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非道
39話 オーロラ
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寛也は駿里が綺麗にオーロラが見えると言っていたアビスコに向かっていた。
「まさかこんなことになるなんて思っても見なかったですね」
「そういえば赤浜はどうされたんですか?」
「サツの前に置いといた。それと撃った2人も無事だ。駿里が嫌がるだろうからな」
「え?」
「それは流石にお人好しすぎやしませんか?」
「これでいいんだ。あいつを拷問する時間が勿体無いし、もう人を殺さない。その時間は駿里と過ごす」
「変わりましたね、組長」
「今の組長、昔に戻ったみたいですよ」
「なんだ、不満か?」
「いいえ!逆です。俺を助けてくれたあの優しい組長戻ってくれて」
「こいつのおかげだ」
「そうですね」
「でもヤクザとしてはちょっとあれですね」
松下の発言には思わず笑った。
「組長着きましたよ!これはやばいっすよ」
寛也は車のドアをあけ、外を見ると綺麗な緑色のオーロラがあった
「駿里、駿里、起きろ」
「、、もぅあさ?」
「何寝ぼけてんだ。おいで」
「うわ、すっご!!」
「綺麗だな。恋人とみるオーロラは全然違う」
「何言ってんだよ!地球にこんな綺麗な場所があったんだね」
「後3日スウェーデンに滞在する。行きたいところはあるか?もうお前から目を離さない」
「いっぱいある!」
寛也は駿里の頭を撫でながら、あるものを渡した
「これを渡しておく」
「え!これ!俺のスマホ!しかも充電してある、、捨ててなかったんだ」
「思い出が入ってるだろ。捨てはしない」
「ありがとう、今からもっと思い出を詰め込んでいく」
「そうしろ,俺との写真を一番多くする約束ができるならずっと持っていろ」
「そんなのそう決まってんじゃん!」
2人は本物の恋人になった。その様子を後ろから優しく見つめる森廣、子供のようにはしゃぐ松下とそれに天馬。松下、天馬に呆れる島袋。部下の可愛い様子を見守りながら周囲を警戒する北風、他の幹部。
こんな人達に囲まれて幸せだなあ、駿里は思った
ホテルに戻り深い眠りについていた駿里の隣にいた寛也は天馬の部屋へと向かっていた
「入るぞ」
「どうしたんだよ、不眠症かお前」
「違う。礼を言いにきた、ありがとう。駿里に全てを伝えてくれていたのは天馬だろ?」
「一体何のことでしょうね、それよりお前愛しい恋人を1人残して何してんだよ、さっさと戻ってやれ」
「ああ、そうする。おやすみ」
「良い夜を~」
寛也が出ていき、1人部屋にいる天馬はつぶやいた
「俺、めちゃめちゃかっこいいわ」
そう言って天馬は酒を飲み続けた
「まさかこんなことになるなんて思っても見なかったですね」
「そういえば赤浜はどうされたんですか?」
「サツの前に置いといた。それと撃った2人も無事だ。駿里が嫌がるだろうからな」
「え?」
「それは流石にお人好しすぎやしませんか?」
「これでいいんだ。あいつを拷問する時間が勿体無いし、もう人を殺さない。その時間は駿里と過ごす」
「変わりましたね、組長」
「今の組長、昔に戻ったみたいですよ」
「なんだ、不満か?」
「いいえ!逆です。俺を助けてくれたあの優しい組長戻ってくれて」
「こいつのおかげだ」
「そうですね」
「でもヤクザとしてはちょっとあれですね」
松下の発言には思わず笑った。
「組長着きましたよ!これはやばいっすよ」
寛也は車のドアをあけ、外を見ると綺麗な緑色のオーロラがあった
「駿里、駿里、起きろ」
「、、もぅあさ?」
「何寝ぼけてんだ。おいで」
「うわ、すっご!!」
「綺麗だな。恋人とみるオーロラは全然違う」
「何言ってんだよ!地球にこんな綺麗な場所があったんだね」
「後3日スウェーデンに滞在する。行きたいところはあるか?もうお前から目を離さない」
「いっぱいある!」
寛也は駿里の頭を撫でながら、あるものを渡した
「これを渡しておく」
「え!これ!俺のスマホ!しかも充電してある、、捨ててなかったんだ」
「思い出が入ってるだろ。捨てはしない」
「ありがとう、今からもっと思い出を詰め込んでいく」
「そうしろ,俺との写真を一番多くする約束ができるならずっと持っていろ」
「そんなのそう決まってんじゃん!」
2人は本物の恋人になった。その様子を後ろから優しく見つめる森廣、子供のようにはしゃぐ松下とそれに天馬。松下、天馬に呆れる島袋。部下の可愛い様子を見守りながら周囲を警戒する北風、他の幹部。
こんな人達に囲まれて幸せだなあ、駿里は思った
ホテルに戻り深い眠りについていた駿里の隣にいた寛也は天馬の部屋へと向かっていた
「入るぞ」
「どうしたんだよ、不眠症かお前」
「違う。礼を言いにきた、ありがとう。駿里に全てを伝えてくれていたのは天馬だろ?」
「一体何のことでしょうね、それよりお前愛しい恋人を1人残して何してんだよ、さっさと戻ってやれ」
「ああ、そうする。おやすみ」
「良い夜を~」
寛也が出ていき、1人部屋にいる天馬はつぶやいた
「俺、めちゃめちゃかっこいいわ」
そう言って天馬は酒を飲み続けた
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