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-第八章-
-第八章五十二節 始まった最終決戦!と三度目の白い世界と変わった靄ツグ-
しおりを挟む※注意 今回この五十二節に限り文字化けを使った文章表記があります。
これはうぷ主が故意で化けさせているだけでサイト・ご閲覧なされて
居る皆様方のPCに異変が出た訳では無いのでご安心くださいませ!…
…あくまでも演出なので、どうぞ気にする事無くお楽しみください。
さてミサカの方では誤指示とは言え本格的に化け物達と戦闘を開始!…
デグレアント城ではモツが焦りを見せているが、ずっとこのまで居る訳には
行かない!と…また異聞録を手にヒントが無いかを探し始め!…シロとハクも
その戦う様を心配そうに!…何なら自分達も戦った方が良いのでは?と感じて
居ると、グレイスは化け物の動きに警戒!…その時が来ない事を願い続ける!…
そしてそんな大混乱を生んでいる化け物の元へ更に制圧に動いていた他の面々が
次々に集まって来ると、まるで挟み撃ちにするよう戦闘が始まり!…
__ウオオオオオオォォォォォォォォ!!!!
「何とか間に合ったと言った所ですか!!…皆さん、行きますよおぉ!!!」
「進めぇ!!!…我々の底力を見せるんだ!!!」
それはさも気を引き付けようとする様に声を張り上げ!…その勇ましい声は
辺り一帯に届いて行き!…本陣にもその勇ましい声がまるで天からの援軍の様に
聞こえて来ると、援軍が来た事で当然安堵!…更に士気の向上にも繋がって行く!…
その際そんな彼らを先導するのはハンドレットとリーナの二人であり!…
その時の二人の戦い様と来たらもはや別のゲームと化しており!…言わずもがな
敵を吹き飛ばしながら倒して行く様はもう無双状態!…そしてそんな二人に
負けじ!と言った具合に!…暴れる者達が他にもアチラコチラで出て来て!…
更にそれに感化された様子で各々が鬼気迫る様子を露わにすると、一方で
未だ何も変化がないマサツグ!…行方不明?となっているマサツグは一人ある
場所にへと飛ばされていた!…と言うのもそこは…
「……んっ…んん~……っ……ッ!…
…え?…あれ?…」
__…ザッ…ザッ……パンパンッ!……ッ…
この時マサツグが気が付いた場所と言うのは、何時ぞやのあの何も無い
真っ白な開けた場所で有り!…何なら回数で言えば三度目となる訪問?と
言ったところか!…その際その真っ白な場所でマサツグは大の字に
倒れており!…今目を覚ました様子で唸り始めては気だるげに首だけを
動かして辺りの様子を確認すると、そこが白い場所である事を寝惚け眼で
確認!…そして何故自分が今ここに居るのか?と言った様子で言葉も零す!…
すると次にはずっと倒れている訳にも行かないのでゆっくりと体を起こし
始めて行くのだが、そこでまた何か今までと違う様子を感じて行き!…
「…おい、マサツグ?…ここは一体何処なんだ?…」
「ッ!…え?…ッ!?!?…」
と言うのも起き上がった直後に突如背後から声を掛けられる!…それは今までの
経験上この場所に居るのは自分だけで、他に誰も存在しない特異な場所である筈
なのだが!…何故かこの時だけは自身の背後から声が聞こえ!…
何ならその相手は自分の事を知っており、尚且つその声に聞き覚えが!…
となるとマサツグとしても確認をしない訳が無く!…戸惑いながらも振り返り!…
一体誰が声を掛けて来たのか?を目にすると、そこにはライモンドの姿が!…
何なら霊体?ではなく実体でその場に立っていた!…
「なぁんか狐のねぇちゃん助けたと思ったら意識が飛んで…
気が付いたらここだ!…何か知らねぇのか?」
「………。」
「…ンン?…何、如何した?…まるで変なモンを見る様な眼で俺を見て?…」
その際ライモンド自身も記憶が曖昧の様子で思い出すよう言葉を口にして行くと、
ここは何処なんだ?と言った様子で辺りを見回し!…しかし幾ら見回した所で
辺りに当然何も無く!…となると今度はマサツグに尋ねるよう!…ここは何処?と
言って視線をマサツグの顔にスッと向けて見せて行くと、そこで困惑したまま
ジッとするマサツグの表情を見つける!…それこそ絶句している様なそんな姿を
目撃する!…するとそんなマサツグの様子にライモンドが更に疑問の言葉を口に
すると、マサツグも恐る恐ると言った様子で反応をして見せ!…
__……ッ…スッ……
「ッ!…あぁ?…」
「な、何で実体化してるの?…」
それこそ動揺を隠し切れない様子で表情はそのまま!…しかしゆっくりと
腕を動かしてライモンドを指差し!…ライモンドもそんなマサツグの様子に…
更に疑問を持って行くと、いきなり指を差して来た事で理解が出来ない
戸惑いの表情を浮かべ!…一方でマサツグはライモンドに言葉を掛けて行く!…
それは今実際に見えている自身の状況に困惑するよう疑問形で言葉を口にすると、
それを聞いたライモンドは更に戸惑った様子を!…
「ッ!?…はぁ!?…ッ…おいおい!…
もうその歳で耄碌してんのか?…俺は死んでもうかなりの年月が流れてんだぜ?…
それこそ転生でもしない限り!…てか俺が実態を持つ事自体ありえない……ッ…」
__………。
何ならライモンド自身がそのマサツグの言葉を否定するよう茶化し始め!…
それこそマサツグを小馬鹿にするよう!…ボケるにはまだ早い!と言って
自身が死んでいる事を改めて言葉にして見せると、転生などと言った!…
実体を持つ方法を口にする!…しかしそれもあくまでもしたら!…
もしくはやったら!…行ったら!と言う意味の言葉で有り、自分はやって
居ない事からもう一度あり得ない!と言葉を口に…何ならマサツグの
言っている事を確かめてやろう!と…チラッと視線を落として行き!…
そこで自身の手をパッと確認して更に否定をしてやろうとするのだが、
そこにはマサツグの言う通りに透けていない自身の手が有り!…
となるとその否定の言葉もピタッと止まる!…そして次には二人揃って
戸惑った具合に黙ってしまうと、更にライモンドは自身の下半身が
ちゃんと付いている事にも気が付いて行き!…
__……トッ…トッ……コッ…コッ…コッ…コッ…コッ…コッ…コッ…
「ッ!?…ラ、ライモンドさん?…」
「…ちゃ、ちゃんと歩けらぁ……え?…」
すると今度は徐にその場をグルグルと回る様に歩き始め!…となるといきなり
無言で歩き出したライモンドにマサツグも更に戸惑ってしまい!…そんな様子に
如何した?と…ライモンドの名前を呼んで突如歩き出した訳を聞こうとして
行くと、ライモンドも呼ばれた事でその場でピタッ!と…次にはクルッとまた
マサツグの方へ視線を向ける!…そして自身でも戸惑った様子で歩けた!と…
いや、歩いている感触を足裏に感じた事をマサツグに話すと、やはり信じられない
様子で言葉を零し…と、二人がそうして戸惑い固まってしまって居ると、
更にそこへ見覚えのある黒い靄が見え始め!…
__…ゴゴゴッ!!…ゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!…
「ッ!?…こ、今度は何だぁ!?…」
「ッ!?…こ、これは!!…」
見事なまでに真っ白な空間に黒い靄!…これ程までに目立つモノもそうそう無く!…
マサツグとライモンドも機敏にバッ!と…振り向きその黒い靄の出現に気が付いた
反応を露わにすると、ライモンドは当然見た事が無いので困惑!…一方のマサツグは
三度目である事から若干慌てる程度で抑えて行く!…そして二人が戸惑って居る
間にも徐々にその靄は大きく広がり人の形になって行くと、最終的にはやはり
マサツグの姿となって見せ!…
__ゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!…ッ~~~……ッ…
「ッ!?…な!?…マ、マサツグ!?…」
「…ッ!……って事は俺また死んだって事か…」
完全に今のマサツグの姿になった所で仁王立ち!…別に襲い掛かって来ると言った
様子も無く!…ただ姿を現して無気力にジッと二人の事を見詰めて見せると、
ライモンドはとにかくこの奇異な状況に戸惑い続け!…靄がマサツグの形に
なった事で身構えて見せる!…それは過去にそう言った敵とやはり戦った事が
有る様子でキッと警戒をするのだが、一方でマサツグは何と無くこの状況を
理解し始め!…と言うのもこの白い空間に来る条件と言うのは自身が死んだ時で
ある!と言う事は分かっており!…その際自身が死んだ事を口に!…
となるとその言葉を聞いてライモンドもえっ!?とばかりまた機敏に反応を
すると、またマサツグの方に視線を向け!…
「ッ!?…ちょ!?…はぁ!?…おま、何を言って!?…
…てかテメェが死んだのに何で平気でいられ!?…」
「ッ!…え?…あ、あぁ…まぁ普通はそうだよな?…普通は…
…でも俺これで死ぬの…えぇ~っと…これで…3~4回目?…なんだよな!…
何なら臨死体験は両手で数え切れない位で!…」
この時靄ツグに対しての警戒も忘れず!…が、マサツグにツッコミを
入れずには居られない様で!…マサツグに正気かどうかを確かめる様に
慌てた様子で言葉を掛けると、マサツグも慣れた様子で返事をし!…
勿論死んでしまった事に対して若干動揺はしているのだが!…
それでもライモンドのツッコミに返事!…何ならこれで3~4回目で
ある事をうろ覚えながらに話して行くと、更にジョーク交じりで
臨死体験についても話し!…が、そんな話をされても当然戸惑うだけであり!…
「ッ!?…い、いやいやいやいやいやいやいやいや!!…お前ぇ!!…
今自分でサラッと何を言っているのか分かっているか!?…」
「ッ!…あ、あははははは……まぁ当然の反応ですよねぇ?…」
やはりライモンドはマサツグが異常である!と…さもぶっ飛んでいる!と
ばかりにこれまた更にツッコミを入れて行くと、もう一つ正気であるか
どうか!?を確かめる様に言葉を口に!…するとマサツグもその言葉を
受けて苦笑いをして見せ!…と言うかもはや笑って誤魔化すしか
無くなってしまい!…しかし一方で当然ツッコマれる事も重々理解して
いる様子で!…自分でも呆れる様に言葉を口にして行くと、それこそ
どうしてこうなった?と…疑問を漏らす様にしてポロッと零す!…
さてそうしてそんな話を二人でギャアギャア!と繰り広げ喚いて居ると、
また一方で靄ツグが動きを見せ!…
__……ズッ…ズッ…
「…ッ!?…お、おい!!…動き出したぞ!?…
マサツグも構え!!……ッ?…ッ!?…」
それはゆっくりとマサツグ達へ近付く様に!…勿論二人に向かって歩いて行き!…
足音も重くまるで泥濘の中を歩いて来ている様なそんな音を立てて行くと、
ライモンドが機敏に反応!…マサツグに警戒を促し始める!…その際例よって
二人は何故か武器を持って居らず!…もし戦闘となった場合丸腰で靄ツグを
相手にしないといけない訳で有り!…と、ライモンドも武器が無い事で
焦っており!…いや別にステゴロが苦手と言う訳では無いのだが、それでも
武器は欲しい所!と…とにかく警戒心をマックスに!…如何やって倒すか?と
言った様子を見せて居ると、一方でマサツグからの返事が無い事に疑問!…
またチラッとマサツグの居る方へ視線を向ける!…するとそこにはライモンド
からすれば信じられない光景がそこにあり!…
__コッ…コッ…コッ…コッ…
「ッ!?!?…ちょ!?…はぁ!?…ま、待て!!!…
何近付こうとしてんだ!?…てかアレをお前は知ってるのか!?…
だったらアレは何なのか教えてくれ!!!」
と言うのもマサツグは無警戒にもその靄ツグが向かってくる方向に向かい
歩き始め!…となるとライモンドが当然の如く更に慌て!…急ぎ止めに
入ってまた正気かどうかを三度!…今度は若干怒った様子で注意をすると、
次にはマサツグは知って居るのか!?と…その向かって来る靄ツグの正体に
ついて質問をする!…するとその質問に対してマサツグも分かっている様子で
返事をしようとするのだが、いざ説明をするとなると難しいらしく!…
「ッ!…え?…あ、あぁ~…何て説明をしたらいいか?…」
何故なら説明する相手が[NPC]であるからであって!…プレイヤーなら大体の
ニュアンスで分かるが、NPCとなるとまるで学校の先生の様な教え方を
しなくては無くなり!…因みに今居る靄ツグはマサツグの分身の様な
モノで!…言わばこの世界のマサツグで有り、何かしらピンチになれば
助けてくれる?…お助けキャラの様にマサツグは勝手に捉えているが、
実際の所はその正体を全く知らず!…と、そう説明をした所でライモンドに
伝わる筈も無い訳で!…肩を掴んで止めに来るライモンドに戸惑い!…
一体如何したら?とまた違う意味でマサツグが悩む様子を見せて居ると、
その間にも靄ツグは一歩!…また一歩とマサツグの方へと近付いて来る!…
__ズッ…ズッ…ズッ…ズッ…ズッ…ズッ…ズッ…ズッ…
「ッ!?…チッ!!…こうなりゃ一発ぶち込んで!!!」
「ッ!?…あぁ、ちょ!?…ちょっとぉ!?」
その歩みはとても不気味、まるで異様なゾンビが迫って来ている様に見え!…
となるとライモンドとしても勿論更に警戒を露わに!…仕舞いにはマサツグも
守る為に自己防衛!…武器は持って居ないがそれでも果敢にバッ!と靄ツグに
向かい飛び出して行くと、拳を固め!…一方でマサツグもライモンドが
飛び出して行った事で戸惑って見せる!…それこそ待った!を掛けようと
ライモンドに向かいこちらもバッ!と手を伸ばすのだが、その手がライモンドを
触れる事は決してなく!…
「近付いてくんじゃ!!!…」
__ギュウウゥゥ!!!…ザザアアァァ!!!…ッ!!!…
「ねええええぇぇ!!!!」
その間にもライモンドは靄ツグに向かいそのまま突貫!…そして自身の間合いに
靄ツグを捉え!…改めて拳を握り!…大きく踏み込みまるで某・ボクシング漫画
宛ら!…地面をも抉り込む様なアッパーカットを繰り出すと、そこでもまた奇怪な
光景を目にし!…ライモンドを酷く動揺させる!…と言うのも相手は避けると
言った動作は全くせず!…ライモンドの拳は吸い込まれる様に靄ツグの顎に!…
__グオオォォ!!!…ヴァサアァ!!!…
「ッ!?…な!?…」
「ッ!?…え!?…」
間違い無くライモンドのアッパーはクリティカルコース!…しかしその拳が
靄ツグの顎を捉える事は決してなく!…ライモンドの拳が靄ツグの顎に
当たった瞬間、霧散!…まるで弾け飛ぶ様にしてヴァサッ!と消える!…
となるとそんな様子を目にしてライモンドが驚く反応を露わにすると、
マサツグもえっ!?とばかりに驚き!…と言うのも前に対峙した時は
自身の攻撃が利いたからで!…一方で靄ツグは何食わぬ顔?のまま歩き続ける!…
やはり不気味な様子で止まる事無く歩き続けると、次には言葉らしきモノを口に!…
〔…豎昴?∝鴨繧呈アゅa繧九°?溪?ヲ…〕
「ッ!?…え?…」
〔…豎昴?∝鴨繧呈アゅa繧九°?溪?ヲ…〕
ライモンドに頭を吹き飛ばされたにも関わらず言葉を口に!…それは頭の中で
響いて来るよう奇妙に聞こえ!…また何かノイズの様なそんな訳の分からない
様にも聞こえて来ると、マサツグもまた!?とばかりに困惑!…
やはり何を言っているのかその言語?の理解に苦しんでしまう!…
それこそ突然問われた様に戸惑いの様子を露わにすると、一方で靄ツグは恐らく
同じ言語を口に!…と、その間もマサツグにずっと近付き!…しかしここで
ライモンドもハッ!と…我に返る様にして戸惑いから立ち直り!…踵を返して
また靄ツグに攻撃を仕掛けようとするのだが!…
「……ッ!!…テ、テメェ!!…無視してんじゃ…ねえぇぇ!!!!」
__グオオォォ!!!…ヴァサアァ!!!…
「ッ!?…やっぱまるで手応えがねぇ!!!……ッ…けどよぉ!!!…」
靄ツグを追い駆ける様にして振り返り、また拳を固めて行き!…それこそ今度は
仕留める!とばかりに…また大きく踏み込んでグッと構え!…今度は背中から
鳩尾に掛けて貫く様にしてボッ!と拳を突き出して行くと、そのライモンドの拳は
いとも簡単に靄ツグの体を貫く!…しかし結果は同じモノで終わってしまう!…
その際霧散した筈の頭もまた靄が集まって来る様にしてゾワゾワと蠢くそんな様子を
露わにすると、次には完璧に再生してしまい!…と、ライモンドもまるで手応えが
無い事で再度戸惑ってしまう事に!…だがそれでも諦める気は無い様子で!…
次にはその流れで我流のコンボを叩き込んで行くのだが!…
__ザザアァァ!!…グッ!!!…ヴァサアァ!!!…ヴァサアァ!!!…
先程の右ストレートを繰り出した後にすかさず左でアッパーフック!…
相手の背後から左の脇を狙う様に!…鋭角に抉り込むよう体を捩じりながら
遠慮も何も無く叩き込むが、再び結果は同じ!…ただ靄ツグの左肩から首に
掛けてを吹き飛ばす!…だがそれでもライモンドの攻撃は止まらず、
その左のアッパーフックの勢いを更に利用して右足の後ろ回し蹴りまで放ち!…
が、三度これも同じ結果で終わる事に!…先程貫いた穴を消し飛ばす様に!…
上半身と下半身を分断するようやはり霧散させるだけで終わってしまうと、
一方で分断されても尚!…依然として靄ツグは歩き続ける!…だがそれでも
ライモンドは諦めが悪く!…最後の渾身の一撃を放ち!…
「ッ!!…ンなクソガアアァァァ!!!!」
__ヴァサアァ!!!……ッ…ズッ…ズッ…ズッ…ズッ…
それこそもう一度!とばかりに右の正拳!…後ろ回し蹴りから戻って来て!…
戻って来た状態のままでまた右足で地面を蹴って瞬時に拳を固めると、
勢いそのままにズドン!…今度は腹部に風穴を開ける!…その際上半身と
分断されているので若干欠ける様にして風穴がヴァサッ!と空くのだが、
やはり四度攻撃は無駄だった様子で終わり!…と、ここに来てさすがに
それ以上は繋げられないのかライモンドの動きも止まり!…一方で靄ツグも
自己再生?…とにかく靄を集めて行き!…そしてまた元の姿に戻った所で
マサツグの前に立って見せると、漸く足を止める!…そしてまた同じ言葉を
口にし出す!…
__ズッ…ズッ…ズ、ズッ…
〔…豎昴?∝鴨繧呈アゅa繧九°?溪?ヲ…〕
「あ、あぁ~っと?…」
が、改めて足を止めて言われた所で全く意味が分からず!…となるとマサツグも
これには苦笑いをするしか無く!…ただ戸惑い混じりに困惑の言葉を漏らして
見せるが、相手はコッチの様子など御構い無し!…さも自身の役目を全うするよう
話しを続ける!…その際また同じ言葉を口にし出したか?と思えば、今度は更に
言葉を続け!…そしてあの時同様何やら靄ツグは不穏な空気を露わにし出し!…
〔豎昴?∝鴨繧呈アゅa繧九°?溪?ヲ…蜉帙r豎ゅa繧九?縺ァ縺ゅl縺ー窶ヲ…
謌代↓縺昴?雉??シ繧定ヲ九○繧茨シ?シ≫?ヲ…〕
__…ッ…ヴアアアアァァ、バシュウウゥゥン!!!……チャキッ!!…
「ッ!?…な、何か前とは違うぅ!?…」
二回目の時に比べてまだ良心的では在るのだが、それでも相変わらずな所は
多々あり!…が、基本的にマサツグを置いてけぼりに突如喧嘩腰になって行き!…
この時先程まで武器を持って居なかった筈が!…突如自身の手に靄を集めて
黒い大剣を生成すると、次にはやる気満々でマサツグに構えて見せる!…
となるとそんな様子にマサツグも戸惑う!…その際やはり靄ツグは敵なのか!?と
感じて居ると、ライモンドも慌ててマサツグに構えるよう指示を出し!…
「ッ!?…やっぱ敵なんじゃねぇか!!!…とにかく構えろ!!!…
それこそ今奴が持っている武器を奪っちまえ!!!」
「ッ!?…う、奪うったって!?…これって奪えるの!?」
その際ツッコミを入れながら武器を奪え!と…何が何でも生き延びるよう!…
自身も靄ツグに向かい駆けて行く様子を露わにすると、いきなりそんな事を
言われてマサツグは戸惑い!…何なら武器を奪えるのかどうかについて
疑問を持つ!…何故ならそれは敵が作り出したモノで、言わば最初から
その形であった訳ではなく!…それこそシロやハクみたいに氷で出来ている
のならまだ話は分かるのだが!…相手は寄せて集めた靄!と…奪うは良いものの
本当に扱えるかどうかについてライモンドにツッコミを入れるよう戸惑って
見せると、次には靄ツグがマサツグに向かい突貫!…その手に持つも靄の大剣で
斬り掛かる!…
__ッ…バシュンッ!!!…グワアアァァァ!!!…
「ッ!?…ヤッバ!!……ッ!!…」
__ブオンッ!!!…スカァッ!?…
もはや戸惑っている様子など御構い無し!…大剣を振り被ってマサツグに
斬り掛かろうとして行くと、マサツグも本当に襲い掛かって来た事で
これまた戸惑い!…が、だからと言ってそのまま襲われる訳にも当然行かず!…
次にはハッと真剣になり!…その靄ツグの攻撃を見切って紙一重に攻撃を
回避すると、今度は言われた通りに武器を奪取!…まずはその靄ツグの腕を
掴みに掛かる!…すると…
「ッ!!…貰ったぁ!!!」
__バッ、ガシィ!!!…ッ!?!?…
「でりゃあああぁぁぁ!!!!」
マサツグは大剣を振り下ろし切った隙を突いて片腕にガバッ!と…するとあれほど
ライモンドの攻撃は透過されていたにも関わらず、マサツグだけはその靄ツグの
腕を掴む事が出来!…となるとそんな様子を見てライモンドは驚き戸惑う反応を
露わに!…一方でマサツグはその腕を引っ張り!…力任せにそのまま担いで背負い
投げに靄ツグを地面に叩き付けようとして見せると、靄ツグの身体はフワッ!と…
マサツグの怪力で宙を舞う!…その際靄ツグは驚いた様子でビクッと反応をして
しまうと、次には思わず武器をポロッと手放してしまい!…が、マサツグは
関係無しにそのまま靄ツグを地面にポイッ!と…しかし今度はまた不可思議な事が
目の前で起き!…それを見てまたマサツグとライモンドがへっ!?とばかりに
戸惑って見せると、ある意味怪奇現象!…目を丸くして固まってしまう!…
__グオオオォォォ!!!…ッ…ヴァサアァ!!!…
「ッ!?…え!?…」
「はぁ!?…」
それは綺麗な弧を描き靄ツグが地面に叩き付けられて行くと、靄ツグは受け身を
取る事無く地面にドカン!…が、それでダメージを受けた様子は何処にも無く…
寧ろその勢いで体全体がヴァサッ!と靄に変わってしまうと、地面を這う様に
霧散しては辺り一帯に怪しい気配を!…そしてそれを目撃した二人はこれまた
戸惑って見せて行く!…と言うのもライモンドは確実にこれでダメージが
入った!と思った矢先で、マサツグに至っては前とは違う展開!と慌てて見せ…
何なら靄ツグが手放したあの大剣もいつの間にか霧散しており!…
結果武器の奪取には失敗してしまい!…それよりも如何やって倒す!?と言った
疑問だけが残ってしまうと、二人は硬直!…一方で靄ツグが新しい動きを見せて
行く!…
__…ズゴゴゴゴ!!!…ヴンッ!!!…
「ッ!?…え!?…」
「ッ!!!…させるかああぁぁ!!!」
と言うのも先程までは時間を掛けて靄を集めながら再生をしていたにも関わらず!…
ここに来てバッ!と瞬時に腕だけを生成すると、その手に靄の大剣まで握って
不意を突こう!と…となるとそんな様子を見せられてマサツグは更に戸惑って
見せる事に!…しかしこれを良しとしない様子で突如ライモンドが動き出し!…
その靄の大剣を握る腕に向かって!…我構わず突貫しながらギュッと拳を握り
そのまま殴りに掛かると、またその腕はヴァサッ!と靄に変わってしまい!…
辺りに漂うよう霧散する!…
__グオオォォ!!!…ヴァサアァ!!!…ッ!?!?…
「…チッ!!…やっぱ駄目か!!!……おい、一体距離を取るぞ!!!…
何処を見ても逃げ場がなさそうだから倒すのは必至として!!…
その倒す方法を考える為にも距離を取る!!…ボサッとするな!!!…
今はコイツを倒す事だけに集中しろ!!!……いいな…」
ただ目の前で現れてそしてライモンドの手によってまた霧散した様子を
見てマサツグが一人戸惑って見せると、一方でライモンドは徐々にある事を
理解して行き!…と言うのもあの靄と言うか人と言うか…とにかくこれを
倒せる可能性を持って居るのはマサツグだけ!と…自身の攻撃ではただ闇雲に
この靄を霧散させるだけになる事を自覚すると、今度は慌ててマサツグを
呼んで一旦退こう!と…集中するよう呼び掛けて行く!…そしてマサツグに
言う事を聞くよう同意をさせようとするのだが、それを良しとしないのが
靄で有り!…
__…ズゴゴゴゴ!!!…ヴヴヴヴンッ!!!…
「ッ!?…何!?」
「ッ!!!…ライモンドォ!!!」
まるで邪魔をするな!とばかりにまた動きが!…それは途端に靄の剣が生成され!…
助けてくれたライモンドに対して包囲をするようその切っ先が向けられて行くと、
その様子にライモンドもハッ!と…慌てる反応を露わにする!…そしてマサツグも
その様子を見て途端に慌てて見せるのだが、慌てた所で何も反応する事が出来ず!…
と、次の瞬間その靄の剣はライモンドに向かって飛来して行き!…それは滅多刺しに
する様に!…
__バババッ!!!…グササササササッ!!!…
「ッ!?…ガフッ!!…」
グサグサ!と生々しい音を立てながらライモンドがハリネズミにされてしまうと、
これには堪らずライモンドも吐血!…と、そんな様子を見せられてマサツグも
当然戸惑い!…改めて今居るここは何かが違う!と…その異様な違いに何か
嫌な予感と焦りの様なモノを感じて行くと、途端に辺りに対して注意を払う!…
そしてライモンドが言っていた通りに靄から距離を取ろうとする!…
その際負傷したライモンドも当然見捨てる事無く助けに入ると、まずは滅多刺しに
されたライモンドへ肩を貸し!…
「ッ!?!?……あぁそうかい!!」
__バッ!!…ガッシ!!…
「ッ!?…な、何を!?…」
その際何かを察した様子で怒りを露わに!…そして独り言を零して行き!…
ライモンドに肩を貸し!…と言うより担いで!…足早にまずはその周りに
ある靄から逃れようとして見せると、一方で突如担がれた事でライモンドは
戸惑い!…痛みに堪えながらマサツグに戸惑いをぶつけようとする!…
だがマサツグは勿論そんなライモンドの言葉に耳を貸す様子は一切なく、
そのまま靄から離れて行き!…と、それに合わせて靄もまた一つになるよう!…
その姿をマサツグに変え!…また離れたマサツグを追ってゆっくり動きを
見せて行くと、マサツグは安全な所でライモンドを放す!…そして靄に対して
明確な殺意を露わにすると、いつの間にかその手に武器を!…ライモンドから
靄の剣を一本拝借するのであった!…
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幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕の授かったスキルは役に立つ物なのかな?
アノマロカリス
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よくある話の異世界召喚。
ネット小説や歴史の英雄話好きの高校生の洲河 慱(すが だん)
いつものように幼馴染達と学校帰りに公園で雑談していると突然魔法陣が現れて光に包まれて…
幼馴染達と一緒に救世主召喚でテルシア王国に召喚され、幼馴染達は素晴らしいジョブとスキルを手に入れたのに僕のは何だこれ?
王宮からはハズレと言われて追い出されそうになるが、幼馴染達は庇ってくれた。
だけど、夢にみた迄の異世界…
慱は幼馴染達とは別に行動する事にした。
自分のスキルを駆使して冒険する、魔物と魔法が存在する異世界ファンタジー。
現在書籍化されている…
「魔境育ちの全能冒険者は好き勝手に生きる!〜追い出した癖クセに戻って来いだと?そんなの知るか‼︎〜」
の100年前の物語です。
リュカが憧れる英雄ダン・スーガーの物語。
そして、コミカライズ内で登場する「僕スキなのか…」がこの作品です。
その作品の【改訂版】です。
全く同じな部分もあれば、新たなストーリーも追加されています。
今回のHOTランキングでは最高5位かな?
応援有り難う御座います。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
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鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
幼馴染達にフラれた俺は、それに耐えられず他の学園へと転校する
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そんな幼馴染達に並び立つべく、努力もしたし、特訓もした。
だがどう頑張っても、どうあがいてもエリート達には才能の無いこの俺が
勝てる訳も道理もなく、いつの日か二人を追い駆けるのを諦めた。
自尊心が砕ける前に幼馴染達から離れる事も考えたけど、しかし結局、ぬるま湯の
関係から抜け出せず、別れずくっつかずの関係を続けていたが、そんな俺の下に
衝撃な展開が舞い込んできた。
そう...幼馴染の二人に彼氏ができたらしい。
※小説家になろう様にも掲載しています。
【全話挿絵】発情✕転生 〜何あれ……誘ってるのかしら?〜【毎日更新】
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俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
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朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
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