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騎士と忠義

041:騎士と馬車の中で。

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 俺は今、フローラさまとルネさま、ニコレットさんとスアレムの五人でタランス学園に向かっている。学園から離れてから半月が経とうしたところで、学園から手紙が来たらしい。手紙には復学のお知らせなるものが書かれていたらしく、タランス学園に戻ることになった。

 俺たちがタランス学園に戻ることになったことを聞いたランディさまがひどく悲しんでおられたのが、ひどく心に突き刺さった。でも、学園にいる間はフローラさまの騎士になると言ってしまったのだからな。まぁ、フローラさまはそんなことを気にせずに最近は学園じゃなくても俺のことを振り回すようになられた。それにランディさまが一度ガチギレされていた。

 お二人の間に入って止めようとしたが、逆にどちらの味方なのかと責められてどうしようもなかった。その時はエスエルさまが仲裁に入ってくれたから助かった。・・・・・・それよりも、今までとは全く異なっている部分がある。向かい合わせで座っているルネさまとニコレットさんとスアレムの視線に耐えきれないくらいなことが起きている。

「アユム? どうしたの?」
「・・・・・・いえ、何もないです」
「そう? それなら良いのよ」

 フローラさまは俺の腕に抱き着いて俺に寄りかかってこられている。俺とフローラさまが向き合ってから、フローラさまはこんな感じで俺にデレてきているのだ。それも四六時中だ。何も用がないのに俺の元に来たり、俺が寝ているといつの間にか俺の布団に潜り込んでいたり、油断しているとキスをしてきたりなど、たくさん仕掛けてくるのだ。

「ねぇ、アユム。アンジェ王国に着いたら買い物に付き合って? 買いたいものがあるの」
「えっ、はい、大丈夫です。何をお買い上げになるのですか?」
「下着よ?」

 それを聞いたフローラさま以外の全員が驚いた。どうして下着を買いに行くのに、俺が付いて行く必要があるんだ? 俺じゃなくてスアレムの方が適しているだろう。

「フローラさま、下着をお買いになるのなら、私が同行します」

 スアレムも俺と同じことを思ったのか、フローラさまに意見してくれた。そうしないと本当に女性ものの下着売り場に入らないといけなくなる。中にいる女性からの目がどんなものなのかは、想像できる。俺はそんな目に晒されたくはない。

「アユムじゃないとダメなのよ。そもそも、こうやって下着を買いに行く羽目になったのはアユムのせいなのだから、責任は取りなさい」

 一斉に三人の目がこちらに向くが、俺には全く身に覚えがない。・・・・・・下着を買いに行く事態とかどんな事態だよ。想像だにできない。俺がフローラさまの下着に何かすることなんてあるわけがないだろう。

「何を言っているのか分からない顔ね。本当に分からないのなら言ってあげる。・・・・・・ここで言うのは少し恥ずかしいけれど、言うわ。あなたが私の下着を汚したからじゃない」

 ・・・・・・下着を、汚した? 俺がフローラさまの下着をか? どうやって? どこで? というような顔をしていると、フローラさまは少し腹を立てた表情をした。あっ、これは本格的にやばいやつだ。俺が早く思い出さないとやばいことが暴露されそう。思い出せ、俺ぇっ!

「あなた、私と外で夜の営みをしたときに、私の下着をあなたの精液まみれにして地面にそのまま放置していたでしょう。だから下着がダメになって、捨てないといけなくなったのよ。その責任くらい取りなさいよって言っているの」

 あぁ、遅かった。フローラさまに三人の前で俺とフローラさまの事情を晒されてしまった。もう危ないとかそういうレベルではなく、三人ともフローラさまの話を呑み込めていない表情をしている。フローラさまが言ってしまったのだから、この際吹っ切れていよう。

「そう言えば、そうでしたね。白の下着でしたか?」
「そうよ。白だから汚れが目立って、洗っても綺麗にならなかったのよ。これで下着を買いに行く理由は分かったわね? 答えを聞かせてもらってもいいかしら?」
「承知しました。自分が蒔いた種ですから、フローラさまにお供させていただきます」
「そうね、文字通り種をまいているのだから、最後まで責任は取りなさいよ」

 最後にフローラさまは耳元で下品な言葉を口にする。耳元でささやかれても、三人との距離は離れておらず、俺とフローラさま以外の音が周りにないからその言葉も聞かれている。その理由に、俺の足は三人に踏まれている。痛くはないが、この空間に居たくないほどに痛い。

「アユムが最近激しくしてくるから、少しだけ身体中が痛いわ」
「それは剣の修行のことですよね?」

 さっきからフローラさまは俺に話しかけているように見せかけて、他の三人に俺との情報を話しているようにしか見えない。フローラさまが言葉を発せられている度に、馬車の中の雰囲気がどんどんと重くなっているように感じる。

「さぁ、どうかしら? 昼も夜もアユムが厳しくしてくるから、どちらで身体を痛めているのかが分からなくなっているわ」
「それはこの場でお話しすることなのでしょうか?」
「仕方ないじゃない。これくらいしか話すことがないのだから」
「他にもありますよね? 学園でこれから何をするんだろうね? とか、学園がどう変わっているのかしら? とか色々と。できれば、そこに触れてほしくはないのですが・・・・・・」
「いやよ。今ここでアユムとの関係を言うことに意味があるのよ」

 それは周りに挑発か何かをされているということですか? それならぜひともやめていただきたいです。雰囲気が重くなるだけですので。ニコレットさんを見てください、俯いて小刻みに身体を震えさせている。それが怒りなのかどうなのかは表情がうかがえないから分からない。

「フローラさま、それは宣戦布告と受け取ってもよろしいのでしょうか?」

 さっきまで俯いていたニコレットさんがフローラさまに問いかけた。その言葉に、フローラさまは余裕の笑みを浮かべながら答えられた。

「えぇ、どう受け取っても構わないわ。そもそも今ここで言うのだから、そういうことでしょう? 分かっていないのは、ここにいる騎士だけでしょうから」

 ここにいる騎士? ・・・・・・俺のことか? ここには騎士は俺しかいない。この状況を俺は理解していなかったのか? バカな、俺ほどの男が理解できていなかったのか? 俺にはフローラさまが俺を辱めているようにしか見えなかった。

「では、お言葉に甘えさせていただきます」
「どうぞご自由に」

  向かい合わせで座っていたニコレットさんが、フローラさまとは反対側の俺の隣に座ってきた。そしてニコレットさんも俺の腕を抱き着いてきた⁉ どうしてこうもこの馬車が修羅場と化しているんだ⁉ 俺にはもうこの状況が分からなくなっているぞ。

「アユム、前にお前の相談を受けた時に言ったはずだ、フローラさまの後は私だと。まさか忘れていないだろうな?」
「わ、忘れてはいません。・・・・・・いませんけど」

 俺は反対側にいるフローラさまの方を恐る恐る向いた。そこには少しあきれた顔をしておられるフローラさまだった。・・・・・・フローラさまの返事を保留にしておくようなクズな行為をしておいて、他の女性に手を出したことで、怒られるかと思ったが、そうはならない。一体どういうことなのだろうか。

「けど、何だ? それに話している時は相手の顔を見るものだ」
「いっ! きゅ、急に頭を回すのはやめてほしいのですが」

 フローラさまの方を見て疑問に思っていると、ニコレットさんが俺の頭をニコレットさんの方向に無理やり向くように回してきた。首は繊細な部分だからそれはやめてほしいですよ、本当に。

「それで? 答えをまだ聞いていないが?」
「えっと・・・・・・、フローラさまのお返事にお答えできていない自分ですので、フローラさまのお返事を保留にしたままできないと言いますか、そもそも複数の女性と関係を持つのはいかがなことかと思います」

 俺はいたって普通なことを答えた。フローラさまがいるのにもかかわらず、ニコレットさんとことをしようとしていることが間違っているんだ。うん、この回答は百点満点だろう。

「だ、そうですが、返事を保留にされているフローラさまは、アユムが他の女性と関係を持つのはどう思われますか?」
「どう、ね。そんなこと決まっているじゃない。私は心が広いから、アユムが私のことを一番に考えてくれているのなら、別に他は構わないわ。例え他の女と関係を持とうが、私のことを考えているのなら、何も思わない。結局、その女たちは男の一番になれない哀れな女たちなのだから」

 ・・・・・・フローラさまは他の女性と関係を持っても構わないと言っているのか? いつものフローラさまなら、アユムは私の騎士なのだから他の女が触れることは許さないとか言い出しそうだけど。何がフローラさまを変えたのだろうか。

「そのお心はありがとうございます。ですが、アユムが他の女に目移りしても知りませんよ?」
「その心配は無用よ、アユムは私に夢中で私しか見えていないのだから、何も心配することはないわ」
「そう言っていると、私が掻っ攫っていきますけど、よろしいですか?」
「できるものならやってみればいいわ。できればの話だけど」
「そのような余裕を持っていられるのも、今のうちです」
「言っているのだから、やれるのでしょうね? 無理だと思うけど」

 フローラさまとニコレットさんが俺を間に挟んで何やら言い争いではないが、俺を巡って恐ろしい雰囲気を纏って話している。二人とも俺が好きで俺をどちらが取るで話しているんだよな? これで俺がどちらになびくかをしている遊びをしていたら、俺は誰も信じられない。もう女を信じられない。

「に、ニコレット? ど、どういうことなの?」
「申し訳ございません、ルネさま。私も女でして、年齢が年齢なのでなりふり構っていられないのです。ルネさまのお気持ちも重々承知しているのですが、ルネさまが何もなさらないのなら、私が先にアユムを奪いに行きます。ご了承ください」

 ニコレットさんの本音が聞き取れた。ニコレットさんも良い感じの年なのだから、仕方がないとは言え仕方がないのだけど、フローラさまのいる俺にするのか? 俺としては女性が周りにいて嬉しい限りなのだけど、血なまぐさい未来しか見えない。

「ということだ。私も宣戦布告をしておく」
「せ、宣戦布告? それてっむぐ⁉」

 俺がどういうことか聞く前に、ニコレットさんは俺の頭をがっしりとつかみ、顔を近づけてきてニコレットさんの唇と俺の唇が重なった。そう、ニコレットさんにキスをされている。こんな全員に見られている状態で。しかも普通のキスではない。

 ニコレットさんは俺の口内に舌を侵入させてきて、俺の舌を絡ませてきた。俺は抵抗できずに口内を犯されていく。舌を絡ませるだけでは足らず、歯や歯茎まで俺の口内を味わい、俺に唾液を無理やり吸い尽くしてきた。そのお返しにニコレットさんの唾液も送られてきたから、俺は抵抗せずに呑み込んだ。

 ニコレットさんが俺の唇を離してくれる頃には、俺とニコレットさんの口周りは唾液まみれになっており、俺の舌とニコレットさんの舌には唾液の糸が引いている。

「まだまだ足りないが、今はこれくらいで済ませておこう」
「・・・・・・いえ、もう、十分、です」

 俺はいきなりやられた衝撃で言葉がすぐに出てこなかった。まさか三人が見ている前でこんな濃厚なディープキスをされるとは思っていなかった。それにこんな濃厚なキスは初めてだ。フローラさまでも舌を絡ませるだけで済んでいるのに。

「アユム! こっちを向きなさい!」
「は、はいっ!」

 フローラさまに大声で命じられ、フローラさまの方を向いた瞬間にキスされた。しかもいきなり舌を口内に侵入させ、俺の舌に絡ませている。と思ったら、俺の舌を吸い出し俺の舌を味わっておられる。俺はあらがわずに、俺もフローラさまの舌の味を堪能する。

 しばらくするとフローラさまは唇を離してくださった。同じく、俺とフローラさまの舌には唾液の橋が出来上がっている。こんなことをされてしまうと、マジで興奮しているのだが。キスだけで終わるとかどんだけだよ。やっぱりイジメたいのだろうか?

「最初から誘惑されているんじゃないわよ。しっかりと私の味だけを覚えておきなさい」
「い、いえ、急にされたので――」
「言い訳は結構よ。さっき言ったけれど、私以外の女と関係を持っても良いけれど、私以外の女になびくのは許さないわ。分かったかしら?」
「・・・・・・承知しました」

 いや、なびかせないためにも他の女性との関係を許さないでほしいのですが。確かにフローラさまのことが一番好きだ。だけどニコレットさんも好きな女性であるから、キスされたら少しは揺らいでしまう。知らない女性ならなびくことはないけれど、知り合いの女性なら別だ。もちろん、幼馴染は除く。

「ルネさま、よろしいのですか? このままではアユムを勝ち取る機会をなくしてしまいますよ?」
「えっ・・・・・・、で、でも、そう簡単には・・・・・・」

 ニコレットさんがルネさまをたきつけるような言葉を言っているが、ルネさまがそんなことをするわけがないだろうが。俺の勘違いかもしれないが、ルネさまは少なからず俺を信頼している。だけど、男女のそれとは違うだろう。ルネさまをたきつけるのはお門違いだろう。

「そう言ってられなくなっても、私は助けませんよ? あの顔を見てください、全くルネさまの気持ちを分かっていない男の顔です」
「うぅっ、まさかそんなに分かっていないなんて・・・・・・」

 ニコレットさんとルネさまに、ディスられているようであるが、何を言っているのから分からないから何も突っ込まないことにした。・・・・・・とりあえず、今はここから抜け出したいということしか頭にない。せめて一対一にしてくれ。

「アユム、少し良いですか?」
「あ? 何だスアレム?」

 さっきまで会話に入ってきていなかったスアレムが俺に話しかけてきた。てっきり気まずい話題だったからそのまま諦観を決め込むかと思った。もしかして他の話題を提供してくれるのか⁉ それはありがたい話だ。

「前から思っていましたが、どうして私だけファミリーネームで呼ぶのですか? 姉さんはファーストネームなのに」
「それは一番最初に名前を教えてもらったからだ。そして次にニコレットさんに名前を教えてもらって、区別するためにファーストネームで呼ばせてもらった」
「それなら、私のこともファーストネームで呼んでもらえませんか? 同僚の間柄で、まだファミリーネームで呼ばれていると他人行儀に思えるので」
「・・・・・・なんだかスアレムはもうスアレムって呼び慣れているから、今更他の呼び方に変えろと言われても、違和感を覚えてしまう」
「ダメ、ですか?」

 スアレムは俺に頬をほんのり赤くして上目遣いで頼んできた。いつもは無表情だから、そのギャップにやられそうになるが何とかこらえる。隣で感じる視線がどうとかそういう話ではないから勘違いしないでほしい。

「ダメというわけではない。・・・・・・ブリジット。これで良いのか?」
「ッ! はいっ! ありがとうございます!」

 ・・・・・・その微笑むような顔で嬉しそうにするのは卑怯だろう。少しドキッとしてしまったじゃないか。落ち着かないとフローラさまに何か言われそうだ。いや、この状況にも少なからず原因があるだろう。この混沌とした状況は、俺に癒しを求めさせる。そこにギャップ萌えが舞い降りればときめいてしまうのは俺だけではないだろう。

 未だに学園へとたどり着かない中で、こんな状況になるとは思わず、またしても疲労を蓄積した俺であった。まだ戦場の方が疲れなくて済むぞ。どういうことだ。
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