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番外編
ある日の夏のこと *
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「暑すぎる。」
今日駿里は寛也と共に事務所に行っていた。ただ単に暇だったからではなく天馬に呼び出されていたからだ。そしてその用事が終わり家に帰ってきたのはいいものの冷房をつけ忘れていた。こんなに暑いというのに。そのおかげで家の中はえげつないほど蒸し蒸しして暑い。耐えきれなくなった駿里は服を脱いでシャツ1枚になった。下着すらも脱いでいるが今は家に1人なのでいいだろうと脱ぎ捨てたものを洗面所に持っていきソファで休んでいた。
「夏ってなんでこんなに暑いんだろ。」
そんなことをブツブツ文句を言いながら寝ていると部屋が涼しくなってきた。さすがは高級マンションの冷房機だ。涼しくなるまでの時間がとても早い。体が涼んできてソファに横になっていることもあり心地良さから駿里はいつの間にか眠ってしまっていた。そしていつしか寛也が帰る時間になっていた。
「たく、なんて格好で寝てやがる。」
駿里はこうなることが分かっていたので寛也が帰ってくるまでには着替えておくつもりだった。だが、あまりの心地良さから眠ってしまってたので着替えることが出来なかった。しかもまだ駿里は夢の中だ。寛也が帰ってきても起きる素振りがない。
「お仕置き決定だな。」
帰ってきたのが自分だったからいいものの他の奴らだったらどうするのだ。少しも身の安全を守ろうとしない駿里に寛也はお仕置きを実行する。寝ている駿里を寝室に運びベットの上に寝かせてその上に馬乗りになった。それでも駿里は起きない。
「警戒心なさすぎだろ。」
寛也はローションを手に取り駿里のペニスを軽く揉み始めた。裏筋を指でなぞり亀頭を刺激する。段々と手の動きを激しくしていったこともあり駿里の口から喘ぎ声が漏れ始めていた。
「…ん………。」
「早く起きねぇと食っちまうぞ。」
駿里に覆いかぶさりながら寛也はペニスを扱ぎ続けている。十分にペニスをいじめたがそれでも駿里は起きないので今度は後孔の方に指を挿れ前立腺を激しく擦った。さすがにここまで快楽を与えられたら起きないはずがない。駿里はゆっくりと目を開けたがこの状況を理解するのにだいぶ時間がかかった。
「…ぇ?な、にっ、あぁ、なにしてんだ…!」
「それはこっちのセリフだ。なんでこんな格好で寝てんだよ。」
「あぁ゛っ、や、まって、だめっ!」
そんな駿里の懇願など届くはずもなく寛也に陰茎を奥まで一気に挿れられてしまう。ひどい!俺はちゃんと寛也が帰ってくる前に着替えるつもりだったのに。寝ちゃってたんだから仕方ないじゃんかと言いたいが今更そんなこと言っても寛也はやめてくれない。こうなることがはなから分かっていたのだからアラームでもつけておけばよかったと駿里はとても後悔した。
「なんだその顔は。反省の色が全く見えんな。仕方ねぇ。反省するまで抱き潰してやるよ。」
そう言って寛也は激しく奥を突き始めた。
「だめっ、んあっ、おねが、ぃ、やだっ、ぁ!」
だが駿里がこんな感じで本気で嫌がるため寛也は一旦腰を止めて駿里と向き合った。
「そんなに嫌だったか?」
「嫌とかじゃなくて、さっき康二さんに…っ、ぁ」
「ん?松下がどうした。」
ああ、やばいよ。俺のバカ。なんでこんなこと口走っちゃったんだよ。これだけは寛也に知られる訳にはいかないのに…。その内容というのは事務所で起きたことだ。事務所に行った時寛也はすぐ自分のオフィス部屋に入った。それで俺が1人になった時を狙っていた康二さんと志方さん捕まってちょっかい掛けられて何回かイかされてしまった。だからその分体が疲弊している。でも絶対それは寛也には知られるわけにはいかなかった。
「えっと…。」
こういう時に限っていい訳が思いつかない。頭の中がスカスカだ。駿里はもはや施す手段がなく万策尽きた。こうなれば正直に言った方がいいのはわかってる。でも言えるわけが無い。お仕置きが追加されてしまうのが目に見えてるからだ。
「駿里、まさかとは思うがお前あいつらと仲良く遊んだのか?」
「ちがっ…。」
激しく動揺しながら言っても嘘をついてますと言っているようなものなのに正直者の駿里は嘘がつききれない。
「嘘ついたらどうなるか、お前が1番わかってるよな?」
「…ごめんなさい。」
「あいつらに何された。」
「たぶん2回ぐらいイかされた…。」
体が疲弊しているところを見ると抱かれたのかと思ったが抜かれただけかと寛也は怒りが少しだけ治まった。
「へぇ。まぁ抱かれてないからな。大目に見てやる。だが俺に秘密にしてたのは許してやれねぇな。覚悟しろよ。」
「あぁ゛っ、ぅ、ゆっくり、してよっ、ぁ、ああ!」
「あ?分かってんのか?これはお仕置きだ。文句言うんじゃねぇ。」
「んあぁ゛っ!」
駿里が目元を潤ませて喘ぐ姿に寛也は悪戯心がくすぐられた。もう止まることなんて出来ない。欲望のままに駿里を抱き潰していた。そしてそんな暴走した寛也から駿里が解放されたのは1度沈んだ日が再び登り始めた明け方の頃だった。
「ぁ、むりっ、ほんとに、死んじゃう…。」
「もう朝か。」
駿里の弱々しい声を聞いて寛也はやっと陰茎を抜いてくれた。
「ちゃんと反省したか?」
「…しました。」
「良い子だ。じゃあ風呂入りに行こう。」
寛也に言われるがまま駿里は浴室に大人しく連れていかれた。丁寧に洗ってくれるのかと思いきやまさかの2回戦目をやられてしまう。そのためお風呂を上がるころにはクタクタになっていた。
「寛也のばか。」
「確かに俺もやりすぎたがお前があんな格好で寝てなきゃこうならなかったよな?なのに人のせいにするとはまだ反省が足りてねぇみたいだな。」
「っ、ちゃんと反省した!」
駿里は激しく抱かれたため体の隅々が痛いはずなのにそれを押し殺して起き上がった。それほど焦っていたのだ。
「ああ、分かってる。お前が可愛すぎてからかっただけだ。ゆっくり休め。」
寛也はそう言って駿里に数回キスをしたあと仕事に出かけて行った。そして動けない駿里のことを思って寛也は松下をこの家に来させたのだが再び駿里は松下によってちょっかいをかけられてしまう。案の定寛也にその事がバレてしまい今日よりも酷いお仕置きをされたのは言うまでもない。
ーーーある日の夏のこと end
今日駿里は寛也と共に事務所に行っていた。ただ単に暇だったからではなく天馬に呼び出されていたからだ。そしてその用事が終わり家に帰ってきたのはいいものの冷房をつけ忘れていた。こんなに暑いというのに。そのおかげで家の中はえげつないほど蒸し蒸しして暑い。耐えきれなくなった駿里は服を脱いでシャツ1枚になった。下着すらも脱いでいるが今は家に1人なのでいいだろうと脱ぎ捨てたものを洗面所に持っていきソファで休んでいた。
「夏ってなんでこんなに暑いんだろ。」
そんなことをブツブツ文句を言いながら寝ていると部屋が涼しくなってきた。さすがは高級マンションの冷房機だ。涼しくなるまでの時間がとても早い。体が涼んできてソファに横になっていることもあり心地良さから駿里はいつの間にか眠ってしまっていた。そしていつしか寛也が帰る時間になっていた。
「たく、なんて格好で寝てやがる。」
駿里はこうなることが分かっていたので寛也が帰ってくるまでには着替えておくつもりだった。だが、あまりの心地良さから眠ってしまってたので着替えることが出来なかった。しかもまだ駿里は夢の中だ。寛也が帰ってきても起きる素振りがない。
「お仕置き決定だな。」
帰ってきたのが自分だったからいいものの他の奴らだったらどうするのだ。少しも身の安全を守ろうとしない駿里に寛也はお仕置きを実行する。寝ている駿里を寝室に運びベットの上に寝かせてその上に馬乗りになった。それでも駿里は起きない。
「警戒心なさすぎだろ。」
寛也はローションを手に取り駿里のペニスを軽く揉み始めた。裏筋を指でなぞり亀頭を刺激する。段々と手の動きを激しくしていったこともあり駿里の口から喘ぎ声が漏れ始めていた。
「…ん………。」
「早く起きねぇと食っちまうぞ。」
駿里に覆いかぶさりながら寛也はペニスを扱ぎ続けている。十分にペニスをいじめたがそれでも駿里は起きないので今度は後孔の方に指を挿れ前立腺を激しく擦った。さすがにここまで快楽を与えられたら起きないはずがない。駿里はゆっくりと目を開けたがこの状況を理解するのにだいぶ時間がかかった。
「…ぇ?な、にっ、あぁ、なにしてんだ…!」
「それはこっちのセリフだ。なんでこんな格好で寝てんだよ。」
「あぁ゛っ、や、まって、だめっ!」
そんな駿里の懇願など届くはずもなく寛也に陰茎を奥まで一気に挿れられてしまう。ひどい!俺はちゃんと寛也が帰ってくる前に着替えるつもりだったのに。寝ちゃってたんだから仕方ないじゃんかと言いたいが今更そんなこと言っても寛也はやめてくれない。こうなることがはなから分かっていたのだからアラームでもつけておけばよかったと駿里はとても後悔した。
「なんだその顔は。反省の色が全く見えんな。仕方ねぇ。反省するまで抱き潰してやるよ。」
そう言って寛也は激しく奥を突き始めた。
「だめっ、んあっ、おねが、ぃ、やだっ、ぁ!」
だが駿里がこんな感じで本気で嫌がるため寛也は一旦腰を止めて駿里と向き合った。
「そんなに嫌だったか?」
「嫌とかじゃなくて、さっき康二さんに…っ、ぁ」
「ん?松下がどうした。」
ああ、やばいよ。俺のバカ。なんでこんなこと口走っちゃったんだよ。これだけは寛也に知られる訳にはいかないのに…。その内容というのは事務所で起きたことだ。事務所に行った時寛也はすぐ自分のオフィス部屋に入った。それで俺が1人になった時を狙っていた康二さんと志方さん捕まってちょっかい掛けられて何回かイかされてしまった。だからその分体が疲弊している。でも絶対それは寛也には知られるわけにはいかなかった。
「えっと…。」
こういう時に限っていい訳が思いつかない。頭の中がスカスカだ。駿里はもはや施す手段がなく万策尽きた。こうなれば正直に言った方がいいのはわかってる。でも言えるわけが無い。お仕置きが追加されてしまうのが目に見えてるからだ。
「駿里、まさかとは思うがお前あいつらと仲良く遊んだのか?」
「ちがっ…。」
激しく動揺しながら言っても嘘をついてますと言っているようなものなのに正直者の駿里は嘘がつききれない。
「嘘ついたらどうなるか、お前が1番わかってるよな?」
「…ごめんなさい。」
「あいつらに何された。」
「たぶん2回ぐらいイかされた…。」
体が疲弊しているところを見ると抱かれたのかと思ったが抜かれただけかと寛也は怒りが少しだけ治まった。
「へぇ。まぁ抱かれてないからな。大目に見てやる。だが俺に秘密にしてたのは許してやれねぇな。覚悟しろよ。」
「あぁ゛っ、ぅ、ゆっくり、してよっ、ぁ、ああ!」
「あ?分かってんのか?これはお仕置きだ。文句言うんじゃねぇ。」
「んあぁ゛っ!」
駿里が目元を潤ませて喘ぐ姿に寛也は悪戯心がくすぐられた。もう止まることなんて出来ない。欲望のままに駿里を抱き潰していた。そしてそんな暴走した寛也から駿里が解放されたのは1度沈んだ日が再び登り始めた明け方の頃だった。
「ぁ、むりっ、ほんとに、死んじゃう…。」
「もう朝か。」
駿里の弱々しい声を聞いて寛也はやっと陰茎を抜いてくれた。
「ちゃんと反省したか?」
「…しました。」
「良い子だ。じゃあ風呂入りに行こう。」
寛也に言われるがまま駿里は浴室に大人しく連れていかれた。丁寧に洗ってくれるのかと思いきやまさかの2回戦目をやられてしまう。そのためお風呂を上がるころにはクタクタになっていた。
「寛也のばか。」
「確かに俺もやりすぎたがお前があんな格好で寝てなきゃこうならなかったよな?なのに人のせいにするとはまだ反省が足りてねぇみたいだな。」
「っ、ちゃんと反省した!」
駿里は激しく抱かれたため体の隅々が痛いはずなのにそれを押し殺して起き上がった。それほど焦っていたのだ。
「ああ、分かってる。お前が可愛すぎてからかっただけだ。ゆっくり休め。」
寛也はそう言って駿里に数回キスをしたあと仕事に出かけて行った。そして動けない駿里のことを思って寛也は松下をこの家に来させたのだが再び駿里は松下によってちょっかいをかけられてしまう。案の定寛也にその事がバレてしまい今日よりも酷いお仕置きをされたのは言うまでもない。
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