295 / 323
秀頼ルート 家康を求めて
雑音(エロ度★☆☆☆☆)
しおりを挟む
「母上、中々にお疲れのようですね?」
フゥとため息を吐いている母上を見つけ、そっと後ろから肩を揉んでやる。お千と言うか、徳川家のことがあってからと言うもの方々を駆けずり回っていたので疲れてしまったのだろう。
「そんな事・・・・・・ハァ、ダメですね。秀頼の言う通りです」
一瞬強がろうとするが、やはり疲れているのだろう。直ぐに俺にされるがままに肩を揉まれ、リラックスをし始める。
「母上・・・・・・。そうだ! 温泉に行かれてはいかがですか? こちらのことはしばらく私に任せてください。なに、お千からも上手くいっていると報告が入っているので大丈夫です」
安心するようににこやかに微笑みかける。こんなところでバレてはいけないのだ。
「お、温泉ですか? そ、それは良いですね」
「でしょう? 実は今裏内まで来たのもそれを伝えるためだったんです。もう、駕籠の準備も温泉の手配も済んでいます。驚かせようと思って秘密にしていたのですが、ちょうど良かった」
まるで孝行息子の顔で母上を裏内から追い出す作戦。
いやぁ、せっかくのハーレム、たまには本気で楽しまなきゃね。
「そ、そうなのですか? それではその言葉に従わせてもらいましょうか」
・・・・・・いや、本気で感謝されると少し心苦しい。
とは言え、ここまで来たのだ。
やめるつもりなんて毛頭ない。
「きっと良いお湯ですよ」
最後まで微笑みを絶やさずに、孝行息子を演じ切る。
何と言っても俺は天下人。
そのくらいの腹芸が出来ないで何とする。
そして、母上は疲れからなのだろう。
一切疑うこともなく、温泉に向けて旅立っていった。
それを大阪城天守から見送っていると、込み上げてくる笑いを抑えるのも大変なほど。
それはつまり裏内のスリートップである俺・母上・お千。その内の二人が不在となり、俺だけになったと言う事だ。
「・・・・・・桜」
天井に潜む桜に話しかける。
「裏内の女を全員集めろ。ああ、乳母と年増な連中はいい。しっかり子供達の面倒を見させ、中央屋敷に近づかせない様に厳命しろ。あ、くのいち達も当然参加だからな!」
「・・・・・・」
ところが、桜からの変事は返ってこない。
「桜! 返事は?」
「・・・・・・ハァ」
と、深いため息が漏れるばかり。
とは言え、それは了解したと言う意味でもある。
クク、さぁて、何して遊ぼうかなぁ。
現在裏内には側室五人とその女中達、徳川との戦い以降ここに居ついてしまった武家の妻子たち、総勢一五四人もの女性が働いている。
そのうち、年頃の娘ともなれば一二〇人ほど。
実は、あまり高齢になったものは裏内から追い出されるのだ。
これは、裏台で人が死ぬことで不吉を招くことを恐れたため。
母上や俺の妻子、その乳母であれば話は別だが、基本的には三十五くらいまでしか裏内にはいることが出来ない。
まぁ、あとは初潮の来ていない幼女にも興味がないので、自然とこのくらいの人数になる。
そして、それに六十人近くのくのいち達。
これが裏内の花たち全員である。
見事な花畑の様相に言えることはただの一言。
「うむ、絶景かな」
カンラカンラと笑いながら、流石は俺のハーレムと気分も上々。
「へ、陛下。一体何をされるのですか?」
こんなことは初めてなので、お駒も戸惑い気味に聞いてくる。
横にいる桜は、疾うに何か悟っているらしい。
「どうせ、助平なことに決まっています」
などと呆れ顔で頻りにため息をついている。
まったく、良く分かったな。
「さて、皆ご苦労。今日は皆と楽しもうと思って集まってもらった」
グフフと内心笑いながら花畑を鑑賞してみる。
やはり可愛い娘もいれば、綺麗な娘、ちょっと残念な娘とイロイロいる。
単純な綺麗さ可愛さでは、やはり俺の奥さんズに敵う子はなかなかいない。
特にお千・お駒・五郎八レベルは流石に皆無。
だが、そんな事は百も承知。
「さて、先ずは皆服を一枚脱ごうか」
にっこりと笑いながら、セクハラをかます。
場がざわつき出すが、何と言っても俺は天下人。
逆らえるはずもないし、逆らう人は今温泉でのんびりしている。
「あれ? 聞こえなかった? 服を二枚脱げって言ったんだよ?」
「ちょっ!? 一枚増えている!」
桜が突っ込んでくるが、此処では俺がルール。
「桜、良いのか? 早く脱がせないとまた増えるかもよ?」
俺の言葉に場が凍る。
それはそうだろう。この時代、そんなに何枚も重ね着などしていない。側室など身分の高い者でも、打掛(うちかけ)と間着(あいぎ)を2~3枚重ね着しているくらい。身分の低いものは打掛など着ていないのだから、あと1枚でスッポンポンなんてことになりかねない。
「5~、4~」
「皆、二枚脱ぎなさい!」
俺のカウントダウンに焦ってお駒が指示を出す。
「あ、当然お駒たちもね?」
ニッコリ笑ってやれば、ハァと盛大な溜め息が桜から漏れた。
と~しのは~じめの姫はーじめ~♪
なんて歌を歌いながら、皆様あけましておめでとうございます。
久しぶりにエロを書きたくなりました! 以上!
な感じで始めたのですが、プロローグだけで結構な文字数になってしまいました。
続きは明日! そう! 雑談・雑音合わせて初めての続き物w
あ、ちなみにこれは実際には作品の中では起きていない出来事です!
どのタイミングでの話かも取り敢えず考えないでください。
ただ作者が遊びたくなっただけですのでw
フゥとため息を吐いている母上を見つけ、そっと後ろから肩を揉んでやる。お千と言うか、徳川家のことがあってからと言うもの方々を駆けずり回っていたので疲れてしまったのだろう。
「そんな事・・・・・・ハァ、ダメですね。秀頼の言う通りです」
一瞬強がろうとするが、やはり疲れているのだろう。直ぐに俺にされるがままに肩を揉まれ、リラックスをし始める。
「母上・・・・・・。そうだ! 温泉に行かれてはいかがですか? こちらのことはしばらく私に任せてください。なに、お千からも上手くいっていると報告が入っているので大丈夫です」
安心するようににこやかに微笑みかける。こんなところでバレてはいけないのだ。
「お、温泉ですか? そ、それは良いですね」
「でしょう? 実は今裏内まで来たのもそれを伝えるためだったんです。もう、駕籠の準備も温泉の手配も済んでいます。驚かせようと思って秘密にしていたのですが、ちょうど良かった」
まるで孝行息子の顔で母上を裏内から追い出す作戦。
いやぁ、せっかくのハーレム、たまには本気で楽しまなきゃね。
「そ、そうなのですか? それではその言葉に従わせてもらいましょうか」
・・・・・・いや、本気で感謝されると少し心苦しい。
とは言え、ここまで来たのだ。
やめるつもりなんて毛頭ない。
「きっと良いお湯ですよ」
最後まで微笑みを絶やさずに、孝行息子を演じ切る。
何と言っても俺は天下人。
そのくらいの腹芸が出来ないで何とする。
そして、母上は疲れからなのだろう。
一切疑うこともなく、温泉に向けて旅立っていった。
それを大阪城天守から見送っていると、込み上げてくる笑いを抑えるのも大変なほど。
それはつまり裏内のスリートップである俺・母上・お千。その内の二人が不在となり、俺だけになったと言う事だ。
「・・・・・・桜」
天井に潜む桜に話しかける。
「裏内の女を全員集めろ。ああ、乳母と年増な連中はいい。しっかり子供達の面倒を見させ、中央屋敷に近づかせない様に厳命しろ。あ、くのいち達も当然参加だからな!」
「・・・・・・」
ところが、桜からの変事は返ってこない。
「桜! 返事は?」
「・・・・・・ハァ」
と、深いため息が漏れるばかり。
とは言え、それは了解したと言う意味でもある。
クク、さぁて、何して遊ぼうかなぁ。
現在裏内には側室五人とその女中達、徳川との戦い以降ここに居ついてしまった武家の妻子たち、総勢一五四人もの女性が働いている。
そのうち、年頃の娘ともなれば一二〇人ほど。
実は、あまり高齢になったものは裏内から追い出されるのだ。
これは、裏台で人が死ぬことで不吉を招くことを恐れたため。
母上や俺の妻子、その乳母であれば話は別だが、基本的には三十五くらいまでしか裏内にはいることが出来ない。
まぁ、あとは初潮の来ていない幼女にも興味がないので、自然とこのくらいの人数になる。
そして、それに六十人近くのくのいち達。
これが裏内の花たち全員である。
見事な花畑の様相に言えることはただの一言。
「うむ、絶景かな」
カンラカンラと笑いながら、流石は俺のハーレムと気分も上々。
「へ、陛下。一体何をされるのですか?」
こんなことは初めてなので、お駒も戸惑い気味に聞いてくる。
横にいる桜は、疾うに何か悟っているらしい。
「どうせ、助平なことに決まっています」
などと呆れ顔で頻りにため息をついている。
まったく、良く分かったな。
「さて、皆ご苦労。今日は皆と楽しもうと思って集まってもらった」
グフフと内心笑いながら花畑を鑑賞してみる。
やはり可愛い娘もいれば、綺麗な娘、ちょっと残念な娘とイロイロいる。
単純な綺麗さ可愛さでは、やはり俺の奥さんズに敵う子はなかなかいない。
特にお千・お駒・五郎八レベルは流石に皆無。
だが、そんな事は百も承知。
「さて、先ずは皆服を一枚脱ごうか」
にっこりと笑いながら、セクハラをかます。
場がざわつき出すが、何と言っても俺は天下人。
逆らえるはずもないし、逆らう人は今温泉でのんびりしている。
「あれ? 聞こえなかった? 服を二枚脱げって言ったんだよ?」
「ちょっ!? 一枚増えている!」
桜が突っ込んでくるが、此処では俺がルール。
「桜、良いのか? 早く脱がせないとまた増えるかもよ?」
俺の言葉に場が凍る。
それはそうだろう。この時代、そんなに何枚も重ね着などしていない。側室など身分の高い者でも、打掛(うちかけ)と間着(あいぎ)を2~3枚重ね着しているくらい。身分の低いものは打掛など着ていないのだから、あと1枚でスッポンポンなんてことになりかねない。
「5~、4~」
「皆、二枚脱ぎなさい!」
俺のカウントダウンに焦ってお駒が指示を出す。
「あ、当然お駒たちもね?」
ニッコリ笑ってやれば、ハァと盛大な溜め息が桜から漏れた。
と~しのは~じめの姫はーじめ~♪
なんて歌を歌いながら、皆様あけましておめでとうございます。
久しぶりにエロを書きたくなりました! 以上!
な感じで始めたのですが、プロローグだけで結構な文字数になってしまいました。
続きは明日! そう! 雑談・雑音合わせて初めての続き物w
あ、ちなみにこれは実際には作品の中では起きていない出来事です!
どのタイミングでの話かも取り敢えず考えないでください。
ただ作者が遊びたくなっただけですのでw
0
お気に入りに追加
876
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
スケートリンクでバイトしてたら大惨事を目撃した件
フルーツパフェ
大衆娯楽
比較的気温の高い今年もようやく冬らしい気候になりました。
寒くなって本格的になるのがスケートリンク場。
プロもアマチュアも関係なしに氷上を滑る女の子達ですが、なぜかスカートを履いた女の子が多い?
そんな格好していたら転んだ時に大変・・・・・・ほら、言わんこっちゃない!
スケートリンクでアルバイトをする男性の些細な日常コメディです。
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
令嬢の名門女学校で、パンツを初めて履くことになりました
フルーツパフェ
大衆娯楽
とある事件を受けて、財閥のご令嬢が数多く通う女学校で校則が改訂された。
曰く、全校生徒はパンツを履くこと。
生徒の安全を確保するための善意で制定されたこの校則だが、学校側の意図に反して事態は思わぬ方向に?
史実上の事件を元に描かれた近代歴史小説。
就職面接の感ドコロ!?
フルーツパフェ
大衆娯楽
今や十年前とは真逆の、売り手市場の就職活動。
学生達は賃金と休暇を貪欲に追い求め、いつ送られてくるかわからない採用辞退メールに怯えながら、それでも優秀な人材を発掘しようとしていた。
その業務ストレスのせいだろうか。
ある面接官は、女子学生達のリクルートスーツに興奮する性癖を備え、仕事のストレスから面接の現場を愉しむことに決めたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる