極道の密にされる健気少年

安達

文字の大きさ
上 下
507 / 617
あや様リクエスト

しおりを挟む
*松下視点




「…は?組長。今なんて言いました?」

「ゆるい。ここが。」



ほぅ…。どういうこったこれは。触らせたのか?誰かによぉ。俺と組長は一気に怒りモードになった。まぁそんな俺たちを見て駿里は当然焦るよな。



「誰かに触らせたのかお前。」

「ち、ちがうっ、なんでそんな事いうの康二さん…っ!」

「お前だろ。なぁ駿里。お前のここ毎晩触ってるけどこんなにゆるいことねぇぞ。」



毎晩触ってんのか組長。羨ましい…って今はそこじゃねぇだろ。



「知らないそんなの…っ。」



ん…?なんでこいつ顔赤く染めてんだ…?つーかよくよく考えたら駿里には常に誰かが着いていた。てことは誰かに触らせる時間なんてないよな…。そうなれば…。



「知らないってどういうことだ。おい駿里。答えろ。」



おっと、こりゃまずいな。組長まじでキレてる。組長は怒ると余裕なくなるんだよなぁ。とりあえず組長を落ち着かせねぇと…。



「組長。落ち着いて下さい。」

「落ち着けるか。離せ康二。」

「離しませんよ。頼みますから落ち着いて下さい。駿里怯えてます。それにこいつの様子を見る限り誰かに触らせたってわけじゃなさそうですよ。」



あーあ。駿里のやつ不安そうな顔してよぉ。大丈夫だ。俺がいるから。組長落ち着かせてやるからよ。だからそんな顔すんな。可愛いから。



「…そうなのか?駿里。」



よし。組長落ち着いたな。その落ち着いた組長からの問いかけに駿里もゆっくり頷いた。そりゃそうだ。こいつは嘘をつけない。それに誰かに後孔を触られたってなると駿里自身も怖くて俺たちに縋ってくるはずだからな。



「そうか。怒って悪かった。」

「でもですよ組長。じゃあなんでゆるいのかって話です。」



まぁその理由は大体察してるけど俺はわざと組長にそう言った。これはお仕置きでもあるからな。



「確かに。」

「ですよね。てことで駿里。答えろよ。」

「…………っ。」



さぁて。駿里はなんて答えるかな。正直に言うかそれとも黙りか…。まぁ黙りなら言わせるまでだが…。



「言わない…。」

「ですって組長。どうします?」

「それなら言わせるまでだ。」

「賛成です。」



おーおー。楽しくなってきたぞ。久々に駿里のイキ狂ってる姿が見れる。



「こら駿里。逃げんじゃねぇ。」

「離して康二さん…っ!」

「嫌だね。お前こそなんで逃げんだよ。」

「だ、だって2人とも悪い顔してる…!!」

「それはお前が組長にも俺にも正直に言わねぇからだろ?お前が言ったら俺らも捕まえねぇよ?」



いやそれは嘘だけどな。言ったとしても言わなかったとしても解放してはやらねぇ。多分組長も同じ考えのはずだ。



「…だって…言えない。」

「なら仕方ねぇ。ほら駿里、足開け。」

「やだっ、康二さん…っ!!」



って言ってもやるけどな。ほら組長に可愛がってもらえ。



「組長。足持ってるんでどうぞ。」 

「気が利くじゃねぇか。」

「そりゃ俺ですから。」



って俺と組長が話してる下で駿里が暴れまくってる。だが当然逃げれない。俺の方が力強いからな。



「ま、待ってよ寛也…っ!」
 
「待たねぇよ。」

「やっ、まだっ、だめ…っ、ぁっー!!!」



おー組長容赦ねぇ。一気に奥まで挿れたなこりゃ。その証拠にまだ挿れただけなのに駿里のやつイっちまってる。まじで可愛いなぁこいつ。



「はぁっ、はぁっ、ま…だっ、動か、ないでっ!」

「なら言うか?」

「…………っ。」



組長はそうやって聞いたけど駿里が正直に言ったところで止まんねぇと思う。まぁ当然だろそりゃ。ここで辞めたら俺たち生殺しだからな。だから悪いがそこは駿里にも協力してもらわねぇとな。




「駿里。また黙りか?」

「…だってっ、」

「なら動く。康二、暇なら触ってやれよ。」

「そうですね。」

「や…っ、ぁ、まっ、あっ、ぁあっ、だめっ!!」



組長が動き始めたタイミングで俺も駿里の乳首に触れた。しっかり駿里の腕をもう片方の手で拘束してやってからな。そうしねぇと気持ちよすぎるのが怖い駿里は抵抗するからよ。



「やだっ、ぁっ、あぁっ、おくっ、や゛っ!」

「嫌々言う割にお前いつもイクじゃねぇか。ほら、言ってる側からイってんぞ?」

「組長の言う通りですね。お前の可愛いちんこも触ってやろうな。」

「や゛っ、さわんなっ、いて゛っ、いやっ、ぁっ、あぁっ、ぁ!」



あー可愛いなぁ。イキまくって顔もどんどん乱れてよ。イク度に敏感になってまたイク。涙で顔もぐちゃぐちゃ。この顔まじでたまんねぇんだよな。やりすぎたらまずいってわかってんのにこの顔見るとどうしても歯止めが効かなくなる。



「あぁっ、ちかっ、とまっ、て゛っ、ちかや゛っ!」

「止まんねぇよ。そもそもこれはお仕置きだろ?」

「や゛っ、ぁっ、きついの゛っ、きゅっ、ぅ、けっ、休憩っ、する゛っ!」

「駄目だ。けどお前がなんでここがこんなにゆるゆるなのかの理由を言えば止まってやらんこともない。」



ここでそれを出す組長の鬼畜っぷり。流石だなぁ。さぁ、どうする駿里。お前は言うのか?



「わか゛っ、たっ、わかった、から゛っ、とまっ、て!」



おー。言うのか。けど言ったら俺も組長もさらに興奮するぞ?まぁそれは言わねぇけど。



「なら言ってみろ。」

「さき゛っ、とまって゛っ、ちかやっ、ぁ、っ、あぁっ、ぁ!」

「ん?何言ってんだ駿里。組長はお前が言ったら止まってやらんこともないって言ったんだぞ?だからお前が言わないことには組長も俺もやめねぇよ。」



驚いた顔してよぉ。さてはちゃんと話聞いてなかったな。まぁこんなイキ狂ってたら話聞く余裕もねぇか。けどそれは関係ねぇぞ駿里。言うと決めたなら言え。



「ぁ゛っ、やた゛っ!」

「嫌なら俺は奥ばっか突くぞ。」

「やら゛っ、いや゛っ、ぁ゛っ!」

「なら言ってみろ。」



あーやべぇ。俺も突っ込みたい。なんなら駿里を食べたいぐらいだ。可愛いなぁ。



「っ、ぁ、あぁ゛っ、っ、たの゛っ、!」

「あ?なんて?組長聞こえました?」

「いいや。聞こえなかった。」



まじで楽しくなってきた。なんかいじめたくなるんだよな駿里。本当は聞こえてたけど俺はあえて組長にそう聞いた。そしたら組長も乗ってきてくれた。それに気づいたんだろうな。駿里のやつ今度はムキになって叫んできた。




「し゛ぶっ、ん、で、さわ…っ、たの゛っ!」
しおりを挟む
感想 200

あなたにおすすめの小説

執着攻めと平凡受けの短編集

松本いさ
BL
執着攻めが平凡受けに執着し溺愛する、似たり寄ったりな話ばかり。 疲れたときに、さくっと読める安心安全のハッピーエンド設計です。 基本的に一話完結で、しばらくは毎週金曜の夜または土曜の朝に更新を予定しています(全20作)

ヤクザに囚われて

BL
友達の借金のカタに売られてなんやかんやされちゃうお話です

【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集

あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。 こちらの短編集は 絶対支配な攻めが、 快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす 1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。 不定期更新ですが、 1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 書きかけの長編が止まってますが、 短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。 よろしくお願いします!

目が覚めたら囲まれてました

るんぱっぱ
BL
燈和(トウワ)は、いつも独りぼっちだった。 燈和の母は愛人で、すでに亡くなっている。愛人の子として虐げられてきた燈和は、ある日家から飛び出し街へ。でも、そこで不良とぶつかりボコボコにされてしまう。 そして、目が覚めると、3人の男が燈和を囲んでいて…話を聞くと、チカという男が燈和を拾ってくれたらしい。 チカに気に入られた燈和は3人と共に行動するようになる。 不思議な3人は、闇医者、若頭、ハッカー、と異色な人達で! 独りぼっちだった燈和が非日常な幸せを勝ち取る話。

催眠アプリ(???)

あずき
BL
俺の性癖を詰め込んだバカみたいな小説です() 暖かい目で見てね☆(((殴殴殴

こども病院の日常

moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。 18歳以下の子供が通う病院、 診療科はたくさんあります。 内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc… ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。 恋愛要素などは一切ありません。 密着病院24時!的な感じです。 人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。 ※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。 歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

処理中です...