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快楽抽選箱2
番外編 ディスクの上 *
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「何するの…っ?」
駿里はこれから寛也が何をしてくるのか予知することが出来ず挙動不審になっていた。急に寛也に押し倒されたのだ。そうなるのも無理もない。しかもここは事務所。扉の向こうには幹部たちも勢ぞろいしていることもあり色々なことが重った駿里は不安が募っていっていたのだ。
「は?何ってお前を抱くに決まってだろ。」
「…あっちには康二さん達がいるのにっ!」
「ああ、そうだな。」
そうだな?なんでそんなに呑気なんだよ。こっちは本気で焦ってるって言うのに…!そんなことを思いながら駿里が怒りまじりに寛也のことを見ると相変わらず笑っていた。その余裕が余計に駿里を腹立たせた。そして駿里はそんな寛也から逃げようと身を捩ったが身体が動かなかった。その理由は考えなくともすぐに分かる。寛也が押えているからだ。身動きが出来ずに駿里が冷や汗をかいていると寛也が陰茎を駿里の後孔に当ててきた。
「やめてよっ、話を聞け…っ!」
寛也が本気で自分を抱いてこようとしていることが分かると駿里は先程よりも暴れだした。逃げられないとはわかっている。それでも時間を稼ぎたかったのだ。その間にもしかしたら寛也が心変わりをしてくれるかもしれないから。だが現実的に考えてそんなことが起こる確率はとても低い…。そして案の定駿里がどれだけ暴れて時間を稼いでも寛也は心変わりしなかった。
「話?ちゃんと聞いてるぞ。」
「嘘つけっ、聞き流してるだろ…っ、ほんとに待ってよっ!」
駿里がどれだけ喚いても寛也はやめてくれる気がないようだ。さっきあんな約束をしてしまったばっかりこんな目に遭ってしまった。しかし今更後悔しても遅い。今はそれよりもこの状況を何とかしなければならない。なぜなら先程は後孔に陰茎を当てているだけだったが少しずつ腰を進めてきたからだ。そのおかげで寛也の陰茎が少しずつ駿里の中に入っていく。
「これ以上何を待たせんだ。」
「声が聞こえちゃうからやだ…っ。」
「我慢しろ。」
「そんな横暴な…!」
駿里がそう叫ぶように言うと寛也が唇に指を置いてきた。今度は何をされるのかと駿里が身体を硬直させ警戒していると寛也は口を開いた。
「あんまりうるせぇと口塞ぐぞ。」
それはつまりキスをしてくるということだろう。駿里は少し躊躇した。口を塞がれれば声が漏れる心配が無くなる。松下たちにこの状況がバレずに済むと考えるとその方がいいかもしれない。そう思い駿里はわざと声を大きくして騒ごうとしたがそこでふと頭に浮かんだ。キスをされ続ければ苦しいではないか…と。普通に考えてそうだ。危ない。酸欠になるところだった。駿里はその事もあって長い間葛藤したものの結局黙るという選択をした。
「………っ。」
「はは、葛藤してたな。」
駿里の考えがまとまったであろうところで寛也がそう言いながら笑ってきた。長い間躊躇している姿を見て面白くなったのだ。口に出さなくとも表情にすぐ出る駿里なので見ていて面白いのだ。
「それは…っ、ぁあ!」
寛也が急に勢いよく陰茎を挿れてきた。思わず駿里は大きな声を出してしまい慌てて口を両手で塞いだ。
「お前はほんとにおもしれぇ奴だな。」
そう言って寛也は駿里の頬にキスをして耳を舐めてきた。だが駿里はそれに抵抗することが嫌でも出来なかった。なぜなら口を塞がねばならないからだ。そうしなければ声が漏れてしまう。扉の先にいる松下たちに聞かれてしまう。それを考えると駿里は口元に置いてある手を離すことが出来なかった。寛也はそれを利用して駿里の弱い耳を舐め続けて腰をゆっくりと動かしてくる。
「…ふっ……ぅ……ん…っ!」
寛也から与えられる激しい快楽に耐えるしかない駿里は涙が出てきた。弱い部分は何度されても辛いのだ。両手がふさがっている駿里とは打って代わり寛也は両手があいている。だから駿里を押さえつけ逃げないようにすることは容易い事だった。片手で駿里の体を拘束しもう片方では駿里のペニスを扱ぎだした。もちろんその間も腰を動かしてくる。
「んっ、ぅ、んふ…っ!」
「いつまでそうやって耐えられるか楽しみだ。」
そう言って寛也は楽しそうに駿里のことを眺めていた。そしてあろうことか駿里が声を漏らさないように口元に置いてある手を悪い笑みを浮かべながら掴んだ。必死に塞いでいる手を捕まれ駿里は何をされるのかを悟る。そこで口元に置いている手を強めるが…。
「お前がいくらこの手を強めたところで俺には勝てねぇよ。」
「…あっ、離せっ!」
駿里は寛也に両手を捕まれ口を抑えることが出来なくなった。そしてその手をディスクの上に縫い付けられる。駿里はそれを何とかして解こうとするが寛也に強く握られ全く抜けない。
「こんなものを使うな。俺が変わりに塞いでやる。」
「なにいって…っ、んんっ、ぅ、んふっ…!」
駿里がそう言っている途中で寛也が手際よく駿里の腕を頭上で拘束して強引に唇を合わせてきた。さっきちゃんと黙ったのに約束が違うと駿里は顔を背けて寛也のキスから逃れようとする。だが寛也に頬を掴まれてそれが出来なかった。しかも寛也は一度唇を合わせてくるとなかなか終わらない。離してくれないのだ。そんな長い長い深い口付けのせいで駿里は段々と息苦しくなってきた。駿里がやめろと目で訴えようと前を向くと寛也と目が合った。寛也は駿里と目が合うと嬉しそうに笑い息苦しそうにしている駿里の鼻をツンっと触った。鼻で息をするんだと言うように。
駿里はこれから寛也が何をしてくるのか予知することが出来ず挙動不審になっていた。急に寛也に押し倒されたのだ。そうなるのも無理もない。しかもここは事務所。扉の向こうには幹部たちも勢ぞろいしていることもあり色々なことが重った駿里は不安が募っていっていたのだ。
「は?何ってお前を抱くに決まってだろ。」
「…あっちには康二さん達がいるのにっ!」
「ああ、そうだな。」
そうだな?なんでそんなに呑気なんだよ。こっちは本気で焦ってるって言うのに…!そんなことを思いながら駿里が怒りまじりに寛也のことを見ると相変わらず笑っていた。その余裕が余計に駿里を腹立たせた。そして駿里はそんな寛也から逃げようと身を捩ったが身体が動かなかった。その理由は考えなくともすぐに分かる。寛也が押えているからだ。身動きが出来ずに駿里が冷や汗をかいていると寛也が陰茎を駿里の後孔に当ててきた。
「やめてよっ、話を聞け…っ!」
寛也が本気で自分を抱いてこようとしていることが分かると駿里は先程よりも暴れだした。逃げられないとはわかっている。それでも時間を稼ぎたかったのだ。その間にもしかしたら寛也が心変わりをしてくれるかもしれないから。だが現実的に考えてそんなことが起こる確率はとても低い…。そして案の定駿里がどれだけ暴れて時間を稼いでも寛也は心変わりしなかった。
「話?ちゃんと聞いてるぞ。」
「嘘つけっ、聞き流してるだろ…っ、ほんとに待ってよっ!」
駿里がどれだけ喚いても寛也はやめてくれる気がないようだ。さっきあんな約束をしてしまったばっかりこんな目に遭ってしまった。しかし今更後悔しても遅い。今はそれよりもこの状況を何とかしなければならない。なぜなら先程は後孔に陰茎を当てているだけだったが少しずつ腰を進めてきたからだ。そのおかげで寛也の陰茎が少しずつ駿里の中に入っていく。
「これ以上何を待たせんだ。」
「声が聞こえちゃうからやだ…っ。」
「我慢しろ。」
「そんな横暴な…!」
駿里がそう叫ぶように言うと寛也が唇に指を置いてきた。今度は何をされるのかと駿里が身体を硬直させ警戒していると寛也は口を開いた。
「あんまりうるせぇと口塞ぐぞ。」
それはつまりキスをしてくるということだろう。駿里は少し躊躇した。口を塞がれれば声が漏れる心配が無くなる。松下たちにこの状況がバレずに済むと考えるとその方がいいかもしれない。そう思い駿里はわざと声を大きくして騒ごうとしたがそこでふと頭に浮かんだ。キスをされ続ければ苦しいではないか…と。普通に考えてそうだ。危ない。酸欠になるところだった。駿里はその事もあって長い間葛藤したものの結局黙るという選択をした。
「………っ。」
「はは、葛藤してたな。」
駿里の考えがまとまったであろうところで寛也がそう言いながら笑ってきた。長い間躊躇している姿を見て面白くなったのだ。口に出さなくとも表情にすぐ出る駿里なので見ていて面白いのだ。
「それは…っ、ぁあ!」
寛也が急に勢いよく陰茎を挿れてきた。思わず駿里は大きな声を出してしまい慌てて口を両手で塞いだ。
「お前はほんとにおもしれぇ奴だな。」
そう言って寛也は駿里の頬にキスをして耳を舐めてきた。だが駿里はそれに抵抗することが嫌でも出来なかった。なぜなら口を塞がねばならないからだ。そうしなければ声が漏れてしまう。扉の先にいる松下たちに聞かれてしまう。それを考えると駿里は口元に置いてある手を離すことが出来なかった。寛也はそれを利用して駿里の弱い耳を舐め続けて腰をゆっくりと動かしてくる。
「…ふっ……ぅ……ん…っ!」
寛也から与えられる激しい快楽に耐えるしかない駿里は涙が出てきた。弱い部分は何度されても辛いのだ。両手がふさがっている駿里とは打って代わり寛也は両手があいている。だから駿里を押さえつけ逃げないようにすることは容易い事だった。片手で駿里の体を拘束しもう片方では駿里のペニスを扱ぎだした。もちろんその間も腰を動かしてくる。
「んっ、ぅ、んふ…っ!」
「いつまでそうやって耐えられるか楽しみだ。」
そう言って寛也は楽しそうに駿里のことを眺めていた。そしてあろうことか駿里が声を漏らさないように口元に置いてある手を悪い笑みを浮かべながら掴んだ。必死に塞いでいる手を捕まれ駿里は何をされるのかを悟る。そこで口元に置いている手を強めるが…。
「お前がいくらこの手を強めたところで俺には勝てねぇよ。」
「…あっ、離せっ!」
駿里は寛也に両手を捕まれ口を抑えることが出来なくなった。そしてその手をディスクの上に縫い付けられる。駿里はそれを何とかして解こうとするが寛也に強く握られ全く抜けない。
「こんなものを使うな。俺が変わりに塞いでやる。」
「なにいって…っ、んんっ、ぅ、んふっ…!」
駿里がそう言っている途中で寛也が手際よく駿里の腕を頭上で拘束して強引に唇を合わせてきた。さっきちゃんと黙ったのに約束が違うと駿里は顔を背けて寛也のキスから逃れようとする。だが寛也に頬を掴まれてそれが出来なかった。しかも寛也は一度唇を合わせてくるとなかなか終わらない。離してくれないのだ。そんな長い長い深い口付けのせいで駿里は段々と息苦しくなってきた。駿里がやめろと目で訴えようと前を向くと寛也と目が合った。寛也は駿里と目が合うと嬉しそうに笑い息苦しそうにしている駿里の鼻をツンっと触った。鼻で息をするんだと言うように。
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