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黄海の戦い
帰還(エロ度☆☆☆☆☆)
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「ふぅ、良かったぁ」
意識を持って行かれそうになるほどの快楽に耐えつつ、なんとか同時に逝くという最低限のラインは確保した。
経験回数が片手で足りる程度、というかたった2回目の少女に負けるなどということがあってはいけない。
人知れずなんとか負けずに済んだことに安堵し額の汗をぬぐう。
「あ、あなたぁ。むにゃっ」
対してその相手の方は気持ち良さそうに寝入ってしまったようだ。
まったく・・・・・・。
そんな無防備な姿を見せられては・・・・・・。
むくりと起き上がったチンポが言っている。
あと二発くらいやっちまえって――
「駄目です」
「・・・・・・お麟、俺の邪魔をすると割と不味いことになりかねないぞ?」
天下人の邪魔をする五歳児にちょっと不満を言ってみる。
「あのですね陛下。もうすぐ名護屋港に到着するんですよ? 千姫様のお身体もお拭きしないといけないですし、陛下もそろそろご準備をなさってください」
ペイッと適当に濡れ布巾を投げてよこす。
・・・・・・まったく、コイツも何時かヒンヒン言わせてやる。
黄海での戦闘から既に三日。
目標は果たせなかったものの既に済州島にて日本艦隊は補給を済ませ、再度青島と上海港の襲撃に向かっている。
当初はそれに俺たちもついて行く予定だったのだが、大和だけは同行せずに帰還したのだ。
理由は主に二つ。
新式砲の砲弾の量はまだ少なく、済州島にその予備があまりなく、また、それを大和以外の安宅船に割り振ったら余らなかったこと。
それに、明の艦隊のほとんどが先の戦いで滅ぼせたと予想できることだ。
明は日本と違い艦隊での決戦に至る可能性は非常に低く、単純に必要とされてこなかったのだ。
そして、新たに造船する可能性は勿論あるが、かなり低いだろう。
わざわざ海戦で勝負しなくても陸地に引き上げた方がよほど勝てそうなものだからだ。
そうでなくても資金不足の明がそのような手段を取るとは思えない。
また、サルフにおける明と金の戦い。
明軍は初戦で三軍の内の一軍を打ち破られる手痛い被害を被ったそうだ。
なおも金軍は残りの二軍との戦闘が残っているが、朝鮮軍の援軍も間に合いそうであることから、おそらく正史の通りに勝利するだろう。
明としてはどちらの方をより恐れるだろうか?
商工業の中心地である上海を占拠して要塞化を進め、次々と新兵器を投入して首都近くの港にまで攻撃を加えてくる日本か?
それとも陸続きで強大な騎馬兵力を元に北部のモンゴル民族たちとも連携を匂わせる金軍か?
「お前だったらどちらから叩く?」
「金軍です」
お麟は少しも迷うことなく即答してくる。
もっともその答えは俺と同様だが。
「何故だ?」
「陛下と同じ考えにございます。日本軍は上海を取り戻しても海の向こうからまたやってきます。朝鮮からも来る可能性があります。対して金軍は陸続きの地ですから海上戦力を立て直さなくても戦うことが出来ます。どちらの脅威も共に重いものですが、現実的に対処できるのは金軍だけです」
つらつらとお麟がその理由をよどみなく答える。
だが、俺の考えも同様だ。
だからこそ、こちらもその支援をしなければいけない。
そして、もしも明に起死回生の手があるとすれば・・・・・・。
「井頼、お麟。明国の一揆の煽動をより過激に行え。それと他国、特に南蛮とのつながりに気を付けろ。我らの海上戦力はまだまだ南蛮に敵うものではないからな」
「「ははっ!」」
そう、明の起死回生の一手があるとすればそれは第三国の介入。
マカオにはポーランドの者達が住んでいるという情報もしっかり入っている。
「それと、藤兵衛と相談し、南蛮の砲と鋳鉄技術の指南書の購入を急げ。ガレオン船の造り方もだな」
「はっ! そちらは政治班の者達と相談し、某の方で進めようと存じます」
井頼に任せておけば大丈夫。
少なくともそう思わせてくれる安心感がある。
そういった意味では少し抜けたところのあるお麟より上なのだろう。
「頼む。で、お麟は・・・・・・。しばらくお休みだな」
「っ!? へ、へいか!?」
お麟が少し傷付いたような顔をする。
とは言え・・・・・・。
「いや、五歳児をあまり働かせすぎるのも気が引けるんだよ。それに井頼がその方面の指揮を執るなら、お麟は新しい知識を入れてもらいたい」
「と、申しますと?」
「上海からいろいろな本を送ってもらっている。中には南蛮の書物もあるそうだから頼んだぞ?」
「ほ、ほんとうですか!?」
ズイッとお麟が身を乗り出してくる。
相も変わらずこういう時のお麟の目はキラキラと輝いている。
まぁ、これだけ喜ぶなら大丈夫だろう。
あとは体を壊さぬように見張るくらいの事だ。
「さ、一週間ぶりの日本だ。ほれ、出迎えの者達も大勢いるようだぞ?」
もはや後半里(2km)といったところだろうか?
名護屋の港には大勢の迎えの者がいる様に見える。
上陸したら早速お千を犯そう、なんて考えながら上陸する。
この時はまだ新たな異変に気付いていなかったから・・・・・・。
意識を持って行かれそうになるほどの快楽に耐えつつ、なんとか同時に逝くという最低限のラインは確保した。
経験回数が片手で足りる程度、というかたった2回目の少女に負けるなどということがあってはいけない。
人知れずなんとか負けずに済んだことに安堵し額の汗をぬぐう。
「あ、あなたぁ。むにゃっ」
対してその相手の方は気持ち良さそうに寝入ってしまったようだ。
まったく・・・・・・。
そんな無防備な姿を見せられては・・・・・・。
むくりと起き上がったチンポが言っている。
あと二発くらいやっちまえって――
「駄目です」
「・・・・・・お麟、俺の邪魔をすると割と不味いことになりかねないぞ?」
天下人の邪魔をする五歳児にちょっと不満を言ってみる。
「あのですね陛下。もうすぐ名護屋港に到着するんですよ? 千姫様のお身体もお拭きしないといけないですし、陛下もそろそろご準備をなさってください」
ペイッと適当に濡れ布巾を投げてよこす。
・・・・・・まったく、コイツも何時かヒンヒン言わせてやる。
黄海での戦闘から既に三日。
目標は果たせなかったものの既に済州島にて日本艦隊は補給を済ませ、再度青島と上海港の襲撃に向かっている。
当初はそれに俺たちもついて行く予定だったのだが、大和だけは同行せずに帰還したのだ。
理由は主に二つ。
新式砲の砲弾の量はまだ少なく、済州島にその予備があまりなく、また、それを大和以外の安宅船に割り振ったら余らなかったこと。
それに、明の艦隊のほとんどが先の戦いで滅ぼせたと予想できることだ。
明は日本と違い艦隊での決戦に至る可能性は非常に低く、単純に必要とされてこなかったのだ。
そして、新たに造船する可能性は勿論あるが、かなり低いだろう。
わざわざ海戦で勝負しなくても陸地に引き上げた方がよほど勝てそうなものだからだ。
そうでなくても資金不足の明がそのような手段を取るとは思えない。
また、サルフにおける明と金の戦い。
明軍は初戦で三軍の内の一軍を打ち破られる手痛い被害を被ったそうだ。
なおも金軍は残りの二軍との戦闘が残っているが、朝鮮軍の援軍も間に合いそうであることから、おそらく正史の通りに勝利するだろう。
明としてはどちらの方をより恐れるだろうか?
商工業の中心地である上海を占拠して要塞化を進め、次々と新兵器を投入して首都近くの港にまで攻撃を加えてくる日本か?
それとも陸続きで強大な騎馬兵力を元に北部のモンゴル民族たちとも連携を匂わせる金軍か?
「お前だったらどちらから叩く?」
「金軍です」
お麟は少しも迷うことなく即答してくる。
もっともその答えは俺と同様だが。
「何故だ?」
「陛下と同じ考えにございます。日本軍は上海を取り戻しても海の向こうからまたやってきます。朝鮮からも来る可能性があります。対して金軍は陸続きの地ですから海上戦力を立て直さなくても戦うことが出来ます。どちらの脅威も共に重いものですが、現実的に対処できるのは金軍だけです」
つらつらとお麟がその理由をよどみなく答える。
だが、俺の考えも同様だ。
だからこそ、こちらもその支援をしなければいけない。
そして、もしも明に起死回生の手があるとすれば・・・・・・。
「井頼、お麟。明国の一揆の煽動をより過激に行え。それと他国、特に南蛮とのつながりに気を付けろ。我らの海上戦力はまだまだ南蛮に敵うものではないからな」
「「ははっ!」」
そう、明の起死回生の一手があるとすればそれは第三国の介入。
マカオにはポーランドの者達が住んでいるという情報もしっかり入っている。
「それと、藤兵衛と相談し、南蛮の砲と鋳鉄技術の指南書の購入を急げ。ガレオン船の造り方もだな」
「はっ! そちらは政治班の者達と相談し、某の方で進めようと存じます」
井頼に任せておけば大丈夫。
少なくともそう思わせてくれる安心感がある。
そういった意味では少し抜けたところのあるお麟より上なのだろう。
「頼む。で、お麟は・・・・・・。しばらくお休みだな」
「っ!? へ、へいか!?」
お麟が少し傷付いたような顔をする。
とは言え・・・・・・。
「いや、五歳児をあまり働かせすぎるのも気が引けるんだよ。それに井頼がその方面の指揮を執るなら、お麟は新しい知識を入れてもらいたい」
「と、申しますと?」
「上海からいろいろな本を送ってもらっている。中には南蛮の書物もあるそうだから頼んだぞ?」
「ほ、ほんとうですか!?」
ズイッとお麟が身を乗り出してくる。
相も変わらずこういう時のお麟の目はキラキラと輝いている。
まぁ、これだけ喜ぶなら大丈夫だろう。
あとは体を壊さぬように見張るくらいの事だ。
「さ、一週間ぶりの日本だ。ほれ、出迎えの者達も大勢いるようだぞ?」
もはや後半里(2km)といったところだろうか?
名護屋の港には大勢の迎えの者がいる様に見える。
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