関白の息子!

アイム

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戦勝者の憂鬱

浅井三姉妹丼1/2(エロ度★☆☆☆☆)

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「母上ぇ、お願いです!」
「出来ません! 母だけで我慢なさい!」

 ずっとこの平行線である。
 せっかくの浅井三姉妹なのに、妹二人を合わせての三姉妹丼に何度言っても首を縦に振ってくれない。
 早くしなくては江伯母上が蝦夷に旅立ってしまうと言うのに。

「ではこうしましょう――」
「まさか母を脅迫などしないでしょうね?」

 じろりと睨まれ、先制されてしまう。

 しかし舐めないでもらいたい。
 今はもう俺もただの子供じゃない。

「母上、俺は天下人です」
「そうですね。母の誇りです。でも、もう危険なことはしないでください。母がどれほど心配したかお前に分かりますか!」

 母上がまた涙を零す。
 もう大阪に帰って2週間も経つのに会うごとに泣かれてしまう。
 流石に俺もこれには弱い。

 でもここで引き下がっては天下人の名が泣く。

「ははう――」
「それに母どころか、叔母まで抱こうとは何事ですか!」

 一般的には母よりはまだ叔母の方が良いのではなかろうか?
 いや、まぁ、両方ダメか。
 と言うか、普通は年齢が違い過ぎてそういう対象にならない。

「仕方ありません。では母上のいないところで致します」
「・・・・・・何ですって?」
「いえ、母上が嫌がるのでしたら、叔母上達とだけ会います。叔母上達は少しでも旦那のためになる様になんでもしてくださいましょうから。まぁ、母上がいないと少々やり過ぎてしまうかもしれませんが」
「ひ、秀頼?」
「それと、機会が無くて言えませんでしたが、俺精通しましたので!」

 その言葉に母上が固まる。
 早すぎるということもあるだろうけど、下手をすれば孕ませてしまう、そう思ったのだろう。

 何せ捕虜の子女が多過ぎて母上も最近は目の回るような忙しさ、京の義母上(おね)まで連れて来て手伝ってもらっていると言う有様だ。
 見ていない隙などいくらでもある。

 それならいっそ見えるところでと考えるのは不思議な事だろうか?

「・・・・・・秀頼。母の負けです」
「では、今晩に!」
「ただし、初と江の不名誉にだけはならぬよう誰にも言わない。それだけは誓ってください」
「もちろんです! ただし今晩一晩は母上も含めて全身全霊でお願いします!」
「はあぁぁぁぁ」

 長い溜息を吐き、母上が部屋を出て行く。

「・・・・・・桜」
「ははっ!」
「諸々準備万端によろしく!」
「はぁい」

 最近は戦後処理で鬱憤も溜まっていた。
 これで良いリフレッシュになるだろう。






 陽が落ちてしばらくした後、浅井三姉妹はやって来た。

 長女・茶々32歳。
 朱の派手やかな着物で妹二人を後ろに従える艶やかな髪と甘い芳香、魅惑のテクニックで男を蕩けさせる美女。

 次女・初31歳。
 白地に刺繍の見事な着物で姉の右後ろに控える。
 未だ子はいないが、3人の中でも最もスレンダーな美女。

 三女・江28歳。
 こちらも白、だが、着物ではなく白装束?
 上二人ほどではないが、ふくよかで優しそうな美女で末っ子ながらもっとも胸が大きい。
 (数えなのでー2歳でお考えください)

「「秀頼様、ご機嫌麗しゅう――」」
「甥に様付けなど必要ありません」

 ぴしゃりと母上が叔母上達の発言を止める。
 少し、怒っている表情なのは気のせいではないだろう。

「怒らないでください、母上ぇ」

 ヒシっと抱きつき、早速帯を緩め始める。
 が、直ぐに腕を掴まれてしまう。

「ま、待ちなさい秀頼! その前に母と叔母から頼みがあります!」
「え? 何ですか? それは着物を脱ぎながらじゃダメですか?」
「江を見なさい! 白装束を着てきた覚悟が分かりませぬか!?」
「どうせ脱ぐし、どうでも良いです」

 俺が興味があるのは中身だけだ。
 白装束を着てくるということは死を覚悟してのお願いということなのだろうけど・・・・・・

「恐れながら申し上げます! 徳川に付いたとはいえ、その家臣の子女達にしてみればそれは与り知らぬこと。どうか、広いお心でお許しいただけますよう、よろしくお願い申し上げます!」

 江が頭を下げれば、初も頭を下げる。
 母上は俺が膝に乗って抱きついているので頭を下げることも出来ない。

 それにしても許せってもちろんそのつもりだけど・・・・・・
 家臣の子女まで罰するつもりなど最初からない。

「向こう一年分の生活費を与えて野に放つつもりですよ? それじゃぁマズイですか?」
「なんと寛大な!? ・・・・・・しかし、野に出るのなら女は邪魔になります」
「まぁ、そうかもね」
「なんとか、豊臣家でお預かりいただけないでしょうか?」

 ・・・・・・むぅ。
 母上を見れば、コクリと同意するように頷く。
 つまり、野に出て再興を夢み、力を貯めるのには娘達が邪魔、と。

 ・・・・・・それって。
 もしかして!

「若い娘だけでも良いか?」
「はい! それだけでも預かっていただければ!」

 大名の子女達は基本的に総じてレベルが高い。
 自分の領内の美女を選り好みして子を作って来たのだから当然ではあるが、それを丸ごと預かってくれと言うのだ。
 つまり、大阪城にハーレムを作れるということではないか?

 三成達にはちゃんと彼女達には働かせるし、人質の役目にもなるとでも言えば良い。
 そして、可愛く育ったところをいただいてしまえば。
 そうだ、彼女達に虫がつかない様に檻で囲ってしまえ。
 そう、大奥を作るのだ!

「いいね!」
「良くありません。秀頼、何を想像しましたか!」
「母上は大政所様ですね」
「何の話ですか!?」

 母親は夫について行き、乳母を雇う金もないために娘だけが置いて行かれる。
 養育係とかも必要だろう。
 いっそ洗脳してしまうのもいいかもしれない。

「いいね!」
「・・・・・・秀頼? 鼻血が出ていますよ?」

 こうして大阪に残る諸大名の若い娘達百人ほどの運命が決まった。

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