に、頭の中でぼんやりと何かが形を作ろうとするが、それは上手く固まらずにフワフワと脳内にモヤのように詰まっただけだった。『仮眠室』――それは耳に触った記憶がある、そしてこの場所に以前来たような、気がしなくもない。
 しかしそんな過去のことより、一番の疑問である、何故自分がこんなところにいるのか。その心当たりがまったく浮かばない。それでも、霞がかかったような頭でしばし考えていると。ふと俺の頭に閃くものがあった。
(また、『あの』夢か?)
 思いつけば、するすると先程疑問に思ったことが腑に落ちていった。
 来た記憶がないギルドの仮眠室に、この体の調子と上手く働かない頭。そしてタイミングよく現れたギィド。そのすべてはコレが夢だからだと仮定すれば綺麗にピースがはまってゆく様な気持ちになった。
 そしてなによりも。
「……お前、もうちっと寝とけ。後で起こしてやる」
 顎をしゃくってベッドを指すそのギィドのそのそらされた顎から喉元に目が止まる。
 以前触れたとき、そこには髪と同じくとても優しい柔らかな髭が薄い肉の上に生えていた。
 その感触と、体温を思い出して、
(……舐めたい)
 ぞわり、と俺の背中を這い上がってくる欲求は、いつもの夢と同じだった。
 あの顎を噛んで、むしゃぶりつきたい。
 組み敷いて、見下ろして、なぶり倒したい。
 大のおっさんに対して、そんな頭のイカレた欲求。こんな思いを抱くのが夢じゃないなんてありえない。
 自分の中で湧いた欲望を自覚した途端、血液が逆流しているかのように熱く体の中を移動し始めて、その勢いに目眩がした。
 頭の中へ大量の熱が上がってくるような感覚に一瞬体がふらついて、ぐらり、と体が傾く。
「っち、あのヤブめ、まけさせたからって解毒剤ケチりやがったな……」
 硬い木綿のシーツに手を付いて、倒れそうになった体を支えた俺に向かって、何か小さくギィドがつぶやいたが、耳はその言葉を上手く受け止めることが出来なかった。
 ただ、めまぐるしく体の中を熱が巡る動きに翻弄されて苦しいのに、ギィドが俺に近づいてくる、その動きを、空気の流れを。先程までは鈍かったはずの感覚が、急にちりちりと針先で引っかかれるように敏感に感じ取っていて。耳の奥で血液が急速に流れていく轟々と言う音がうるさいほどなのに、一方では床板の軋む音や布地が擦れる音を俺は拾いあげ、神経の全ては目の前の獲物を捕捉するために動いていた。
「おい、吐きそうならこっちのバケツに――っ!?」
 ベッドサイドに置かれた鈍い色のバケツ。それに手を伸ばすギィドの屈んだ上半身に。
 その首に、腕を絡めた。
 背後からの急襲にギィドはすぐさま反応して、身をひねろうとするがほんのわずかに俺の方が素早かった。太い首へ左腕を巻きつけ、その左腕の袖を右腕でつかみ、己に引き込んでギィドの頚動脈を締める。
「っ!……ぐ、……ぅ」
 首を締められた苦しさに、暴れるギィドが俺の腕に容赦なく爪を立てて、鈍く痛みが走り、血の匂いが香る。
 皮膚を裂く程の抵抗に拘束を緩めそうになるが、その攻防も長くは続かなかった。完璧に決まった頚動脈への圧迫に、誰しもが無抵抗であるように、腕の中の男もまた、脳へと血が登らない状態に抗う事は出来ない。
 うめき声がフッと消え入り、だらりと腕が力なく垂れ下がる。
(――落ちた、な)
 力が入って固かった首が一気に柔らかくなって、俺はやっと腕に込めていた力を抜いた。首に絡ませた腕を解いて、ギィドを横抱きに引きずり、ついさっきまで自分が横になっていたベッドの上へと転がす。
 もし目を覚ましても抵抗を封じやすくするように。その体に馬乗りになって見下ろせば、完全に落ちたのを証明するように先程噛み締められていたギィドの口が、力なく開いて、その端から唾液を一筋垂らしていた。眼下の光景に、じわりと俺の中の征服欲が満たされていく。
 手を伸ばして、赤く締め跡の残った首に触れる。女と違って凹凸のある喉元を辿り、顎に生えた髭に触れれば、いつもより妙に今日の夢はその感触がリアルで、夢中になった。
(触れたかった。触れたかった。触れたかった)
 右手で顎髭を撫でさすりながら、もう片方の手をこめかみをたどってギィドの髪へ差し入れる。とたんに指に纏わり付く優しい感触に身震いする。思わず短い髪をくしゃくしゃにかき回して、手のひら全体でその感触を確かめる。毛並みが落ちると、今までそんな乱暴な触りかたなどしたことなど無かったのに、たまらなく、この存在を確かめることで頭が一杯で、優しく触れているだけ、なんて我慢できなかった。胡桃色の髪がまるで誘っているようで、俺は体を伸ばして頬をすり寄せた。ふわりとした毛が肌をくすぐって、そのゾクゾクとした感覚はそのまま背中に撫で広げられるように浸透していく。
 不意に髭をねぶっていた方の指先に、湿った感触がして視線を下げれば、口の端からこぼれた唾液が髭まで伸びているのに気が付き、袖口でぬぐう。しかし顎はもう濡れていないはずなのに、相変わらず何処かひやりと湿っぽい肌に、その跡を無意識に辿れば、薄い唇にたどり着いた。
 僅かに開いた口からは規則正しい呼吸が漏れる。
『シャルトー』
 急に、目の前の口は動いてもいないのに、目の前の男に名前を呼ばれた気がした。俺より低い、時折少しかすれたようになる声。幻聴だと分かっているのに、本当に動いていないのか確かめるようにその唇に触れた。
(……柔らかい)
 男の薄い唇は少しかさついていて、しかし柔らかくて驚いた。その感触を確かめるように唇を何度も親指でなぞれば、ギィドの吐息が指先をかすめた。
 暖かな空気はほんのかすかに指を撫でただけだ。それなのに急速にその小さな熱は手を、腕を、駆け上がって、頭を、体を蝕んでいく。
(あちぃ……)
 この男は一体、自分に何をしたのか。呼吸が苦しくなるほど熱くて。何も考えられなくなりながら、この熱をどうにかしなければと思う。
「……ギィド」
 原因を作った男の名前を呼ぶが自分の体の下に静かに横たわったまま、反応はない。
 規則正しい吐息を繰り返し、相変わらず瞳を閉じたままのギィドに、段々と俺は不満を覚え始める。
 己ばかり、何故、この熱に苛まれなければいけないのか。
 同じようにこの男も自分を侵食するこの熱に侵されてしまえばいいのに。
 いまだ意識が遠く戻らぬといった顔の横に手を付く。移動した重みにベッドが軋む音を頭の隅で聞きながら、ギィドを真上から見下ろす。その奥に赤い肉を隠した、緩く開かれた口に己のそれを合わせる。熱を生んだ場所へ、熱を返す。そうすれば、この男にも俺の苦しみがわかるだろうと思った。
 そう思った、のに。
「っ……」
 ギィドの唇に触れた途端、頭の中が発火したかの様に熱くなった。熱の発生源は間違いなくこの接した唇だというのに、まるでくっついてしまったかのように離せない。吐出された吐息をそのまま飲み込んで、さらに熱が上がる。
 このままじゃ駄目だ、今すぐ離れろ。
 途方もなく湧き上がる熱に抗おうと、そう判断を下す思考はしかし一瞬で消え去る。この熱から逃れたいと思うのに、体はこの熱を逃すまいと、むしろこれ以上を求めるように、力なく開かれたギィドの口の中へ舌を伸ばす。侵入した舌がぬるりと熱いギィドの粘膜に触れて、その瞬間、とうとう頭の中は真っ白に焼き尽くされた。




「……、……っ……」
 瞳を閉じたままのギィドの眉間にシワがよる。
 すりあわせた唇から、苦しそうな吐息が漏れて、俺から顔を背けようとするが、頭を抱えるように固定して、少し口を離し、呼吸を許して、また深く口を合わせた。
 押し入った俺を追いだそうとするギィドの舌を逆に絡めとって吸えば、組み敷いた体がビクリと震えた。
 口がふさがっているから、頭の中で馬鹿みたいに何度もギィドの名前を呼んだ。名前を繰り返すたびに自分の中でなんともいえない感情が吹き荒れる。
 この感情は一体なんだ。
 己の中で暴れる感情を持て余しながら、その正体を探らなければと頭の片隅で思うのに、合わせた唇からギィドと自分の体温が混ざっていく事が気持ちよくて、それ以上考えられない。
「……ぅっ……」
 不意にギィドが小さく呻いて。
 そして目が開いた。
 始めはまぶしそうに、顰められた深いダークグリーンの目が、ひとときの時間を置いて大きく見開かれて。
 俺はその瞳の中に映されたのを見て、ひどく満たされて思わず喉の奥で笑った。
 しかし満足したのはそこまでで、丸い目がまた細くなり、眉間には深く皺が刻まれたかと思うと、肩を強い力で押されてギィドから引き離されそうになる。
(――まだだ、もっと)
 これだけじゃ足りない。
 離されまいとするが、額と顎をつかまれて押しやられてしまうと、流石にその力に抗えなくて、俺とギィドの間に長い唾液の筋が引いて、切れた。
「……こ……のっ……ヤ…ロ……ッ!」
 開いた距離をまた縮めようとする俺に、ギィドが荒い息を吐きながら抵抗をする。
 態勢はこちらに分があった。一旦離れた距離はまたジリジリと近づくが、しかし急に、顔を掴んでいたギィドの手にかかる力のベクトルが変わった。
「がっ……!!?」
 目の前に、火花が散る。
「ざ、まぁっ……みろ!!」
 何が起こったのか分からない。
 生理的に出た涙で滲んだ視界の先に、口を歪めたギィドの顔。
 痛い。鼻から額にかけて広がる痛みと強く香る鉄さびの臭い。
 ぼたぼたと何かが顔からこぼれた。
 反射的に押さえれば、手のひらが赤く染まる。
(これは、鼻血――?)
 気がつけばせっかく詰めた筈の距離が離れていた。痛みに、とっさに身を起こしていた。
 どうやら自分は頭突きされたらしいと、頭へ抜ける痛みをこらえ、鼻を押さえて思う。
「てめ、えっ……どういう、つもりだ……っ!」
 まだ息を乱して、ギィドが赤い顔をして怒鳴る。
 浮かんだ表情は憤怒。だけど目元は少し潤んで、口の周りは俺のもギィド自身ともつかない唾液で濡れて、その顔に、また腰が重くなる。
「くっそ、……冗談じゃねぇ、いい加減、正気に戻りやがれっ!」
「っ!!」
 左からのボディーブロー。仰向けになった状態から繰り出されたそれは、スピードも威力ない。だが避ければギィドの上から引いてしまうことになる、しかし受け止めるには、と一瞬迷ったのがいけなかった。
 防ぎ切るには少し遅く、わずかに拳が腹にめり込む。ずんっと身体の芯に走った衝撃に、息を詰める。
 間を置かず、右からさらにフックが襲いかかるのを視界の端に認めて、今度は迷わずギィドの上から飛び退いて避けた。
「……痛い、な」
 上手く追撃は避けれたが、とっさに飛びのいたせいであんなに近かった距離が開いてしまい、もったいないと思いつつ、その振る舞いに片膝を付いたまま抗議するようにつぶやけば。
「はっ、その程度ですんで、ありがたく思え」
 俺が引いて自由になった身をすかさず起こして、態勢を立てなおしながらギィドは顔を歪めて乱暴に己の口元を拭い、吐き捨てた。
 こちらに構えた姿に隙がなくて、距離を再び縮めたいが攻める手立てを考えあぐねる。
 しかもなんでだろうか、変な飛び退き方をしたつもりは無いのに、妙に身体が重くなって先程までの鈍い痛みが急にズキズキと鋭さを帯び始めた。
 ……何かがおかしい。
 そもそも、これは夢のはずなのに。妙にいつもより思い通りに行かない気がする。それに何故、こんなにも痛みをリアルに感じるのだろうか。
 そんな疑問を抱いた、その瞬間だった。
「――っ!」
 痛い。
 頭が割るように、痛い。
 思わず頭を抱え、床に手を付いた。
 視界が急に暗く、狭まっていく。
 一瞬、目の前が真っ暗になり、そこから、真ん中にポツリと小さな穴が開いて、ゆるゆると広がって行くように、また視界がもどってくる。
「……っは、な、ん……?」
 パタパタ、と押える暇がなかった鼻血と、吹き出た脂汗が顎を伝って床に落ちるのを、呆然と見る。
 気がついた。
 それは唐突に、否応なしに。
 酷い、目覚めだった。
「……シャルトー……? お前……」
 探るようなギィドの声。
 顔を見なくてもわかる、この男も気がついたのだ。俺が戻った事に。
「……」
 顔が、上げれない。いつもはまっすぐに見つめることができた目の前の男の顔が正視できない。
 膜の張った世界はもどかしいと感じていたはずなのに、いざそれが破けてみれば、いままで気づいていなかった様々な事が怒涛のごとく襲ってきて俺はここ何年も感じたことがない恐れを覚えていた。
 これは夢のはずだった。夢のつもりだった。
 しかしそうではないと、気づいてしまった。
 口の中に鼻から逆流した血の味が広がって、ねっとりとしたエグ味が吐き気を誘う。
 俺は何をしていた?俺は、何を考えていた?夢なら良かった。夢は何があってもただの、夢だ。
 だけどこれは現実だった。
 なのに何故、俺はあんなことをしでかしたのか。
 顎を舐めるのも別に良い、頭に頬を寄せたのだってなんてことはない。それはただ、そこに俺の求める上質な毛があっただけだ。しかし、先ほど俺がしていたのは……
(ありえない!)
 この俺が、一体何故。頭がおかしくなったのか。何処で何を間違えたのか。
「……おい」
 呼びかけられた声と、ベッドの軋む音にみっともないくらい身体がビクリと震えた。
 ギィドが、動く。どうするつもりか。報復か、それとも――
「シャルトー、お前……」
 駄目だ。
「っ」
 反射的にギィドから距離を取ろうと後ろに飛ぶ。考えなしのそれはろくな動きじゃなくて、着地で態勢を崩して側にあった椅子を弾き倒し、大きな音を響かせた。
 ……なんて酷い、有様。
 これ以上無様な格好を晒すのは耐えられない。
 こんなもの。この程度。ギィド相手に……そんな意識が脳裏を埋めて、プライドが引くな、と警告を出す。
 しかし、内心の動揺は思った以上に俺を揺さぶって、結局のところ……





 結局のところ俺は、その言葉の生き物のように跳ねるように飛び退り。
 脱兎の如くその場を逃げ出したのだった。



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