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ミッション4
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コンコン
「どうぞ」
カチャ
「失礼します」
「来たか。そっちに座ってくれ」
中里にソファーを勧め、対面に腰かけた。
「委員長、何の用か知りませんが、部活があるので、手短にお願いします」
「昼休みの件、と言えば、解かるか?」
「さぁ、解かりません」
「(そうくるか)山城湖箔君の件だよ」
「彼がどうかしたのですか?」
「体育館裏に行った。そして、その先には君がいた。どうやって、呼び出した?」
「何故俺が呼び出したと?偶然そこで会っただけですけど?それとも、呼び出したという証拠でも?」
「(状況証拠しかないと解かってて言ってるよな?仲間を庇ってるのか?)・・・偶然会うような場所じゃないと思うのだが?ちなみに、君は何の用で、そこに?」
「体育館に忘れ物を取りに行ったら、裏の方から、猫の鳴き声が聞こえたような気がして、ちょっと見に」
「(嘘だと断定しずらいな)告白していたようだと聞いたのだが?」
「そうですね。入学式で見てから、ずっと好きでしたので。彼1人じゃなく、友達と一緒でしたが、こんなチャンス、もうないだろうと思って。いけませんでした?俺から近づいてはいませんよ?居た所に、彼らが来ただけですから」
「(チッ、明らかな嘘に、グレーな嘘、そこに本当を混ぜてきやがった。上手いやり方だ)いけなくはないな。君が話した事が、全て真実なら。一応、言っておくが、山城君に関して、呼び出しをする事は禁止されている。全部に応えていては、学業に支障がでるからだ。他にも、君はしないとは思うが、無理矢理、自分のものにしようとする者が出ないとも限らないのでね。入学式で雄叫びを上げるようなのもいる。何かあってからでは遅いだろ?だから、風紀の方でも、彼が安全に学園生活が送れるよう、特に気を遣ってるという訳だ」
「そうですか、大変ですね」
「あの容姿だからな・・・。学園長からも、気を付けるよう言われてる。山城君は、君と同じ編入生で、学園期待の星だから、学園を辞めたいなんて言い出されたら、困るって訳だ。話が逸れたな。まぁ、要するに、呼び出しはするなって事だ」
「してませんけどね。話がそれだけなら、もう行ってもいいですか?」
「ああ、時間をとらせてすまなかったな」
「いえ、失礼します」
カチャ
最後まで、認めないとは・・・手強い。
「どうぞ」
カチャ
「失礼します」
「来たか。そっちに座ってくれ」
中里にソファーを勧め、対面に腰かけた。
「委員長、何の用か知りませんが、部活があるので、手短にお願いします」
「昼休みの件、と言えば、解かるか?」
「さぁ、解かりません」
「(そうくるか)山城湖箔君の件だよ」
「彼がどうかしたのですか?」
「体育館裏に行った。そして、その先には君がいた。どうやって、呼び出した?」
「何故俺が呼び出したと?偶然そこで会っただけですけど?それとも、呼び出したという証拠でも?」
「(状況証拠しかないと解かってて言ってるよな?仲間を庇ってるのか?)・・・偶然会うような場所じゃないと思うのだが?ちなみに、君は何の用で、そこに?」
「体育館に忘れ物を取りに行ったら、裏の方から、猫の鳴き声が聞こえたような気がして、ちょっと見に」
「(嘘だと断定しずらいな)告白していたようだと聞いたのだが?」
「そうですね。入学式で見てから、ずっと好きでしたので。彼1人じゃなく、友達と一緒でしたが、こんなチャンス、もうないだろうと思って。いけませんでした?俺から近づいてはいませんよ?居た所に、彼らが来ただけですから」
「(チッ、明らかな嘘に、グレーな嘘、そこに本当を混ぜてきやがった。上手いやり方だ)いけなくはないな。君が話した事が、全て真実なら。一応、言っておくが、山城君に関して、呼び出しをする事は禁止されている。全部に応えていては、学業に支障がでるからだ。他にも、君はしないとは思うが、無理矢理、自分のものにしようとする者が出ないとも限らないのでね。入学式で雄叫びを上げるようなのもいる。何かあってからでは遅いだろ?だから、風紀の方でも、彼が安全に学園生活が送れるよう、特に気を遣ってるという訳だ」
「そうですか、大変ですね」
「あの容姿だからな・・・。学園長からも、気を付けるよう言われてる。山城君は、君と同じ編入生で、学園期待の星だから、学園を辞めたいなんて言い出されたら、困るって訳だ。話が逸れたな。まぁ、要するに、呼び出しはするなって事だ」
「してませんけどね。話がそれだけなら、もう行ってもいいですか?」
「ああ、時間をとらせてすまなかったな」
「いえ、失礼します」
カチャ
最後まで、認めないとは・・・手強い。
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