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「お金を返して下さい!」
フロラさんが、私に対し、開口一番言った言葉です。
貧民街の男達が、バルリウス将軍に遅れること1週間後に帰ってきました。
別に遊んでいたわけではなく、戦利品の運搬などがあったためで、その分の給料も支払われるので何の問題も無いのです。
留守の間に、工房で働く女性達の教育や訓練を実施することもできて、何の問題も無いのです。
無いはずなのですが。
「預けたお金、要求があればすぐに返金する、と言ったじゃないですか。」
「確かに言いました。フロラさんからお預かりしたお金は金貨1枚分程度だったと思いますが、すぐにお渡しします。」
金貨一枚。
それくらいなら、確かにすぐに用意できます。
「金貨一枚だけでしょうか?」
「えぇ、お疑いなら記録をお出ししましょうか?」
バジリオ君の訓練費用の返済が終わってから、私はフロラさんに支払額の一部を預かる提案をしました。
これは、お金を家に隠せない人のためのサービスです。
フロラさんだけでなく、工房で働く女性にも利用してもらっています。
預かっているお金は、私の方で債券などで運用し、彼女達の必要な時にそれまでの運用で得られた利息をつけて返金することになってます。
家に隠す場所の無い彼女達から好評をもって迎えられ、皆、額はそれぞれながら私に預けてくれています。
「で、何に使うのですか?」
バジリオ君の訓練が、昨日、終了しました。
明日、私の依頼をこなすべく、出発する予定ですが。
ひょっとしたら、バジリオ君に何か装備を買い与えようと考えているのでしょうか?
それにしては、何か切迫した雰囲気があります。
「参りましたよ、あのバカ旦那!」
フロラさんは、机を思いっきり叩きました。
カップが揺れましたが、中のお茶は幸いこぼれませんでした。
「帰ってきて開口一番、『金くれ』ですもの。」
「どうして?軍で働いたお金は?」
日払いで支払われると、バルリウス将軍から聞いています。
「それが、受け取ったその日の夜に、賭博で全て使い果たしたそうです。」
「ええ~~!」
まさか、そんな。
「うちの人達を率いたジャネス親分の部下は、夜には賭場を開いて、皆を集めて。」
「断れなかったんですか?」
「……うちの人が断ると思いますか?」
「……。」
断らないから、博打をやるんだよね。
「でも、お金がそれで必要になるのですか?」
「あの人、負けが込んだ挙句、まだ博打をするためにジャネス親分の部下にお金を借りたんです。」
「……。」
なんと言っていいのでしょうか。
今までは、お金が尽きればそこで終わっていたのに。
「なんで稼ぎに行って、借金して帰ってくるんだか。」
フロラさんの愚痴は止まりません。
「で、でもですよ。お金の工面はご主人にさせれば。」
「そんなことはさせられません。させれば、あの人は、娼館に娘を売るでしょう。そんなのはごめんです。」
そんなこと前にご飯ご馳走した時、バジリオ君が言ってたな。
それは、さすがに避けたいね。
「一体いくらなんですか?」
「銀貨9枚と銅貨700枚。」
「結構な額ですね。」
よくジャネス親分の部下も貸したなぁ。
王都郊外の中流家庭なら一か月半暮らせるお金だよ。
「主人が言うには、そんなに借りてない、というんですが。」
「ひょっとして利息?」
「そうです。元金に利息が付いてあっという間にそれだけの額になったそうで。」
「ひょっとして、他にも同じ人がいませんか?」
「えぇ、うちがどうも最高額らしいのですが、大勢の男が借金して帰ってきてます。グラシアナさんのご主人も借金して帰ってきてます。」
「どうして……今まで、皆さんのご主人は、博打でお金を使い果たしても借金はしなかったのに。」
「主人が言うには、ジャネス親分の部下、サルガドという人は気前が良くて、バンバンお金を貸してくれたそうです。ジャネス親分はビタ一文貸してくれねえのに、気前のいいお人だ、とほめてましたけど。」
実際に目の前に現れたら、どつきまわしたい方ですね、サルガドとかいう子分は。
それにしても、親分が貸さない相手にお金を貸すなんてことしていいのでしょうか?
何を考えての事かわかりませんが、今頃ジャネス親分に締め上げられているんじゃ。
請求しているお金は、利息込みだけど、相応の元本を貸しているんだから。
「お願いします。うちが最高額なせいか、取り立てが厳しいんです。正直、今まで親分の店でツケで買い物をしても、厳しい取り立てなんかなかったのに……。」
「厳しいんですか?」
「主人も、相当殴られてます。顔がひどくはれ上がって。」
厳しい取り立てを受けてるみたいだけど、自業自得だから、同情なんてできない。
でも、フロラさん、さすがに旦那を見捨てられないんだろうね。
「お金はすぐに用意します。金貨でなく、崩してお渡しした方がいいでしょうか?」
「そうですね、お願いします。」
返金を要求してきたのは、フロラさんにとどまらず、工房で働く女性達からも相次ぎました。
グラシアナさん達5人はともかく、その後で雇った女性の中には金が足りない、と泣き出す方もいましたが、どうしようもありません。
貸せないことも無いのですが、そこまでやるべきなのか。
迷った私は、貸して欲しいという要望を保留にし、夕食の時にお父様に相談しました。
「断るべきだろう。」
お父様の返事に迷いはありません。
「返済能力があやしいのだから貸すべきではない。」
「しかし、彼女達は、私の売り物である化粧品を産み出してくれるのです。それに対する給料は支払うのですから。」
「ロザリンド、返済能力があやしい、と私は言った。」
どういう意味でしょう?
無職の人に貸すのではありません。
立派な職人として稼げる人に貸すのです。
一度に返済できるとは思えませんが、毎月の給料からコツコツ返済することは可能なはずです。
「甘いよ、お前は。一度借りたら再度貸してくれと言うよ。」
「そんな、皆さん、真面目に働く人たちです。我が子のために汗水たらすことを惜しむ人じゃありません。自堕落な人じゃないんです!」
さすがに、お父様言い過ぎです。
「そうだね、彼女達は真面目だ。だが旦那はどうか。」
「また借りると?ジャネス親分は今まで金を貸していません。」
「今まではね。だが、今回旦那本人が返せなくとも、奥さんがどうにかして金を工面できることを知った。今後は、方針を変更して貸すかもしれない。その時彼女達はどうするのだろうかね。」
「……それは……。」
私は、明確なことを何も言えませんでした。
皆が皆、どうするかなどわかるはずがありません。
旦那を見捨てるのか、それとも子供に累が及ばないよう金を貸してくれと、私に頼んで来るのか。
「最悪の事態を考えれば、断るべきだろう。正直、私は彼女達を切り捨てることも検討すべきだと思う。」
「そんな、工房をどうやって動かせと。」
「新しく身元がしっかりした人を雇い、その人達を工房の運営の中心に据えるようにすべきだろう。今まで彼女達を働かせるためにやった教育などの投資が無駄になるだろうが、金に困った人間は何をするかわからんよ。」
「でも……彼女達は自分はともかく、子供だけは街から出したいと考えて……。」
「そうは言ってもそれを妨害する人間がいる。しかもその人間の方が、彼女達に近い。」
「……。」
言い返す言葉がありません。
「正直、僕は貧民街の女性だけを雇うのは、どうかと思っていた。今からでも遅くはない。新しく人を雇っては?」
お父様は、身元のしっかりした人を雇え、と言っているのはわかります。
「お父様、これでも私は将来の王妃なんです。王妃が貧民を見捨てるわけにはいきません。」
そう、今の王妃様だって、それができないから慈善事業をやっている。
「お前、廃立寸前じゃないか。むしろ廃立後のことを考えて、イルダ嬢を支援してるはずだ。」
「えぇ、でも廃立されない可能性も僅かですけど残っています。」
イルダ様は、今妊娠していますが、その子が女の子なら王位継承権を持ちません。
イルダ様が妊娠して以降、国王は別の令嬢達を相手にしていますが、妊娠した令嬢はいません。
「私としては、貧民街を放置して、将来の国家財政に負担をかけるより、今対処し彼らが立派な納税者にすることを考えます。」
「悪くは無いが、理想にすぎるよ。」
「理想を言っているのは承知です。」
理想が完璧にかなえられるとは思いません。
それでも目指さないことには、どこで現実と折り合うのか。
その見極めも出来ません。
「わかった。今はお前の好きなようにやりなさい。ただ、損失と利益のバランスだけは見失わないようにね。」
そう言ってお父様は、メイドにブランディーを持ってこさせました。
珍しい。普段あまり蒸留酒を飲まないのに。
「商売のための婚約だったんだがなぁ。」
確かに商売だけのことを考えて、工房の運営はしていません。
でも、私をクルス王子の婚約者にしたのは、お父様です。
「言わないでくれ。」
そう言ってお父様は、ブランディーを一息に空けるのでした。
フロラさんが、私に対し、開口一番言った言葉です。
貧民街の男達が、バルリウス将軍に遅れること1週間後に帰ってきました。
別に遊んでいたわけではなく、戦利品の運搬などがあったためで、その分の給料も支払われるので何の問題も無いのです。
留守の間に、工房で働く女性達の教育や訓練を実施することもできて、何の問題も無いのです。
無いはずなのですが。
「預けたお金、要求があればすぐに返金する、と言ったじゃないですか。」
「確かに言いました。フロラさんからお預かりしたお金は金貨1枚分程度だったと思いますが、すぐにお渡しします。」
金貨一枚。
それくらいなら、確かにすぐに用意できます。
「金貨一枚だけでしょうか?」
「えぇ、お疑いなら記録をお出ししましょうか?」
バジリオ君の訓練費用の返済が終わってから、私はフロラさんに支払額の一部を預かる提案をしました。
これは、お金を家に隠せない人のためのサービスです。
フロラさんだけでなく、工房で働く女性にも利用してもらっています。
預かっているお金は、私の方で債券などで運用し、彼女達の必要な時にそれまでの運用で得られた利息をつけて返金することになってます。
家に隠す場所の無い彼女達から好評をもって迎えられ、皆、額はそれぞれながら私に預けてくれています。
「で、何に使うのですか?」
バジリオ君の訓練が、昨日、終了しました。
明日、私の依頼をこなすべく、出発する予定ですが。
ひょっとしたら、バジリオ君に何か装備を買い与えようと考えているのでしょうか?
それにしては、何か切迫した雰囲気があります。
「参りましたよ、あのバカ旦那!」
フロラさんは、机を思いっきり叩きました。
カップが揺れましたが、中のお茶は幸いこぼれませんでした。
「帰ってきて開口一番、『金くれ』ですもの。」
「どうして?軍で働いたお金は?」
日払いで支払われると、バルリウス将軍から聞いています。
「それが、受け取ったその日の夜に、賭博で全て使い果たしたそうです。」
「ええ~~!」
まさか、そんな。
「うちの人達を率いたジャネス親分の部下は、夜には賭場を開いて、皆を集めて。」
「断れなかったんですか?」
「……うちの人が断ると思いますか?」
「……。」
断らないから、博打をやるんだよね。
「でも、お金がそれで必要になるのですか?」
「あの人、負けが込んだ挙句、まだ博打をするためにジャネス親分の部下にお金を借りたんです。」
「……。」
なんと言っていいのでしょうか。
今までは、お金が尽きればそこで終わっていたのに。
「なんで稼ぎに行って、借金して帰ってくるんだか。」
フロラさんの愚痴は止まりません。
「で、でもですよ。お金の工面はご主人にさせれば。」
「そんなことはさせられません。させれば、あの人は、娼館に娘を売るでしょう。そんなのはごめんです。」
そんなこと前にご飯ご馳走した時、バジリオ君が言ってたな。
それは、さすがに避けたいね。
「一体いくらなんですか?」
「銀貨9枚と銅貨700枚。」
「結構な額ですね。」
よくジャネス親分の部下も貸したなぁ。
王都郊外の中流家庭なら一か月半暮らせるお金だよ。
「主人が言うには、そんなに借りてない、というんですが。」
「ひょっとして利息?」
「そうです。元金に利息が付いてあっという間にそれだけの額になったそうで。」
「ひょっとして、他にも同じ人がいませんか?」
「えぇ、うちがどうも最高額らしいのですが、大勢の男が借金して帰ってきてます。グラシアナさんのご主人も借金して帰ってきてます。」
「どうして……今まで、皆さんのご主人は、博打でお金を使い果たしても借金はしなかったのに。」
「主人が言うには、ジャネス親分の部下、サルガドという人は気前が良くて、バンバンお金を貸してくれたそうです。ジャネス親分はビタ一文貸してくれねえのに、気前のいいお人だ、とほめてましたけど。」
実際に目の前に現れたら、どつきまわしたい方ですね、サルガドとかいう子分は。
それにしても、親分が貸さない相手にお金を貸すなんてことしていいのでしょうか?
何を考えての事かわかりませんが、今頃ジャネス親分に締め上げられているんじゃ。
請求しているお金は、利息込みだけど、相応の元本を貸しているんだから。
「お願いします。うちが最高額なせいか、取り立てが厳しいんです。正直、今まで親分の店でツケで買い物をしても、厳しい取り立てなんかなかったのに……。」
「厳しいんですか?」
「主人も、相当殴られてます。顔がひどくはれ上がって。」
厳しい取り立てを受けてるみたいだけど、自業自得だから、同情なんてできない。
でも、フロラさん、さすがに旦那を見捨てられないんだろうね。
「お金はすぐに用意します。金貨でなく、崩してお渡しした方がいいでしょうか?」
「そうですね、お願いします。」
返金を要求してきたのは、フロラさんにとどまらず、工房で働く女性達からも相次ぎました。
グラシアナさん達5人はともかく、その後で雇った女性の中には金が足りない、と泣き出す方もいましたが、どうしようもありません。
貸せないことも無いのですが、そこまでやるべきなのか。
迷った私は、貸して欲しいという要望を保留にし、夕食の時にお父様に相談しました。
「断るべきだろう。」
お父様の返事に迷いはありません。
「返済能力があやしいのだから貸すべきではない。」
「しかし、彼女達は、私の売り物である化粧品を産み出してくれるのです。それに対する給料は支払うのですから。」
「ロザリンド、返済能力があやしい、と私は言った。」
どういう意味でしょう?
無職の人に貸すのではありません。
立派な職人として稼げる人に貸すのです。
一度に返済できるとは思えませんが、毎月の給料からコツコツ返済することは可能なはずです。
「甘いよ、お前は。一度借りたら再度貸してくれと言うよ。」
「そんな、皆さん、真面目に働く人たちです。我が子のために汗水たらすことを惜しむ人じゃありません。自堕落な人じゃないんです!」
さすがに、お父様言い過ぎです。
「そうだね、彼女達は真面目だ。だが旦那はどうか。」
「また借りると?ジャネス親分は今まで金を貸していません。」
「今まではね。だが、今回旦那本人が返せなくとも、奥さんがどうにかして金を工面できることを知った。今後は、方針を変更して貸すかもしれない。その時彼女達はどうするのだろうかね。」
「……それは……。」
私は、明確なことを何も言えませんでした。
皆が皆、どうするかなどわかるはずがありません。
旦那を見捨てるのか、それとも子供に累が及ばないよう金を貸してくれと、私に頼んで来るのか。
「最悪の事態を考えれば、断るべきだろう。正直、私は彼女達を切り捨てることも検討すべきだと思う。」
「そんな、工房をどうやって動かせと。」
「新しく身元がしっかりした人を雇い、その人達を工房の運営の中心に据えるようにすべきだろう。今まで彼女達を働かせるためにやった教育などの投資が無駄になるだろうが、金に困った人間は何をするかわからんよ。」
「でも……彼女達は自分はともかく、子供だけは街から出したいと考えて……。」
「そうは言ってもそれを妨害する人間がいる。しかもその人間の方が、彼女達に近い。」
「……。」
言い返す言葉がありません。
「正直、僕は貧民街の女性だけを雇うのは、どうかと思っていた。今からでも遅くはない。新しく人を雇っては?」
お父様は、身元のしっかりした人を雇え、と言っているのはわかります。
「お父様、これでも私は将来の王妃なんです。王妃が貧民を見捨てるわけにはいきません。」
そう、今の王妃様だって、それができないから慈善事業をやっている。
「お前、廃立寸前じゃないか。むしろ廃立後のことを考えて、イルダ嬢を支援してるはずだ。」
「えぇ、でも廃立されない可能性も僅かですけど残っています。」
イルダ様は、今妊娠していますが、その子が女の子なら王位継承権を持ちません。
イルダ様が妊娠して以降、国王は別の令嬢達を相手にしていますが、妊娠した令嬢はいません。
「私としては、貧民街を放置して、将来の国家財政に負担をかけるより、今対処し彼らが立派な納税者にすることを考えます。」
「悪くは無いが、理想にすぎるよ。」
「理想を言っているのは承知です。」
理想が完璧にかなえられるとは思いません。
それでも目指さないことには、どこで現実と折り合うのか。
その見極めも出来ません。
「わかった。今はお前の好きなようにやりなさい。ただ、損失と利益のバランスだけは見失わないようにね。」
そう言ってお父様は、メイドにブランディーを持ってこさせました。
珍しい。普段あまり蒸留酒を飲まないのに。
「商売のための婚約だったんだがなぁ。」
確かに商売だけのことを考えて、工房の運営はしていません。
でも、私をクルス王子の婚約者にしたのは、お父様です。
「言わないでくれ。」
そう言ってお父様は、ブランディーを一息に空けるのでした。
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