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おまけのおはなし
晩秋の森にて
しおりを挟むエドウィンが玄関の扉を大きく開けてやると、すり抜けてシエルが外へ飛び出していく。
「レグ兄さま!」
シエルが両手を広げてレグザスに走り寄るが、それを受け止める竜の身体は大きすぎて、ペチンと音を立ててぶつかるだけだった。
これがアイナやエドウィンならば抱き上げるところだろうが、レグザスは自分の腹にぶつかってひっくり返る子どもにどうしてやることもできない。
レグザスは溜息をつきつつ、鼻先で引っかけてシエルを起こしてやった。
『シエル、大丈夫か?』
レグザスの問いにシエルは目を丸くしてコクリと頷く。
後ろから様子を見守っていたエドウィンはそんな息子たちに苦笑いするしかない。
シエルを持ち上げてレグザスの背にぽんと乗せた。
「レグザス、行くぞ」
帆布製の大きな袋を肩に担ぎつつ、エドウィン自身もレグザスの背に跨る。
レグザスは勢いよく地を蹴り上げて空へ飛び立った。
「昨日の雨が残ってそうだなぁ」
空の上から見える景色にエドウィンがぼやくと、レグザスが笑った。
『ぬかるんでるね。シエルには泥遊びになっちゃう』
およそ想像できる結果にエドウィンは溜息をつく。汚してもよい服を着せていたが、シエルのことだ、泥にまみれるのはすぐだろう。
晩秋のエドナはここのところ冷たい雨が続いていた。今日はその晴れ間をぬって薪割りをするのだ。木が葉を落とすこの時期は薪を作るのに向いていて、今日作った薪は来年のための備蓄となる。たまたま実家に帰ってきているレグザスが手伝ってくれるのは渡りに船だった。
城の後ろに広がる森まではレグザスの翼であっという間だ。その森の空き地へ降下していくと、小さな東屋からデュースが顔を出した。
「遅いぞ。……って、シエルも連れて来たのか」
幼子の姿を見つけたデュースは目尻を下げて笑う。
竜の背から降りながら、エドウィンが溜息をついた。
「アイナがガフの店に連れて行かれたからな」
「そうか。でもシエルだって手伝えるよなぁ?」
デュースに顔を覗きこまれたシエルは、「うん!」と嬉しそうに返事をした。
デュースもシエルの扱いがだいぶ分かってきたらしい。
「シエルがやるんだぞ」
エドウィンがニヤリと笑うと、シエルがきょとんとして父親の顔を見上げた。
ところどころぬかるんでいる地面を避けつつ、エドウィンが持ってきた袋の中から斧を取り出す。
「こいつでいいかな」
木を見上げてひとりごちて斧を左手で持つ。それを水平に木へ打ち付けた。軽くひょいと振っただけなのに、斧の刃は木の中ほどまで突き刺さる。エドウィンは斧から手を離し、今度は木の幹に手を添えて押せばメキメキと音を立てて木は倒れてしまった。地響きが森にこだまする。
「やってみろ」
エドウィンが斧を渡すと、小さな手が戸惑いながら柄を掴む。
シエルがブンと斧を振り回すと、幹の下の方になんだか斜めになって刃が木に喰らいついた。
父親を真似て幹を左のてのひらで何度か叩くと、斧が刺さった位置から裂けて軋みながら木が崩れ落ちる。
レグザスはもっと簡単で、長く太い尻尾をたった二度だけ木に叩き込むと、あっという間に木は倒れた。ドスンと振動が伝わって来る。
「お前たちといると、俺はどれだけ非力なのかと落ち込みそうになるんだが」
細くはない木をわずかな時間で次々と倒すエドウィン親子を、ぽかんと口を開けて見ていたデュースが溜息をつく。
意地悪な笑みを浮かべたエドウィンが視線を送る。
「シエルだって簡単にできたのになぁ?」
「……それが普通だと思うなよ、畜生」
デュースが鼻の頭に皺を作って悔しそうに言った。
エドウィンとデュースがのこぎりと斧を使い木の幹を輪切りにしていく。
薪にするためには、同じ大きさになるようにまっすぐに切らないといけないからコツがいる。そして輪切りにしたものをまた割っていくのだ。時間のかかる作業だった。
『母さん、シエルと枯れ木を探しに行ってくる』
レグザスが言うなりシエルと一緒に走り出して森の中に消えて行った。
小さなシエルだけならば、あっという間に迷子になるか熊や狼に襲われかねないが、レグザスが一緒ならば安心ではある。面倒見の良い兄で助かるのだが。
「遊びに行っただけだろうが」
手伝わないレグザスにデュースが呆れるが、すでに木は何本も切り倒されている。後はエドウィンとデュースの仕事だ。
しばらく二人は黙々と木を切り刻んでいった。
そこへ軽く息を上げながらバードが顔を出した。彼は両手に籠を持ち、背にも荷物を負っている。
「昼食をお持ちしましたよ」
はあ、と息を吐き東屋の中にどすんと荷物を置いた。
「もう昼か」
流れる汗を拭いながらエドウィンとデュースが駆け寄ってくる。競い合うような薪割りが続いていて休憩するタイミングを失っていたのだ。バードによって労働から解放されて、内心エドウィンもほっとした。デュースを見れば自分と同じような表情をしている。
「あれ? シエル様は?」
「そのうち帰ってくるだろ」
バードが森に来た気配をレグザスが読んだらしく、案の定ゆっくりとレグザスが森の奥から歩いてくる。手には長い枯れ木を持てるだけ抱えていた。
「ぎゃ!? シエル様!?」
バードがタオルを持って駆け寄る。
レグザスの背には真っ黒ななにか、ではなくシエルが乗っていた。
シエルは頭のてっぺんからつま先まで泥にまみれている。
『転んだんだよね……』
レグザスが申し訳なさそうにエドウィンに報告する。
「どうせぬかるみで滑って盛大に転んだんだろ?」
デュースが笑い飛ばすと、シエルはその笑いに気を悪くしたのかデュースから顔を背け、甘えるようにエドウィンに抱っこをねだった。どうやらデュースの予想は当たったようだ。
シエルを抱き上げるのはいいが、付いていた泥はエドウィンをも汚す。
「怪我はありませんか?」
そう言いながらバードがシエルの小さな顔をタオルで拭いてやろうとするが、イヤイヤと首を振って、エドウィンの着ている服に自分の顔を押しつけて泥を拭き取った。
「げ」
エドウィンが情けない顔になる。諦めてシエルをそのまま抱えて東屋に向かった。
大きなクロスを広げて、その上に籠の中身を取り出す。大量のサンドイッチとスープ、果物が溢れた。
「マリアンヌが気合いを入れて作っていましたからねぇ」
「薪を寄こせってことだな、こりゃ」
デュースが力なく笑う。
「お昼ごはんの前に手はよく拭きましょうね、エドウィン様」
「俺か!?」
バードに濡れたタオルを渡されてエドウィンが面倒そうに手を拭くと、ようやくシエルも納得したのか自分で手を拭き始めた。
父親のやることは真似するシエルだから、その扱いはバードも慣れたものだ。
続けてエドウィンがシエルを押さえつけて顔を拭いてやる。さすがにその手は強くてシエルでは振り払えなかった。
「葡萄酒ぐらいあってもいいのに」
余計な一言を付け加えてサンドイッチを頬張るデュースに、バードが「はぁー」とわざとらしく溜息をついた。
「レグザスの分が多くて持ち切れませんでしたからね。デュースこそ持ってくれば良かったのですよ」
見ればレグザスはサンドイッチの他にも大量のリンゴを抱えていた。
「一個ぐらい寄こせよ」
『デューにはあげない』
レグザスがデュースに向かって舌を出し、シエルにリンゴを一個手渡す。
シエルは大きなリンゴを持って困った顔をした。
「食べたいのか?」
エドウィンが聞けばシエルがコクリと頷く。
幼いシエルはリンゴを丸ごとかじるのもまだ難しい。エドウィンが自分の鋭い鉤爪で切り刻んでやってようやく口にできた。
デュースはその隙にこっそり竜の手元からリンゴを盗み出し、そのままかぶり付いた。レグザスが恨めしそうに横目でデュースを睨む。
大人たちがのんびりと食事を取っている脇で、シエルはもう退屈そうにしてそわそわと動く。
「たくさん食べないと大きくなれないぞ」
デュースが言ってもシエルは食事に飽きてしまったようで首を振り、ベンチから飛び降りた。バードの手を取って走る。
「バード来て!」
「なんでしょう?」
引きずられるようにしてバードが中腰になって追いかける。
「ここで見てて」
バードの手を離し、その場に留まれと言う。そしてエドウィンが使っていた手斧を持ち、生えている一本の木の後ろに隠れた。
カツンと乾いた音が聞こえる。
「え!? あ。おいっ!」
デュースが慌てて声を上げたが、すでに木はミシリと音を立てて、こちら側へとゆっくり倒れてきた。
「へ?」
バードが間の抜けた顔で天を見上げていた。まさか自分に向かって木が降ってくるとは思いもしなかった。ぶつかる、と思って思わず目を閉じたが、いつまで経ってもその感覚はなかった。
バードは恐る恐る目を開ける。
なぜかエドウィンの後ろ姿が見えた。左腕で倒れ込んできた木を支えている。
あれ? と思っていると、いきなりズイッと身体を後ろに引かれた。
レグザスが牙を使ってバードのシャツを引っ張っている。
いつの間にか腰を抜かしていたらしい。尻と腿に土の冷たい感触があった。
そしてついさっきまでバードが立っていた位置に、木がそのままゆっくりと落ちるのが見える。
エドウィンが木を押さえてくれなければ、自分は潰されていたのだ。
バードはゆっくりと自分の顔から血の気が引いていくのが分かった。
「シエル!」
エドウィンがピシャリと声を放つ。
だがエドウィンとて、なにをしてはいけないかをきちんと教えなかったのだ。非はエドウィンにあって、状況を理解できずに困惑して眉尻を下げる幼子を叱ることはできない。
『きっと、木が倒せることをバードに自慢したかったんだ』
レグザスが溜息まじりに教えてくれるが、バードは引き攣った笑いしかできない。シエルはどうしたかと見遣れば、腕組みをしたエドウィンとデュースに挟まれて懇々と注意を受けていた。
中途半端に昼食を終えた後も薪割りはまだ続く。エドウィンもデュースもレグザスもそれぞれに薪を作り上げていった。
枯れ木を手にしたシエルは、バードの手ほどきでのこぎりの使い方を学ぶ。だがそれもしばらくすれば飽き、シエルはもはや手伝う気が無くなったようで、エドウィンが割る木を集めつつじっくりとそれを観察する。そして一人で満足そうな笑みを浮かべていた。
「ちょっと休憩な」
そろそろ体力も限界と、デュースが休むことを提案した。
「デュースはもう疲れちゃったの?」
シエルが首を傾げる。
「お前なあ。ちょっとは手伝えよ」
ガクリと首を落としたデュースが、無理やりシエルを担ぎあげてぶんぶんと振り回す。そしてトンと地面に降ろした。
「もっとして」
「やなこった」
皮肉な笑顔をしたデュースに、シエルが思いっきり身体ごと当たってくる。
「おおっ……!」
思わぬ反撃にバランスを崩したデュースがよろめいて、そばにいたレグザスにぶつかった。
びくともしない竜の身体に跳ね返されて、デュースはベチャリと地面に落ちる。泥が飛び散った。
「フ、フフフ。いい度胸だなシエル」
ゆらりと立ち上がって泥のついた手を突き出してデュースが追いかけはじめた。
シエルはキャーと高い声を上げて逃げ、兄の影に隠れる。しばらくレグザスを挟んで睨みあっていたが、シエルがレグザスの尾を左手で掴み、デュースに向かって投げようとする。
『えっ!?』
思わぬ力に引っ張られて、レグザスが脚を滑らせてドシンと腹から地面に落ちた。
さらに盛大に舞い上がった泥は、シエルとデュースの頭に降り注いだ。
「レグザス!?」
慌てるデュースに、のそりと立ち上がったレグザスが脅すように吼える。逃げ出したシエルとデュースを、レグザスは大きな足音を立てて追いかけていった。
残されたエドウィンとバードは立ち尽くすしかない。
「まだ早すぎるな、シエルには」
「なにがです?」
「シエルに竜の卵をひとつ預けてみようかと思ったんだけどな」
エドウィンが困ったような顔でバードを見た。
「……竜の親になるにはまだ早いと私も思いますよ。でも、焦らなくてもその時期は来ますから」
彼方にいるシエルを目を細めて眺め、バードが言葉を続けた。
「あっという間に子どもは大きくなりますからね。……エドウィン様のように」
エドウィンが小さく笑う。
「それよりも、よろしいんですか?」
「なにがだ?」
「そろそろ助けに行かないとデュースが限界なようです」
見遣れば、デュースはレグザスに軽く跳ね飛ばされて、それからシエルの左手で引きずられている。
エドウィンは腕を振り上げて慌てて走っていった。
夕方になり、森を抜ける風が冷たいものに変わってようやく今日の仕事を終えた。
出来上がった薪を縛りレグザスの背に乗せる。それはあまりにもうず高く積み上げられていて、まるで木のお化けが歩いているかのようだ。
エドウィンもその左肩に異様な数の束を載せている。
デュースは疲れた顔をして、そんなおかしな親子を見上げて溜息をついた。
シエルはバードの元へ駆け寄っていく。
「おや、どうされました?」
ニコニコと笑うシエルにつられてバードも笑顔になる。
「バードにこれあげる!」
先ほど驚かせてしまったことへのお詫びのつもりなのか、シエルがポケットから取り出した宝物を両手で包むようにして差し出した。
木に潜って冬眠の準備をしていたのだろう、大きなカミキリムシが姿を現わす。それがバードのてのひらでガサリと動いた。
そして次の瞬間、バードの絶叫が森の中に響き渡ったのだった。
************************************************
アイナが夕方にガフの店から帰ってみれば、城はもぬけの殻だった。
城の静寂はもう何年も感じたことのないもので、これが本来の古ぼけた建物らしさなのだと思い出す。
そして、いかに毎日のアイナの生活が賑やかであるかを知る。
そっと息を零した時、窓の外から音が聞こえた。それはいつもの喧騒で、アイナは少しだけ口元を綻ばせて玄関へと急ぐ。
そして扉を開けた。
「おかえりな……っ!?」
言葉が途切れてそのまま固まる。
驚いて目を丸くしているアイナを見て、男たちもまた立ち止まった。
デュースが、「レグザス、薪は明日にでもうちに持ってきてくれ」と声をかけて逃げるように去っていった。その背中は土の上で寝転がったのかひどく汚れている。
そして目の前を見れば、シエルが父親の左腕にぶらさがっていた。彼の白い肌が今はどこもかしこも泥にまみれていて真っ黒だ。ズボンの膝部分が擦り切れていて、そこから覗く脚にはうっすらと血が滲んでいる。ひくりとアイナは頬を揺らした。
そして最近ますます似てきた二つの顔が、同じような表情でアイナをおずおずと上目遣いで見た。その仕草に、不覚にも可愛らしささえ感じてしまう。
隣にいるレグザスは背中に大量の木をくくりつけられていた。その姿からは騎士としての矜持も竜としての尊厳も感じられない。そしてレグザスもまた泥だらけで、腹などは鱗が剥がれているのではないかと思うくらい傷だらけだ。
果たしてアイナの作る薬が竜にも効くのだろうかと心配になる。
その影に隠れるようにしてアイナを見上げているバードもまた、なぜかシャツの首周りがボロボロになっていた。履いているズボンも靴も無残に泥をかぶっている。
それからレグザスとバードは、媚びるように揃って首を傾げてニッと笑顔を見せた。
「叱られたいのですか?」
わざと低い声で問うと、男たちは一斉に首を横に振る。
アイナとて最初から叱る気などない。ただ、あまりの酷い有り様に驚いただけだ。
「泥をよく落としてから入りなさいね」
笑いを必死に堪えながら扉を大きく開けてやると、男たちは慌てて泥を払って、城の中へと飛び込んでいった。
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