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番外編
〜オメガバース〜 復讐 *
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「な、にこれ…。」
駿里が目を覚ますと着ていた服は全て脱がされ手足が拘束されていた。その拘束具はベットにつながっており、脇を閉じることも足を曲げることも出来ない。
「あー目が覚めちゃったか。まぁいいや。」
「どういうことですか…。」
「俺さ、実際あの組長のこと嫌いなんだよね。幹部には決まった奴しかなれねぇし。俺がどんだけ頑張ろうともあいつが育てた松下とか島袋とかしかなれねぇもんな。俺は所詮捨て駒同然って訳だよ。なぁ、ムカつかねぇ?ムカつくよな。だからあいつに復讐すんだよ。あいつが命よりも大切にしてるお前を使ってな。」
「嫉妬してるんですね。自分に能力がないから。」
「は?」
駿里にそう言われ先程まで楽しそうに笑っていた吉村の顔から笑みが消える。
「康二さん達は確かに寛也に育てられました。でもそれ以上に実績がある。でも吉村さんは?ないから昇進出来ないんでしょ。」
「黙れ、無駄口叩くな。自分の立場をわきまえろ。」
「図星ですか。俺を使わないと寛也に復習することも出来ない弱虫ですね。」
駿里は体が自由に動かせなくてもこの男に屈したくなかった。だから男が怒ると分かっていながらも駿里はそう言った。
「チッ、優しくしてやろうと思ったのに自ら穴を掘るとはな。妊娠させて終わりにしようと思ってたがこれじゃあ足りねぇ。遊んでやるよ。気を失うまでな。」
吉村は近くに置いてあったカバンを漁り何かを取りだし駿里に見せつけるようにして持った。
「まずはこれを打ち込んでと。」
「い゛っ…!」
吉村が駿里の頬を掴んで動かないようにすると首元に注射した。しかもこの針は普通のものよりも太い。わざと痛い思いをさせるために吉村がこの注射器にしたのだ。
「このことが寛也にバレたらタダじゃ済まない。」
「そうだな。でもお前に言わせなきゃいい話だろ。組長は俺の事を信用してお前の世話を頼んだ。なのにこんな結果になったと知ったらどうすると思う?自分を責めるだろうな。信用した部下に裏切られ大切なものを傷つけちまったんだから。言うも言わないもお前の好きにしたらいいさ。組長を傷つけてもいいんなら、な?」
「っ…!」
腹が立つ。卑怯極まりない。だがそれよりも駿里は今、違う問題で焦っている。注射を打たれてからずっと我慢していた。身体が火照り疼く。まずい。これはまるでヒートだ。このままでは…。
「ああ、薬が効いてきたな。そういや何の薬か教えてなかったわ。喜べ、誘発剤だぜ。はは、復讐ってのゾクゾクすんな。」
吉村が駿里の体を撫でる度ビクビク体を跳ねさせる。駿里が必死に抑えようとしても薬の力には抗えない。
「でも反応がねぇとつまんねぇんだよな。これでも使うか。」
駿里が耐えて声を我慢している姿を見て面白くないと思った吉村がカバンから玩具を手に取った。それはかなり大きく長さも太さもある。奥まで容易に達するだろう。駿里は彼が手に取った物を見て身体を震わせる。
「やめっ、おねがぃ、っ」
「これ挿れれば最高に気持ち良くなるぜ。でもトぶことは許さない。分かったな。」
そう言って吉村が悪い笑みを浮かべながら容赦なくその玩具を駿里の後孔の中に挿れていく。そしていい所を探すように抜き差しを繰り返す。駿里はせめて彼を喜ばせないように唇を噛みしめ声を我慢していた。
「はは、唇なんか噛んでいいのか?変に傷出来たら疑われちまうぞ。」
「ひきょうっ、もの…っ、」
「いいねぇその顔、堪んねぇよ。でも口は気に入らねぇな。」
吉村は再びカバンの中に手を突っ込み猿轡を取り出した。そしてそれを嫌がる駿里に噛ませる。
「ん゛んっ!」
「よし、これで無駄口も叩けない。せっかくだなら動画におさめててやるよ。あいつらが帰ってくるまで2人で楽しもうな。」
吉村は笑いながらバイブを強にした。ああ、なんて地獄だ。逃げたい。解放されたい。今すぐ助けを呼びたい。なのに両手両足が拘束され身動きができない。吉村が前立腺にバイブを直に当ててきて嫌でも感じてしまう。駿里は快楽に耐えながら無駄だと分かっていながらもこの男から逃れるために必死で拘束具を力ずくで外そうとしていた。
「んんっ、ん゛、んふっ、」
「ははは、面白れぇなお前は。無駄なことしても手に跡がつくだけだぜ。」
駿里が目を覚ますと着ていた服は全て脱がされ手足が拘束されていた。その拘束具はベットにつながっており、脇を閉じることも足を曲げることも出来ない。
「あー目が覚めちゃったか。まぁいいや。」
「どういうことですか…。」
「俺さ、実際あの組長のこと嫌いなんだよね。幹部には決まった奴しかなれねぇし。俺がどんだけ頑張ろうともあいつが育てた松下とか島袋とかしかなれねぇもんな。俺は所詮捨て駒同然って訳だよ。なぁ、ムカつかねぇ?ムカつくよな。だからあいつに復讐すんだよ。あいつが命よりも大切にしてるお前を使ってな。」
「嫉妬してるんですね。自分に能力がないから。」
「は?」
駿里にそう言われ先程まで楽しそうに笑っていた吉村の顔から笑みが消える。
「康二さん達は確かに寛也に育てられました。でもそれ以上に実績がある。でも吉村さんは?ないから昇進出来ないんでしょ。」
「黙れ、無駄口叩くな。自分の立場をわきまえろ。」
「図星ですか。俺を使わないと寛也に復習することも出来ない弱虫ですね。」
駿里は体が自由に動かせなくてもこの男に屈したくなかった。だから男が怒ると分かっていながらも駿里はそう言った。
「チッ、優しくしてやろうと思ったのに自ら穴を掘るとはな。妊娠させて終わりにしようと思ってたがこれじゃあ足りねぇ。遊んでやるよ。気を失うまでな。」
吉村は近くに置いてあったカバンを漁り何かを取りだし駿里に見せつけるようにして持った。
「まずはこれを打ち込んでと。」
「い゛っ…!」
吉村が駿里の頬を掴んで動かないようにすると首元に注射した。しかもこの針は普通のものよりも太い。わざと痛い思いをさせるために吉村がこの注射器にしたのだ。
「このことが寛也にバレたらタダじゃ済まない。」
「そうだな。でもお前に言わせなきゃいい話だろ。組長は俺の事を信用してお前の世話を頼んだ。なのにこんな結果になったと知ったらどうすると思う?自分を責めるだろうな。信用した部下に裏切られ大切なものを傷つけちまったんだから。言うも言わないもお前の好きにしたらいいさ。組長を傷つけてもいいんなら、な?」
「っ…!」
腹が立つ。卑怯極まりない。だがそれよりも駿里は今、違う問題で焦っている。注射を打たれてからずっと我慢していた。身体が火照り疼く。まずい。これはまるでヒートだ。このままでは…。
「ああ、薬が効いてきたな。そういや何の薬か教えてなかったわ。喜べ、誘発剤だぜ。はは、復讐ってのゾクゾクすんな。」
吉村が駿里の体を撫でる度ビクビク体を跳ねさせる。駿里が必死に抑えようとしても薬の力には抗えない。
「でも反応がねぇとつまんねぇんだよな。これでも使うか。」
駿里が耐えて声を我慢している姿を見て面白くないと思った吉村がカバンから玩具を手に取った。それはかなり大きく長さも太さもある。奥まで容易に達するだろう。駿里は彼が手に取った物を見て身体を震わせる。
「やめっ、おねがぃ、っ」
「これ挿れれば最高に気持ち良くなるぜ。でもトぶことは許さない。分かったな。」
そう言って吉村が悪い笑みを浮かべながら容赦なくその玩具を駿里の後孔の中に挿れていく。そしていい所を探すように抜き差しを繰り返す。駿里はせめて彼を喜ばせないように唇を噛みしめ声を我慢していた。
「はは、唇なんか噛んでいいのか?変に傷出来たら疑われちまうぞ。」
「ひきょうっ、もの…っ、」
「いいねぇその顔、堪んねぇよ。でも口は気に入らねぇな。」
吉村は再びカバンの中に手を突っ込み猿轡を取り出した。そしてそれを嫌がる駿里に噛ませる。
「ん゛んっ!」
「よし、これで無駄口も叩けない。せっかくだなら動画におさめててやるよ。あいつらが帰ってくるまで2人で楽しもうな。」
吉村は笑いながらバイブを強にした。ああ、なんて地獄だ。逃げたい。解放されたい。今すぐ助けを呼びたい。なのに両手両足が拘束され身動きができない。吉村が前立腺にバイブを直に当ててきて嫌でも感じてしまう。駿里は快楽に耐えながら無駄だと分かっていながらもこの男から逃れるために必死で拘束具を力ずくで外そうとしていた。
「んんっ、ん゛、んふっ、」
「ははは、面白れぇなお前は。無駄なことしても手に跡がつくだけだぜ。」
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