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こうなったら!
上手く言えるか分かんないけど、当たって砕けろの精神で行くしかなくない?
智樹を「好きだ」って気持ちは、多分誰にも負けてない筈。
自分の気持ちを真っ直ぐに伝えれば、きっと智樹にも伝わる。
「あ、あのさ……、オレさ、智樹のこと、好き……って言うか……」
ああっ、やっぱ駄目だ!
ありきたりな言葉なんかじゃなくて、もっと気の利いた事言いたいのに、残念なことにオレのポンコツ脳ではボキャブラリーが不足し過ぎてる。
こんなんじゃ絶対伝わるわけないじゃん……
ガックリと肩を落とすオレの前で、特別驚くわけでもなく智樹が首を傾げて「うーん……」と唸る。
はぁ……、やっぱ通じてないか……
「ご、ごめんね、分かりにくい……よね?」
「……うん」
だーよーねー……、はぁ……
ヤバッ……、このままだとネガティブモードに突入しそう。
その前に……
「ごめんね、急に呼び出しちゃって……。オレ先帰るよ」
だって智樹の前では、いつだって明るくて元気な〝まーちゃん〟とでいたいからさ。
オレはテーブル隅に置かれた智樹の分の伝票を掴んで、勢い良く席を立った。
でも、
「ちょっと待って? ……んとね、それってもしかして恋愛対象ってやつ……なのかな?」
「えっ……?」
立ち上がったオレの手首に、智樹の綺麗な指が絡んでた。
ああ、オレ……このまま死んでもいいや……
上手く言えるか分かんないけど、当たって砕けろの精神で行くしかなくない?
智樹を「好きだ」って気持ちは、多分誰にも負けてない筈。
自分の気持ちを真っ直ぐに伝えれば、きっと智樹にも伝わる。
「あ、あのさ……、オレさ、智樹のこと、好き……って言うか……」
ああっ、やっぱ駄目だ!
ありきたりな言葉なんかじゃなくて、もっと気の利いた事言いたいのに、残念なことにオレのポンコツ脳ではボキャブラリーが不足し過ぎてる。
こんなんじゃ絶対伝わるわけないじゃん……
ガックリと肩を落とすオレの前で、特別驚くわけでもなく智樹が首を傾げて「うーん……」と唸る。
はぁ……、やっぱ通じてないか……
「ご、ごめんね、分かりにくい……よね?」
「……うん」
だーよーねー……、はぁ……
ヤバッ……、このままだとネガティブモードに突入しそう。
その前に……
「ごめんね、急に呼び出しちゃって……。オレ先帰るよ」
だって智樹の前では、いつだって明るくて元気な〝まーちゃん〟とでいたいからさ。
オレはテーブル隅に置かれた智樹の分の伝票を掴んで、勢い良く席を立った。
でも、
「ちょっと待って? ……んとね、それってもしかして恋愛対象ってやつ……なのかな?」
「えっ……?」
立ち上がったオレの手首に、智樹の綺麗な指が絡んでた。
ああ、オレ……このまま死んでもいいや……
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