52 / 64
スラム街
しおりを挟む
みんなと別れた僕は、人の間を縫うようにして走り、スラム街に入った。
呼吸を整えるために立ち止まると息を深く吸って、僕は一瞬意識を失いそうになった。
辺り一面にすえた臭いが漂っている。悪臭に耐えられなかったのだ。
慌てて周囲を確認する。
道にはゴミや糞尿があり、離れたところには人らしき物体が転がっている。もしかしたら死体がそのまま放置されているのかもしれない。
壁が崩れかけた家からは、部外者を警戒する人が僕を覗くように見ている。それは決して心地よい視線ではなく、不快指数だけが上昇する。
どこからか、ヒソヒソと話す声も聞こえてきた。
この町に生まれ住んでから十数年も経過している。第二の故郷であり、知らないところなどないと思っていたけけど、スラム街は初めて訪れた町のように感じられた。
この世界に転生した時のような心細さを感じながらも、アミーユお嬢様を助けるために奥へと進む。
突き当りを右に曲がって大通りから見えない場所につくと、僕の前に巨漢の男性が立ちふさがった。顔には切り傷がいくつもあり、丸太のように太い腕、その手にはショートソードが握られている。
凶悪な人相と僕を見下す視線。さらには武器を持っていることから、友好的な相手ではないことは明白だ。
とっさに逃げようとして反転すると、建物の陰から顔面にいくつものピアスがついている人間と、病的なほど痩せてた乱れたロングヘアーの男性二人がゆっくりと出現した。近くはないが遠くもない距離で立ち止まる。
「おいおい、顔を見ただけで逃げようとするなんてつれねぇな。お前に用があるんだ。ゆっくりしていけよ」
僕のことを待ち伏せしてたのか?
罠に嵌められた? 誰に? 犯人を追っていることに気づいて待ち構えていたのか?
追加の襲撃はないと思っていたけど、甘かったみたいだ。
アミーユお嬢様のことが気になって、周囲の警戒が疎かになっていたことに後悔するけど、それも一瞬だけだ。すぐに気持ちを切り替えて振り返る。
最初に立ちふさがった男性は、余裕そうな笑みを浮かべて、ショートソードをもてあそんでいた。
「逃げ道なんかねーよ。諦めな」
「どうすれば見逃してもらえますか?」
「そうそう。人間、素直なのが一番だぜ」
早々に白旗を上げた僕を見て男性はニヤリと嗤い、親指と人差し指で輪を作る。
先ほどまで高鳴っていた心臓が、ジェスチャーを見て落ち着いた。
金を出せということか。アミーユお嬢様を襲撃した奴らは金銭が目的で動いているわけではない。カモフラージュの可能性は残っているけど、恐らく事件とは関係のない、スラム街に住んでいるチンピラだろう。
それが分かれば、なんてことはない。
実力で排除するまでだ。
指先に魔力を集めて空中に魔術文字を書く。
「なっ! こいつ魔術師だ!! やべぇ。逃げるぞ!!」
ちょっと違う。惜しかったね。慌てて逃げる彼らを睨みつけながらも動きは止まらない。≪拘束≫と書き終わると、地面から光の紐が出現した。
並列で起動させた魔術は正面の男性だけではなく、後ろにいた二人も拘束する。抜け出そうともがいているけど、無駄だ。
魔術が使えなければ消すことはできないし、チンピラ程度の力で引きちぎれるほど僕の魔術は甘くない。
「聞きたいことがあるんだ」
少しでも自分を大きく見せようとして、笑いながらショートソードを持ったリーダーらしき男性に近づく。
「な、なにが聞きたい?」
僕の目論見は達成できたようだ。恐怖で顔を引きつりながらも会話に応じた。
「なんで僕を襲ったの?」
「ガキが一人でここに来たんだ。襲うのは当たり前だろ? クソッ、魔術師ならそれっぽい恰好をしろってんだ!」
返事をしないで相手の顔に近づいて顔を覗き込む。
逃げようとしてもがいているようだけど、光の紐で全身を拘束されているので、腕一本動かせない。
「ウソではないみたいだね」
「あ、当たり前だろ!」
顔面蒼白、何をされるか分からない恐怖の表情から、アミーユお嬢様をさらった犯人の一味ではないと断定した。
組織的に動いていた彼らなら、この隙に攻撃してくるか、もしくは僕の魔術を無効化するぐらいはしただろう。
「じゃぁ、もう一つ質問。そこそこ大きい空き家ってある?」
「こ、こんな場所だ。いくつも……ある」
「じゃぁ、屋根が残ってて、最近、人の出入りが多かった所は?」
「お前、何を調べている?」
「質問をしているのは僕の方だけど?」
再び、空中に魔術文字を書こうとする。
「ま、待ってくれ!」
「答えてくれる?」
無理やり笑顔を作る。顔の筋肉がピクピクと引きつっているように感じた。
脅すのは苦手だ。早く会話を終わらせたい。
「もちろんだ! だから物騒な指を下ろしてくれないかっ!!」
悲鳴のような懇願をした男性は、出会ったころのような強者の余裕はなかった。僕はそのことに少しだけ心を痛めながら、これ以上の脅しは不要だと思い、指に集めた魔力を開放して腕を下ろす。
「心当たりはあるの?」
「一つだけ……ある。少し前に壊滅した組織の家がまるまる残っている。ここ最近、誰かが利用した形跡が残っていた。住んではいないようだが、一日何回か出入りを繰り返しているとの噂だぜ」
一人で探すには時間が惜しい。この人の話を信じて動いたほうが効率が良いかも。僕は数舜、思考してから結論をだした。
「拘束を解いてあげるから、そこに案内して。あ、後ろの二人は用済みだからもういいよ」
二人の拘束を解くと、ショートソードを持った男性を一瞥してから、脱兎のごとく逃げだした。
「仲間だったのに見捨てられちゃったね」
「魔術師に逆らうバカはいねーよ」
「それも、そっか」
ショートソードを取り上げてから魔術を解除する。
「案内、してくれるよね?」
「そうしたら見逃してくれるか?」
「うん。安心して。約束は守るよ」
「……ついてこい」
僕の言葉を聞いて小さくため息をついた男性は、背中を見せて歩き出した。
どっちが悪役なのかわからない。こんな姿、アミーユお嬢様には見せられないや。
慣れないことをした疲労感を覚えつつも、見失わないように後を追う。迷路のような道を何度も曲がり、時には崩れかけた壁を乗り越えて歩く。もしかして騙されているのではないかと、疑いはじめたころに、僕の家より大きい建物が目に入った。
所々、争ったような傷がついているものの、石造りの建物全体は無事だ。屋根が壊れている、壁に穴が空いているといった様子はない。周囲には崩れかけの家とかがあるので、不自然に感じるほど普通だ。
「僕が言った条件にぴったりだね」
「だろ? 目的地に案内したんだ。帰っていいか?」
「まだ仕事は残っているよ。中に案内して」
抗議しようと口をパクパクと何回か動かしていたけど、諦めたようで言葉として発することはなかった。ついてこい、と小さくつぶやくと歩き出した。
優秀な案内人を手放す理由はない。何より中に人がいた場合、盾は必要だ。真っ黒な思考にそろそろ嫌気がさしそうだけど、それでもアミーユお嬢様を助けるためだと、自分に言い聞かせる。
大義のためであれば人は悪魔になれる。
何となくそんな言葉を思い浮かべながら、自己嫌悪感を押し殺して、ドアの前で立ち止まっている彼に追いつき、声をかけた。
「ノックでもするの?」
「なわけないだろ。この家は誰の所有物でもない。そして、ここはスラムだ」
暴力的な笑みを浮かべると勢いよく蹴る。遠目からは分からなかったけど、木製のドアはすでに半分以上壊れていたようで、勢いよく吹き飛んでいった。
「ここの流儀だ。覚えておいて損はないぞ」
暴力的な行為で少しスッキリしたのだろうか。僕の方を向いて野蛮な笑みを浮かべていた。
「誰もいないみたいだな。ついてこい」
僕は小さくうなずくと、意外に頼りになる男性の背を追って家の中に足を踏み入れた。
呼吸を整えるために立ち止まると息を深く吸って、僕は一瞬意識を失いそうになった。
辺り一面にすえた臭いが漂っている。悪臭に耐えられなかったのだ。
慌てて周囲を確認する。
道にはゴミや糞尿があり、離れたところには人らしき物体が転がっている。もしかしたら死体がそのまま放置されているのかもしれない。
壁が崩れかけた家からは、部外者を警戒する人が僕を覗くように見ている。それは決して心地よい視線ではなく、不快指数だけが上昇する。
どこからか、ヒソヒソと話す声も聞こえてきた。
この町に生まれ住んでから十数年も経過している。第二の故郷であり、知らないところなどないと思っていたけけど、スラム街は初めて訪れた町のように感じられた。
この世界に転生した時のような心細さを感じながらも、アミーユお嬢様を助けるために奥へと進む。
突き当りを右に曲がって大通りから見えない場所につくと、僕の前に巨漢の男性が立ちふさがった。顔には切り傷がいくつもあり、丸太のように太い腕、その手にはショートソードが握られている。
凶悪な人相と僕を見下す視線。さらには武器を持っていることから、友好的な相手ではないことは明白だ。
とっさに逃げようとして反転すると、建物の陰から顔面にいくつものピアスがついている人間と、病的なほど痩せてた乱れたロングヘアーの男性二人がゆっくりと出現した。近くはないが遠くもない距離で立ち止まる。
「おいおい、顔を見ただけで逃げようとするなんてつれねぇな。お前に用があるんだ。ゆっくりしていけよ」
僕のことを待ち伏せしてたのか?
罠に嵌められた? 誰に? 犯人を追っていることに気づいて待ち構えていたのか?
追加の襲撃はないと思っていたけど、甘かったみたいだ。
アミーユお嬢様のことが気になって、周囲の警戒が疎かになっていたことに後悔するけど、それも一瞬だけだ。すぐに気持ちを切り替えて振り返る。
最初に立ちふさがった男性は、余裕そうな笑みを浮かべて、ショートソードをもてあそんでいた。
「逃げ道なんかねーよ。諦めな」
「どうすれば見逃してもらえますか?」
「そうそう。人間、素直なのが一番だぜ」
早々に白旗を上げた僕を見て男性はニヤリと嗤い、親指と人差し指で輪を作る。
先ほどまで高鳴っていた心臓が、ジェスチャーを見て落ち着いた。
金を出せということか。アミーユお嬢様を襲撃した奴らは金銭が目的で動いているわけではない。カモフラージュの可能性は残っているけど、恐らく事件とは関係のない、スラム街に住んでいるチンピラだろう。
それが分かれば、なんてことはない。
実力で排除するまでだ。
指先に魔力を集めて空中に魔術文字を書く。
「なっ! こいつ魔術師だ!! やべぇ。逃げるぞ!!」
ちょっと違う。惜しかったね。慌てて逃げる彼らを睨みつけながらも動きは止まらない。≪拘束≫と書き終わると、地面から光の紐が出現した。
並列で起動させた魔術は正面の男性だけではなく、後ろにいた二人も拘束する。抜け出そうともがいているけど、無駄だ。
魔術が使えなければ消すことはできないし、チンピラ程度の力で引きちぎれるほど僕の魔術は甘くない。
「聞きたいことがあるんだ」
少しでも自分を大きく見せようとして、笑いながらショートソードを持ったリーダーらしき男性に近づく。
「な、なにが聞きたい?」
僕の目論見は達成できたようだ。恐怖で顔を引きつりながらも会話に応じた。
「なんで僕を襲ったの?」
「ガキが一人でここに来たんだ。襲うのは当たり前だろ? クソッ、魔術師ならそれっぽい恰好をしろってんだ!」
返事をしないで相手の顔に近づいて顔を覗き込む。
逃げようとしてもがいているようだけど、光の紐で全身を拘束されているので、腕一本動かせない。
「ウソではないみたいだね」
「あ、当たり前だろ!」
顔面蒼白、何をされるか分からない恐怖の表情から、アミーユお嬢様をさらった犯人の一味ではないと断定した。
組織的に動いていた彼らなら、この隙に攻撃してくるか、もしくは僕の魔術を無効化するぐらいはしただろう。
「じゃぁ、もう一つ質問。そこそこ大きい空き家ってある?」
「こ、こんな場所だ。いくつも……ある」
「じゃぁ、屋根が残ってて、最近、人の出入りが多かった所は?」
「お前、何を調べている?」
「質問をしているのは僕の方だけど?」
再び、空中に魔術文字を書こうとする。
「ま、待ってくれ!」
「答えてくれる?」
無理やり笑顔を作る。顔の筋肉がピクピクと引きつっているように感じた。
脅すのは苦手だ。早く会話を終わらせたい。
「もちろんだ! だから物騒な指を下ろしてくれないかっ!!」
悲鳴のような懇願をした男性は、出会ったころのような強者の余裕はなかった。僕はそのことに少しだけ心を痛めながら、これ以上の脅しは不要だと思い、指に集めた魔力を開放して腕を下ろす。
「心当たりはあるの?」
「一つだけ……ある。少し前に壊滅した組織の家がまるまる残っている。ここ最近、誰かが利用した形跡が残っていた。住んではいないようだが、一日何回か出入りを繰り返しているとの噂だぜ」
一人で探すには時間が惜しい。この人の話を信じて動いたほうが効率が良いかも。僕は数舜、思考してから結論をだした。
「拘束を解いてあげるから、そこに案内して。あ、後ろの二人は用済みだからもういいよ」
二人の拘束を解くと、ショートソードを持った男性を一瞥してから、脱兎のごとく逃げだした。
「仲間だったのに見捨てられちゃったね」
「魔術師に逆らうバカはいねーよ」
「それも、そっか」
ショートソードを取り上げてから魔術を解除する。
「案内、してくれるよね?」
「そうしたら見逃してくれるか?」
「うん。安心して。約束は守るよ」
「……ついてこい」
僕の言葉を聞いて小さくため息をついた男性は、背中を見せて歩き出した。
どっちが悪役なのかわからない。こんな姿、アミーユお嬢様には見せられないや。
慣れないことをした疲労感を覚えつつも、見失わないように後を追う。迷路のような道を何度も曲がり、時には崩れかけた壁を乗り越えて歩く。もしかして騙されているのではないかと、疑いはじめたころに、僕の家より大きい建物が目に入った。
所々、争ったような傷がついているものの、石造りの建物全体は無事だ。屋根が壊れている、壁に穴が空いているといった様子はない。周囲には崩れかけの家とかがあるので、不自然に感じるほど普通だ。
「僕が言った条件にぴったりだね」
「だろ? 目的地に案内したんだ。帰っていいか?」
「まだ仕事は残っているよ。中に案内して」
抗議しようと口をパクパクと何回か動かしていたけど、諦めたようで言葉として発することはなかった。ついてこい、と小さくつぶやくと歩き出した。
優秀な案内人を手放す理由はない。何より中に人がいた場合、盾は必要だ。真っ黒な思考にそろそろ嫌気がさしそうだけど、それでもアミーユお嬢様を助けるためだと、自分に言い聞かせる。
大義のためであれば人は悪魔になれる。
何となくそんな言葉を思い浮かべながら、自己嫌悪感を押し殺して、ドアの前で立ち止まっている彼に追いつき、声をかけた。
「ノックでもするの?」
「なわけないだろ。この家は誰の所有物でもない。そして、ここはスラムだ」
暴力的な笑みを浮かべると勢いよく蹴る。遠目からは分からなかったけど、木製のドアはすでに半分以上壊れていたようで、勢いよく吹き飛んでいった。
「ここの流儀だ。覚えておいて損はないぞ」
暴力的な行為で少しスッキリしたのだろうか。僕の方を向いて野蛮な笑みを浮かべていた。
「誰もいないみたいだな。ついてこい」
僕は小さくうなずくと、意外に頼りになる男性の背を追って家の中に足を踏み入れた。
0
お気に入りに追加
363
あなたにおすすめの小説
『特別』を願った僕の転生先は放置された第7皇子!?
mio
ファンタジー
特別になることを望む『平凡』な大学生・弥登陽斗はある日突然亡くなる。
神様に『特別』になりたい願いを叶えてやると言われ、生まれ変わった先は異世界の第7皇子!? しかも母親はなんだかさびれた離宮に追いやられているし、騎士団に入っている兄はなかなか会うことができない。それでも穏やかな日々。
そんな生活も母の死を境に変わっていく。なぜか絡んでくる異母兄弟をあしらいつつ、兄の元で剣に魔法に、いろいろと学んでいくことに。兄と兄の部下との新たな日常に、以前とはまた違った幸せを感じていた。
日常を壊し、強制的に終わらせたとある不幸が起こるまでは。
神様、一つ言わせてください。僕が言っていた特別はこういうことではないと思うんですけど!?
他サイトでも投稿しております。
転生貴族可愛い弟妹連れて開墾します!~弟妹は俺が育てる!~
桜月雪兎
ファンタジー
祖父に勘当された叔父の襲撃を受け、カイト・ランドール伯爵令息は幼い弟妹と幾人かの使用人たちを連れて領地の奥にある魔の森の隠れ家に逃げ込んだ。
両親は殺され、屋敷と人の住まう領地を乗っ取られてしまった。
しかし、カイトには前世の記憶が残っており、それを活用して魔の森の開墾をすることにした。
幼い弟妹をしっかりと育て、ランドール伯爵家を取り戻すために。
オタクおばさん転生する
ゆるりこ
ファンタジー
マンガとゲームと小説を、ゆるーく愛するおばさんがいぬの散歩中に異世界召喚に巻き込まれて転生した。
天使(見習い)さんにいろいろいただいて犬と共に森の中でのんびり暮そうと思っていたけど、いただいたものが思ったより強大な力だったためいろいろ予定が狂ってしまい、勇者さん達を回収しつつ奔走するお話になりそうです。
投稿ものんびりです。(なろうでも投稿しています)
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。
克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位
11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位
11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位
11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位
イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で最強に・・・(旧:学園最強に・・・)
こたろう文庫
ファンタジー
カクヨムにて日間・週間共に総合ランキング1位!
死神が間違えたせいで俺は死んだらしい。俺にそう説明する神は何かと俺をイラつかせる。異世界に転生させるからスキルを選ぶように言われたので、神にイラついていた俺は1回しか使えない強奪スキルを神相手に使ってやった。
閑散とした村に子供として転生した為、強奪したスキルのチート度合いがわからず、学校に入学後も無自覚のまま周りを振り回す僕の話
2作目になります。
まだ読まれてない方はこちらもよろしくおねがいします。
「クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される」
【完結】契約結婚は円満に終了しました ~勘違い令嬢はお花屋さんを始めたい~
九條葉月
ファンタジー
【ファンタジー1位獲得!】
【HOTランキング1位獲得!】
とある公爵との契約結婚を無事に終えたシャーロットは、夢だったお花屋さんを始めるための準備に取りかかる。
花を包むビニールがなければ似たような素材を求めてダンジョンに潜り、吸水スポンジ代わりにスライムを捕まえたり……。そうして準備を進めているのに、なぜか店の実態はお花屋さんからかけ離れていって――?
【完】前世で種を疑われて処刑されたので、今世では全力で回避します。
112
恋愛
エリザベスは皇太子殿下の子を身籠った。産まれてくる我が子を待ち望んだ。だがある時、殿下に他の男と密通したと疑われ、弁解も虚しく即日処刑された。二十歳の春の事だった。
目覚めると、時を遡っていた。時を遡った以上、自分はやり直しの機会を与えられたのだと思った。皇太子殿下の妃に選ばれ、結ばれ、子を宿したのが運の尽きだった。
死にたくない。あんな最期になりたくない。
そんな未来に決してならないように、生きようと心に決めた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる