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外出
47話 漏洩
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駿里は裕太との約束通りサッカーの試合を見ていた。初戦だったこともあり裕太達の高校は圧勝だった。
「すごいなこいつら」
「だろ!」
少しではあるが自分の通っていた高校が誉められ嬉しかった駿里はテンションが上がり、昨日のことを口走ってしまった
「この中に俺の親友も出てるんだよ!一年生なのにすごいだろ?昨日その裕太バッタリあっちゃってさ!」
夢中で話している駿里には寛也がだんだんと無表情になっていくのに気が付かなかった
「おい、駿里!」
島袋が止めたのと寛也が思いっきり駿里の顔を掴んだのはほぼ同時だった
「会った?どう言うことだ、俺はそんなは聞いてないぞ。昨日お前が楽しそうにスマホを触って連絡をとっていたのはそいつか。ゲームだと思って大目に見てやってたのに。それでお前俺を捨ててそいつのところへでも行くつもりなのか」
「ち、ちがう!裕太はただの親友だ!」
「親友にあんなに嬉しそうに連絡を取るのか?お前が誰のものなのか思い知らせてやる。来い」
寛也は駿里を力ずくで寝室まで連れて行こうとした
「く、くみちょ、、」
流石にまずいと感じた島袋は止めようとした
「お前は黙ってろ」
が、あまりの殺気に口を閉ざした
「どう言うつもりだ、駿里」
「だから、本当に親友って、、」
「お前にその気がなくても相手がどう思ってんのか分かんねぇだろ?」
「何だよそれ!」
あまりの言われように怒り口調なって返した。
「事実だろ、それに嫌らしいことがないんなら、昨日言えばよかっただろ、なのにお前はコソコソとあいつと連絡を取っていた。お前は俺のもんだぞ駿里」
駿里は青ざめた。寛也の余りの怒りように。だか、そんなことを知らない寛也は図星だと勝手に解釈し怒りが増した。
「外出は禁止だ。二度とあいつに会うな」
駿里は寛也の目に不安が混じっていることを感じた。
「話を聞け!裕太不安しかなかった俺の高校生活を華やかにしてくれたんだ。だからすごく感謝してるし最高の親友だと思ってる。でも友情を超えることは絶対にないし、あいつも俺のことをおんなじように思ってる!だから、、?」
誤解されたくないと駿里必死になって弁解していた。すると、急に寛也が笑い出した
「すまない。あまりにも必死になってるお前が可愛過ぎた。それにはなから俺は浮気なんて疑ってない」
「………え?」
「ちょっといじめたくなってしまった」
「寛也のバカ!!すごい怖かった」
駿里は泣き声になりながら言った
「悪かった。でもな、駿里俺は許すなんて一言も言ってない。浮気はしていなくてもお前は俺に嘘をついた」
「嘘じゃない!黙ってただけだ!」
「それがダメだって言ってんだよ。どうせ天馬に黙ってろとでも言われたんだろ。それも気に食わん。どっちにしろお仕置きだ」
「え、、ちょ、、話し合おうよ」
「何だ。この期に及んで悪あがきか。しょうがねぇな、それなら分かるまで俺が教えてやるしかねぇよな?分かるまで、何度でもな。いくらでも付き合ってやるよ駿里」
「ごめんなさぃい……っ!」
「今さら謝っても遅いんだよ。楽しい楽しい時間の始まりだな駿里」
それは駿里とっては全然楽しくないものだった
「すごいなこいつら」
「だろ!」
少しではあるが自分の通っていた高校が誉められ嬉しかった駿里はテンションが上がり、昨日のことを口走ってしまった
「この中に俺の親友も出てるんだよ!一年生なのにすごいだろ?昨日その裕太バッタリあっちゃってさ!」
夢中で話している駿里には寛也がだんだんと無表情になっていくのに気が付かなかった
「おい、駿里!」
島袋が止めたのと寛也が思いっきり駿里の顔を掴んだのはほぼ同時だった
「会った?どう言うことだ、俺はそんなは聞いてないぞ。昨日お前が楽しそうにスマホを触って連絡をとっていたのはそいつか。ゲームだと思って大目に見てやってたのに。それでお前俺を捨ててそいつのところへでも行くつもりなのか」
「ち、ちがう!裕太はただの親友だ!」
「親友にあんなに嬉しそうに連絡を取るのか?お前が誰のものなのか思い知らせてやる。来い」
寛也は駿里を力ずくで寝室まで連れて行こうとした
「く、くみちょ、、」
流石にまずいと感じた島袋は止めようとした
「お前は黙ってろ」
が、あまりの殺気に口を閉ざした
「どう言うつもりだ、駿里」
「だから、本当に親友って、、」
「お前にその気がなくても相手がどう思ってんのか分かんねぇだろ?」
「何だよそれ!」
あまりの言われように怒り口調なって返した。
「事実だろ、それに嫌らしいことがないんなら、昨日言えばよかっただろ、なのにお前はコソコソとあいつと連絡を取っていた。お前は俺のもんだぞ駿里」
駿里は青ざめた。寛也の余りの怒りように。だか、そんなことを知らない寛也は図星だと勝手に解釈し怒りが増した。
「外出は禁止だ。二度とあいつに会うな」
駿里は寛也の目に不安が混じっていることを感じた。
「話を聞け!裕太不安しかなかった俺の高校生活を華やかにしてくれたんだ。だからすごく感謝してるし最高の親友だと思ってる。でも友情を超えることは絶対にないし、あいつも俺のことをおんなじように思ってる!だから、、?」
誤解されたくないと駿里必死になって弁解していた。すると、急に寛也が笑い出した
「すまない。あまりにも必死になってるお前が可愛過ぎた。それにはなから俺は浮気なんて疑ってない」
「………え?」
「ちょっといじめたくなってしまった」
「寛也のバカ!!すごい怖かった」
駿里は泣き声になりながら言った
「悪かった。でもな、駿里俺は許すなんて一言も言ってない。浮気はしていなくてもお前は俺に嘘をついた」
「嘘じゃない!黙ってただけだ!」
「それがダメだって言ってんだよ。どうせ天馬に黙ってろとでも言われたんだろ。それも気に食わん。どっちにしろお仕置きだ」
「え、、ちょ、、話し合おうよ」
「何だ。この期に及んで悪あがきか。しょうがねぇな、それなら分かるまで俺が教えてやるしかねぇよな?分かるまで、何度でもな。いくらでも付き合ってやるよ駿里」
「ごめんなさぃい……っ!」
「今さら謝っても遅いんだよ。楽しい楽しい時間の始まりだな駿里」
それは駿里とっては全然楽しくないものだった
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