極道の密にされる健気少年

安達

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誘拐

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*松下視点




俺以外には見せない…か。俺も言ってみてぇなそのセリフ。そんでそのセリフを俺が言うことで喜ぶ駿里を見てみたい。そんなこと叶うはずもねぇがな。分かってる。だが分かってるからこそ俺は悔しくなっちまう。だからちょっとぐらいやけくそになってもいいよな。



「なら隙を見て駿里の顔見ますね。それぐらい良いですよね組長。」

「好きにしろ。」



いつもだったら許されないことだろうけど今は駿里がトラウマを克服するかしないかと大事な時。だから当然組長はその俺の願いを許してくれた。



「ありがとうございます組長。」

「まっ、ぁ、こうじさっ、こうじさんっ、ま、ってっ!」



可愛いやつ…。組長と話してる時も俺は当たり前に駿里の後孔に指を挿れてた。しかもその指をどんどん奥へと侵入させていった。だが嬉しいことに駿里はそれでもパニックを起こさなかった。それどころか快楽を拾っていたんだ。



「待たねぇって。ほら、指も増やすぞ。」

「やっ、ぁ、だめっ、やだっ、まって、まってってばっ!」

「駿里。大丈夫大丈夫。気持ちいいだけだろ?」



と、志方が言うと駿里は顔を横に振った。どうやら気持ちいいのが嫌らしい。いや違うな。気持ちよすぎるのが嫌なんだな。分かってる。だが悪いが今はやめねぇよ。最後までやるぞ。



「きもちっ、ぃ、のっ、いらなっ、ぃ!」



なんだよそれ。可愛いな。



「いらない?寂しいこと言うなよ駿里。お前は俺に抱かれたくねぇのか?」



と、組長が言うと駿里は固まった。組長に抱かれなくないわけがねぇよな。けど気持ちよすぎるのも嫌なんだよな。



「うぁっ、ぁ、ちがっ、ぅ、ちがうっ!」

「違う?なら続けていいな。」



組長も容赦ねぇな。俺が言うのもあれだけどよ。



「それもっ、ぅあっ、あぁっ、ぁ、ちがっ、ぁ!」

「そういうなって駿里。キスしてやるから。」



って組長は言いながら駿里の顔を鷲掴みにした。駿里がキスを拒もうと顔を背けようとしたからな。



「んん゛っ、ん゛っ、ふぅっ、ん゛っ、んん゛っ、ん゛っ!!」

「良かったな駿里。組長にキスされてよ。そのままリラックスしてろよ。」

「おい康二。俺も指挿れていいか?」

「は?なんて?」

「だから俺も指挿れていいかって聞いたんだ。」



何言ってんだこいつ。馬鹿なのか?今俺がどれだけ慎重にやってるのか分かってんのか?駿里の顔みてみろよ。お前が変なこと言うからくそ焦ってんぞ。



「いや志方、ちょっと待てよ。それなら俺が指抜くから。」

「そうしたら意味ねぇだろ。」



志方は何がしたいんだ?俺には分かんねぇ。慎重にいくに越したことはねぇだろ。けどその意味分かんねぇことを言う志方に組長は何も言わない。てことは組長は志方に賛成してんのか?それなら仕方ねぇか…。



「んん゛っ、ん゛っ、んんん゛っ!!!」



俺達が変な会話してっから駿里は焦ったように声を荒らげていた。まぁその声もくぐもった声だけどな。組長にキスされてっからよ。



「分かった。好きにしろ志方。だがゆっくりやれよ。お前は理性無くしやすいんだから。」

「お前に言われずとも分かってる。康二、お前こそ羽目を外すなよ。」

「お前だけには言われたくねぇ。」



って言った俺の事を無視して志方が駿里の後孔に手を伸ばしてきた。それを察したんだろうな。駿里の体がまた硬直した。そりゃそうだろ。怖いに決まってんだろ。



「ふっ、ぅ、ん゛っ、んん゛っ、んんん゛っ!!」

「駿里。ほら、俺の指に集中してろ。志方の指なんか無視しろ。」

「おいおい康二。聞き捨てならねぇこと言うじゃねぇか。駿里、お前もそう思うだろ?まぁ安心しろ。俺の指を無視出来ねぇぐらいに気持ちよくしてやるから。」



そう言いながらも志方は本当に慎重にしていた。まずは駿里のおしりを撫でてその間も駿里を抱きしめていた。もちろん乳首を触ったままな。器用なやつだぜほんとに。



「駿里。挿れるぞ。」



と、言って志方はゆっくりと駿里の後孔に指を挿れた。さぁ、どうなるか…と俺は駿里を観察し続けた。



「んん゛っ、ん゛っ、ぅ、」

「いい子だな駿里。そのままゆっくり息してろ、な?」



志方はそう言いながらゆっくりと…本当にゆっくりと指を侵入させていった。その志方のおかげもあってか意外にも駿里はパニックを起こすことは無かった。



「久しぶりにお前のここに指入れたけど相変わらずゆるゆるだな。今すぐにぶち込みてぇ。」

「…志方。お前組長に殺されんぞ。今目の前にいんだから発言には気をつけろって。」

「本気で受け取るなよ康二。冗談だって。」

「ならいいけどよ。」



まぁ今の志方を見るにあの発言は冗談じゃねぇだろうけどな。だがとにかく良かった。駿里がパニックを起こさないでくれてよかった。



「駿里。お前の気持ちいいとこ、ここだよな?」

「んく゛っ、ぅ!!」



俺は直ぐに駿里の前立腺の場所に指を動かした。指を挿れることがクリアできたんなら次のステップにいかねぇとだからな。それは俺の役目だ。志方には譲らねぇ。



「気持ちいいなぁ駿里。お前ここ大好きだもんな。」

「んん゛っ、ぅ、ん゛っ、ん゛っーー!!」



お、イったか?まぁまだ止めねぇけどな、と俺が手を止めずにいると…。



「康二。一旦手を止めろ。やりすぎだ。」



と、組長に止められた。そんで駿里のことを見ると必死に呼吸をしていた。その駿里を見て俺は自分の理性が飛びかけていた事にやっと気づいた。



「しゅ、駿里。悪い。やりすぎだ。」

「はぁっ、はぁっ、はぁっ…っ、ぅ、こうじ、さんっ、ばかっ、ぁ、」

「悪かったって。ほら、息整えろ。」
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