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四章【赤い波を越えて】
勇気に散る
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オクノケセラが頭を抱えてしまった。もしかしたら沈痛な表情をしているのかもしれない。よくアイムが自分に対してそういう顔を向けるように。
ニャーンは自分が馬鹿だということを自覚している。でも今の回答は別に適当に答えたとか自暴自棄になったというわけではない。きっと、そう思ってしまったから女神様は困っているのだろうけれど。
ちゃんと今、自分の考えを説明する。おかげで攻撃も止まっているし。
『わかっているのか……? 今が、お主の言う『その時』なのだぞ……」
「わかっています。でも答えは変わりません。嵐に立ち向かって行く方がいい場合があれば、木陰とかで待ってる方がいい場合もありますよね?」
『状況次第と言いたいのか』
「そうです。飛び出して行ったら風に流されて落ちて死んじゃうかもしれないし、待っていたっていつまでも嵐が収まらなくて、ずっとそこで耐えたまま寿命が尽きるかもしれません。だからその時にならないと答えなんて出しようが無いし、出した答えが正しいとも限らない」
たしかにその通りだが、だとしても決断は行わなければならない。いつまでも先延ばしになんてできないのだ。
『数多ある可能性の全てを検討していては、いつまで経っても答えを出せまい。結局は何か一つを選ばなければならぬのだ』
「だから話し合いがしたいんです」
ニャーンがそう言うと、オクノケセラは軽く目を見張った。多分だけど、そんな気配が伝わって来る。
「私一人で答えを決めるなんて、おかしいです。話せるなら皆と、それに『嵐』とだって話し合いたいですよ」
人は自然の脅威に直面した時、大抵の場合運が悪かったと思って諦めてしまう。立ち向かうことを選んだ者とて災害と対話しようなどとは考えない。相手は生物ですらない現象。現象と意思疎通はできない。
でも本当にそうだろうか? ニャーンはアイムと旅をしてスワレやズウラのような精霊の祝福を受けた者達と出会い、考え方が変わった。教会は万物に精霊が宿り、全ての現象は彼等なりの理由、摂理があって起こされているものだと教えてくれたけれど、その事実を旅に出る前はきちんと理解できていなかった。
そう、自然とは対話できるのだ。少なくとも自分達の星では、目の前の女神が人に与えてくれた力のおかげで可能になっている。
だったら、吹き荒ぶ『嵐』とだって話し合えるはず。彼女はそう信じている。
「女神様、私達の教会では貴女を『光の神』や『陽母様』とお呼びします。でも本当は『嵐』の神なんだとアイムが教えてくれました。私達に試練をお与えになる神様だと」
だから嵐を目前に羽化した蝶という例え話をしたのだと思う。嵐は彼女で蝶は自分達。虫が精霊と意思疎通できるのかはわからない。けれど自分達人間なら間違いなく可能だ。今こうして話せているのがその証拠。人間は精霊とも神様ともわかり合える。
そうよ、言ってやりなさいと胸の中の親友が笑って背中を押してくれた。うんと頷いて女神様を見据える目にいっそう強い決意を漲らせる。わかってもらえるまで、けして目を離さない。時間がかかるかもしれないし、その間にアイム達が死んで母星は滅ぶかもしれない。
だとしても信じる。この神様は、自分達をずっと見守って来てくれた相手だから。
相手に信じてもらうには、まず自分が信じなければいけないと思うから。
「すごく強くて恐ろしいものに立ち向かって行くことは、たしかにとても勇気のある行為だと思います。でも嵐が過ぎるのを待つことだって、わかってもらえる可能性を信じて嵐に語りかけてみることだって、同じくらい勇気のある行為です。何が正解かなんて、その時になったって結局わからない。私達には未来が見えない」
そして、だとしても、
「だとしても私達は踏み込まなきゃいけないんです。まだ何も決まっていない未来に。間違ってるかもしれないけど、それでもきっとなんとかなるって、自分や周りの人達を信じて一歩ずつ進んで行くしかありません」
改めて言う。自分の答えは変わらない。
「わからない、それが私の回答です。そして、それでも自分を信じて進みます。私を信じてくれた人達のために必ずここから宇宙へ出て行ってみせます」
『……必要とあらば、ワシを倒してか?』
「いいえ、きちんとお許しをもらって行きます! だって私、貴女の信徒ですから!」
だから話し合いか、オクノケセラも納得した。
納得させられたのだ、ついに。
『そうだな、ワシらはそうしなければならなかった。可能性を恐れ、一方的な暴力で危険性を排除する災害ではなく、対話による相互理解を諦めようとしない、お主のような者に』
無論アルトゥール達のやり方が正しい可能性もある。そもそもどちらも間違ってはいないのかもしれない。方法は違っても目指すところは同じなのだ。どちらもただ守りたいものを守ろうとしているだけ。
だとしても彼女は、オクノケセラはニャーン・アクラタカのやり方の方が好きだ。相手に選択の余地を与えないのでは、それは単なる虐殺である。彼女は試練の神なのだから常に他者にチャンスを与えなければと思う。
答えは決まった。
『やはり、お主はワシと同じか。そうであってくれと願っていた。こんなにうれしいことはない』
天を仰ぐ。ああ、良かった。やはり人の成長を見届けることは喜ばしい。試練の神である彼女にとって、それは他の何より素晴らしい瞬間。
同胞達よ見ているか? 見ているならば思い出せ、この喜びと愛おしさを。初めて彼等の成長に気付いた瞬間の感動を。
「女神様……」
嬉しいのはニャーンも同じである。今も彼女は敬虔な信徒。信仰対象から考え方が同じだと認められて喜ばないはずがない。
スワレもほっと息をつく。
「つまり、ニャーンさんは合格なんですね?」
『そうだ。お前達は宇宙へ行ける。だが、その前にもう一つだけ頼まれてくれ』
人工太陽を消して立ち上がるオクノケセラ。そして自ら壇上を降り、驚くスワレ達の方へと歩み寄って来る。何か、そうしなければならない気がして二人も彼女に近付いて行った。スワレはまだ少し警戒しているが、ニャーンの歩調には淀みが無い。頭から出血しているというのに本当に強くなったものだ。
ニャーンには予感があった。オクノケセラの柔らかくなった眼差しに何かを感じた。それでワクワクしてしまい、一刻も早く話を聞きたかったのである。
そんな彼女にオクノケセラは言う。
「――になれ」
「えっ」
立ち止まるニャーン。一転して、先程感じた違和感が膨れ上がっていく。そんな彼女に対し常に光り輝いていた女神は、その光輝を徐々に弱らせつつ微笑んだ。もう表情がわかるくらい弱々しい輝き。曝け出された彼女の素顔はどこかアイムと似ている。造作もだが、それ以上に雰囲気が彼に近しい。
悪戯っ子の笑みで種明かしする彼女。
「ああ、あやつに人の姿を作らせた時、ワシに似るようさりげなく思考を誘導したのだ。できれば秘密にしておいてくれ、気恥ずかしい」
ついには声に含まれていた奇妙な響きも消え去り、余計なノイズの無い肉声で改めて語りかけて来る。
「そんなことよりワシは死ぬ。二度もルールに背いた報いじゃ、もうそろそろ消える。だから頼む、ニャーン・アクラタカ。お主が次の――」
あまりに突然の別れと死に際に託される難題。その要望に即座に答えることはどんな愚か者でも不可能。ニャーンは動揺のあまり言葉を失い、ただ呆然と立ち尽くす。スワレもまたそんな友人の顔を見上げて彼女がどんな答えを返すかに注目する。
やがて静かにオクノケセラは消え去ってしまった。完全に真の姿を晒した途端に末端から光の粒に変わって、風に吹かれた砂のごとく霧散した。
あまりに呆気無く、儚く散った。
ニャーンは自分が馬鹿だということを自覚している。でも今の回答は別に適当に答えたとか自暴自棄になったというわけではない。きっと、そう思ってしまったから女神様は困っているのだろうけれど。
ちゃんと今、自分の考えを説明する。おかげで攻撃も止まっているし。
『わかっているのか……? 今が、お主の言う『その時』なのだぞ……」
「わかっています。でも答えは変わりません。嵐に立ち向かって行く方がいい場合があれば、木陰とかで待ってる方がいい場合もありますよね?」
『状況次第と言いたいのか』
「そうです。飛び出して行ったら風に流されて落ちて死んじゃうかもしれないし、待っていたっていつまでも嵐が収まらなくて、ずっとそこで耐えたまま寿命が尽きるかもしれません。だからその時にならないと答えなんて出しようが無いし、出した答えが正しいとも限らない」
たしかにその通りだが、だとしても決断は行わなければならない。いつまでも先延ばしになんてできないのだ。
『数多ある可能性の全てを検討していては、いつまで経っても答えを出せまい。結局は何か一つを選ばなければならぬのだ』
「だから話し合いがしたいんです」
ニャーンがそう言うと、オクノケセラは軽く目を見張った。多分だけど、そんな気配が伝わって来る。
「私一人で答えを決めるなんて、おかしいです。話せるなら皆と、それに『嵐』とだって話し合いたいですよ」
人は自然の脅威に直面した時、大抵の場合運が悪かったと思って諦めてしまう。立ち向かうことを選んだ者とて災害と対話しようなどとは考えない。相手は生物ですらない現象。現象と意思疎通はできない。
でも本当にそうだろうか? ニャーンはアイムと旅をしてスワレやズウラのような精霊の祝福を受けた者達と出会い、考え方が変わった。教会は万物に精霊が宿り、全ての現象は彼等なりの理由、摂理があって起こされているものだと教えてくれたけれど、その事実を旅に出る前はきちんと理解できていなかった。
そう、自然とは対話できるのだ。少なくとも自分達の星では、目の前の女神が人に与えてくれた力のおかげで可能になっている。
だったら、吹き荒ぶ『嵐』とだって話し合えるはず。彼女はそう信じている。
「女神様、私達の教会では貴女を『光の神』や『陽母様』とお呼びします。でも本当は『嵐』の神なんだとアイムが教えてくれました。私達に試練をお与えになる神様だと」
だから嵐を目前に羽化した蝶という例え話をしたのだと思う。嵐は彼女で蝶は自分達。虫が精霊と意思疎通できるのかはわからない。けれど自分達人間なら間違いなく可能だ。今こうして話せているのがその証拠。人間は精霊とも神様ともわかり合える。
そうよ、言ってやりなさいと胸の中の親友が笑って背中を押してくれた。うんと頷いて女神様を見据える目にいっそう強い決意を漲らせる。わかってもらえるまで、けして目を離さない。時間がかかるかもしれないし、その間にアイム達が死んで母星は滅ぶかもしれない。
だとしても信じる。この神様は、自分達をずっと見守って来てくれた相手だから。
相手に信じてもらうには、まず自分が信じなければいけないと思うから。
「すごく強くて恐ろしいものに立ち向かって行くことは、たしかにとても勇気のある行為だと思います。でも嵐が過ぎるのを待つことだって、わかってもらえる可能性を信じて嵐に語りかけてみることだって、同じくらい勇気のある行為です。何が正解かなんて、その時になったって結局わからない。私達には未来が見えない」
そして、だとしても、
「だとしても私達は踏み込まなきゃいけないんです。まだ何も決まっていない未来に。間違ってるかもしれないけど、それでもきっとなんとかなるって、自分や周りの人達を信じて一歩ずつ進んで行くしかありません」
改めて言う。自分の答えは変わらない。
「わからない、それが私の回答です。そして、それでも自分を信じて進みます。私を信じてくれた人達のために必ずここから宇宙へ出て行ってみせます」
『……必要とあらば、ワシを倒してか?』
「いいえ、きちんとお許しをもらって行きます! だって私、貴女の信徒ですから!」
だから話し合いか、オクノケセラも納得した。
納得させられたのだ、ついに。
『そうだな、ワシらはそうしなければならなかった。可能性を恐れ、一方的な暴力で危険性を排除する災害ではなく、対話による相互理解を諦めようとしない、お主のような者に』
無論アルトゥール達のやり方が正しい可能性もある。そもそもどちらも間違ってはいないのかもしれない。方法は違っても目指すところは同じなのだ。どちらもただ守りたいものを守ろうとしているだけ。
だとしても彼女は、オクノケセラはニャーン・アクラタカのやり方の方が好きだ。相手に選択の余地を与えないのでは、それは単なる虐殺である。彼女は試練の神なのだから常に他者にチャンスを与えなければと思う。
答えは決まった。
『やはり、お主はワシと同じか。そうであってくれと願っていた。こんなにうれしいことはない』
天を仰ぐ。ああ、良かった。やはり人の成長を見届けることは喜ばしい。試練の神である彼女にとって、それは他の何より素晴らしい瞬間。
同胞達よ見ているか? 見ているならば思い出せ、この喜びと愛おしさを。初めて彼等の成長に気付いた瞬間の感動を。
「女神様……」
嬉しいのはニャーンも同じである。今も彼女は敬虔な信徒。信仰対象から考え方が同じだと認められて喜ばないはずがない。
スワレもほっと息をつく。
「つまり、ニャーンさんは合格なんですね?」
『そうだ。お前達は宇宙へ行ける。だが、その前にもう一つだけ頼まれてくれ』
人工太陽を消して立ち上がるオクノケセラ。そして自ら壇上を降り、驚くスワレ達の方へと歩み寄って来る。何か、そうしなければならない気がして二人も彼女に近付いて行った。スワレはまだ少し警戒しているが、ニャーンの歩調には淀みが無い。頭から出血しているというのに本当に強くなったものだ。
ニャーンには予感があった。オクノケセラの柔らかくなった眼差しに何かを感じた。それでワクワクしてしまい、一刻も早く話を聞きたかったのである。
そんな彼女にオクノケセラは言う。
「――になれ」
「えっ」
立ち止まるニャーン。一転して、先程感じた違和感が膨れ上がっていく。そんな彼女に対し常に光り輝いていた女神は、その光輝を徐々に弱らせつつ微笑んだ。もう表情がわかるくらい弱々しい輝き。曝け出された彼女の素顔はどこかアイムと似ている。造作もだが、それ以上に雰囲気が彼に近しい。
悪戯っ子の笑みで種明かしする彼女。
「ああ、あやつに人の姿を作らせた時、ワシに似るようさりげなく思考を誘導したのだ。できれば秘密にしておいてくれ、気恥ずかしい」
ついには声に含まれていた奇妙な響きも消え去り、余計なノイズの無い肉声で改めて語りかけて来る。
「そんなことよりワシは死ぬ。二度もルールに背いた報いじゃ、もうそろそろ消える。だから頼む、ニャーン・アクラタカ。お主が次の――」
あまりに突然の別れと死に際に託される難題。その要望に即座に答えることはどんな愚か者でも不可能。ニャーンは動揺のあまり言葉を失い、ただ呆然と立ち尽くす。スワレもまたそんな友人の顔を見上げて彼女がどんな答えを返すかに注目する。
やがて静かにオクノケセラは消え去ってしまった。完全に真の姿を晒した途端に末端から光の粒に変わって、風に吹かれた砂のごとく霧散した。
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