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あや様リクエスト
拗ねてる暇もない
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*駿里視点
「駿里。おーい。無視すんなって。おーい。」
無視するな?そんなの無理だ。だから俺は康二さんを無視した。だって俺は起きて早々あんなことをされたんだ…!別に抱かれたわけじゃ…ないけど…でもイキたくもないのに朝っぱらからイカされて怒るに決まってる!!
「おい駿里って。まだ拗ねてんのかよ。」
「………………っ。」
まだってなんだよ。もう知らない。康二さんとはしばらく口聞かないから…!もちろん寛也もね…!
「おい駿里。あんま無視するとまたイカせるぞ。」
「康二やめとけって。駿里もいつまでも拗ねてないで近くに来い。」
寛也までそう言ってきた。けど俺は行かないから。2人の近くになんか行かない。暫くは…!
「たく…。拗ねやがって可愛いやつめ。組長、駿里のこと連れてきていいですか?」
「ああ。頼む。だが乱暴にはするなよ康二。」
「分かってますよ。」
そう言いながら康二さんが歩いてきた。だから俺は立ち上がって康二さんから逃げようとした…けど。
「ばーか。俺から逃げられるとでも思ってんのか?」
俺は逃げたはずなのに康二さんにすぐに捕まって今はもう康二さんの腕の中にいる。悔しい…。だから俺はせめてもの反抗として康二さんを無視し続けた。
「まだ無視してんのかよ。不貞腐れた顔しやがって。キスしてやろうか?」
「……っ、え、やっ!」
康二さんが俺の顔を掴んでキスしようとしてきたから俺は思わず声を出しちゃった。てか今も無視してる場合じゃないよ…!このままだとキスされる…!だから俺は暴れまくって康二さんから逃げようとした。
「康二。それはやめろ。」
「…ちょっと組長。殴んないで下さいよ。」
「お前が悪い。」
康二さんに夢中になってたから気づかなかったけど寛也が近くまで来てた。それで俺の事を康二さんから奪ってきた。だから俺はそんな寛也に抱きついた。このまま康二さんの腕の中にいたらろくな事にならないもん。
「あーあ。駿里を組長に取られちまった。」
「取られたじゃねぇよ。こいつはそもそも俺のもんだ。勘違いすんな馬鹿たれ。」
「はいはい。」
「はいはいじゃねぇ。馬鹿が。仕事量増やすぞ。」
「なんだよお前ら楽しそうだな。」
…ん?あれ?この声って…もしかして…。え…なんでこんな朝っぱらから…。
「…あ?兄貴?」
「…どーも。碓氷さん。」
「なんだよお前ら。せっかく俺が来てやったのにそんな顔しやがって。もっと歓迎しやがれ。」
やっぱり来たのは碓氷さんだった。その碓氷さんを見て康二さんと寛也はものすっごい嫌な顔をした。そんな2人の顔ってなかなか見れないから俺はちょっと面白くなった。寛也と康二さんは面白くないだろうけどね。俺を碓氷さんから遠ざけるようにして抱きしめてきたから。
「出来ねぇよ。さっさと帰れ。仕事があんじゃねぇのかよ兄貴。」
「おいおい寛也。兄に向かってなんてことを言うんだ。それに昨日言ったろ?今日じゃなくて明日にしてくれって。昨日は蛍見るからってよ。だから俺はわざわざ今日来てやったんだぞ。だからちょっとだけ駿里寄越せよ。」
「嫌に決まってんだろ。渡さねぇよ。こいつは俺のもんだ。無理やりとったりでもしたら兄貴でも許さねぇからな。」
「駿里。おーい。無視すんなって。おーい。」
無視するな?そんなの無理だ。だから俺は康二さんを無視した。だって俺は起きて早々あんなことをされたんだ…!別に抱かれたわけじゃ…ないけど…でもイキたくもないのに朝っぱらからイカされて怒るに決まってる!!
「おい駿里って。まだ拗ねてんのかよ。」
「………………っ。」
まだってなんだよ。もう知らない。康二さんとはしばらく口聞かないから…!もちろん寛也もね…!
「おい駿里。あんま無視するとまたイカせるぞ。」
「康二やめとけって。駿里もいつまでも拗ねてないで近くに来い。」
寛也までそう言ってきた。けど俺は行かないから。2人の近くになんか行かない。暫くは…!
「たく…。拗ねやがって可愛いやつめ。組長、駿里のこと連れてきていいですか?」
「ああ。頼む。だが乱暴にはするなよ康二。」
「分かってますよ。」
そう言いながら康二さんが歩いてきた。だから俺は立ち上がって康二さんから逃げようとした…けど。
「ばーか。俺から逃げられるとでも思ってんのか?」
俺は逃げたはずなのに康二さんにすぐに捕まって今はもう康二さんの腕の中にいる。悔しい…。だから俺はせめてもの反抗として康二さんを無視し続けた。
「まだ無視してんのかよ。不貞腐れた顔しやがって。キスしてやろうか?」
「……っ、え、やっ!」
康二さんが俺の顔を掴んでキスしようとしてきたから俺は思わず声を出しちゃった。てか今も無視してる場合じゃないよ…!このままだとキスされる…!だから俺は暴れまくって康二さんから逃げようとした。
「康二。それはやめろ。」
「…ちょっと組長。殴んないで下さいよ。」
「お前が悪い。」
康二さんに夢中になってたから気づかなかったけど寛也が近くまで来てた。それで俺の事を康二さんから奪ってきた。だから俺はそんな寛也に抱きついた。このまま康二さんの腕の中にいたらろくな事にならないもん。
「あーあ。駿里を組長に取られちまった。」
「取られたじゃねぇよ。こいつはそもそも俺のもんだ。勘違いすんな馬鹿たれ。」
「はいはい。」
「はいはいじゃねぇ。馬鹿が。仕事量増やすぞ。」
「なんだよお前ら楽しそうだな。」
…ん?あれ?この声って…もしかして…。え…なんでこんな朝っぱらから…。
「…あ?兄貴?」
「…どーも。碓氷さん。」
「なんだよお前ら。せっかく俺が来てやったのにそんな顔しやがって。もっと歓迎しやがれ。」
やっぱり来たのは碓氷さんだった。その碓氷さんを見て康二さんと寛也はものすっごい嫌な顔をした。そんな2人の顔ってなかなか見れないから俺はちょっと面白くなった。寛也と康二さんは面白くないだろうけどね。俺を碓氷さんから遠ざけるようにして抱きしめてきたから。
「出来ねぇよ。さっさと帰れ。仕事があんじゃねぇのかよ兄貴。」
「おいおい寛也。兄に向かってなんてことを言うんだ。それに昨日言ったろ?今日じゃなくて明日にしてくれって。昨日は蛍見るからってよ。だから俺はわざわざ今日来てやったんだぞ。だからちょっとだけ駿里寄越せよ。」
「嫌に決まってんだろ。渡さねぇよ。こいつは俺のもんだ。無理やりとったりでもしたら兄貴でも許さねぇからな。」
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