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挑戦
133話 電話 *
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「康二じゃねぇか。」
「電話なんてどうしたんだろ。急用なのかな?」
「いや、ちげぇだろ。」
ーーーこいつ…単に駿里の声が聞きたいだけだな。だが、康二に電話をかける勇気はない、そうなれば圷が掛けてきたってとこか。
いつも傍で見ている寛也には全てがお見通しのようだった。そうとも知らず圷は電話に駿里が出るまで待っていた。
「出るか。」
「え!やだっ絶対出ないで!」
松下も巻き込んでするのは面白い、と寛也は電話に出ようとした。それを慌てて阻止するために駿里はスマホを奪い去ろうとする。
「何すんだお前、今の状況わかってんのか?お仕置き中だ。」
寛也は片手で駿里の両手を拘束して逃げられないようにしてから電話に出た。
『おっ出た。元気か駿里。』
「……っ…。」
駿里はスマホ越しの圷の声に返事をすることが出来ない。それもそのはず寛也に項や耳を舐められており、スマホを耳に当てられている。少しでも声を漏らせば圷に聞こえてしまうのだ。そして寛也はもう片方の手で駿里が逃げられないように押さえている。
『ん?電波悪ぃな。駿里、俺の声聞こえるか?』
返答が帰ってこないことを不思議がって圷が何度も、 もしもーし と繰り返している。
「駿里、返事しねぇとあいつらが怪しがるぞ。」
寛也は必死に声を我慢している駿里の耳元で悪い顔をして意地悪くそう言った。
ーーー寛也のばか!
駿里は心の中でそう叫び寛也を見た。喋れない分目でやめてと訴えた。
「反省したか?」
寛也に小声でそう言われ涙目で駿里は頷いた。
「いい子だ。」
そう言って寛也はスマホを駿里の耳元から自分の耳元に持ってきて圷に返答をした。
「どうした圷。」
『組長ですか?ずっと無言だったので何かあったのではないかと心配になりましたよ。』
「悪ぃな、手が外せなくてよ。駿里に用事なら後でかけ直してくれ。今寝てっから。」
寛也は圷に軽い嘘をついた。その嘘が駿里を救う。今圷に寛也の陰茎がぶっ刺さっている状態と知られたら次会う時が気まずっていうレベルではないから。
『承知しました。あっ念の為言っときますが用があったのは康二ですよ。』
「わかってるから安心しろ。」
『良かったです。では失礼します。』
「ああ。」
寛也はそう言って電話を切った。スマホをテーブルに置き再び駿里を仰向けに寝かせた。
「なんで電話に出るんだよっ、声聞かれたらどうすんのさ!」
「聞かれなかったからいいじゃねぇか。」
「そういう問題じゃない!」
「文句は後で聞くから今はこっちに集中しろ。」
寛也は自身の陰茎をギリギリまで抜き一気に奥まで突き上げた。
「ん゛ぁあ!」
「バイトする前にマーキングしっかりしとかねぇとな。変な虫がつかねぇように毎日毎日潰れるまで抱き潰してやるよ。」
「やだ、ぁっ…ん゛、っぁあ…、んあっ、あっ、ぅっあ!!」
そんなに沢山キスマークをつけられたらお店の人にもお客さんにもきっと引かれてしまう。だからそれは面接で駿里が落ちるようにするための寛也の子供じみた戦略だった。駿里には好きなようにして欲しいので許可は出したものの寛也にはやはりバイトをやらせたくない気持ちがあるのだ。
「やだじゃねぇよ。指輪だけじゃ寄ってくるやつは隙を狙って来るからな。お前がいつも顔隠して行くなら少しは俺も安心なんだが。バイトする時はマスクしてけよ。」
「うぁっ、ん゛ん、…あっあっ、あっ!」
駿里の美貌目当てによってくる輩は少なくないはず。念には念をと、寛也はどんどん条件を足してくる。それだけ不安なのか、と駿里は思った。自分の我儘を寛也は聞いてくれたため、寛也の言うことも多少はちゃんと聞こうとも思った。でも今はそんなこと考える余裕が無い。寛也から注がれる愛を受け止めることで精一杯だ。
「駿里出すぞ。」
「ーーーっ!」
寛也は駿里の奥まで侵入し、そこで射精液を出した。
「あつ、っぃ…。」
「俺がどんだけ抱いても受け入れてくれてありがとな。」
息を整えている駿里の頭を優しく寛也は撫でた。駿里にとってそれはご褒美のようなものだった。嬉しくて駿里の表情が穏やかになる。
「寛也の言う通りマスクはしていくことにする。でも抱き潰されるのはやだ!」
「分かった。何かあったら俺がすぐに守ってやるからな。」
「ありがとう寛也。」
久しぶりのバイトということもあって駿里はとても緊張していた。だが、寛也がいるだけで頑張れる気がした。安心して仕事ができるから。
「部屋にある露天風呂一緒に入ろうよ!」
「いいぞ。」
「やった!」
既に裸になっていたので寛也は駿里を抱き抱えて露天風呂まで歩いていった。
*********
「は?お前何切ってんだよ。ってか組長が出たのか?」
圷が短い会話だけをして電話を切ったことを不思議がった島袋がそう聞いた。
「そうだ組長が出た。駿里は寝てるらしい。また後で折り返せってよ康二。」
「もう電話なんてしねぇよ。」
「いいのか?」
らしくねぇ、という顔をして圷も島袋も松下を見た。
「お前ら馬鹿だな。寝てるってそういうことだろ。せっかくの2人だけの旅行なのに俺が割り込んでいったらダメだ。俺は駿里と組長が幸せでいればそれで十分だ。」
「素直じゃねぇな康二。」
「うるせぇ圷。」
そういった松下の前にコーヒーが置かれた。
「これでも飲んで仕事がんばれよ。」
全ての会話を聞いていた天馬が松下に差し入れをした。その訳は松下が成長した瞬間が見れたような気がしたからだ。叶わぬ恋をして素直になれない松下への慰めの気持ちもあった。
「ありがとな、天馬。」
「気にすんな。」
天馬はコーヒーに加え松下には手作りの焼き菓子もあげた。それを圷と島袋はずりぃな、という目で天馬を見る。
「おい俺らの分はねぇのかよ。」
「ない。」
「ふざけんな作れよ。」
「はぁ、仕方ねぇな。」
子供がただをこねる時のように言ってくる島袋達に天馬は呆れた。しかし、今暇ということもあって作ってやるか、とそう言った。
「じゃあ圷も手伝え。」
「へいへい。」
圷は今やっていた仕事を島袋に託して天馬と共にバーカウンターまで行った。
「は?」
「どうした松下。」
圷と天馬が席を立った直後スマホに届いたメッセージに驚いている松下に島袋がそう聞いた。
「駿里がバイトするらしいぞ。」
「また駿里はそんなこと言ってんのかよ、組長が許すわねぇのにな。」
島袋は驚かずに淡々と仕事を続けながら話した。
「違う、言ってんのは駿里じゃねぇ。」
「は?」
まさか寛也がバイトする許可を出すとは思っていなかった島袋は手を止め、松下の顔を重視した。
「組長からの連絡だ。駿里がバイトするから送り迎え宜しくなって。」
「まじか…。いや待てよ、本気でバイトすんのか?心配で俺が死にそうだ。」
「俺も同じだ。駿里の事が気がかりでまともに仕事できねぇよ。ってか組長もなんで許可なんかしたんだ。」
松下と島袋は既に今も仕事をほっぽり出してソファにもたれかかっている。いつもでは考えられないことだ。
「駿里がバイトする所しっかり調べとかねぇとな。」
「だな。仕事よりこっちの方が優先だ。」
「どうしたお前ら、そんな怖い顔なんてして。」
戻ってきた天馬が真剣な顔をしてパソコンを打とうとしていた2人に聞いた。
「こんな顔にもなるわ、駿里がバイトすんだぞ。」
「ははっ、駿里の言うことをなに真に受けてんだよ、寛也許可するわけねぇじゃん。」
先程島袋が言ったのと同じようなことを天馬が言った。松下はさすがに2回も呆れ顔して言われたのでキレ気味になる。
「それがしたんだよ。だから俺らも焦ってる訳だ。」
松下が説明してくれたように今度は島袋が天馬と圷にコンパクトにして言った。
「まじか。」
「マジだよ。」
驚きのあまりフリーズしかけている天馬に島袋が返答した。
「バイトって俺らの補助とかはダメな訳?」
数秒間の沈黙が過ぎた後圷が口を開いた。
「さすがに駿里に俺らみたいな仕事させたくねぇわ。」
「それは俺もだけど、簡単なやつなら出来んじゃね?例えば会計とかさ。」
天馬と島袋、それに松下は考え込み下げていた頭を上げて目を合わせた。
「電話なんてどうしたんだろ。急用なのかな?」
「いや、ちげぇだろ。」
ーーーこいつ…単に駿里の声が聞きたいだけだな。だが、康二に電話をかける勇気はない、そうなれば圷が掛けてきたってとこか。
いつも傍で見ている寛也には全てがお見通しのようだった。そうとも知らず圷は電話に駿里が出るまで待っていた。
「出るか。」
「え!やだっ絶対出ないで!」
松下も巻き込んでするのは面白い、と寛也は電話に出ようとした。それを慌てて阻止するために駿里はスマホを奪い去ろうとする。
「何すんだお前、今の状況わかってんのか?お仕置き中だ。」
寛也は片手で駿里の両手を拘束して逃げられないようにしてから電話に出た。
『おっ出た。元気か駿里。』
「……っ…。」
駿里はスマホ越しの圷の声に返事をすることが出来ない。それもそのはず寛也に項や耳を舐められており、スマホを耳に当てられている。少しでも声を漏らせば圷に聞こえてしまうのだ。そして寛也はもう片方の手で駿里が逃げられないように押さえている。
『ん?電波悪ぃな。駿里、俺の声聞こえるか?』
返答が帰ってこないことを不思議がって圷が何度も、 もしもーし と繰り返している。
「駿里、返事しねぇとあいつらが怪しがるぞ。」
寛也は必死に声を我慢している駿里の耳元で悪い顔をして意地悪くそう言った。
ーーー寛也のばか!
駿里は心の中でそう叫び寛也を見た。喋れない分目でやめてと訴えた。
「反省したか?」
寛也に小声でそう言われ涙目で駿里は頷いた。
「いい子だ。」
そう言って寛也はスマホを駿里の耳元から自分の耳元に持ってきて圷に返答をした。
「どうした圷。」
『組長ですか?ずっと無言だったので何かあったのではないかと心配になりましたよ。』
「悪ぃな、手が外せなくてよ。駿里に用事なら後でかけ直してくれ。今寝てっから。」
寛也は圷に軽い嘘をついた。その嘘が駿里を救う。今圷に寛也の陰茎がぶっ刺さっている状態と知られたら次会う時が気まずっていうレベルではないから。
『承知しました。あっ念の為言っときますが用があったのは康二ですよ。』
「わかってるから安心しろ。」
『良かったです。では失礼します。』
「ああ。」
寛也はそう言って電話を切った。スマホをテーブルに置き再び駿里を仰向けに寝かせた。
「なんで電話に出るんだよっ、声聞かれたらどうすんのさ!」
「聞かれなかったからいいじゃねぇか。」
「そういう問題じゃない!」
「文句は後で聞くから今はこっちに集中しろ。」
寛也は自身の陰茎をギリギリまで抜き一気に奥まで突き上げた。
「ん゛ぁあ!」
「バイトする前にマーキングしっかりしとかねぇとな。変な虫がつかねぇように毎日毎日潰れるまで抱き潰してやるよ。」
「やだ、ぁっ…ん゛、っぁあ…、んあっ、あっ、ぅっあ!!」
そんなに沢山キスマークをつけられたらお店の人にもお客さんにもきっと引かれてしまう。だからそれは面接で駿里が落ちるようにするための寛也の子供じみた戦略だった。駿里には好きなようにして欲しいので許可は出したものの寛也にはやはりバイトをやらせたくない気持ちがあるのだ。
「やだじゃねぇよ。指輪だけじゃ寄ってくるやつは隙を狙って来るからな。お前がいつも顔隠して行くなら少しは俺も安心なんだが。バイトする時はマスクしてけよ。」
「うぁっ、ん゛ん、…あっあっ、あっ!」
駿里の美貌目当てによってくる輩は少なくないはず。念には念をと、寛也はどんどん条件を足してくる。それだけ不安なのか、と駿里は思った。自分の我儘を寛也は聞いてくれたため、寛也の言うことも多少はちゃんと聞こうとも思った。でも今はそんなこと考える余裕が無い。寛也から注がれる愛を受け止めることで精一杯だ。
「駿里出すぞ。」
「ーーーっ!」
寛也は駿里の奥まで侵入し、そこで射精液を出した。
「あつ、っぃ…。」
「俺がどんだけ抱いても受け入れてくれてありがとな。」
息を整えている駿里の頭を優しく寛也は撫でた。駿里にとってそれはご褒美のようなものだった。嬉しくて駿里の表情が穏やかになる。
「寛也の言う通りマスクはしていくことにする。でも抱き潰されるのはやだ!」
「分かった。何かあったら俺がすぐに守ってやるからな。」
「ありがとう寛也。」
久しぶりのバイトということもあって駿里はとても緊張していた。だが、寛也がいるだけで頑張れる気がした。安心して仕事ができるから。
「部屋にある露天風呂一緒に入ろうよ!」
「いいぞ。」
「やった!」
既に裸になっていたので寛也は駿里を抱き抱えて露天風呂まで歩いていった。
*********
「は?お前何切ってんだよ。ってか組長が出たのか?」
圷が短い会話だけをして電話を切ったことを不思議がった島袋がそう聞いた。
「そうだ組長が出た。駿里は寝てるらしい。また後で折り返せってよ康二。」
「もう電話なんてしねぇよ。」
「いいのか?」
らしくねぇ、という顔をして圷も島袋も松下を見た。
「お前ら馬鹿だな。寝てるってそういうことだろ。せっかくの2人だけの旅行なのに俺が割り込んでいったらダメだ。俺は駿里と組長が幸せでいればそれで十分だ。」
「素直じゃねぇな康二。」
「うるせぇ圷。」
そういった松下の前にコーヒーが置かれた。
「これでも飲んで仕事がんばれよ。」
全ての会話を聞いていた天馬が松下に差し入れをした。その訳は松下が成長した瞬間が見れたような気がしたからだ。叶わぬ恋をして素直になれない松下への慰めの気持ちもあった。
「ありがとな、天馬。」
「気にすんな。」
天馬はコーヒーに加え松下には手作りの焼き菓子もあげた。それを圷と島袋はずりぃな、という目で天馬を見る。
「おい俺らの分はねぇのかよ。」
「ない。」
「ふざけんな作れよ。」
「はぁ、仕方ねぇな。」
子供がただをこねる時のように言ってくる島袋達に天馬は呆れた。しかし、今暇ということもあって作ってやるか、とそう言った。
「じゃあ圷も手伝え。」
「へいへい。」
圷は今やっていた仕事を島袋に託して天馬と共にバーカウンターまで行った。
「は?」
「どうした松下。」
圷と天馬が席を立った直後スマホに届いたメッセージに驚いている松下に島袋がそう聞いた。
「駿里がバイトするらしいぞ。」
「また駿里はそんなこと言ってんのかよ、組長が許すわねぇのにな。」
島袋は驚かずに淡々と仕事を続けながら話した。
「違う、言ってんのは駿里じゃねぇ。」
「は?」
まさか寛也がバイトする許可を出すとは思っていなかった島袋は手を止め、松下の顔を重視した。
「組長からの連絡だ。駿里がバイトするから送り迎え宜しくなって。」
「まじか…。いや待てよ、本気でバイトすんのか?心配で俺が死にそうだ。」
「俺も同じだ。駿里の事が気がかりでまともに仕事できねぇよ。ってか組長もなんで許可なんかしたんだ。」
松下と島袋は既に今も仕事をほっぽり出してソファにもたれかかっている。いつもでは考えられないことだ。
「駿里がバイトする所しっかり調べとかねぇとな。」
「だな。仕事よりこっちの方が優先だ。」
「どうしたお前ら、そんな怖い顔なんてして。」
戻ってきた天馬が真剣な顔をしてパソコンを打とうとしていた2人に聞いた。
「こんな顔にもなるわ、駿里がバイトすんだぞ。」
「ははっ、駿里の言うことをなに真に受けてんだよ、寛也許可するわけねぇじゃん。」
先程島袋が言ったのと同じようなことを天馬が言った。松下はさすがに2回も呆れ顔して言われたのでキレ気味になる。
「それがしたんだよ。だから俺らも焦ってる訳だ。」
松下が説明してくれたように今度は島袋が天馬と圷にコンパクトにして言った。
「まじか。」
「マジだよ。」
驚きのあまりフリーズしかけている天馬に島袋が返答した。
「バイトって俺らの補助とかはダメな訳?」
数秒間の沈黙が過ぎた後圷が口を開いた。
「さすがに駿里に俺らみたいな仕事させたくねぇわ。」
「それは俺もだけど、簡単なやつなら出来んじゃね?例えば会計とかさ。」
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