102 / 519
いざ、中忍体!
第97話:花園先生の恋愛相談室
しおりを挟む
「じゃぁ、今日は解散だ。」
そう言ってノリは、聡太に目を向ける。
「ソウは、少し残れよ?」
冷めた笑顔でそう言うノリに、ため息をついて一瞬重清をジト目で睨んだ聡太は、返事をして机に突っ伏した。
「えっと・・・ソウ、悪ぃな!とりあえずおれは、カオルンのとこ行ってるから終わったら来いよっ!」
そう言って重清は、逃げるように部室を後にした。
「お~ぼ~え~と~け~よぉ~」
くぐもったそんな声が聞こえた気がするも、重清はそれを聞かなかったことにしてそのまま保健室へと向かった。
「シゲ、保健室行くのか?おれも連れてけよ!」
そう重清に声をかけてきたのは、我らがムッツリ。
「ムッツリじゃねーよっ!」
どこへともなくつっこむ恒久に、重清は微妙な表情を向け、
「でもさ、まだ保健室には被害者がいるかもしれないし・・・」
「あー、もう帰ってるから心配すんなー」
重清の言葉にノリがそう声をかけてきた。
「はぁ~。」
「なんだよ、行っちゃダメなのか?もしかしてお前、花園先生狙ってんのか!?」
「そんなんじゃないけどさぁ。まぁいっか。」
(ほんとは1人で琴音ちゃんとの事相談したかったんだけどなぁ・・・)
そんなことを考えながらも重清は、恒久と連れ立って保健室へと向かうのであった。
「あらあら、シゲ君じゃないのぉ。ソウ君は?」
「早速だよっ!少しは他の生徒にも興味持ってくださいよ!」
「えぇー、これでも私、一途なのよぉ。」
「いや、そういう意味じゃなくてっ!」
「・・・シゲ、お前がつっこみに回ってる時点で、花園先生の凄さがよくわかったよ。」
恒久が、2人のやり取りを呆然と見てため息混じりに言うと、
「あら、この子はどなたぁ?」
「こいつはツネ!おれらと同じ、社会科研究部です!」
「よろしくねぇ。あら、あなたもいい男じゃないのぉ。」
「ちょ、カオルン!さっき一途って言ったばっかりですよ!」
「いやぁ、花園先生も、す、素敵な人ですよ。」
いい男と言われた恒久が、顔を赤くしながらもムッツリ視線を花園に送ると、
「あらぁ、何かいやらしい視線を感じるわぁ。ツネくん、あなたも意外とモテないんじゃなぁい?」
花園がニヤリと笑って恒久を見る。
「ちょ、も、って言った!今カオルン、あなたも、って言った!!ねぇ、それはなに。おれも、モテないってこと!?」
「あー、なんか普通の顔のやつがうるさくてすみませんね。それと、確かにおれはモテませんけどっ!!」
「普通の顔って言うな!ムッツリ!!」
「おいっ!誰かムッツリじゃぁ!!」
「ちょっと2人ともぉ。保健室では静かにしてくれるかしらぁ??」
((あんたのせいだろっ!!))
もう、保健室の中はしちゃかちゃである。
「えっとぉ。そんなことより、2人は何をしにきたのかしらぁ?見たところ、具合が悪そうでもないみたいだけど?」
((そんなことって言っちゃったよ、この人!))
2人がそう考えていると、
ポンっと手を叩いて花園は、
「あっ。シゲ君もしかして、早速恋の相談かしらぁ?」
「ちょっ。そ、それはまた、次の機会にっ!!」
それを聞いた恒久は、ニヤリと笑う。
「なるほどねぇ。重清君は、琴音ちゃんのことを相談したかったわけだぁ。」
「なっ!つ、ツネ、なんでそれをっ!?」
「あ。」
恒久が、言葉を詰まらせる。
「えっと、そのぉ。いや、おれらは何も知らないぜ?」
「待って、おれらって、らって、他にも知ってる人いるの!?ソウか!ソウが言ったんだな!!」
「まぁ、言ったっていうか、ついて行ったっていうか・・・あ。」
(やっちまった・・・)
恒久が見事な墓穴を掘る。
さすがは土穴の術の使い手である。
「え、ついて行った!?まさか、あの時・・・」
「あのぉー。2人で盛り上がるなら他所でやってくれないかしらぁ?これでも私、仕事あるんですけどぉ。」
花園が、不貞腐れたように2人を見つめる。
(いや、可愛いなおい!)
そんな花園に照れる恒久は、
救いを求めるように花園に話しかける。
「いやぁ、コイツ実はですねぇ―――――」
「なるほどねぇ。」
恒久から話を聞いた花園は、そう言って重清を見る。
「それでシゲ君、琴音ちゃんとはそれから、どうなってるのぉ??」
「どうって、たまに会って話してますけど??」
「あらぁ。キスもしてないのぉ??」
「きききききき、キス!?そんなこと、してませんよっ!!」
「いやお前、慌てすぎだろ。」
「2人は、付き合ってる、のよね??」
「えーっと。そこんとこ、どうなんすかね、恒久君。」
「いやおれに聞くなよっ!」
「ふふふ。青春してるわねぇ。」
花園が笑って、
「それにしてもシゲ君、これからあなたは、琴音ちゃんとどうなりたいの?」
そう言って重清を見つめる。
「どうって・・・」
「お前まさか、何も考えていなかったんじゃないだろうな?」
「うっ。」
「やっぱり。」
「いやだって、一回フラレてるんだよ!?話せてるだけで嬉しいじゃん!」
「でも、そのフッた相手と、またこうして会ってくれてるんでしょう?まだ、チャンスはあるのかもよぉ?」
「ほ、ホントに!?」
「えぇ。焦らずに、仲良くなってみなさいなぁ。」
「うん!ありがと!カオルン!!」
「いぃえぇ~」
「ちょ、花園先生、じゃなくてカオルン!おれにもアドバイスくださいよっ!」
恒久が、どさくさ紛れに呼び方を変えつつ、嘆願する。
「あなたはまず、そのいやらしい目線をどうにかしなさぁい。女子はそういう目線、敏感なのよぉ。」
「えっ!?おれ、そんな目線送ってます!?」
「えぇ。とおっても。」
「マジでかぁ・・・」
「ムッツリが出ちゃってるんだな。」
「うるさいわっ!!」
結局騒がしくなる保健室であった。
(人がネチネチやられてるときに、随分楽しそうだなぁ。
田中さんとのこと、ノリさんに言って正解だったと心から思うよ。)
保健室の扉の外では、そんなことを考えながら、聡太が1人、肩を落として佇んでいるのであった。
そう言ってノリは、聡太に目を向ける。
「ソウは、少し残れよ?」
冷めた笑顔でそう言うノリに、ため息をついて一瞬重清をジト目で睨んだ聡太は、返事をして机に突っ伏した。
「えっと・・・ソウ、悪ぃな!とりあえずおれは、カオルンのとこ行ってるから終わったら来いよっ!」
そう言って重清は、逃げるように部室を後にした。
「お~ぼ~え~と~け~よぉ~」
くぐもったそんな声が聞こえた気がするも、重清はそれを聞かなかったことにしてそのまま保健室へと向かった。
「シゲ、保健室行くのか?おれも連れてけよ!」
そう重清に声をかけてきたのは、我らがムッツリ。
「ムッツリじゃねーよっ!」
どこへともなくつっこむ恒久に、重清は微妙な表情を向け、
「でもさ、まだ保健室には被害者がいるかもしれないし・・・」
「あー、もう帰ってるから心配すんなー」
重清の言葉にノリがそう声をかけてきた。
「はぁ~。」
「なんだよ、行っちゃダメなのか?もしかしてお前、花園先生狙ってんのか!?」
「そんなんじゃないけどさぁ。まぁいっか。」
(ほんとは1人で琴音ちゃんとの事相談したかったんだけどなぁ・・・)
そんなことを考えながらも重清は、恒久と連れ立って保健室へと向かうのであった。
「あらあら、シゲ君じゃないのぉ。ソウ君は?」
「早速だよっ!少しは他の生徒にも興味持ってくださいよ!」
「えぇー、これでも私、一途なのよぉ。」
「いや、そういう意味じゃなくてっ!」
「・・・シゲ、お前がつっこみに回ってる時点で、花園先生の凄さがよくわかったよ。」
恒久が、2人のやり取りを呆然と見てため息混じりに言うと、
「あら、この子はどなたぁ?」
「こいつはツネ!おれらと同じ、社会科研究部です!」
「よろしくねぇ。あら、あなたもいい男じゃないのぉ。」
「ちょ、カオルン!さっき一途って言ったばっかりですよ!」
「いやぁ、花園先生も、す、素敵な人ですよ。」
いい男と言われた恒久が、顔を赤くしながらもムッツリ視線を花園に送ると、
「あらぁ、何かいやらしい視線を感じるわぁ。ツネくん、あなたも意外とモテないんじゃなぁい?」
花園がニヤリと笑って恒久を見る。
「ちょ、も、って言った!今カオルン、あなたも、って言った!!ねぇ、それはなに。おれも、モテないってこと!?」
「あー、なんか普通の顔のやつがうるさくてすみませんね。それと、確かにおれはモテませんけどっ!!」
「普通の顔って言うな!ムッツリ!!」
「おいっ!誰かムッツリじゃぁ!!」
「ちょっと2人ともぉ。保健室では静かにしてくれるかしらぁ??」
((あんたのせいだろっ!!))
もう、保健室の中はしちゃかちゃである。
「えっとぉ。そんなことより、2人は何をしにきたのかしらぁ?見たところ、具合が悪そうでもないみたいだけど?」
((そんなことって言っちゃったよ、この人!))
2人がそう考えていると、
ポンっと手を叩いて花園は、
「あっ。シゲ君もしかして、早速恋の相談かしらぁ?」
「ちょっ。そ、それはまた、次の機会にっ!!」
それを聞いた恒久は、ニヤリと笑う。
「なるほどねぇ。重清君は、琴音ちゃんのことを相談したかったわけだぁ。」
「なっ!つ、ツネ、なんでそれをっ!?」
「あ。」
恒久が、言葉を詰まらせる。
「えっと、そのぉ。いや、おれらは何も知らないぜ?」
「待って、おれらって、らって、他にも知ってる人いるの!?ソウか!ソウが言ったんだな!!」
「まぁ、言ったっていうか、ついて行ったっていうか・・・あ。」
(やっちまった・・・)
恒久が見事な墓穴を掘る。
さすがは土穴の術の使い手である。
「え、ついて行った!?まさか、あの時・・・」
「あのぉー。2人で盛り上がるなら他所でやってくれないかしらぁ?これでも私、仕事あるんですけどぉ。」
花園が、不貞腐れたように2人を見つめる。
(いや、可愛いなおい!)
そんな花園に照れる恒久は、
救いを求めるように花園に話しかける。
「いやぁ、コイツ実はですねぇ―――――」
「なるほどねぇ。」
恒久から話を聞いた花園は、そう言って重清を見る。
「それでシゲ君、琴音ちゃんとはそれから、どうなってるのぉ??」
「どうって、たまに会って話してますけど??」
「あらぁ。キスもしてないのぉ??」
「きききききき、キス!?そんなこと、してませんよっ!!」
「いやお前、慌てすぎだろ。」
「2人は、付き合ってる、のよね??」
「えーっと。そこんとこ、どうなんすかね、恒久君。」
「いやおれに聞くなよっ!」
「ふふふ。青春してるわねぇ。」
花園が笑って、
「それにしてもシゲ君、これからあなたは、琴音ちゃんとどうなりたいの?」
そう言って重清を見つめる。
「どうって・・・」
「お前まさか、何も考えていなかったんじゃないだろうな?」
「うっ。」
「やっぱり。」
「いやだって、一回フラレてるんだよ!?話せてるだけで嬉しいじゃん!」
「でも、そのフッた相手と、またこうして会ってくれてるんでしょう?まだ、チャンスはあるのかもよぉ?」
「ほ、ホントに!?」
「えぇ。焦らずに、仲良くなってみなさいなぁ。」
「うん!ありがと!カオルン!!」
「いぃえぇ~」
「ちょ、花園先生、じゃなくてカオルン!おれにもアドバイスくださいよっ!」
恒久が、どさくさ紛れに呼び方を変えつつ、嘆願する。
「あなたはまず、そのいやらしい目線をどうにかしなさぁい。女子はそういう目線、敏感なのよぉ。」
「えっ!?おれ、そんな目線送ってます!?」
「えぇ。とおっても。」
「マジでかぁ・・・」
「ムッツリが出ちゃってるんだな。」
「うるさいわっ!!」
結局騒がしくなる保健室であった。
(人がネチネチやられてるときに、随分楽しそうだなぁ。
田中さんとのこと、ノリさんに言って正解だったと心から思うよ。)
保健室の扉の外では、そんなことを考えながら、聡太が1人、肩を落として佇んでいるのであった。
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
ステラ☆オーナーズ〜星の魔法使い〜
霜山 蛍
ファンタジー
中学生になった桜之宮菜奈花は、ごく普通の平凡な少女であった。そんな奈菜花は入学式の前夜に、不思議な夢を見ることになる。22枚の散らばったカード。それがアルカナであると知り、その不思議な力に触れた時、菜奈花の物語は動き出す。
兎人ちゃんと異世界スローライフを送りたいだけなんだが
アイリスラーメン
ファンタジー
黒髪黒瞳の青年は人間不信が原因で仕事を退職。ヒキニート生活が半年以上続いたある日のこと、自宅で寝ていたはずの青年が目を覚ますと、異世界の森に転移していた。
右も左もわからない青年を助けたのは、垂れたウサ耳が愛くるしい白銀色の髪をした兎人族の美少女。
青年と兎人族の美少女は、すぐに意気投合し共同生活を始めることとなる。その後、青年の突飛な発想から無人販売所を経営することに。
そんな二人に夢ができる。それは『三食昼寝付きのスローライフ』を送ることだ。
青年と兎人ちゃんたちは苦難を乗り越えて、夢の『三食昼寝付きのスローライフ』を実現するために日々奮闘するのである。
三百六十五日目に大戦争が待ち受けていることも知らずに。
【登場人物紹介】
マサキ:本作の主人公。人間不信な性格。
ネージュ:白銀の髪と垂れたウサ耳が特徴的な兎人族の美少女。恥ずかしがり屋。
クレール:薄桃色の髪と左右非対称なウサ耳が特徴的な兎人族の美少女。人見知り。
ダール:オレンジ色の髪と短いウサ耳が特徴的な兎人族の美少女。お腹が空くと動けない。
デール:双子の兎人族の幼女。ダールの妹。しっかり者。
ドール:双子の兎人族の幼女。ダールの妹。しっかり者。
ルナ:イングリッシュロップイヤー。大きなウサ耳で空を飛ぶ。実は幻獣と呼ばれる存在。
ビエルネス:子ウサギサイズの妖精族の美少女。マサキのことが大好きな変態妖精。
ブランシュ:外伝主人公。白髪が特徴的な兎人族の女性。世界を守るために戦う。
【お知らせ】
◆2021/12/09:第10回ネット小説大賞の読者ピックアップに掲載。
◆2022/05/12:第10回ネット小説大賞の一次選考通過。
◆2022/08/02:ガトラジで作品が紹介されました。
◆2022/08/10:第2回一二三書房WEB小説大賞の一次選考通過。
◆2023/04/15:ノベルアッププラス総合ランキング年間1位獲得。
◆2023/11/23:アルファポリスHOTランキング5位獲得。
◆自費出版しました。メルカリとヤフオクで販売してます。
※アイリスラーメンの作品です。小説の内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません
青山 有
ファンタジー
強引に言い寄る男から片思いの幼馴染を守ろうとした瞬間、教室に魔法陣が突如現れクラスごと異世界へ。
だが主人公と幼馴染、友人の三人は、女神から貰えるはずの希少スキルを他の生徒に奪われてしまう。さらに、一緒に召喚されたはずの生徒とは別の場所に弾かれてしまった。
女神から貰えるはずのチート能力は奪われ、弾かれた先は未開の原生林。
途方に暮れる主人公たち。
だが、たった一つの救いがあった。
三人は開発中のファンタジーRPGのキャラクターの能力を引き継いでいたのだ。
右も左も分からない異世界で途方に暮れる主人公たちが出会ったのは悩める大司教。
圧倒的な能力を持ちながら寄る辺なき主人公と、教会内部の勢力争いに勝利するためにも優秀な部下を必要としている大司教。
双方の利害が一致した。
※他サイトで投稿した作品を加筆修正して投稿しております
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎
って、何故こんなにハイテンションかと言うとただ今絶賛大パニック中だからです!
何故こうなった…
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
そして死亡する原因には不可解な点が…
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのかのんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています
聖女の妹は無能ですが、幸せなので今更代われと言われても困ります!
ユウ
ファンタジー
侯爵令嬢のサーシャは平凡な令嬢だった。
姉は国一番の美女で、才色兼備で聖女と謡われる存在。
対する妹のサーシャは姉とは月スッポンだった。
能力も乏しく、学問の才能もない無能。
侯爵家の出来損ないで社交界でも馬鹿にされ憐れみの視線を向けられ完璧を望む姉にも叱られる日々だった。
人は皆何の才能もない哀れな令嬢と言われるのだが、領地で自由に育ち優しい婚約者とも仲睦まじく過ごしていた。
姉や他人が勝手に憐れんでいるだけでサーシャは実に自由だった。
そんな折姉のジャネットがサーシャを妬むようになり、聖女を変われと言い出すのだが――。
超越者となったおっさんはマイペースに異世界を散策する
神尾優
ファンタジー
山田博(やまだひろし)42歳、独身は年齢制限十代の筈の勇者召喚に何故か選出され、そこで神様曰く大当たりのチートスキル【超越者】を引き当てる。他の勇者を大きく上回る力を手に入れた山田博は勇者の使命そっちのけで異世界の散策を始める。
他の作品の合間にノープランで書いている作品なのでストックが無くなった後は不規則投稿となります。1話の文字数はプロローグを除いて1000文字程です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる