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九章
9-2
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「私、用事思い出したので!」
強引に彼の脇を抜けようとしたが、当然男性の力には敵わない。片腕で押し戻され、床に尻餅をついた。
「そんなに急がなくてもいいでしょ」
「急ぎです。もう帰ります」
階段を全て降り、私の目の前に立つ藤木さんは、とても大きく見えた。越えられない壁を目の当たりにしているような、なんともプレッシャーのある気分だ。
急いで立ち上がって、部屋の片隅に逃げ込んだ。ボロい毛布が落ちているところだ。追いかけることもせず、彼はニコニコとその場で立っていた。
「うっ」スルメの臭いに似た、強い臭気が鼻をつく。毛布から物凄い臭いがするのだ。
「それから片付けようか。臭いもんね」
「何なんですか……何をするつもりですか」
耐え難い臭気に耐えながら、藤木さんを睨み付ける。何もしないよ、君を傷付けるようなことはしないよ、と歌うように囁きながら、ズボンのポケットに手を突っ込みながら、彼はこちらへとやって来る。
ポケットの中に何があるのか、大体想像がついた。ガチャガチャ、と金属が擦れる音がそこからしている。
どうしよう、お母さんに会いたい。怖い。怖い。ここから逃げたい。
身体が面白いくらいに震え出した。爪先から脳天まで、止まらない震えが生じた。足に力が入らなくなり、座り込みそうになる。背中に手を付けてしがみつきながら、なんとか立っていようとするが、少しずつ、少しずつ腰が落ちていく。
「来ないで下さい」
「でも、大丈夫?立てないの?手を貸してあげるよ」
と、ポケットから出した藤木さんの右手に、銀色の手錠が握り締められていた。そして、左手で私の腕を掴もうとしてくる。力一杯それを振り払うが、その勢いで足の力が完全に抜け、毛布の上に尻をついてしまう。グシャッという音がする。何かが折れたような感触だった。
「え……?ええっ……!?」
右手に黒い糸のようなものが絡みついていた。それが毛髪であることに気付くのに、数秒を要した。右手で何かボールのような形の、そして卵の殻のように脆いものを押しつぶしたのだ。
それが頭蓋骨だということに気付くのに、一瞬も掛からなかった。
「うああああああああああああ!!ああああああ!」
頭が変になったのだ。そうだ。そうに違いない。こんなの、夢だ。早く醒めてくれ。
完全に冷静であることを諦めた私は、溢れる恐怖を叫び声で誤魔化そうとした。だが止まらない。どんなに叫んでも、この恐怖は夥しく腹の底から湧き上がる。涙が流れる。唾液が口の端から流れる。それでも叫ぶことが止められなかった。
「駄目だよ、そんなにしたら君も汚れるでしょ」
目の前にしゃがんだ藤木さんの左手が、私の右手を掴んだ。アッサリと手錠を掛けられる。
「ほら、もう片方も出して?」
「嫌です!触らないで!」
「なんで……?僕のことが好きでしょ?
もっと触ってほしいでしょ?ほら、嬉しくないの?」
と、虚ろな笑みを浮かべつつ、彼は右手で私の頬を撫でた。優しく、慈しむような手付きだ。指で涙を拭う感触に、今の状況を忘れて安心してしまいそうになる。
近付いてきた彼の唇が、私の唇を塞ぐ。ゆっくりと抱き寄せられ、背中に回していた左手を掴まれた。そして後ろ手で手錠を掛けられてしまった。
「僕ね、好きになった人はこうやって閉じ込めておかないと気が済まないんだ……。そこの死体の女の人はね、かつて僕が深く愛した人だったんだ。
でもね、僕の気持ちに応えてくれなかった。すごく悲しかった」
途中、何度も私の耳や唇にキスをしながら、藤木さんは悲しそうな声で話した。「君は逃げないよね……?僕と一緒に居てくれるよね……」壁に押し付けられて、手首に手錠が食いこむ。
「痛い!やめて!」
と、私が叫ぶと、彼は恍惚といった表情を見せた。
「ああ……やっぱり、君は素敵だね」
苦しそうなその声が堪らない。興奮するよ。
シャツを乱暴に引っ張られ、ボタンがはじけ飛んだ。下に着ていた黒のインナーをたくし上げられ、ブラジャーをずらされそうになる。
「嫌だ!」身を捩らせてなんとか逃げようとするが、頬を強く叩かれて、床に倒れ込んだ。
「女の人ってさ、やっぱり苦しんでる時が一番美しいと思うんだ。そして苦しい思いをしているときに、それを上回る快感に襲われる。やがて抗えなくなって快感に身を委ねていくその姿が、僕は堪らなく好きなんだ。
君は本当に美人だね……。いい目をしているね。気が強そうなのに、どこか影があって、すごく魅力的な光が宿ってるよ。
ねぇ……、僕のこと好き?」
「やめて……苦しいです」
彼の左手は私の首を掴み、窒息しない程度に締めてくる。苦しいと言う私の顔をギラギラと獰猛な目で見ながら、空いた手でスカートの中に手を入れた。
「怖がらないで……?君を愛してるんだ。お願いだから、本当の僕を受け入れてよ」
下着を脱がされながら、ふと部屋の片隅に視線を向けた。先程私が手で壊した頭蓋骨があるはずの所に、女の人の顔があった。何度も夢で見た、和室の真ん中で泣いていた彼女の顔だ。
彼女は私を見ていた。私も彼女を見ていた。無表情だが、彼女の視線を通して強い感情が伝わってきた。
悲しさや、恐怖や、不快感や、そして何より、彼女は怒っていた。何も出来ずにここから逃げ出せなかった自分や、ショウヘイくんを孤独にして、仕舞いには餓死させてしまった自分、何も出来なかった無力な自分への、深い深い怒り。
それを理解した途端、恐怖が消え去った。身体の震えが止まり、力が沸き上がってきた。
「触るんじゃねぇ!ぶっ殺すぞ!」
強引に頭を持ち上げ、ズボンのベルトを緩めている藤木さんに向かって怒鳴り散らした。なんだこの声は。喉が潰れたような、おぞましい声ではないか。まるで映画に出てくる悪魔のようだ。
それに怯んだのか、首を掴む手の力がわずかに緩んだ。身体を反転させて手を振り払うと、足をめちゃくちゃに振り回して暴れた。
何か膝に当たった。藤木さんがウウッと呻いて飛び退いた。
このチャンスを逃さない思いでなんとか起き上がり、振り返った。どうやら私の膝は藤木さんの股間を直撃したらしい。男性の大事な所を蹴るのは勿論初体験だったので、一瞬彼に謝りたい気持ちになったが、今はそれどころではないことを思い出し、立ち上がって階段に走って行った。
後ろ手に手錠、そしてこのパニック状態で階段を上るのは、意外と難しいのだな……と思った。こんな緊急時に、なんと呑気なことを考えるものだ。
膝が震えていて、一段上がるだけでも骨の折れる思いだった。視界の端で、藤木さんがゆっくりと立ち上がっている様子が見える。急いで逃げなくては、私はきっと殺されてしまう。
「ああっ!」最後の一段を上りきる所で、足を踏み外してしまった。頭を強く打ち、視界がグニャリと歪む。「捕まえたよ」足首を掴まれ、私の身体は乱暴に引き摺り下ろされていく。ゴン、ゴン、と階段の数だけ頭を何度も打ち、意識を失って現実逃避すら出来ない。
「やめて……、やめて下さい…………」
大声を出したくても、頭を強かに打った衝撃で弱々しい声しか出せない。部屋の中央の天井にぶら下がる電球の光で、視界がチラついた。どちらが上で、どちらが下だったのか、解らなくなる。
脳みそがグラグラと揺らいでいる。気持ちが悪い。吐きそうだ。
朦朧としている私を嘲笑いながら、藤木さんが私に覆い被さる。再びインナーをたくし上げ、ブラジャーの上から胸を揉んでくる。それからは優しさが感じられない、乱暴な手付きだった。
男性と親密な関係になったのは、藤木さんが初めてだ。彼に触られ、キスをされ、抱き締められ、厭らしく交合う夢を今まで何度妄想したことか。待ちに待った瞬間であるはずなのに、悲しくて、悔しくて堪らない。
こんなに乱暴にされるなんて思ってもみなかった。こんなに危険な人だとは夢にも思わなかった。最低の気分だ。もう全てが嫌だ。死んでしまいたい。
「力を抜いて……。じゃないと、きっと凄く痛いと思うよ」
下半身を密着させてくる藤木さんが、私の耳元に口を寄せて囁いた。直後、想像を超える痛みが自分の大事な所から生まれた。
嫌だ。逃げなくては。このまま彼が押し進めていったら、きっと私は女として大切なものを失ってしまう。素敵な思い出になるはずの初体験が、こいつのせいで汚れてしまう。やめてくれ。
・
強引に彼の脇を抜けようとしたが、当然男性の力には敵わない。片腕で押し戻され、床に尻餅をついた。
「そんなに急がなくてもいいでしょ」
「急ぎです。もう帰ります」
階段を全て降り、私の目の前に立つ藤木さんは、とても大きく見えた。越えられない壁を目の当たりにしているような、なんともプレッシャーのある気分だ。
急いで立ち上がって、部屋の片隅に逃げ込んだ。ボロい毛布が落ちているところだ。追いかけることもせず、彼はニコニコとその場で立っていた。
「うっ」スルメの臭いに似た、強い臭気が鼻をつく。毛布から物凄い臭いがするのだ。
「それから片付けようか。臭いもんね」
「何なんですか……何をするつもりですか」
耐え難い臭気に耐えながら、藤木さんを睨み付ける。何もしないよ、君を傷付けるようなことはしないよ、と歌うように囁きながら、ズボンのポケットに手を突っ込みながら、彼はこちらへとやって来る。
ポケットの中に何があるのか、大体想像がついた。ガチャガチャ、と金属が擦れる音がそこからしている。
どうしよう、お母さんに会いたい。怖い。怖い。ここから逃げたい。
身体が面白いくらいに震え出した。爪先から脳天まで、止まらない震えが生じた。足に力が入らなくなり、座り込みそうになる。背中に手を付けてしがみつきながら、なんとか立っていようとするが、少しずつ、少しずつ腰が落ちていく。
「来ないで下さい」
「でも、大丈夫?立てないの?手を貸してあげるよ」
と、ポケットから出した藤木さんの右手に、銀色の手錠が握り締められていた。そして、左手で私の腕を掴もうとしてくる。力一杯それを振り払うが、その勢いで足の力が完全に抜け、毛布の上に尻をついてしまう。グシャッという音がする。何かが折れたような感触だった。
「え……?ええっ……!?」
右手に黒い糸のようなものが絡みついていた。それが毛髪であることに気付くのに、数秒を要した。右手で何かボールのような形の、そして卵の殻のように脆いものを押しつぶしたのだ。
それが頭蓋骨だということに気付くのに、一瞬も掛からなかった。
「うああああああああああああ!!ああああああ!」
頭が変になったのだ。そうだ。そうに違いない。こんなの、夢だ。早く醒めてくれ。
完全に冷静であることを諦めた私は、溢れる恐怖を叫び声で誤魔化そうとした。だが止まらない。どんなに叫んでも、この恐怖は夥しく腹の底から湧き上がる。涙が流れる。唾液が口の端から流れる。それでも叫ぶことが止められなかった。
「駄目だよ、そんなにしたら君も汚れるでしょ」
目の前にしゃがんだ藤木さんの左手が、私の右手を掴んだ。アッサリと手錠を掛けられる。
「ほら、もう片方も出して?」
「嫌です!触らないで!」
「なんで……?僕のことが好きでしょ?
もっと触ってほしいでしょ?ほら、嬉しくないの?」
と、虚ろな笑みを浮かべつつ、彼は右手で私の頬を撫でた。優しく、慈しむような手付きだ。指で涙を拭う感触に、今の状況を忘れて安心してしまいそうになる。
近付いてきた彼の唇が、私の唇を塞ぐ。ゆっくりと抱き寄せられ、背中に回していた左手を掴まれた。そして後ろ手で手錠を掛けられてしまった。
「僕ね、好きになった人はこうやって閉じ込めておかないと気が済まないんだ……。そこの死体の女の人はね、かつて僕が深く愛した人だったんだ。
でもね、僕の気持ちに応えてくれなかった。すごく悲しかった」
途中、何度も私の耳や唇にキスをしながら、藤木さんは悲しそうな声で話した。「君は逃げないよね……?僕と一緒に居てくれるよね……」壁に押し付けられて、手首に手錠が食いこむ。
「痛い!やめて!」
と、私が叫ぶと、彼は恍惚といった表情を見せた。
「ああ……やっぱり、君は素敵だね」
苦しそうなその声が堪らない。興奮するよ。
シャツを乱暴に引っ張られ、ボタンがはじけ飛んだ。下に着ていた黒のインナーをたくし上げられ、ブラジャーをずらされそうになる。
「嫌だ!」身を捩らせてなんとか逃げようとするが、頬を強く叩かれて、床に倒れ込んだ。
「女の人ってさ、やっぱり苦しんでる時が一番美しいと思うんだ。そして苦しい思いをしているときに、それを上回る快感に襲われる。やがて抗えなくなって快感に身を委ねていくその姿が、僕は堪らなく好きなんだ。
君は本当に美人だね……。いい目をしているね。気が強そうなのに、どこか影があって、すごく魅力的な光が宿ってるよ。
ねぇ……、僕のこと好き?」
「やめて……苦しいです」
彼の左手は私の首を掴み、窒息しない程度に締めてくる。苦しいと言う私の顔をギラギラと獰猛な目で見ながら、空いた手でスカートの中に手を入れた。
「怖がらないで……?君を愛してるんだ。お願いだから、本当の僕を受け入れてよ」
下着を脱がされながら、ふと部屋の片隅に視線を向けた。先程私が手で壊した頭蓋骨があるはずの所に、女の人の顔があった。何度も夢で見た、和室の真ん中で泣いていた彼女の顔だ。
彼女は私を見ていた。私も彼女を見ていた。無表情だが、彼女の視線を通して強い感情が伝わってきた。
悲しさや、恐怖や、不快感や、そして何より、彼女は怒っていた。何も出来ずにここから逃げ出せなかった自分や、ショウヘイくんを孤独にして、仕舞いには餓死させてしまった自分、何も出来なかった無力な自分への、深い深い怒り。
それを理解した途端、恐怖が消え去った。身体の震えが止まり、力が沸き上がってきた。
「触るんじゃねぇ!ぶっ殺すぞ!」
強引に頭を持ち上げ、ズボンのベルトを緩めている藤木さんに向かって怒鳴り散らした。なんだこの声は。喉が潰れたような、おぞましい声ではないか。まるで映画に出てくる悪魔のようだ。
それに怯んだのか、首を掴む手の力がわずかに緩んだ。身体を反転させて手を振り払うと、足をめちゃくちゃに振り回して暴れた。
何か膝に当たった。藤木さんがウウッと呻いて飛び退いた。
このチャンスを逃さない思いでなんとか起き上がり、振り返った。どうやら私の膝は藤木さんの股間を直撃したらしい。男性の大事な所を蹴るのは勿論初体験だったので、一瞬彼に謝りたい気持ちになったが、今はそれどころではないことを思い出し、立ち上がって階段に走って行った。
後ろ手に手錠、そしてこのパニック状態で階段を上るのは、意外と難しいのだな……と思った。こんな緊急時に、なんと呑気なことを考えるものだ。
膝が震えていて、一段上がるだけでも骨の折れる思いだった。視界の端で、藤木さんがゆっくりと立ち上がっている様子が見える。急いで逃げなくては、私はきっと殺されてしまう。
「ああっ!」最後の一段を上りきる所で、足を踏み外してしまった。頭を強く打ち、視界がグニャリと歪む。「捕まえたよ」足首を掴まれ、私の身体は乱暴に引き摺り下ろされていく。ゴン、ゴン、と階段の数だけ頭を何度も打ち、意識を失って現実逃避すら出来ない。
「やめて……、やめて下さい…………」
大声を出したくても、頭を強かに打った衝撃で弱々しい声しか出せない。部屋の中央の天井にぶら下がる電球の光で、視界がチラついた。どちらが上で、どちらが下だったのか、解らなくなる。
脳みそがグラグラと揺らいでいる。気持ちが悪い。吐きそうだ。
朦朧としている私を嘲笑いながら、藤木さんが私に覆い被さる。再びインナーをたくし上げ、ブラジャーの上から胸を揉んでくる。それからは優しさが感じられない、乱暴な手付きだった。
男性と親密な関係になったのは、藤木さんが初めてだ。彼に触られ、キスをされ、抱き締められ、厭らしく交合う夢を今まで何度妄想したことか。待ちに待った瞬間であるはずなのに、悲しくて、悔しくて堪らない。
こんなに乱暴にされるなんて思ってもみなかった。こんなに危険な人だとは夢にも思わなかった。最低の気分だ。もう全てが嫌だ。死んでしまいたい。
「力を抜いて……。じゃないと、きっと凄く痛いと思うよ」
下半身を密着させてくる藤木さんが、私の耳元に口を寄せて囁いた。直後、想像を超える痛みが自分の大事な所から生まれた。
嫌だ。逃げなくては。このまま彼が押し進めていったら、きっと私は女として大切なものを失ってしまう。素敵な思い出になるはずの初体験が、こいつのせいで汚れてしまう。やめてくれ。
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