565 / 617
シマリス様リクエスト
焦らし
しおりを挟む
*寛也視点
康二が余計なこと言って帰っちまったから駿里がやけに俺の事を警戒してくる。そんな潰れるほど抱くつもりはサラサラなかったんだがな。けどどうもこうして意識されると俺も理性保てるか不安になる。可愛いからなこいつ。
「駿里。」
「な、なに!」
「はは、お前警戒しすぎ。まだなんもしねぇから。お前も飯食ってねぇだろ。俺が寝ちまってたからよ。食べれる分だけ食べとけ。」
「あ…うん。」
相変わらず駿里は俺の事を警戒したままだったけど飯は食ってくれた。体力つけるためには飯食わねぇとな。いくら俺が手加減しても駿里は毎回気絶寸前になるからよ。
「これ美味しいね。」
「そうだな。あいつもお前がこれを好きだから作ったんだろ。良い奴だよ康二は。」
「そうだね。ほんとにそう。」
「ああ。」
…どうすっかな。俺が我慢出来るか不安になってきた。飯食い終わった瞬間ベット連れて行くか。いやけど、焦らすのもありだな。駿里は今警戒してるから俺が襲わないってなった時の反応も面白そうだ。
「なぁ駿里。この後映画でも見ねぇか?」
「…え!?」
はは、可愛い反応。いつもの俺なら有り得ねぇ事だよな。すぐにでもお前を抱っこしてベットに連れていく場面だ。けど今日は焦らすぞ。
「何驚いてんだ?嫌か?」
「…いや、じゃないけど、」
「そうか。なら見よう。」
「…………っ。」
駿里も男だ。だから我慢出来るかどうかは分からないところ。俺的には駿里に誘って欲しいんだよな。いつもは俺が我慢出来なくなって襲うってことが多いからよ。
「…うん。」
「駿里?気が進まねぇ顔してるけど嫌なら言えよ。」
この駿里の顔を見る限り駿里もやりたい感じはあるな。まぁさっきの康二の発言で駿里もスイッチ入ったよな。けど俺に抱かれすぎる不安があって警戒してた。だがその警戒が今は焦りに変わってるって感じだ。本当に分かりやすくて可愛いやつだ。やりたいならそう言ってくれ駿里。今日の俺は我慢するぞ。
「…ううん、嫌じゃない、」
「そうか。ならなんでそんな顔してんだよ。」
「だって…っ。」
「ん?」
あと少しだ。あと少しで駿里が言ってくれそう。俺の我慢もそろそろ限界を迎える。早いとこ言ってくれ駿里。冷や汗が出そうだ。
「なんで…っ、寛也っ。」
「何がだ駿里。言わねぇと分かんねぇぞ。」
「……………っ!!」
言わなくても分かるだろって顔してんなぁ。ああ、分かってるよ。お前のことはなんでも分かるさ。けどだからこそ言って欲しい。お前の口から、な。
「駿里。言ってみろって。」
「っ、なんでいつもは俺が何を言ってもお構い無しなのに今日はしないの!」
おお。怒りが勝ったか。それもまた、可愛いけどな。そんなに俺とやりてぇのか。それなら望むまま抱いてやるよ。
「それはつまりやりてぇってことか?」
「…寛也が嫌なら別にいいもん。」
「嫌とは言ってねぇじゃん。」
「…ならなんで今日はしないの?」
「最近お前に無理させてたからな。だから休ませてやろうと思ったんだ。けど駿里がしたいなら話は別だ。よし、ベット行くぞ。」
駿里の口から誘ってくれた…わけじゃねぇけど俺はもう我慢できない。だからいいように解釈して駿里をベットに連れていこうと抱きかかえた。
「え、ち、寛也っ、待ってっ、今から…!?」
「やりてぇんだろ。ほら、来い。」
「ま、待ってっ、せめてお皿にラップしてからっ…!」
「んなもん後でいい。」
これ以上我慢出来るかよ。
康二が余計なこと言って帰っちまったから駿里がやけに俺の事を警戒してくる。そんな潰れるほど抱くつもりはサラサラなかったんだがな。けどどうもこうして意識されると俺も理性保てるか不安になる。可愛いからなこいつ。
「駿里。」
「な、なに!」
「はは、お前警戒しすぎ。まだなんもしねぇから。お前も飯食ってねぇだろ。俺が寝ちまってたからよ。食べれる分だけ食べとけ。」
「あ…うん。」
相変わらず駿里は俺の事を警戒したままだったけど飯は食ってくれた。体力つけるためには飯食わねぇとな。いくら俺が手加減しても駿里は毎回気絶寸前になるからよ。
「これ美味しいね。」
「そうだな。あいつもお前がこれを好きだから作ったんだろ。良い奴だよ康二は。」
「そうだね。ほんとにそう。」
「ああ。」
…どうすっかな。俺が我慢出来るか不安になってきた。飯食い終わった瞬間ベット連れて行くか。いやけど、焦らすのもありだな。駿里は今警戒してるから俺が襲わないってなった時の反応も面白そうだ。
「なぁ駿里。この後映画でも見ねぇか?」
「…え!?」
はは、可愛い反応。いつもの俺なら有り得ねぇ事だよな。すぐにでもお前を抱っこしてベットに連れていく場面だ。けど今日は焦らすぞ。
「何驚いてんだ?嫌か?」
「…いや、じゃないけど、」
「そうか。なら見よう。」
「…………っ。」
駿里も男だ。だから我慢出来るかどうかは分からないところ。俺的には駿里に誘って欲しいんだよな。いつもは俺が我慢出来なくなって襲うってことが多いからよ。
「…うん。」
「駿里?気が進まねぇ顔してるけど嫌なら言えよ。」
この駿里の顔を見る限り駿里もやりたい感じはあるな。まぁさっきの康二の発言で駿里もスイッチ入ったよな。けど俺に抱かれすぎる不安があって警戒してた。だがその警戒が今は焦りに変わってるって感じだ。本当に分かりやすくて可愛いやつだ。やりたいならそう言ってくれ駿里。今日の俺は我慢するぞ。
「…ううん、嫌じゃない、」
「そうか。ならなんでそんな顔してんだよ。」
「だって…っ。」
「ん?」
あと少しだ。あと少しで駿里が言ってくれそう。俺の我慢もそろそろ限界を迎える。早いとこ言ってくれ駿里。冷や汗が出そうだ。
「なんで…っ、寛也っ。」
「何がだ駿里。言わねぇと分かんねぇぞ。」
「……………っ!!」
言わなくても分かるだろって顔してんなぁ。ああ、分かってるよ。お前のことはなんでも分かるさ。けどだからこそ言って欲しい。お前の口から、な。
「駿里。言ってみろって。」
「っ、なんでいつもは俺が何を言ってもお構い無しなのに今日はしないの!」
おお。怒りが勝ったか。それもまた、可愛いけどな。そんなに俺とやりてぇのか。それなら望むまま抱いてやるよ。
「それはつまりやりてぇってことか?」
「…寛也が嫌なら別にいいもん。」
「嫌とは言ってねぇじゃん。」
「…ならなんで今日はしないの?」
「最近お前に無理させてたからな。だから休ませてやろうと思ったんだ。けど駿里がしたいなら話は別だ。よし、ベット行くぞ。」
駿里の口から誘ってくれた…わけじゃねぇけど俺はもう我慢できない。だからいいように解釈して駿里をベットに連れていこうと抱きかかえた。
「え、ち、寛也っ、待ってっ、今から…!?」
「やりてぇんだろ。ほら、来い。」
「ま、待ってっ、せめてお皿にラップしてからっ…!」
「んなもん後でいい。」
これ以上我慢出来るかよ。
62
お気に入りに追加
1,899
あなたにおすすめの小説
執着攻めと平凡受けの短編集
松本いさ
BL
執着攻めが平凡受けに執着し溺愛する、似たり寄ったりな話ばかり。
疲れたときに、さくっと読める安心安全のハッピーエンド設計です。
基本的に一話完結で、しばらくは毎週金曜の夜または土曜の朝に更新を予定しています(全20作)
【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集
あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。
こちらの短編集は
絶対支配な攻めが、
快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす
1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。
不定期更新ですが、
1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
書きかけの長編が止まってますが、
短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。
よろしくお願いします!
目が覚めたら囲まれてました
るんぱっぱ
BL
燈和(トウワ)は、いつも独りぼっちだった。
燈和の母は愛人で、すでに亡くなっている。愛人の子として虐げられてきた燈和は、ある日家から飛び出し街へ。でも、そこで不良とぶつかりボコボコにされてしまう。
そして、目が覚めると、3人の男が燈和を囲んでいて…話を聞くと、チカという男が燈和を拾ってくれたらしい。
チカに気に入られた燈和は3人と共に行動するようになる。
不思議な3人は、闇医者、若頭、ハッカー、と異色な人達で!
独りぼっちだった燈和が非日常な幸せを勝ち取る話。
こども病院の日常
moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。
18歳以下の子供が通う病院、
診療科はたくさんあります。
内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc…
ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。
恋愛要素などは一切ありません。
密着病院24時!的な感じです。
人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。
※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。
歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる