狼に囚われてしまった

ホテルから電話

和羽、紫龍、皐月は会合場所から戻り、スーツを脱ぎ話した。

っあー。１年に１度の会合終わった！

そう言い、紫龍は背伸びした。

和羽は携帯電話を取りだし、時間を見て　龍生に電話した。

・・・龍生です。

あっ！龍生？やほー！和羽だよ！

あ。和羽。イギリスどう？

うん。今日つかの間のショッピング行ってきたよ。

へぇ。こっちは抜き打ちテストあった。

抜き打ちテストあったんだ？バッチリ？

俺に抜かり無し！

あはは！あ。お土産買ったから、楽しみにしてて！

お！楽しみにしてる。で、顔合わせどうだった？

ん。ファルコン、獰猛な目をしてたよ。

ククッ。そうか。屈したんだ？

う。そうなんだよ。あの目で見られたら屈してしまったよ。

へぇ。ファルコンとした？

・・・・ん。した。

そうか。あ。一成が話したいって。代わるね？

龍生から一成に代わり、話した。

和羽、そっちで顔合わせお疲れ。早速だけど　イギリスから帰国したら、テストあるから。和羽だけ。

あー。そっか。わかった。教科は全部？

そう。全教科。

了解。あ、待って。紫龍に代わるよ。

和羽は紫龍に携帯を渡した。

紫龍が話しているのを見ながら立ち　窓から景色を見ていた。

皐月が和羽に声をかけた。

景色、どうですか？

和羽は皐月を見て話した。

キラキラ輝いてるけど、裏に住む俺には眩しいかな。闇が一番似合う。

ククッ　そうですね。

和羽は皐月を見ながら話を続けた。

明後日から５日間調教を受けるけど　皐月達はどっか行くの？

ん？ああ。俺達は　ここでのんびりしますよ。それか、コーヒー専門店とかですね。

紫龍が電話を切り、和羽に携帯電話を返した。