極道の密にされる健気少年

安達

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志方と島袋に連れ去られる話

ご褒美 *

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*寛也視点






























たく、こいつは…。なんでこうも可愛んだろうな。電話してた時やべぇぐらい顔がコロコロ変わるしその顔みてたらいじめたくなっちまったからちょっとからかってやろうとしただけなのに我慢できなくなっちまうじゃねぇかくそ。



「…ちかやっ、はなっ、して!」

「いいのか?離しても。お前イキたいんじゃねぇの?」

「違うもん…っ!!」



何が違うだよ。さっきから腰動かしてんのはどこのどいつだよ。それにお前は俺が俺好みに調教したんだ。俺が触ればどれだけ達してようが辛かろうが勃起すんだよ。残念だな駿里。お前に逃げ道はねぇぞ。このまま家に着くまで我慢するか。ここで1回出しとくか。さぁお前はどうするかな。だがまぁここで何をしようが家に帰ってからも俺に抱かれることにはなるがな。



「違う?こんなビンビンなのにイキたくねぇのか?」



俺がそう言いながら駿里のペニスをちょっと触ったら駿里は顔を真っ赤に染めた。ほんの少し触っただけなのにこんなに反応する。やっぱり家に着いたら折檻でもしてやろうか。こんな調子なのに外出禁止を破ったんだからな。こんな可愛い顔他の誰にも見せたくねぇ。それをもう1度こいつに教えるべきだな。



「…ちがっ、ぅ。」



いいや何も違わない。正直じゃねぇな相変わらず。それならそうでいい。そういうことなら俺はお前をイカせてやらねぇよ。つか志方、お前はニヤニヤしすぎなんだよ。運転に集中してくれよ頼むから。まぁいい。今はこいつだな。駿里をからかうことに集中しよう。




「そうか。違ったか。なら離してやるよ。」

「…………え?」



可愛いやつめ…。そんな物欲しそうな顔しても駄目だぞ。どうせお前は俺が問答無用でイカせるとでも思ったんだろ。だが違った。だからそんな可愛い顔してんだよなぁ。そんな顔されちゃ余計にいじめたくなるのによ。



「あ?なんだよ。お前がイキたくねぇって言ったんだろ?」

「……そ、そうだよっ。」



あれだけ達した後とはいえ中途半端に触られたまま放置されちゃキツイよな。ずっと焦らされてる感覚なんだから。けど今回はお前が言わない限りは俺は触ってやらねぇ。イキ地獄を経験してるからこそ焦らされるのが余計に辛くなるからな。まぁそれもまたお仕置きだ。



「なんだよその反応。」

「なんでもないもん…っ!」

「ほぅ。」



強がりやがって。イキたくて仕方ねぇくせに。そんなふうに俺が駿里のことを見ていると駿里が怒った顔をして俺の事を見てきた。



「なに!」

「あ?怒ってんのかお前。」



焦らされて余裕がなくなってるせいだろうな。駿里のやつ俺に牙を向けてきやがった。



「違うからっ、怒ってないし!」

「じゃあなんでそんなに口を尖らせてんだよ。」

「そんなのしてない…っ!」

「してんじゃねぇか。」

「してないから…っ!!」



たく、こいつは…。仕方ねぇな。この調子だと家に着くまでイカせて欲しいとは言わないだろうな。そうなれば俺は駿里にずっとこんな風に牙をむき出しにされてしまう。それは面白くない。怒っている駿里を見るのもまた楽しいがずっと怒っていられちゃさすがに俺も余裕がなくなっちまいそうだ。だから俺は駿里に助け舟を出してやることにした。



「駿里。」

「……………っ。」

「おい駿里。こっち向けって。」



怒ってる時大体こいつはこうやって無視する。けど俺がこうやって2回名前を呼ぶと大体慌ててこっちを向き出す。まぁそれは駿里なりに感じ取ってるからだろうな。これ以上俺を無視するとやばい事になるってな。



「…なに。」

「正直になれよいい加減。今更だろ。何恥ずかしがってんだよ。」

「…そんなんじゃないもん。」

「じゃあこのままでいいのか?ずっとイケないままだぞ。」



と言って俺は駿里の腰を触った。そしたら少しくすぐったかったんだろうな。触っただけなのに駿里の体がビクリと震えた。駿里はそれを隠すように俺の事をみて…。



「…自分でするからいいもん!」

「あ?」



俺は今聞き捨てならねぇことを聞いちまった。自分でする?何を言ってるんだこいつは。自慰するのは禁止だろうが。だから俺は耐えきれずちょっとばかり怖い声を出してしまった。それもあって当然駿里は焦ったように俺を見てきた。



「ち、ちがっ、今のは…っ、」

「咄嗟に出た言葉でも許してやれねぇな。自慰すんの禁止ってお前に何度も俺は言ってるじゃねぇか。」

「…………っ。」



あーまたお仕置きが増えちまったな駿里。俺からすりゃ嬉しいことだがな。まぁ今は焦らされすぎて余裕がなくなってるこいつをどうにかしてやるか。



「ほら言えって駿里。どうして欲しい?」

「…………っ。」

「駿里?俺が聞いてやってるうちに答えた方が身のためだぞ。」

「…………いき、たい。」

「それで?」

「…え?」



え?ってなんだよ。まさかイキたい。それだけを言えばいいと思ってんのか?駄目に決まってんだろ。



「え?じゃねぇよ。イキたいからどうして欲しいんだ?」

「…ち、寛也わかってるくせに!」

「分かんねぇよ。言ってくんなきゃな。」

「…………っ。」



恥ずかしがり屋なところはこいつが俺のとこに来てからずっと変わんねぇな。そこも駿里らしくて可愛んだけどな。



「おい駿里。言わなきゃ俺は何も出来ねぇぞ。」

「ちかや、にっ……。」

「俺に?」

「……ちかや、にイカせてっ、ほしい。」

「どうやって?」

「……手、でっ。」



そう言った駿里は顔を真っ赤に染めていた。そりゃまぁ可愛いよな。今すぐに抱き潰してやりたいほどにな。けどそれは家に帰ってからだ。志方も運転に集中できなくなっちまうからな。だから今はイカせてやるだけ。ちゃんと言えた駿里に褒美を与える時間だ。



「お前にしちゃ上出来だ。」
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