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冷血な極道
寝ぼけた頭で行動するもんじゃない *
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寛也が玄関に入ると駿里がリビングのドアを開けて廊下を走ってくる音が聞こえた。寛也が帰ってきた音を聞きつけたのだろう。寛也はその音を聞きながら靴を脱ぐと玄関で駿里のことを待った。自分からは行けなかったのだ。酷いことをしてしまったから。そんな寛也を見て森廣が声をかけた。
「組長、どうされたのです。行かないのですか?」
「駿里の様子を見てから決める。」
「そうですね。」
森廣と寛也がそんな会話をしていると駿里が廊下から顔を出した。そして駿里は寛也と一定の距離を取って足を止めた。そんな駿里の顔を見て寛也は自分のしてしまった罪の深さを改めて感じた。ああ、なんて酷く脅えているんだ…と思ったのと同時に駿里の顔からは怒りも感じとれた。怖いけど言いたいことが沢山あるのだろう。そしてどうやら駿里は恐怖よりも怒りが勝ったようで怯えながらも寛也の前まで歩いていった。
「どこいってたんだよっ…!!」
駿里はそう叫びながら寛也を殴った。その声は痛々しいほどに枯れており足もフラフラしている。そんな駿里の弱い力だ。寛也には全く肉体的ダメージはなかったがその行為は精神的ダメージを与えるには十分な事だった。
「…すまない。本当に悪いことをしてしまった。病院だ。陣と話をしてきたんだ。」
「こんなに俺の事めちゃくちゃにした癖に置いてくなんて最低だ…!」
「…悪かった。」
怒る理由が可愛いにも程がある。駿里は寛也を睨みつけながら怒っていた。まだ寛也に酷く抱かれて痛む足や腰の痛みに耐えながら。だが寛也は一向に駿里に触れようとしない。その事が更に駿里の怒りを膨張させてしまう。
「なんで抱きしめてくれないんだよ。」
「…触ってもいいのか?」
「いちいち聞くな。触りたくないなら触らないでいい。」
そう言って拗ねた駿里はついにリビングへと戻ろうとしてしまう。寛也はそんな駿里の腕を引き自分の元に抱き寄せて離さないも言わんばかりに強く抱き締めた。駿里はそれに対して抱き返すことはしなかったが決してそれを拒むことはしなかった。
「…遅いよ、ばか。」
寛也に抱きしめられ駿里はわだかまりが消えていったような気がした。怒りも綺麗に消え去った。不安も恐怖も何一つ残っていない。今はもうひたららに寛也を求めている。森廣はそんな駿里を見て心から安心した。もしかしたら二度と寛也と口を聞いてくれないかもしれないと思っていたから。寛也はそれほどに酷いことをした。だがやはり2人は度が過ぎた喧嘩をしたとしても断ち切れない愛の力で結ばれていたのだなと森廣は実感した。そして寛也も自分がしてしまった過ちに深く反省し駿里を抱きしめられている幸せを全身で感じた。
「すまない駿里。」
駿里は服を着て自分の体に付いている傷を全て隠していたが強く抱き締めあっているために服がめくれ生傷が寛也の目に入った。それを見た寛也はその部分を撫で駿里に謝った。そんな寛也を見て駿里は口を開いた。
「許してやんない。」
そりゃそうだ。こんな目に遭わされたんだから。ちょっとぐらい意地悪することぐらい許して欲しい。だが決して駿里はもう怒ってはいない。それは寛也にも伝わっているようで怒ったふりをする駿里に寛也は微笑んだ。
「そりゃ困ったな。どうしたら許してくれるのか?」
「俺から離れないで。絶対に。」
「ああ。離してやるつもりなんて殊更ない。」
目をぎゅっとつぶりながら寛也に抱きしめられていたので気づかなかったが駿里は目の前に森廣がさぞ嬉しそうな顔をして立っているのを見て目を見開いた。そして迷惑をかけてしまったことを謝った。
「森廣さん…迷惑かけてごめんなさい。」
「何を言ってるんだお前は。迷惑なんてかけてなんぼだろうが。その分お前が組長を支えてくれれば十分だ。」
「そうだぞ駿里。何のために俺達がいると思ってんだ。人生は一度きりなんだからもっと楽しんでいこうぜ。駿里なら迷惑をかけられようが何をされようが受け止めてやるから。」
森廣に続いてリビングからでてきた圷がそう言った。その言葉が嬉しくて…でも3人の視線が自分に向いていることが少し恥ずかしくて駿里は寛也に抱きついたまま顔を隠しお礼を言った。
「…ありがとう。」
「気にすんな駿里。では俺達はお邪魔になりますのでこれにて失礼します。組長ごゆっくりされてください。俺達は事務所に戻ります。先程の件も圷に伝えておきますね。」
「ああ。」
そう言った寛也に圷と森廣は一礼をするとこの部屋を出ていった。それを見送った寛也はまだ足が立たない駿里を抱きかかえてソファに座らせた。そこで駿里が寛也にある疑問を問いかける。
「先程の件ってなに?」
「陣の事だ。俺達が喧嘩した理由の男。」
寛也がそう言うと駿里は換気極まって謝ることを忘れてしまっていたことを思い出した。
「…あのさ、寛也。俺謝らなくちゃいけない。ごめんなさい。必死で俺の事探してくれてたのに俺は自分のことしか考えれてなかった。」
「それはお互い様だ。駿里にも駿里なりの考えがあったのにそれを俺は聞くことなく酷い事をした。」
駿里よりも先に謝るつもりだった寛也は先を越されてしまったと言いながら駿里を再び抱きしめた。
「仲直りだね。」
「ああ。」
寛也は駿里の頬を撫で微笑んでそう言った。そして彼は駿里が望んでいた事を口にする。
「それと…。」
「ん?」
「また今度陣の見舞いに一緒に行こう。」
「え…?いいの?」
「ああ。状況が変わった。これからあいつとは長い付き合いになりそうだ。」
そう寛也が言うと駿里は嬉しそうに彼に抱きついた。そんな駿里の様子を見て安心したのだろう。それから2人でテレビなんかを見ながら気ままに話していると寛也はいつの間にか眠りについていた。駿里はそんな寛也を見て本当に安心した。やっと眠ってくれた…と。どれだけの間眠っていないかを圷から聞いた時駿里は心配でたまらなくなった。だから駿里は寛也を絶対に起こさないようにゆっくりと動き毛布を取ってくると寛也の体に被せた。そして駿里自身も寛也の温もりを感じながら目をつぶり夢の中へと入っていった。
そして数時間2人は目を覚ますことなく深い眠りについていた。そこから先に目を覚ましたのは駿里だった。
「………ん…今何時だろ。」
そう言って目が覚めた駿里は背伸びをして近くにあった寛也の携帯を見た。
「もうこんな時間か。」
2人が眠りについて5時間ほど経っていた。だが寛也は相当寝ていないのだろう。まだ深い眠りについたままだった。だから駿里はそんな寛也のために料理を作ろうと考えたが今動いてしまえば寛也が確実に起きてしまうなと感じた。
「どうしよう…。」
寛也に休んで欲しい。そうするにはどうしたらいいのか考えた。考えて考えていると駿里はふと思った。これでは寛也が夜眠れなくなってしまう。そしたら喧嘩した後とはいえ睡眠を取ったことで体力が回復した寛也に駿里は抱き潰されてしまうのではないかと思った。それはダメだ。何としても防がなくては。そう思い駿里はあろう事か寛也の太ももに手を伸ばした。それが自分の首を絞める行為だと気づくことも無く…。
「寛也が起きないようにそっとしなきゃ…。」
駿里は今、寛也が眠っている間に手コキをして射精させようとしているのだ。今出せば夜に抱く元気もなくなるだろうと思ったのだ。寝起きだからだろうか。まだ頭が働いていないのだろう。寝ぼけた頭で咄嗟に考えそれを実行してしまっている状況だ。そんなことをすれば余計に寛也を煽るだけだというのに。そして案の定隣で駿里がソワソワし始めたことで寛也は起きてしまう。だが彼はこの状況を逃すまいと狸寝入りを開始した。
「あれ…もうおっきい。」
駿里が寛也の太ももを撫でズボンのベルトを外し寛也の陰茎を取り出すとすでに彼の陰茎は勃ち上がっていた。それもそのはずだ。寛也は起きているのだから。極端な話寛也は駿里がそばにいるだけで勃起する。そんな寛也なのだから駿里に触れられているところをみてしまえばもう我慢などできない。だが今は我慢だ。もう少しだけ泳がせようと寛也は必死に狸寝入りを続ける。そんなことを寛也が考えているとは知らない駿里は彼の陰茎を手で触りぎこちなく手コキを始めた。
「むずかしいなっ…そうだ。」
手では寛也のことを射精させられないと思ったのだろう。駿里はそれならば口でやればいいと寛也の陰茎を咥えようとした…が、そこで寛也は限界を突破した。寛也の陰茎を咥えようとした駿里の顔を鷲掴みをするとそのままソファに押し倒した。そして寛也は急に目の前が反転して状況がまだ掴めていない様子の駿里の衣服を全てはぎ取った。
「なっ…なんで起きて、てか服返せよ…っ!」
「それはこっちのセリフだ。寝たフリしてりゃいいようにしやがって。これ以上興奮させんな。」
狸寝入りなどくだらないことをしてしまったせいで寛也は即に爆発してしまっていた。寝込みを襲ったことがバレて焦りまくる駿里の後孔にもう待てないと言わんばかりに指を挿れかき混ぜる。駿里は寛也の全ての行動があまりにも早くて何をされているのかすら分からなくなる。服を脱がされたと思えばもう既に後孔をいじられている。そしてどこから取り出したのかローションも寛也は持っていた。
「ちょ、まって、ちかやっ…!」
「寝込み襲うほど溜まってんだろ?ならしっかりその期待に応えてやらねぇとな。」
「まだっ、だめ、おれ、ちかやの、こと…ぅ、許してないっ…!」
「あ?何言ってんだ。馬鹿言ってんじゃなねぇよ。さっき仲直りしたろ?今更取り消すのか?そんな事俺が許すわけねぇだろうが。」
「まって、やだっ、ちかやっ、まってよっ!」
「待たない。」
完全に寛也は暴走を始めてしまった。そうなってしまえば言うまでもなく案の定寛也は駿里が気絶するまでやめてくれず駿里はしばらくベットでの生活を余儀なくされてしまった。そして駿里は誓った。二度と寝込みなんて襲わない…と。寝起きの頭で行動すると痛い目に遭うと身をもって知ったから。
「組長、どうされたのです。行かないのですか?」
「駿里の様子を見てから決める。」
「そうですね。」
森廣と寛也がそんな会話をしていると駿里が廊下から顔を出した。そして駿里は寛也と一定の距離を取って足を止めた。そんな駿里の顔を見て寛也は自分のしてしまった罪の深さを改めて感じた。ああ、なんて酷く脅えているんだ…と思ったのと同時に駿里の顔からは怒りも感じとれた。怖いけど言いたいことが沢山あるのだろう。そしてどうやら駿里は恐怖よりも怒りが勝ったようで怯えながらも寛也の前まで歩いていった。
「どこいってたんだよっ…!!」
駿里はそう叫びながら寛也を殴った。その声は痛々しいほどに枯れており足もフラフラしている。そんな駿里の弱い力だ。寛也には全く肉体的ダメージはなかったがその行為は精神的ダメージを与えるには十分な事だった。
「…すまない。本当に悪いことをしてしまった。病院だ。陣と話をしてきたんだ。」
「こんなに俺の事めちゃくちゃにした癖に置いてくなんて最低だ…!」
「…悪かった。」
怒る理由が可愛いにも程がある。駿里は寛也を睨みつけながら怒っていた。まだ寛也に酷く抱かれて痛む足や腰の痛みに耐えながら。だが寛也は一向に駿里に触れようとしない。その事が更に駿里の怒りを膨張させてしまう。
「なんで抱きしめてくれないんだよ。」
「…触ってもいいのか?」
「いちいち聞くな。触りたくないなら触らないでいい。」
そう言って拗ねた駿里はついにリビングへと戻ろうとしてしまう。寛也はそんな駿里の腕を引き自分の元に抱き寄せて離さないも言わんばかりに強く抱き締めた。駿里はそれに対して抱き返すことはしなかったが決してそれを拒むことはしなかった。
「…遅いよ、ばか。」
寛也に抱きしめられ駿里はわだかまりが消えていったような気がした。怒りも綺麗に消え去った。不安も恐怖も何一つ残っていない。今はもうひたららに寛也を求めている。森廣はそんな駿里を見て心から安心した。もしかしたら二度と寛也と口を聞いてくれないかもしれないと思っていたから。寛也はそれほどに酷いことをした。だがやはり2人は度が過ぎた喧嘩をしたとしても断ち切れない愛の力で結ばれていたのだなと森廣は実感した。そして寛也も自分がしてしまった過ちに深く反省し駿里を抱きしめられている幸せを全身で感じた。
「すまない駿里。」
駿里は服を着て自分の体に付いている傷を全て隠していたが強く抱き締めあっているために服がめくれ生傷が寛也の目に入った。それを見た寛也はその部分を撫で駿里に謝った。そんな寛也を見て駿里は口を開いた。
「許してやんない。」
そりゃそうだ。こんな目に遭わされたんだから。ちょっとぐらい意地悪することぐらい許して欲しい。だが決して駿里はもう怒ってはいない。それは寛也にも伝わっているようで怒ったふりをする駿里に寛也は微笑んだ。
「そりゃ困ったな。どうしたら許してくれるのか?」
「俺から離れないで。絶対に。」
「ああ。離してやるつもりなんて殊更ない。」
目をぎゅっとつぶりながら寛也に抱きしめられていたので気づかなかったが駿里は目の前に森廣がさぞ嬉しそうな顔をして立っているのを見て目を見開いた。そして迷惑をかけてしまったことを謝った。
「森廣さん…迷惑かけてごめんなさい。」
「何を言ってるんだお前は。迷惑なんてかけてなんぼだろうが。その分お前が組長を支えてくれれば十分だ。」
「そうだぞ駿里。何のために俺達がいると思ってんだ。人生は一度きりなんだからもっと楽しんでいこうぜ。駿里なら迷惑をかけられようが何をされようが受け止めてやるから。」
森廣に続いてリビングからでてきた圷がそう言った。その言葉が嬉しくて…でも3人の視線が自分に向いていることが少し恥ずかしくて駿里は寛也に抱きついたまま顔を隠しお礼を言った。
「…ありがとう。」
「気にすんな駿里。では俺達はお邪魔になりますのでこれにて失礼します。組長ごゆっくりされてください。俺達は事務所に戻ります。先程の件も圷に伝えておきますね。」
「ああ。」
そう言った寛也に圷と森廣は一礼をするとこの部屋を出ていった。それを見送った寛也はまだ足が立たない駿里を抱きかかえてソファに座らせた。そこで駿里が寛也にある疑問を問いかける。
「先程の件ってなに?」
「陣の事だ。俺達が喧嘩した理由の男。」
寛也がそう言うと駿里は換気極まって謝ることを忘れてしまっていたことを思い出した。
「…あのさ、寛也。俺謝らなくちゃいけない。ごめんなさい。必死で俺の事探してくれてたのに俺は自分のことしか考えれてなかった。」
「それはお互い様だ。駿里にも駿里なりの考えがあったのにそれを俺は聞くことなく酷い事をした。」
駿里よりも先に謝るつもりだった寛也は先を越されてしまったと言いながら駿里を再び抱きしめた。
「仲直りだね。」
「ああ。」
寛也は駿里の頬を撫で微笑んでそう言った。そして彼は駿里が望んでいた事を口にする。
「それと…。」
「ん?」
「また今度陣の見舞いに一緒に行こう。」
「え…?いいの?」
「ああ。状況が変わった。これからあいつとは長い付き合いになりそうだ。」
そう寛也が言うと駿里は嬉しそうに彼に抱きついた。そんな駿里の様子を見て安心したのだろう。それから2人でテレビなんかを見ながら気ままに話していると寛也はいつの間にか眠りについていた。駿里はそんな寛也を見て本当に安心した。やっと眠ってくれた…と。どれだけの間眠っていないかを圷から聞いた時駿里は心配でたまらなくなった。だから駿里は寛也を絶対に起こさないようにゆっくりと動き毛布を取ってくると寛也の体に被せた。そして駿里自身も寛也の温もりを感じながら目をつぶり夢の中へと入っていった。
そして数時間2人は目を覚ますことなく深い眠りについていた。そこから先に目を覚ましたのは駿里だった。
「………ん…今何時だろ。」
そう言って目が覚めた駿里は背伸びをして近くにあった寛也の携帯を見た。
「もうこんな時間か。」
2人が眠りについて5時間ほど経っていた。だが寛也は相当寝ていないのだろう。まだ深い眠りについたままだった。だから駿里はそんな寛也のために料理を作ろうと考えたが今動いてしまえば寛也が確実に起きてしまうなと感じた。
「どうしよう…。」
寛也に休んで欲しい。そうするにはどうしたらいいのか考えた。考えて考えていると駿里はふと思った。これでは寛也が夜眠れなくなってしまう。そしたら喧嘩した後とはいえ睡眠を取ったことで体力が回復した寛也に駿里は抱き潰されてしまうのではないかと思った。それはダメだ。何としても防がなくては。そう思い駿里はあろう事か寛也の太ももに手を伸ばした。それが自分の首を絞める行為だと気づくことも無く…。
「寛也が起きないようにそっとしなきゃ…。」
駿里は今、寛也が眠っている間に手コキをして射精させようとしているのだ。今出せば夜に抱く元気もなくなるだろうと思ったのだ。寝起きだからだろうか。まだ頭が働いていないのだろう。寝ぼけた頭で咄嗟に考えそれを実行してしまっている状況だ。そんなことをすれば余計に寛也を煽るだけだというのに。そして案の定隣で駿里がソワソワし始めたことで寛也は起きてしまう。だが彼はこの状況を逃すまいと狸寝入りを開始した。
「あれ…もうおっきい。」
駿里が寛也の太ももを撫でズボンのベルトを外し寛也の陰茎を取り出すとすでに彼の陰茎は勃ち上がっていた。それもそのはずだ。寛也は起きているのだから。極端な話寛也は駿里がそばにいるだけで勃起する。そんな寛也なのだから駿里に触れられているところをみてしまえばもう我慢などできない。だが今は我慢だ。もう少しだけ泳がせようと寛也は必死に狸寝入りを続ける。そんなことを寛也が考えているとは知らない駿里は彼の陰茎を手で触りぎこちなく手コキを始めた。
「むずかしいなっ…そうだ。」
手では寛也のことを射精させられないと思ったのだろう。駿里はそれならば口でやればいいと寛也の陰茎を咥えようとした…が、そこで寛也は限界を突破した。寛也の陰茎を咥えようとした駿里の顔を鷲掴みをするとそのままソファに押し倒した。そして寛也は急に目の前が反転して状況がまだ掴めていない様子の駿里の衣服を全てはぎ取った。
「なっ…なんで起きて、てか服返せよ…っ!」
「それはこっちのセリフだ。寝たフリしてりゃいいようにしやがって。これ以上興奮させんな。」
狸寝入りなどくだらないことをしてしまったせいで寛也は即に爆発してしまっていた。寝込みを襲ったことがバレて焦りまくる駿里の後孔にもう待てないと言わんばかりに指を挿れかき混ぜる。駿里は寛也の全ての行動があまりにも早くて何をされているのかすら分からなくなる。服を脱がされたと思えばもう既に後孔をいじられている。そしてどこから取り出したのかローションも寛也は持っていた。
「ちょ、まって、ちかやっ…!」
「寝込み襲うほど溜まってんだろ?ならしっかりその期待に応えてやらねぇとな。」
「まだっ、だめ、おれ、ちかやの、こと…ぅ、許してないっ…!」
「あ?何言ってんだ。馬鹿言ってんじゃなねぇよ。さっき仲直りしたろ?今更取り消すのか?そんな事俺が許すわけねぇだろうが。」
「まって、やだっ、ちかやっ、まってよっ!」
「待たない。」
完全に寛也は暴走を始めてしまった。そうなってしまえば言うまでもなく案の定寛也は駿里が気絶するまでやめてくれず駿里はしばらくベットでの生活を余儀なくされてしまった。そして駿里は誓った。二度と寝込みなんて襲わない…と。寝起きの頭で行動すると痛い目に遭うと身をもって知ったから。
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