狼に囚われてしまった

ルチアーノから電話

イギリスへ出発前夜、和羽の携帯電話が鳴った。

和羽は携帯電話を耳に当て話した。

・・・はい　和羽

ルチアーノだ。和羽　明日こっちに来るだろ？


うん。


会合終わったら　俺達・・アドルフ　ハリー、もう１人の４人で　和羽を調教してやるからな？


・・・はい。覚悟してます。


ククッ。俺達、４人でテレビ電話しながら決めてたんだぜ？調教内容をな？


どこで調教ですか？


ああ。俺の自宅の中だ。防音室にしてあるから。会合場所は別だがな。

わかりました。


空港に迎えに行くからな？プライベート用ジェット機だろ？


そうです。


楽しみにしてるからな？


はい。


じゃあな？イギリスで会おう。


電話が切れ、ため息を吐いた。


和羽はマフィアのボスからも好かれてるし、和羽の虜になってるからだ。


準備し終え、若頭専用部屋に向かった。



和羽はドアをノックし、入った。


和羽は正座し、話した。


若、さっきルチアーノから電話ありました。


・・・・全く。


あっちの空港に迎えに来るそうです。


そうか。わかった。


ところで和羽　こっちこい。


和羽は紫龍の前に来ると抱っこされ話した。


ドバイのマフィア、名前はファルコンだ。

和羽は紫龍に聞いた。

ファルコンって日本語だと鷹ですよね。

ああ。ファルコンは獰猛な目をしてるからな。

俺、４人に調教されるから　まぁ、覚悟はしてますよ。

ククッ。大丈夫だ。ファルコンも和羽に虜になるだろう。

ふふ。

でも、首を噛むのは紫龍だけです。

紫龍は和羽をみてにやっとした。


・・・皐月も犬歯あるんでしょ？

皐月は和羽の言葉に頷き、歯を見せた。

ホントにあったー。

紫龍は狼みたいな歯。皐月は犬みたいな歯。

・・・・ねぇ？お願いあるんだ。


紫龍と皐月は和羽に耳を傾けた。

２人で俺を噛んで？

ククッ。いいぞ？


紫龍と皐月は和羽の首を舌で嘗め　ガリィッ

噛まれた和羽は歓喜していた。


首から歯が離れ、話した。


・・・ククッ。牙、犬歯がくっきり付いたな？

和羽は嬉しそうに両手で触った。


紫龍が和羽に話した。

明日　ジェット機でも少し寝れるからな？


和羽は嬉しそうに頷いた。

和羽は自室に戻り、忘れ物がないかトラベル鞄の中をチェックし、スーツを選んだ。