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挑戦
137話 完治してない *
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「寛也、俺治ったよ。」
一晩ぐっすり寝て体が楽になった駿里は隣で寝ていた寛也にそう言った。
「治ってない。」
「治ったってば。」
「あのな駿里」
寛也は小さな子供に言い聞かせるような言い方で駿里の方を向き話し始めた。
「解熱薬飲んでるから熱がないのは当然だ。体が楽になったってことは少しは治ったんだろうがまだ安静にする必要がある。」
「大丈夫だよ。」
「大丈夫だと?本気で言ってんなら俺に付き合ってくれよ。」
寛也は駿里のズボンをガバッとおろしてうつ伏せにし、太腿の間に自身の陰茎を挟んだ。いわるゆ素股ってやつだ。本当なら突っ込みたかったが駿里は口ではああは言っても完全に回復していないので素股にしたのだ。
「あぁ!、ちょ…っなにやってんのさ!」
「もう治ったんだろ?俺は可愛いお前を前にして死に物狂いで抱きたいのを耐えた。でももう完治したなら我慢する必要ねぇよな。」
「ちがっ…や、…ぇ、ちょっ、まっ…!!」
駿里の言葉を聞かずに寛也は動き始めた。寛也が動く度に裏筋が擦れ駿里の口から声が漏れる。
「あっぁあ、…ぅ、んあっ…ま、ってぇ、…ほんとにだめ、っだって…あ、あっあっ!」
「なんか文句あんのか?」
文句なんて山ほどあるだろう。元気と言った途端素股とはいえ、抱かれているのだから。寛也は駿里を仰向けに倒し、腰を激しく突き続けている。
「むりぃ、ぁ…やだあっ、ぁあ、んあっあ、きもちぃ…ぅっ、ぁあ!」
「どっちだ。気持ちいいくせに嫌なのかよ。」
寛也は腰の動きを早めた。既に何度か達している駿里は寛也の手を握りしめた。それが嬉しかった寛也は駿里の手を強く握り返した。
「っーーー!」
「駿里、大丈夫か?」
寛也と同時に駿里も絶頂を迎え深く息をしている。それを心配した寛也か駿里の頬に手を置いて優しく聞いた。
「っ、うん大丈夫。」
「おい大丈夫じゃねぇだろ。これでも完治してるって言うのか?
「…完治はしてない。」
寛也がいつもより怒っていることに気づいた駿里は正直に答えた。バイトのこともあり元気ということにしたかったのだ。早く許可が降りたのか降りなかったのか駿里はそれが知りたくて仕方なかった。
「よく分かってんじゃねぇか。なら朝飯くいに行こう。」
「あのさ寛也。」
「どうした。」
駿里のことを抱き抱えようとした時、寛也は自分の名前が呼ばれたため動きを止めた。
「俺が言ったバイトどうだった?」
「元気なってから言う。それまでは何も言わない。」
明らかにガッカリしている駿里をみて寛也は少し考えた。
「そんなに気になるならこの後康二が来る時に聞いてごらん。」
沈黙が続いた後再び寛也が口を開いた。
「いいの?」
「ああ、そっちの方が元気になりそうだからな。」
駿里からしたらこの結果は気がかりで仕方がないだろう。無駄な悩みが増えストレスがかかるぐらいなら熱が完全に下がってない今でも教える方がいいか、と寛也は思ったのだ。
「楽しみ。康二さんいつ来るの?」
「早い方がいいよな?それなら今呼ぼうか。」
スマホを取り出して寛也は松下に連絡をした。松下のことだからきっと飛んでくるであろう。
「寛也ありがとう!」
「目が輝いてんぞ。俺まで嬉しくなる。さっ、今度こそ飯を食いに行こう。」
寛也は腫れ物を扱うかのように駿里を抱き抱えていつもの食事をする席に下ろした。
「いつの間に作ってたの?」
「俺らが起きる前に圷が作ってくれたらしい。お前が熱出したって聞いて来てくれたんだってよ。」
先程寛也が松下に連絡をするために見たスマホの通知の中に圷からのがあった。それを開くと今言った内容が書いてあったのだ。
「そうだったんだ、後でお礼言っとく!」
「それがいい。」
2人は圷の作った朝ご飯を食べた後リビングのソファでくつろいでいた。
「仕事大丈夫?俺のせいでごめんね、」
「お前のせいじゃない。次謝ったらお仕置きだからな。なんのために部下がいると思ってんだ。お互いにカバーし合えるようにいるんだぞ。だから仕事のことは気にしなくていい。何も気にせずにゆっくり休め。」
「うん。」
駿里は寛也に抱きついた。駿里にとって寛也の体温はとても落ち着くのだ。嫌なことがあればそれを忘れさせてくれるぐらいに。
「甘えたか?」
「寛也の匂い好きなんだ。」
寛也の首元に顔を押し付けて駿里はとても幸せそうにしていた。
「やけに正直だな。まだ体調が悪い証拠だ。」
「俺はいつも正直だよ。」
「よく言う、いつも恥ずかしがって自分の気持ち言わねぇのに。まあ言わなくても分かるけどな。駿里は酒飲んだ時と体調が悪い時気持ちを隠さないから可愛んだよ。」
寛也はそう言ったが駿里はそんなことないもん、の一点張りだ。ただ、絶対に認めない、強情な姿も寛也にとっては可愛くて仕方がなかった。
「認めないのもまた可愛いがな。」
「っ、うるさぃ!」
可愛い連発のせいで顔が真っ赤になるほど恥ずかしくなった駿里は寛也の首に噛み付いた。
「痛てぇよ。」
「寛也が悪いもん。」
「俺は気持ちを正直に伝えただけだ。」
寛也は駿里の髪をとくように頭を触った。
「おっ」
玄関が開く音がして寛也が声を出した。どうやら松下が到着したらしい。いつもなら連絡があってすぐに来るが今日は少し時間がかかっていたので寛也は気がかりだった。
「遅くなってすみません。」
松下が焦ったように走ってリビングまで来た。
「何かあったのか?お前、今日の仕事はパソコンの打ち込みだけだったよな。」
「なんにもないですよ。ただ単に俺が腹壊してたんです。」
「そうだったのか。悪いな、そんなこととは知らずに呼びたしてしまってよ。今は大丈夫か?」
松下が無事であることを確認すると寛也は安堵した。だがそれと同時に今お腹の調子は大丈夫なのかと心配になった。
「はい、既に回復してます。」
「良かった。康二さん来てくれてありがとう。」
「いいよ。それと駿里、バイトしていいぜ。」
松下のその一言を聞いて駿里は飛び起きた。そして満面の笑みになって松下を見た。
「ほんとに!?やった!」
「嘘なんてつかねぇよ。頑張るんだぞ。」
松下がそう言いながら駿里に履歴書を渡した。寛也の顔を見ると松下同様に微笑んでいた。
「頑張れよ。」
「頑張る!」
「じゃあまずは電話だな。早い方がいいから今からしてこい。」
「うん!」
駿里はスマホを持って別室に行った。
「緊張する…。」
自分が希望したバイト先の電話番号を打ち込み電話をかけた。
『もしもし、お電話ありがとうございます!』
「もしもし、バイトの面接をお願いしたいです。」
久しぶりのこの感じに駿里はかなり緊張したが声が震えないように応答した。
『ああ!この度はありがとうございます!面接日のご希望はありますか?』
「明日とかお願い出来ますか?」
『はい!もちろんです!では明日の2時頃にお待ちしておりますね。』
「はい!よろしくお願い致します。失礼します。」
『はい。失礼しますね!』
駿里は相手側が電話を切るまで待ってルンルンで寛也のところに行った。
「寛也!明日の2時に面接!」
「良かったな。明日は康二が連れていくからそのことを頭に入れとけ。」
「はーい。」
駿里はよほど嬉しかったようで上がった口角が下がらなくなっていた。そんな姿を見ていたからか寛也と松下も同じように笑っていた。
「なぁ駿里、すげぇ今更だけどさなんでここにしたんだ?」
松下が気持ちが最高に舞い上がっている駿里に聞いた。それは寛也も気になっていたらしく興味津々で駿里を見た。
「俺寛也と出会う前居酒屋バイトしてたからこの経験が生かせると思って!」
「なるほどな。」
寛也がそう話しながら駿里の手を引いて自分の上に座らせた。
「裏方の仕事は初めてだけどなんとなくは内容が頭に入ってるからお店の人の戦力になれる。」
「だな。電話相手は男か?」
「男の人だったよ。」
そう聞いた途端に松下と寛也の顔色が変わる。
「行かせたくねぇって言いたいとこだが、せっかく駿里が頑張ろうとしてるからな。俺は応援する。」
「寛也ありがとう。」
「俺も応援するよ駿里。」
「康二さんもありがとう。」
その後松下が接客の練習するか?とか言い出すから駿里も調子に乗って遊び出した。裏方の仕事だと言うのに楽しそうにいらっしゃいませ、とか声出しの練習をしている2人を微笑みながら寛也は見ていた。
一晩ぐっすり寝て体が楽になった駿里は隣で寝ていた寛也にそう言った。
「治ってない。」
「治ったってば。」
「あのな駿里」
寛也は小さな子供に言い聞かせるような言い方で駿里の方を向き話し始めた。
「解熱薬飲んでるから熱がないのは当然だ。体が楽になったってことは少しは治ったんだろうがまだ安静にする必要がある。」
「大丈夫だよ。」
「大丈夫だと?本気で言ってんなら俺に付き合ってくれよ。」
寛也は駿里のズボンをガバッとおろしてうつ伏せにし、太腿の間に自身の陰茎を挟んだ。いわるゆ素股ってやつだ。本当なら突っ込みたかったが駿里は口ではああは言っても完全に回復していないので素股にしたのだ。
「あぁ!、ちょ…っなにやってんのさ!」
「もう治ったんだろ?俺は可愛いお前を前にして死に物狂いで抱きたいのを耐えた。でももう完治したなら我慢する必要ねぇよな。」
「ちがっ…や、…ぇ、ちょっ、まっ…!!」
駿里の言葉を聞かずに寛也は動き始めた。寛也が動く度に裏筋が擦れ駿里の口から声が漏れる。
「あっぁあ、…ぅ、んあっ…ま、ってぇ、…ほんとにだめ、っだって…あ、あっあっ!」
「なんか文句あんのか?」
文句なんて山ほどあるだろう。元気と言った途端素股とはいえ、抱かれているのだから。寛也は駿里を仰向けに倒し、腰を激しく突き続けている。
「むりぃ、ぁ…やだあっ、ぁあ、んあっあ、きもちぃ…ぅっ、ぁあ!」
「どっちだ。気持ちいいくせに嫌なのかよ。」
寛也は腰の動きを早めた。既に何度か達している駿里は寛也の手を握りしめた。それが嬉しかった寛也は駿里の手を強く握り返した。
「っーーー!」
「駿里、大丈夫か?」
寛也と同時に駿里も絶頂を迎え深く息をしている。それを心配した寛也か駿里の頬に手を置いて優しく聞いた。
「っ、うん大丈夫。」
「おい大丈夫じゃねぇだろ。これでも完治してるって言うのか?
「…完治はしてない。」
寛也がいつもより怒っていることに気づいた駿里は正直に答えた。バイトのこともあり元気ということにしたかったのだ。早く許可が降りたのか降りなかったのか駿里はそれが知りたくて仕方なかった。
「よく分かってんじゃねぇか。なら朝飯くいに行こう。」
「あのさ寛也。」
「どうした。」
駿里のことを抱き抱えようとした時、寛也は自分の名前が呼ばれたため動きを止めた。
「俺が言ったバイトどうだった?」
「元気なってから言う。それまでは何も言わない。」
明らかにガッカリしている駿里をみて寛也は少し考えた。
「そんなに気になるならこの後康二が来る時に聞いてごらん。」
沈黙が続いた後再び寛也が口を開いた。
「いいの?」
「ああ、そっちの方が元気になりそうだからな。」
駿里からしたらこの結果は気がかりで仕方がないだろう。無駄な悩みが増えストレスがかかるぐらいなら熱が完全に下がってない今でも教える方がいいか、と寛也は思ったのだ。
「楽しみ。康二さんいつ来るの?」
「早い方がいいよな?それなら今呼ぼうか。」
スマホを取り出して寛也は松下に連絡をした。松下のことだからきっと飛んでくるであろう。
「寛也ありがとう!」
「目が輝いてんぞ。俺まで嬉しくなる。さっ、今度こそ飯を食いに行こう。」
寛也は腫れ物を扱うかのように駿里を抱き抱えていつもの食事をする席に下ろした。
「いつの間に作ってたの?」
「俺らが起きる前に圷が作ってくれたらしい。お前が熱出したって聞いて来てくれたんだってよ。」
先程寛也が松下に連絡をするために見たスマホの通知の中に圷からのがあった。それを開くと今言った内容が書いてあったのだ。
「そうだったんだ、後でお礼言っとく!」
「それがいい。」
2人は圷の作った朝ご飯を食べた後リビングのソファでくつろいでいた。
「仕事大丈夫?俺のせいでごめんね、」
「お前のせいじゃない。次謝ったらお仕置きだからな。なんのために部下がいると思ってんだ。お互いにカバーし合えるようにいるんだぞ。だから仕事のことは気にしなくていい。何も気にせずにゆっくり休め。」
「うん。」
駿里は寛也に抱きついた。駿里にとって寛也の体温はとても落ち着くのだ。嫌なことがあればそれを忘れさせてくれるぐらいに。
「甘えたか?」
「寛也の匂い好きなんだ。」
寛也の首元に顔を押し付けて駿里はとても幸せそうにしていた。
「やけに正直だな。まだ体調が悪い証拠だ。」
「俺はいつも正直だよ。」
「よく言う、いつも恥ずかしがって自分の気持ち言わねぇのに。まあ言わなくても分かるけどな。駿里は酒飲んだ時と体調が悪い時気持ちを隠さないから可愛んだよ。」
寛也はそう言ったが駿里はそんなことないもん、の一点張りだ。ただ、絶対に認めない、強情な姿も寛也にとっては可愛くて仕方がなかった。
「認めないのもまた可愛いがな。」
「っ、うるさぃ!」
可愛い連発のせいで顔が真っ赤になるほど恥ずかしくなった駿里は寛也の首に噛み付いた。
「痛てぇよ。」
「寛也が悪いもん。」
「俺は気持ちを正直に伝えただけだ。」
寛也は駿里の髪をとくように頭を触った。
「おっ」
玄関が開く音がして寛也が声を出した。どうやら松下が到着したらしい。いつもなら連絡があってすぐに来るが今日は少し時間がかかっていたので寛也は気がかりだった。
「遅くなってすみません。」
松下が焦ったように走ってリビングまで来た。
「何かあったのか?お前、今日の仕事はパソコンの打ち込みだけだったよな。」
「なんにもないですよ。ただ単に俺が腹壊してたんです。」
「そうだったのか。悪いな、そんなこととは知らずに呼びたしてしまってよ。今は大丈夫か?」
松下が無事であることを確認すると寛也は安堵した。だがそれと同時に今お腹の調子は大丈夫なのかと心配になった。
「はい、既に回復してます。」
「良かった。康二さん来てくれてありがとう。」
「いいよ。それと駿里、バイトしていいぜ。」
松下のその一言を聞いて駿里は飛び起きた。そして満面の笑みになって松下を見た。
「ほんとに!?やった!」
「嘘なんてつかねぇよ。頑張るんだぞ。」
松下がそう言いながら駿里に履歴書を渡した。寛也の顔を見ると松下同様に微笑んでいた。
「頑張れよ。」
「頑張る!」
「じゃあまずは電話だな。早い方がいいから今からしてこい。」
「うん!」
駿里はスマホを持って別室に行った。
「緊張する…。」
自分が希望したバイト先の電話番号を打ち込み電話をかけた。
『もしもし、お電話ありがとうございます!』
「もしもし、バイトの面接をお願いしたいです。」
久しぶりのこの感じに駿里はかなり緊張したが声が震えないように応答した。
『ああ!この度はありがとうございます!面接日のご希望はありますか?』
「明日とかお願い出来ますか?」
『はい!もちろんです!では明日の2時頃にお待ちしておりますね。』
「はい!よろしくお願い致します。失礼します。」
『はい。失礼しますね!』
駿里は相手側が電話を切るまで待ってルンルンで寛也のところに行った。
「寛也!明日の2時に面接!」
「良かったな。明日は康二が連れていくからそのことを頭に入れとけ。」
「はーい。」
駿里はよほど嬉しかったようで上がった口角が下がらなくなっていた。そんな姿を見ていたからか寛也と松下も同じように笑っていた。
「なぁ駿里、すげぇ今更だけどさなんでここにしたんだ?」
松下が気持ちが最高に舞い上がっている駿里に聞いた。それは寛也も気になっていたらしく興味津々で駿里を見た。
「俺寛也と出会う前居酒屋バイトしてたからこの経験が生かせると思って!」
「なるほどな。」
寛也がそう話しながら駿里の手を引いて自分の上に座らせた。
「裏方の仕事は初めてだけどなんとなくは内容が頭に入ってるからお店の人の戦力になれる。」
「だな。電話相手は男か?」
「男の人だったよ。」
そう聞いた途端に松下と寛也の顔色が変わる。
「行かせたくねぇって言いたいとこだが、せっかく駿里が頑張ろうとしてるからな。俺は応援する。」
「寛也ありがとう。」
「俺も応援するよ駿里。」
「康二さんもありがとう。」
その後松下が接客の練習するか?とか言い出すから駿里も調子に乗って遊び出した。裏方の仕事だと言うのに楽しそうにいらっしゃいませ、とか声出しの練習をしている2人を微笑みながら寛也は見ていた。
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