2 / 2
02:職業・狩人。
しおりを挟む
「ライトニングアロー」
俺が放った矢は何食わぬ顔でいる魔物であるゴブリンの胸を貫いたことでゴブリンは倒れた。
そして周りにいたゴブリンたちは絶命したゴブリンを見て叫んで敵である俺を探そうとしていたが、その前に新たに矢を魔力で作り出した。
「ライトニングアロ―・ブランチ」
二射目は放たれたと同時くらいに複数に分裂してゴブリンたちの胸を的確に貫いて行く。
「……これくらいなら、楽勝だな」
すべてのゴブリンたちに反撃を許すことなく倒すことができたことで満足だ。
母さんの修行が始まって一年ほどで、俺には『必中』と『鷹の目』と『シンクロ』と『創弓』と『剛矢』と『魔法矢・雷』のスキルを手に入れることができた。
木こりの時とは違い、かなり手に入れるスキルがあったし何ならまだまだ覚えたいスキルはあるが、それでも狩人と最低限名乗ることはできるラインには立てた。
「さすがね、ティム。複数の魔物を狩るまでになるとは思わなかったわ」
「まあ才能がないと言ってたから驚くよね」
「……聞こえていたのね」
「バッチリと」
バツの悪そうな顔をする母さんだが、すぐに表情を切り替えて誇らしい顔をした。
「ゼロからのスタートで、六つのスキルを一年で覚えることができたのはすごいと思うわ。ティムには狩人の才能があるわね」
「そう? 才能があると言うのはスキルを生まれ持っていた人たちのことじゃないの?」
「確かにそれも才能があると言えるわ。でも何も持たずにスキルを獲得できる才能は、元より持っていた人たちくらいに才能があると言えるわ」
「……そうかな?」
「そうよ」
素直に母さんに褒められたことで俺は嬉しくなる。
「それで、狩人の才能があるティムは、狩人になる気になったかしら?」
だけどその言葉を聞いて何とも言えない感情が俺の中で渦巻いている。
確かに、狩人という職業をしてみて、スキルを獲得してやりがいを感じている。木こりと同じくらいに。
だが狩人である将来の自分を想像してみると、やっぱり木こりと同じく何か体の中でモヤモヤが止まらない気がしてならない。
決して、その将来が嫌と言うわけではない。木こりと同じく狩人をやっても悔いのない選択になるだろう。
ただそれでもこうして決めている時は何とも言えない感情になってしまう。
「その様子だと、狩人でもないみたいね。残念」
「……ごめんなさい」
「謝ることじゃないわ。あなたの道だもの、じっくりと考えて決めればいいわ。ティムの倍生きてからようやくその道を決めようとしている人もいるのだから、じっくりと決めなさい」
「……うん」
父さんと母さんに同じようなことを言われて嬉しくなる。
本当に俺は俺が思っている以上に愛されているということか。まあ、ただ俺が壁を作りすぎているだけなのかもしれないが。
「それに、あれにも聞いたけどまだ木こりになる可能性もあるし、狩人になる可能性だってあるのでしょう? それなら私はティムの道の果てが狩人になることを祈っておくわ」
「あれって父さんのこと?」
「それ以外何があるというの?」
本当にどうして父さんと母さんが結婚したのかが未だに謎だ。
父さんは母さんのことを愛しているみたいだけど、母さんは特に愛情はないみたいだ。でも俺は愛してくれている。
「交代の時間だわ」
俺と母さんが話していると村の方から鐘の音が鳴り響いた。
これは警備の交代の時間を知らせる鐘の音で、今は俺と母さんの二人で最も魔物がいるであろう西側を警備していた。
「帰りましょう、ティム」
「うん、そうだね」
俺と母さんは仕留めたゴブリンたちを回収して村に戻った。
☆
「そうか! もう狩人をマスターしたのか!」
「食事中にうるさいわ」
「いや、別にマスターしたわけじゃないよ。狩人として名乗れるくらいにはなったってだけ」
夕食時に一応は狩人として名乗れるくらいにはなったと父さんに言ったら、大笑いしながら嬉しそうにしていた。
「まだ覚えていないスキルもあるから、それも覚えていけたらいいなって思ってる」
「いいえティム。あなたにはもう警備隊から抜けてもらうわ」
「……どうして?」
もしかして狩人になる気がないのなら警備隊にいる意味はない! とか思ったが母さんがそんなことを言うはずがない。
「残りのスキルは空いた時間でも手に入れることができるわ。でも新しいスキルはそうはいかないのは分かっているわね? だから別の人の元へと行くべきよ」
……言われてみればそうだな。
スキルを手に入れること自体は損になることはあまりないが、それのために時間を費やすことはあまり賢くない。
「うん、わかった」
「それなら次は誰にするんだ? ヴィクトリア」
「気安く名前を呼ばないで」
名前を呼んだだけでもこれだよ。これだけ嫌われているって、父さんは本当に何をしたのだろうか。
「誰にしようかしら……」
「ねぇ、父さん。母さんにどうして嫌われているの?」
ついに気になって母さんが考えている間に父さんに聞いた。
「あー、うん、あれだ……あれだよ」
だが父さんはとても言いにくそうにしている。それがとてつもなく怪しさをはらんでいるが、ここで追撃するほど俺は子供じゃない。
「そうなんだ、あれなんだ」
「あー、あれだ。うん、あれだ」
いつもの勢いはどこへやら。言いにくそうにしているし肩身が狭いようにも思える。
「その話はもうやめておきなさい、ティム。言いにくいことというだけ覚えておけばいいわ」
「うん……分かった」
そこで母さんの言葉でその話は強制的に終わったが、それでも父さんは母さんに助けられたのにまだ肩身を狭くしている。
「木こりに狩人だったから、次は少し特殊な職業をしましょう」
「特殊な職業?」
特殊ということは、体を動かす系の職業ではないということか。
「今までは才能がなくてもできたかもしれないけど、特殊な職業は才能とは別のセンスが求められるわ」
「……もしかして、治療師とか?」
「そうね。というかそれが出たのなら治療師にしましょうか」
「うん!」
治療師か。今までにあの人には色々とお世話になっているから、そんな人みたいになれたらいいなと考えていたから楽しみだ。
☆
明日から治療師の人に修行をつけてもらえると言われて、今日は予定もなく村の中を少し足取り軽く歩く俺。
「……楽しみだなぁ」
思わずそう口に出てしまうほどに明日が楽しみだ。
それは治療師の人に修行をつけてもらえるからというわけではない。木こりの時でもそうだったし、狩人の時でもそうだった。
「おはよう、ティムちゃん」
「おはようございます、ポーラさん」
「元気かティム!」
「はい元気ですよ、バートンさん」
村の人と挨拶をしながら、歩いていると腕を組んで堂々と道の真ん中に立っている人が見えた。
「ティム! 遅いわよ!」
怒っているという感情をまき散らしている、金髪のサイドテールで俺と同い年の女の子、エミリー・ソーンがいた。
だが……俺とエミは特に約束はしていないが、まあ別にいいか。暇だし。
「うん、ごめんね。エミ」
「フン! 今度から気を付けなさいよ!」
「今度から気を付けるから機嫌を直して?」
「絶対よ!」
「うん、絶対」
今回も約束していないしこれからのこともエミのさじ加減だが、まあいいか。
すっと俺にそれとなく手を差し出してきたエミに少し可愛さを感じながらその手を取る。
「そんなに私と手が繋ぎたかったの? それなら仕方がないわね!」
「うん、ありがとう」
これだけでエミがどういう女の子かが分かるとはすごいと思う。
「それよりも最近はどこに行ってたのよ! 私暇だったんだから」
「最近は母さんに狩人として鍛えてもらっていたんだ」
「狩人? ティムは木こりでしょ?」
「いや、最近は別の道を考えてみることにしたから、母さんに狩人として鍛えてもらっていた」
「どうして?」
「どうして……これからのことを考えて、木こりでいいのか、他の道はないのかって考えた時に他の道の可能性を感じた、から?」
「よく分からないわよ! もっと分かりやすく言いなさいよ!」
「将来を考えて?」
「ふーん……ちなみに私は決まっているわ! 村長よ!」
「そうだね」
エミは村長の一人娘であるから、かなり甘やかされているのだ。
「それに私には『剣神』のスキルがあるんだから!」
「それは本当にすごいと思う」
神と名のつくスキルはかなりレアなスキルだ。
俺の『死神』ならともかく、『剣神』のスキルはおそらくどこに行っても重宝されるくらいに強くて珍しいスキルだ。
まあそれも相まってこの性格を加速させているわけだが。
「ねぇ、狩人でどんなスキルを覚えたのよ」
「『創弓』とか『魔法矢・雷』とかだよ」
「それなら私が全部打ち落としてあげるわ! 行くわよ!」
「うん、行こうか」
俺の答えなど聞かずにエミは子供たちの遊び場になっている森へ向かおうと俺を引っ張る。
意気揚々としているエミに、村の人たちはあまりいい感情を向けず、関わらないように離れていた。
こういう性格が相まって、この村でまともに喋るのは俺しかいないという状況になっているわけだ。
まあこんな状況で村長になれるわけがないから、俺がこの村を出ることになったらエミを連れて行こうと決心している今日この頃だ。
現在のティム・スコットのスキル『死神』・『伐採』・『怪力』・『必中』・『鷹の目』・『シンクロ』・『創弓』・『剛矢』・『魔法矢・雷』
俺が放った矢は何食わぬ顔でいる魔物であるゴブリンの胸を貫いたことでゴブリンは倒れた。
そして周りにいたゴブリンたちは絶命したゴブリンを見て叫んで敵である俺を探そうとしていたが、その前に新たに矢を魔力で作り出した。
「ライトニングアロ―・ブランチ」
二射目は放たれたと同時くらいに複数に分裂してゴブリンたちの胸を的確に貫いて行く。
「……これくらいなら、楽勝だな」
すべてのゴブリンたちに反撃を許すことなく倒すことができたことで満足だ。
母さんの修行が始まって一年ほどで、俺には『必中』と『鷹の目』と『シンクロ』と『創弓』と『剛矢』と『魔法矢・雷』のスキルを手に入れることができた。
木こりの時とは違い、かなり手に入れるスキルがあったし何ならまだまだ覚えたいスキルはあるが、それでも狩人と最低限名乗ることはできるラインには立てた。
「さすがね、ティム。複数の魔物を狩るまでになるとは思わなかったわ」
「まあ才能がないと言ってたから驚くよね」
「……聞こえていたのね」
「バッチリと」
バツの悪そうな顔をする母さんだが、すぐに表情を切り替えて誇らしい顔をした。
「ゼロからのスタートで、六つのスキルを一年で覚えることができたのはすごいと思うわ。ティムには狩人の才能があるわね」
「そう? 才能があると言うのはスキルを生まれ持っていた人たちのことじゃないの?」
「確かにそれも才能があると言えるわ。でも何も持たずにスキルを獲得できる才能は、元より持っていた人たちくらいに才能があると言えるわ」
「……そうかな?」
「そうよ」
素直に母さんに褒められたことで俺は嬉しくなる。
「それで、狩人の才能があるティムは、狩人になる気になったかしら?」
だけどその言葉を聞いて何とも言えない感情が俺の中で渦巻いている。
確かに、狩人という職業をしてみて、スキルを獲得してやりがいを感じている。木こりと同じくらいに。
だが狩人である将来の自分を想像してみると、やっぱり木こりと同じく何か体の中でモヤモヤが止まらない気がしてならない。
決して、その将来が嫌と言うわけではない。木こりと同じく狩人をやっても悔いのない選択になるだろう。
ただそれでもこうして決めている時は何とも言えない感情になってしまう。
「その様子だと、狩人でもないみたいね。残念」
「……ごめんなさい」
「謝ることじゃないわ。あなたの道だもの、じっくりと考えて決めればいいわ。ティムの倍生きてからようやくその道を決めようとしている人もいるのだから、じっくりと決めなさい」
「……うん」
父さんと母さんに同じようなことを言われて嬉しくなる。
本当に俺は俺が思っている以上に愛されているということか。まあ、ただ俺が壁を作りすぎているだけなのかもしれないが。
「それに、あれにも聞いたけどまだ木こりになる可能性もあるし、狩人になる可能性だってあるのでしょう? それなら私はティムの道の果てが狩人になることを祈っておくわ」
「あれって父さんのこと?」
「それ以外何があるというの?」
本当にどうして父さんと母さんが結婚したのかが未だに謎だ。
父さんは母さんのことを愛しているみたいだけど、母さんは特に愛情はないみたいだ。でも俺は愛してくれている。
「交代の時間だわ」
俺と母さんが話していると村の方から鐘の音が鳴り響いた。
これは警備の交代の時間を知らせる鐘の音で、今は俺と母さんの二人で最も魔物がいるであろう西側を警備していた。
「帰りましょう、ティム」
「うん、そうだね」
俺と母さんは仕留めたゴブリンたちを回収して村に戻った。
☆
「そうか! もう狩人をマスターしたのか!」
「食事中にうるさいわ」
「いや、別にマスターしたわけじゃないよ。狩人として名乗れるくらいにはなったってだけ」
夕食時に一応は狩人として名乗れるくらいにはなったと父さんに言ったら、大笑いしながら嬉しそうにしていた。
「まだ覚えていないスキルもあるから、それも覚えていけたらいいなって思ってる」
「いいえティム。あなたにはもう警備隊から抜けてもらうわ」
「……どうして?」
もしかして狩人になる気がないのなら警備隊にいる意味はない! とか思ったが母さんがそんなことを言うはずがない。
「残りのスキルは空いた時間でも手に入れることができるわ。でも新しいスキルはそうはいかないのは分かっているわね? だから別の人の元へと行くべきよ」
……言われてみればそうだな。
スキルを手に入れること自体は損になることはあまりないが、それのために時間を費やすことはあまり賢くない。
「うん、わかった」
「それなら次は誰にするんだ? ヴィクトリア」
「気安く名前を呼ばないで」
名前を呼んだだけでもこれだよ。これだけ嫌われているって、父さんは本当に何をしたのだろうか。
「誰にしようかしら……」
「ねぇ、父さん。母さんにどうして嫌われているの?」
ついに気になって母さんが考えている間に父さんに聞いた。
「あー、うん、あれだ……あれだよ」
だが父さんはとても言いにくそうにしている。それがとてつもなく怪しさをはらんでいるが、ここで追撃するほど俺は子供じゃない。
「そうなんだ、あれなんだ」
「あー、あれだ。うん、あれだ」
いつもの勢いはどこへやら。言いにくそうにしているし肩身が狭いようにも思える。
「その話はもうやめておきなさい、ティム。言いにくいことというだけ覚えておけばいいわ」
「うん……分かった」
そこで母さんの言葉でその話は強制的に終わったが、それでも父さんは母さんに助けられたのにまだ肩身を狭くしている。
「木こりに狩人だったから、次は少し特殊な職業をしましょう」
「特殊な職業?」
特殊ということは、体を動かす系の職業ではないということか。
「今までは才能がなくてもできたかもしれないけど、特殊な職業は才能とは別のセンスが求められるわ」
「……もしかして、治療師とか?」
「そうね。というかそれが出たのなら治療師にしましょうか」
「うん!」
治療師か。今までにあの人には色々とお世話になっているから、そんな人みたいになれたらいいなと考えていたから楽しみだ。
☆
明日から治療師の人に修行をつけてもらえると言われて、今日は予定もなく村の中を少し足取り軽く歩く俺。
「……楽しみだなぁ」
思わずそう口に出てしまうほどに明日が楽しみだ。
それは治療師の人に修行をつけてもらえるからというわけではない。木こりの時でもそうだったし、狩人の時でもそうだった。
「おはよう、ティムちゃん」
「おはようございます、ポーラさん」
「元気かティム!」
「はい元気ですよ、バートンさん」
村の人と挨拶をしながら、歩いていると腕を組んで堂々と道の真ん中に立っている人が見えた。
「ティム! 遅いわよ!」
怒っているという感情をまき散らしている、金髪のサイドテールで俺と同い年の女の子、エミリー・ソーンがいた。
だが……俺とエミは特に約束はしていないが、まあ別にいいか。暇だし。
「うん、ごめんね。エミ」
「フン! 今度から気を付けなさいよ!」
「今度から気を付けるから機嫌を直して?」
「絶対よ!」
「うん、絶対」
今回も約束していないしこれからのこともエミのさじ加減だが、まあいいか。
すっと俺にそれとなく手を差し出してきたエミに少し可愛さを感じながらその手を取る。
「そんなに私と手が繋ぎたかったの? それなら仕方がないわね!」
「うん、ありがとう」
これだけでエミがどういう女の子かが分かるとはすごいと思う。
「それよりも最近はどこに行ってたのよ! 私暇だったんだから」
「最近は母さんに狩人として鍛えてもらっていたんだ」
「狩人? ティムは木こりでしょ?」
「いや、最近は別の道を考えてみることにしたから、母さんに狩人として鍛えてもらっていた」
「どうして?」
「どうして……これからのことを考えて、木こりでいいのか、他の道はないのかって考えた時に他の道の可能性を感じた、から?」
「よく分からないわよ! もっと分かりやすく言いなさいよ!」
「将来を考えて?」
「ふーん……ちなみに私は決まっているわ! 村長よ!」
「そうだね」
エミは村長の一人娘であるから、かなり甘やかされているのだ。
「それに私には『剣神』のスキルがあるんだから!」
「それは本当にすごいと思う」
神と名のつくスキルはかなりレアなスキルだ。
俺の『死神』ならともかく、『剣神』のスキルはおそらくどこに行っても重宝されるくらいに強くて珍しいスキルだ。
まあそれも相まってこの性格を加速させているわけだが。
「ねぇ、狩人でどんなスキルを覚えたのよ」
「『創弓』とか『魔法矢・雷』とかだよ」
「それなら私が全部打ち落としてあげるわ! 行くわよ!」
「うん、行こうか」
俺の答えなど聞かずにエミは子供たちの遊び場になっている森へ向かおうと俺を引っ張る。
意気揚々としているエミに、村の人たちはあまりいい感情を向けず、関わらないように離れていた。
こういう性格が相まって、この村でまともに喋るのは俺しかいないという状況になっているわけだ。
まあこんな状況で村長になれるわけがないから、俺がこの村を出ることになったらエミを連れて行こうと決心している今日この頃だ。
現在のティム・スコットのスキル『死神』・『伐採』・『怪力』・『必中』・『鷹の目』・『シンクロ』・『創弓』・『剛矢』・『魔法矢・雷』
0
お気に入りに追加
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
それ行け!! 派遣勇者(候補)。33歳フリーターは魔法も恋も超一流?
初老の妄想
ファンタジー
フリーターの33歳ヤマダタケルは、コンビニバイトの面接で高時給のバイト「派遣勇者(候補)」を紹介された。
時給と日払い条件につられて、疑いながらも異世界ドリーミアにたどり着いたタケル達は、現世界のしがらみやRPGとは違う異世界の厳しさに戸惑いながらも成長し、異世界を救うため魔竜の討伐へ力を合わせて行く。多くの苦難や信じていた人々の裏切りを乗り越え、やがて真の勇者へ成長する。
リアルとファンタジーが入り混じる虚構の世界が展開される超長編のサーガを書き上げるつもりです。(今のところは)
チート薬学で成り上がり! 伯爵家から放逐されたけど優しい子爵家の養子になりました!
芽狐
ファンタジー
⭐️チート薬学3巻発売中⭐️
ブラック企業勤めの37歳の高橋 渉(わたる)は、過労で倒れ会社をクビになる。
嫌なことを忘れようと、異世界のアニメを見ていて、ふと「異世界に行きたい」と口に出したことが、始まりで女神によって死にかけている体に転生させられる!
転生先は、スキルないも魔法も使えないアレクを家族は他人のように扱い、使用人すらも見下した態度で接する伯爵家だった。
新しく生まれ変わったアレク(渉)は、この最悪な現状をどう打破して幸せになっていくのか??
更新予定:なるべく毎日19時にアップします! アップされなければ、多忙とお考え下さい!
悠々自適な転生冒険者ライフ ~実力がバレると面倒だから周りのみんなにはナイショです~
こばやん2号
ファンタジー
とある大学に通う22歳の大学生である日比野秋雨は、通学途中にある工事現場の事故に巻き込まれてあっけなく死んでしまう。
それを不憫に思った女神が、異世界で生き返る権利と異世界転生定番のチート能力を与えてくれた。
かつて生きていた世界で趣味で読んでいた小説の知識から、自分の実力がバレてしまうと面倒事に巻き込まれると思った彼は、自身の実力を隠したまま自由気ままな冒険者をすることにした。
果たして彼の二度目の人生はうまくいくのか? そして彼は自分の実力を隠したまま平和な異世界生活をおくれるのか!?
※この作品はアルファポリス、小説家になろうの両サイトで同時配信しております。
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
あの、神様、普通の家庭に転生させてって言いましたよね?なんか、森にいるんですけど.......。
▽空
ファンタジー
テンプレのトラックバーンで転生したよ......
どうしようΣ( ̄□ ̄;)
とりあえず、今世を楽しんでやる~!!!!!!!!!
R指定は念のためです。
マイペースに更新していきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる