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序章:平穏の終わり
5/31(土):クラン
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「クランの団長ですか」
「そうだ! 無月株式会社がスポンサーをするクランの団長をしてほしい!」
クランか。輝夜とそういう話をしていたけど今のところは俺と輝夜でパーティをするだけでいいという結論になった。
クランのメリットとしてはマンパワーがまず違う。それに安全にダンジョン攻略ができる。大きければ大きいほど人材がすぐに集まってくる。
でも俺と輝夜はその人間性から集団で動くということが好きではない。それに人が多くいるからといっても強みが見いだせない。
「そうですね……」
「冒険者をする時にかかる費用はこちらがすべて負担する! さらには人材調査もこちらが率先してやろう! それに対して学人くんはダンジョンの情報と今回のようなボトルを一定期間やってもらうことが条件だけで他は好きにしてもらって構わない! どうだ!?」
他のスポンサーがどうなのかは分からないが冒険者をするのならいい条件ではありそうだ。でも今のところ冒険者をする時にかかる費用ってないからな。
「学人くんってどちらかと言えば英雄タイプだよね」
「どういうことだ!?」
「自分のやりたいことをやって称賛されるすごい人ってこと」
愛理からそんな風に評価されていたのか。でも自分のやりたいことをやるということは合っている。
「そういうことか! ならなおさら後ろ盾はあった方が動きやすいと思うぞ!」
一番良さそうと思うのはそこだな。大企業の後ろ盾があるのなら考えることは少なくなる。
「分かりました。そのクランの団長になります」
「おぉ! やってくれるか!」
「でもクランの団長としての振る舞いや動きをするとは思わないでくださいね」
「ガハハハハハッ! それでよい! 学人くんを縛れば縛るほどらしさを奪うからな!」
物分かりがいいスポンサーで良かった。
「私もそのクランに入りたいけどいいかな?」
「いいぞ」
「やった!」
「副団長は輝夜だからな」
「さすがにそこまで求めないよ! でもナンバースリーにはなりたいな」
「まあ早いもの順だな」
「何だか特別感がなくなるなぁ……」
クランに入ったということを輝夜にもメッセージで伝えておく。
「それでだ! もう一つだけ頼みたいことがある!」
「何ですか?」
「そのクランに数名ワシのところの人間を入れても構わないか!?」
えっ、ぶっちゃけ入れるのなら俺が面白いと思う人がいいんだけど。
「……あまり団長らしいことをできないですけどそれでいいなら」
「それで構わない! そいつらは才能ナシでもダンジョン攻略をやりたいと思っている奴らだからな! もしかしたら学人くんと気が合うかもしれんな!」
「さぁ。それはどうですかね」
俺と気が合うのはスライムを千体くらい狩れるのがまず条件だろうな。輝夜は別に気が合うとかではなくてただ面白いと思っているだけだ。スライムだけを狩り尽くすだけなら輝夜はリタイアしているし。
「これがクラン端末だ!」
源三郎さんの懐から出てきた端末を受け取る。
「これはクランで当たり前の物なんですか?」
「そうだよ。これでクランの情報を見れるね」
「へぇ、そうなのか」
クランに興味がなかったしクランに入ることもないから知る由もなかった。
「つけてみたら?」
「そうだな」
端末をタッチすれば画面がついて『ようこそ、新月学人さま』と出てきた。
「もう設定していたんですか?」
「何としても引き込もうとしていたからな! ガハハハハハッ!」
「それは厄介でしょうね」
今回断っても何度も誘っていたんだろうな。
『クラン名を入力してください』
「クラン名って自分が決めてもいいんですか?」
「もちろんだ! 学人くんを体現するクラン名を決めるがいい!」
そんなことを急に言われてもあまり思い浮かばないな。
俺の今の状態は剣王のスキルや武器を持っている状態だ。そこから決めるか?
そうじゃなくても今の俺の状況でもいいのか。才能ナシから才能アリに成り上がっているわけだから。
「昇龍とか?」
「昇龍……いいと思うよ! 成り上がっているってことだよね?」
「よく分かったな。そうだ」
「それで決まりだな! 昇龍! いいクラン名ではないか! 天高く飛来する龍には誰も及ばん!」
東江の人間には好評みたいだ。じゃあこれで行くか。
端末のクラン名に昇龍と入力する。
『クラン名〝昇龍〟に決定しました』
次の画面に進むと団員リストや団員が書き込むことができるボードなど色々と便利機能があった。今のところ俺以外にはクランに所属していない。
「この端末はどこかで買うんですか?」
「こちらが用意する! いくつ欲しい!?」
「あと一つ欲しいですね」
「分かった! 用意しよう!」
「愛理は持っているのか?」
「持ってないよ。だからあたしのも」
輝夜の分と愛理の分を持ってきてもらう間にスマホを見ると輝夜からメッセージが来ていた。
『私の意見はいらないのかしら?』
『反対だったか?』
『そういうわけじゃないわ。ただ私に聞いてくれても良かったんじゃないかしら』
『でも俺が決めれば文句はないだろ?』
『そうよ。私が学人の決定に文句があるわけがないじゃない。でも気持ちの問題よ。こんなメンドウクサイ女でごめんなさいね』
『そこがいい。気にしなくていい。むしろこっちが今度から気を付ける』
『ありがとう』
きっと対面で会話していたら可愛かったんだろうな。
二つの端末を持ってきてもらい一つを愛理が受け取って操作する。
すると昇龍クランの団員の中に東江愛理が追加された。
「えへへっ、二番乗り」
「あぁ。愛理は二番目の団員だ。頑張るがいい」
「はいっ! これから昇龍クランの一員として頑張りますっ!」
楽しそうで何よりだ。
「その端末は色々なところで支払いもできる! 魔石を売ったお金もその端末にチャージすることができる!」
へぇ、便利だな。
「クラン設立祝いでお金を振り込んでおくぞ! 存分に使うがいい!」
端末には俺個人に一億円送金された。それにクランで使うお金も三億円追加された。
「ありがとうございます」
「気にするな! 追加の団員は後日顔合わせをする!」
「顔合わせ……分かりました。連絡をください」
「少しばかり楽しみにさせてもらっている! 世界最強の男がどんなクランにするのか楽しみだ!」
Lv40くらいの男を倒したのは知られているとは思うが世界最強だとどうして断言できるんだろうか。
「世界最強ですか?」
「そうだ! 勘違いしてもらっては困るがワシは愛理と早紀から何かを聞いたわけではない! ワシが学人くんの実力を聞いたら愛理が迂闊にもウソをつこうとしていたからな! ガハハハハハッ! ウソが嫌いだからウソをつくことをしなくて下手だった!」
「……ごめんね? 誤魔化そうとしたら咄嗟にウソをついちゃって……」
「気にしてないからいいぞ。いずれバレることだったしな」
へぇ、源三郎さんの方が年の甲で強いのか。いや愛理が弱いのか。どちらでもいいことだ。
「学人くんは己が世界最強だと思っているのか!?」
「まだ他の人を知りませんから何とも言えませんね。でもそれなりに強いとは思っています」
数値上で強さを測るのならたぶん俺が強いと思う。サブステータスでひっくり返される可能性があるからな。
「そうかそうか! それならなお楽しみだ! ガハハハハハッ!」
「……源三郎さんってよく笑うのか?」
「学人くんといるからこんなによく、うるさく笑うんだよ……ハァ」
こんなにもウザそうなのによく源三郎さんと一緒にいられるな。これが親族というものか。
「そうだ! 無月株式会社がスポンサーをするクランの団長をしてほしい!」
クランか。輝夜とそういう話をしていたけど今のところは俺と輝夜でパーティをするだけでいいという結論になった。
クランのメリットとしてはマンパワーがまず違う。それに安全にダンジョン攻略ができる。大きければ大きいほど人材がすぐに集まってくる。
でも俺と輝夜はその人間性から集団で動くということが好きではない。それに人が多くいるからといっても強みが見いだせない。
「そうですね……」
「冒険者をする時にかかる費用はこちらがすべて負担する! さらには人材調査もこちらが率先してやろう! それに対して学人くんはダンジョンの情報と今回のようなボトルを一定期間やってもらうことが条件だけで他は好きにしてもらって構わない! どうだ!?」
他のスポンサーがどうなのかは分からないが冒険者をするのならいい条件ではありそうだ。でも今のところ冒険者をする時にかかる費用ってないからな。
「学人くんってどちらかと言えば英雄タイプだよね」
「どういうことだ!?」
「自分のやりたいことをやって称賛されるすごい人ってこと」
愛理からそんな風に評価されていたのか。でも自分のやりたいことをやるということは合っている。
「そういうことか! ならなおさら後ろ盾はあった方が動きやすいと思うぞ!」
一番良さそうと思うのはそこだな。大企業の後ろ盾があるのなら考えることは少なくなる。
「分かりました。そのクランの団長になります」
「おぉ! やってくれるか!」
「でもクランの団長としての振る舞いや動きをするとは思わないでくださいね」
「ガハハハハハッ! それでよい! 学人くんを縛れば縛るほどらしさを奪うからな!」
物分かりがいいスポンサーで良かった。
「私もそのクランに入りたいけどいいかな?」
「いいぞ」
「やった!」
「副団長は輝夜だからな」
「さすがにそこまで求めないよ! でもナンバースリーにはなりたいな」
「まあ早いもの順だな」
「何だか特別感がなくなるなぁ……」
クランに入ったということを輝夜にもメッセージで伝えておく。
「それでだ! もう一つだけ頼みたいことがある!」
「何ですか?」
「そのクランに数名ワシのところの人間を入れても構わないか!?」
えっ、ぶっちゃけ入れるのなら俺が面白いと思う人がいいんだけど。
「……あまり団長らしいことをできないですけどそれでいいなら」
「それで構わない! そいつらは才能ナシでもダンジョン攻略をやりたいと思っている奴らだからな! もしかしたら学人くんと気が合うかもしれんな!」
「さぁ。それはどうですかね」
俺と気が合うのはスライムを千体くらい狩れるのがまず条件だろうな。輝夜は別に気が合うとかではなくてただ面白いと思っているだけだ。スライムだけを狩り尽くすだけなら輝夜はリタイアしているし。
「これがクラン端末だ!」
源三郎さんの懐から出てきた端末を受け取る。
「これはクランで当たり前の物なんですか?」
「そうだよ。これでクランの情報を見れるね」
「へぇ、そうなのか」
クランに興味がなかったしクランに入ることもないから知る由もなかった。
「つけてみたら?」
「そうだな」
端末をタッチすれば画面がついて『ようこそ、新月学人さま』と出てきた。
「もう設定していたんですか?」
「何としても引き込もうとしていたからな! ガハハハハハッ!」
「それは厄介でしょうね」
今回断っても何度も誘っていたんだろうな。
『クラン名を入力してください』
「クラン名って自分が決めてもいいんですか?」
「もちろんだ! 学人くんを体現するクラン名を決めるがいい!」
そんなことを急に言われてもあまり思い浮かばないな。
俺の今の状態は剣王のスキルや武器を持っている状態だ。そこから決めるか?
そうじゃなくても今の俺の状況でもいいのか。才能ナシから才能アリに成り上がっているわけだから。
「昇龍とか?」
「昇龍……いいと思うよ! 成り上がっているってことだよね?」
「よく分かったな。そうだ」
「それで決まりだな! 昇龍! いいクラン名ではないか! 天高く飛来する龍には誰も及ばん!」
東江の人間には好評みたいだ。じゃあこれで行くか。
端末のクラン名に昇龍と入力する。
『クラン名〝昇龍〟に決定しました』
次の画面に進むと団員リストや団員が書き込むことができるボードなど色々と便利機能があった。今のところ俺以外にはクランに所属していない。
「この端末はどこかで買うんですか?」
「こちらが用意する! いくつ欲しい!?」
「あと一つ欲しいですね」
「分かった! 用意しよう!」
「愛理は持っているのか?」
「持ってないよ。だからあたしのも」
輝夜の分と愛理の分を持ってきてもらう間にスマホを見ると輝夜からメッセージが来ていた。
『私の意見はいらないのかしら?』
『反対だったか?』
『そういうわけじゃないわ。ただ私に聞いてくれても良かったんじゃないかしら』
『でも俺が決めれば文句はないだろ?』
『そうよ。私が学人の決定に文句があるわけがないじゃない。でも気持ちの問題よ。こんなメンドウクサイ女でごめんなさいね』
『そこがいい。気にしなくていい。むしろこっちが今度から気を付ける』
『ありがとう』
きっと対面で会話していたら可愛かったんだろうな。
二つの端末を持ってきてもらい一つを愛理が受け取って操作する。
すると昇龍クランの団員の中に東江愛理が追加された。
「えへへっ、二番乗り」
「あぁ。愛理は二番目の団員だ。頑張るがいい」
「はいっ! これから昇龍クランの一員として頑張りますっ!」
楽しそうで何よりだ。
「その端末は色々なところで支払いもできる! 魔石を売ったお金もその端末にチャージすることができる!」
へぇ、便利だな。
「クラン設立祝いでお金を振り込んでおくぞ! 存分に使うがいい!」
端末には俺個人に一億円送金された。それにクランで使うお金も三億円追加された。
「ありがとうございます」
「気にするな! 追加の団員は後日顔合わせをする!」
「顔合わせ……分かりました。連絡をください」
「少しばかり楽しみにさせてもらっている! 世界最強の男がどんなクランにするのか楽しみだ!」
Lv40くらいの男を倒したのは知られているとは思うが世界最強だとどうして断言できるんだろうか。
「世界最強ですか?」
「そうだ! 勘違いしてもらっては困るがワシは愛理と早紀から何かを聞いたわけではない! ワシが学人くんの実力を聞いたら愛理が迂闊にもウソをつこうとしていたからな! ガハハハハハッ! ウソが嫌いだからウソをつくことをしなくて下手だった!」
「……ごめんね? 誤魔化そうとしたら咄嗟にウソをついちゃって……」
「気にしてないからいいぞ。いずれバレることだったしな」
へぇ、源三郎さんの方が年の甲で強いのか。いや愛理が弱いのか。どちらでもいいことだ。
「学人くんは己が世界最強だと思っているのか!?」
「まだ他の人を知りませんから何とも言えませんね。でもそれなりに強いとは思っています」
数値上で強さを測るのならたぶん俺が強いと思う。サブステータスでひっくり返される可能性があるからな。
「そうかそうか! それならなお楽しみだ! ガハハハハハッ!」
「……源三郎さんってよく笑うのか?」
「学人くんといるからこんなによく、うるさく笑うんだよ……ハァ」
こんなにもウザそうなのによく源三郎さんと一緒にいられるな。これが親族というものか。
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