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シマリス様リクエスト
酒
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*寛也視点
「あっ、ぁっ、やっ、いっ、ちゃっ、ぁっ、あぁっーーー!!!」
よし、イったな。可愛いやつだ。もう我慢出来ねぇ。早く挿れてぇ。俺は自分で言うのもなんだが珍しく理性が無くなりそうだった。そんなこんなでこれから駿里を抱いてやろう…俺はそう思っていたのに…。
「……ん…んん…ねむ…い。」
「ん?」
「あ?」
こりゃ笑うしかない。何故かって?駿里は俺の腕の中で寝ちまったんだから。いやまだ辛うじて起きてはいる。けどこの様子じゃすぐに寝ちまうな。
「は!?寝んの!?ここで!?」
「康二うるせぇ。」
眠たいのは仕方がないことだ。人間だし。それに駿里がこうなってんのはほぼ俺のせいだしな。なのに康二は声を荒らげた。そんなことしたら駿里が起きちまうだろ。寝れる時に寝かせてやんねぇと。
「いやうるさくもなるでしょ!これからだってのに!!」
「いいから騒ぐな。仕方ねぇだろ。寝かせてやれ。昨日俺が無理させたからな。その後でのパーティだ。眠くなるのも無理はない。」
「……楽しみにしてたのに。でもそうっすね。仕方ねぇです。駿里おやすみ。」
「……んん…おや…すみっ。」
って言って駿里は本当に寝ちまった。寝顔もたまんねぇな。けどこれでよかったかもしれねぇな。ここで駿里が寝ずにこれから本当に抱いていたら俺は完全に理性を失っていた。そんな事したら…下手したら駿里を傷つける。まぁ結果オーライかもな。
「寝ちまった…。」
「いいじゃねぇか。たまには俺ら2人で飲もうぜ康二。」
「賛成です組長!」
「馬鹿。大きな声を出すな。」
「あ、すんません!」
「たく…。」
と、言ったものの俺は気づけば笑っていた。康二と2人で飲めるなんて滅多にねぇからな。駿里の前で酒を飲む訳にもいかねぇから。だってこいつどさくさに紛れて酒飲みそうだし。俺も大人だからーっとか言ってよ。まぁそれも可愛いんだが酒は体に悪いからな。出来るだけ大人になったとしても飲ませたくねぇよ。
「康二こっちで飲もう。」
「はい。駿里はここでいいんですか?」
「ああ。目が覚めた時に俺らがいた方が安心するだろ。駿里は大人数で何かした後一人にされるのが嫌いなんだ。だからソファでいい。」
「さすが組長ですね。」
「当たり前だ。つか早く来い。飲むぞ。」
「はい!」
康二も本当によく笑うようになった。まぁ色々あったからな俺達も。よく生きてんなぁって自分に感心するぐらいには色々あった。
「ていうか組長。またなんか輩が殴り込んで来たみたいですよ。俺の部下に半殺しにされてましたけど。」
「はは、そうかそうか。」
「笑い事じゃないですよ。組長を殺しに来てるんですよ。」
「そうだな。けどお前らがいる限りは安心だ。俺も強いしな。」
「それはそうですけど…。」
「なんだよ康二。心配してんのか?」
「当たり前じゃないですか。駿里のこともありますし、心配ですよ。だから一人行動だけはしないでください。絶対に。」
あーこいつ。もう酒回ってんな。珍しいこともあるもんだ。康二は酒に弱いはずはないんだがな。
「分かってる。」
「組長、ほんとに分かってるんですか?」
「分かってるって。お前酔いすぎ。水飲め。」
「飲みませんよ組長。俺は酒に強いんですから。」
「そうだな。けど今日は酔っ払ってんぞ。いいから水飲め。俺の指示に逆らうのか?」
「そんな事しませんよ。仕方ないですね。水飲みますよ。飲めばいいんでしょ。」
めんどくせぇ酔い方してんな…。たく、仕方ねぇ。付き合ってやるか。康二の本音聞けるかもしれねぇし。
「はい、飲みましたよ。」
「おーおー。偉い偉い。」
「…やっと褒めてくれましたね。」
「あ?」
「組長は最近俺の事褒めてくれません。俺の事一番の部下とかいいながら一人で行動しようとするし。どういうつもりですか。」
…なんだこいつ。こんな事を思ってたのか。はは、康二も俺の心配をするようになったのか。成長したな。あのちびで生意気なガキがここまで成長するとはあの時は思いもしなかった。
「知らねぇよ。」
「なんですかそれ。俺がどれだけ心配したと思ってるんですか。駿里の事だって組長が相手じゃなかったら俺は奪ってます。けど尊敬する組長の相手だから我慢してるんですー。」
「我慢してるようには見えねぇけどな。ちょくちょく襲ってんじゃねぇか。」
「ちょっとだけじゃないですか。」
「ちょっとも駄目だ。」
「ケチだ。」
「たく、お前な…。」
悪酔いしてやがる。だが普段こんな康二は中々見れない。だからもう少し楽しむか。康二の鬱憤とやらを聞いてやろうじゃねぇか。
「でもケチでいいです。生きててさえくれれば。俺は組長がいなくなったらどう生きていいか分かりませんから。」
「俺がいなくなったとしてもお前は生きろ。」
「命令ですか?」
「そうだ。」
「なら仕方ないですね。約束してあげます。嬉しいですか組長。」
たく…仕方のねぇ部下だ。いやこいつはただの部下じゃねぇな。家族って言ってやらねぇと…な。
「上から目線だな。はは、まぁいい。康二が生きててさえくれればな。」
「…もちろんですよ。あー組長。眠くなってきました。」
「なら寝ろ。運んでやるから。」
「…んーおやすみなさい。」
「ああ。おやすみ。」
「あっ、ぁっ、やっ、いっ、ちゃっ、ぁっ、あぁっーーー!!!」
よし、イったな。可愛いやつだ。もう我慢出来ねぇ。早く挿れてぇ。俺は自分で言うのもなんだが珍しく理性が無くなりそうだった。そんなこんなでこれから駿里を抱いてやろう…俺はそう思っていたのに…。
「……ん…んん…ねむ…い。」
「ん?」
「あ?」
こりゃ笑うしかない。何故かって?駿里は俺の腕の中で寝ちまったんだから。いやまだ辛うじて起きてはいる。けどこの様子じゃすぐに寝ちまうな。
「は!?寝んの!?ここで!?」
「康二うるせぇ。」
眠たいのは仕方がないことだ。人間だし。それに駿里がこうなってんのはほぼ俺のせいだしな。なのに康二は声を荒らげた。そんなことしたら駿里が起きちまうだろ。寝れる時に寝かせてやんねぇと。
「いやうるさくもなるでしょ!これからだってのに!!」
「いいから騒ぐな。仕方ねぇだろ。寝かせてやれ。昨日俺が無理させたからな。その後でのパーティだ。眠くなるのも無理はない。」
「……楽しみにしてたのに。でもそうっすね。仕方ねぇです。駿里おやすみ。」
「……んん…おや…すみっ。」
って言って駿里は本当に寝ちまった。寝顔もたまんねぇな。けどこれでよかったかもしれねぇな。ここで駿里が寝ずにこれから本当に抱いていたら俺は完全に理性を失っていた。そんな事したら…下手したら駿里を傷つける。まぁ結果オーライかもな。
「寝ちまった…。」
「いいじゃねぇか。たまには俺ら2人で飲もうぜ康二。」
「賛成です組長!」
「馬鹿。大きな声を出すな。」
「あ、すんません!」
「たく…。」
と、言ったものの俺は気づけば笑っていた。康二と2人で飲めるなんて滅多にねぇからな。駿里の前で酒を飲む訳にもいかねぇから。だってこいつどさくさに紛れて酒飲みそうだし。俺も大人だからーっとか言ってよ。まぁそれも可愛いんだが酒は体に悪いからな。出来るだけ大人になったとしても飲ませたくねぇよ。
「康二こっちで飲もう。」
「はい。駿里はここでいいんですか?」
「ああ。目が覚めた時に俺らがいた方が安心するだろ。駿里は大人数で何かした後一人にされるのが嫌いなんだ。だからソファでいい。」
「さすが組長ですね。」
「当たり前だ。つか早く来い。飲むぞ。」
「はい!」
康二も本当によく笑うようになった。まぁ色々あったからな俺達も。よく生きてんなぁって自分に感心するぐらいには色々あった。
「ていうか組長。またなんか輩が殴り込んで来たみたいですよ。俺の部下に半殺しにされてましたけど。」
「はは、そうかそうか。」
「笑い事じゃないですよ。組長を殺しに来てるんですよ。」
「そうだな。けどお前らがいる限りは安心だ。俺も強いしな。」
「それはそうですけど…。」
「なんだよ康二。心配してんのか?」
「当たり前じゃないですか。駿里のこともありますし、心配ですよ。だから一人行動だけはしないでください。絶対に。」
あーこいつ。もう酒回ってんな。珍しいこともあるもんだ。康二は酒に弱いはずはないんだがな。
「分かってる。」
「組長、ほんとに分かってるんですか?」
「分かってるって。お前酔いすぎ。水飲め。」
「飲みませんよ組長。俺は酒に強いんですから。」
「そうだな。けど今日は酔っ払ってんぞ。いいから水飲め。俺の指示に逆らうのか?」
「そんな事しませんよ。仕方ないですね。水飲みますよ。飲めばいいんでしょ。」
めんどくせぇ酔い方してんな…。たく、仕方ねぇ。付き合ってやるか。康二の本音聞けるかもしれねぇし。
「はい、飲みましたよ。」
「おーおー。偉い偉い。」
「…やっと褒めてくれましたね。」
「あ?」
「組長は最近俺の事褒めてくれません。俺の事一番の部下とかいいながら一人で行動しようとするし。どういうつもりですか。」
…なんだこいつ。こんな事を思ってたのか。はは、康二も俺の心配をするようになったのか。成長したな。あのちびで生意気なガキがここまで成長するとはあの時は思いもしなかった。
「知らねぇよ。」
「なんですかそれ。俺がどれだけ心配したと思ってるんですか。駿里の事だって組長が相手じゃなかったら俺は奪ってます。けど尊敬する組長の相手だから我慢してるんですー。」
「我慢してるようには見えねぇけどな。ちょくちょく襲ってんじゃねぇか。」
「ちょっとだけじゃないですか。」
「ちょっとも駄目だ。」
「ケチだ。」
「たく、お前な…。」
悪酔いしてやがる。だが普段こんな康二は中々見れない。だからもう少し楽しむか。康二の鬱憤とやらを聞いてやろうじゃねぇか。
「でもケチでいいです。生きててさえくれれば。俺は組長がいなくなったらどう生きていいか分かりませんから。」
「俺がいなくなったとしてもお前は生きろ。」
「命令ですか?」
「そうだ。」
「なら仕方ないですね。約束してあげます。嬉しいですか組長。」
たく…仕方のねぇ部下だ。いやこいつはただの部下じゃねぇな。家族って言ってやらねぇと…な。
「上から目線だな。はは、まぁいい。康二が生きててさえくれればな。」
「…もちろんですよ。あー組長。眠くなってきました。」
「なら寝ろ。運んでやるから。」
「…んーおやすみなさい。」
「ああ。おやすみ。」
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