50 / 106
第50話 さあ、ポルン様も――
しおりを挟む
ベラトリックスたちが借りているホテルの部屋に入った。リビングがあり5つの寝室につながっている。よく貴族が使うらしく、装飾は豪華だ。金の皿なんて初めて見たぞ。
テーブルを囲むようにソファが設置されていて、俺は最奥の偉い人が座る場所に座らされる。隣にベラトリックス、左前にヴァリィとトエーリエ、右前にテレサというポジションだ。
身分で言えばトエーリエやヴァリィの方が高いので居心地がわるい。
誰か変わってくれないかな。
「床に座っても良いか?」
「馬鹿なこと言わないでください。ポルン様は、その位置にいるのが当然の方なんです」
提案はトエーリエに否定されてしまった。どうやら今でも俺を上位者として扱ってくれるらしい。
地位とかではなく、今まで積み上げてきた実績を見てくれているのだろう。もしくは願望か? 良いのか悪いのか判断はつかないけど、むずがゆい気持ちになる。
「わかった。このままで話そう」
こちらが折れると、トエーリエは満足そうにした。
ベラトリックスやテレサも同様である。メンバーの中で随一の常識人であるヴァリィはどう思っているのだろう。視線を向けてみる。
目が合うとニコッと笑ってくれた。
あ、あれは何も考えてない顔だ。そういえば、こういった話し合いは昔から苦手だったな。いつも難しい話は笑顔だけで逃げ続けている。
「で、四人はどうして外国にいるんだ?」
トエーリエとヴァリィは貴族の令嬢でベラトリックスは国と取引して外国には行かないと約束した立場だ。テレサはともかく、三人はここにいてよい立場ではないのである。
さらに付け加えると、俺の居場所を突き止めた方法もわからない。
出て行くときだって一人だったし、後を付ける存在はいなかったのも確認している。なのに、彼女たちはここにいるのだ。どうやって調べたか聞いても教えてはくれないだろうなぁ。
「メルベル宰相がドルンダ陛下を説得して、許可を出してくれました」
あの汚染獣め! 余計なことをしやがって! 今度あったら体の半分ぐらいは浄化してやる!
「どうしてアイツが協力したんだ?」
「勇者とは仲間の力があってこそ、という判断みたいです。大型の汚染獣と戦うのであれば相応のメンバーが必要だと。まぁ余分なのが一人いますが」
挑発するようなことを言ったトエーリエはテレサを睨んだ。
あ、仲悪いんだ。なんだか嫌な予感がする。
「貴族のお嬢さんより、光教会のバックアップがある私の方が役に立つと思いますが?」
「組織の力に頼らないと何も出来ない方に言われたくありませんね」
「持ってない人ほど良く吠えるんですよね。個人の力でできることなんて、たかがしれています。時代は組織力ですよ」
「私だって家の力を使えば光教会にだって負けませんが?」
「トエーリエさんのご実家は、世界規模の光教会と同じ力があるんですか。すごいですねー」
ふっと、バカにしたような笑みを浮かべたテレサの頬にトエーリエの拳がめり込んだ。
吹き飛んで壁にぶつかる。
早々に嫌な予感は的中してしまった。
「先に手を出しましたね。バカ力女っっ!!」
鼻血を出しながら起き上がったテレサは、近くにあった金の壺を投げつけると同時に走り出し、トエーリエの腹に拳を叩き込む。
「ガハッ」
肺から空気が出て吐き出しそうになったようだが、なんとか耐えたようだ。貴族の令嬢とは思えない憤怒の表情をすると、トエーリエは殴り返し、テレサの胸を強く打ち付ける。
そこからは、お互いに防御と回避を捨てた殴り合いになった。
遠慮なんて一切ない。全力だ。
ドン引きである。
「ヴァリィ、止められないか?」
「頑張ってみるけど……期待しないでね」
重い腰を上げると二人を仲裁するために行ってしまった。
自信なさそうだったが、騎士団長であるヴァリィは格闘技にも精通しているので、力ずくで止めてくれるだろう。と、期待していた俺がバカだったのかもしれない。
偶然にもトエーリエの蹴りがヴァリィの下腹部に当たってしまい、吹き飛んだのだ。
「やったな! 許さないっ!」
怒りで我を忘れたのか、止めに入ったはずなのに参戦しやがった。
三人が争っている。
もう、ぐちゃぐちゃだよ。
「ポルン様、安全なところに行きましょう」
隣にいるベラトリックスが腕を引っ張って立ち上がらせようとしてきた。
見ているだけで嫌になってくるので、この提案はありがたい。
一緒にリビングから出ると寝室へ入る。
薄暗い中、俺は中心に置かれたベッドへ腰掛けた。
ドアがバタンと音を立てて閉まる。
「ようやく落ち着けますね」
「ああ……そうだな……」
言葉にできない迫力をベラトリックスから感じた。
足音を立てずに近寄ってくるので、恐怖を覚えてベッドの中央まで移動する。
「逃がさないんですから」
急にベラトリックスの姿が消え、次の瞬間、背後に気配を感じた。
振り返ると押し倒されてしまい、仰向けになってしまう。すかさず彼女は俺の腰あたりにまたがる。
馬乗りってヤツだ。普通は男が上じゃないのか……?
「ずっと、ずっと、この日が来るのを待っていました。少々騒がしいですが許容範囲でしょう」
腕を伸ばして押しのけようとするが、ベラトリックスの髪が伸び、首に絡まった。
魔力で動かしているようで、さらに腕や足、口までも拘束されてしまって動けなくなってしまった。
力ずくで突破しようとするけど、なぜか力が抜けてしまう。これは相手の力を弱める【ドレイン】の魔法だ。
油断していて気づけなかった。いつの間にか使われていたようである。
「すぐに終わらせてあげますからね」
ベラトリックスが上着を脱ぐと、大きな胸が露わになった。ぷるるんと動いている。薄暗くて詳細までは見えないが、俺の想像していた光景が広がっていることだろう。
だれかライトを付けてくれ!! 記憶に焼き付けたい! いや、違った。誰か助けてくれ!
「さあ、ポルン様も――」
体がゆっくりと近づいてくると、半壊したドアがベラトリックスの頭にぶつかった。
気を失ったのかゆっくりとベッドの上に倒れる。それと同時に魔法の効果が切れた。
髪の毛から解放されたので上半身を持ち上げて、入り口の方を見る。
肩で息をしているトエーリエがいた。片目が腫れ、口から血が出ている。酷い顔だ。
後ろには目の上や頬に痣を作ったテレサ、ヴァリィもいた。
全員が倒れているベラトリックスを見ている。
「ポルン様!」
「はい!」
反射的に背筋を伸ばして返事してしまった。
「何もされてませんよね?」
「あ、あぁ。大丈夫だ」
「では少し部屋から出ていてもらえませんか?」
「どうして……」
「これから女同士の大事な話し合いがあるんです」
圧に負けて何度か首を縦に振ると、ベッドから降りた。
見方を変えれば絶好のチャンスである。
お話し合いが終わるまで娼館で――。
「外に出たらダメですからね」
トエーリエの横を通り過ぎようとしたとき、耳元でささやかれてしまった。
ば、バレている。
すーと、ヴァリィの腕が伸びて俺の肩に乗る。
「体中が痛くて困っているんですよ。介抱してもらえませんか?」
「女同士の話し合いに参加しなくて良いのか」
「トエーリエに任せます。昔から彼女が仕切ってましたから」
何を、とは聞いて良い雰囲気ではなかった。
監視役として一緒にいるつもりなのだろう。
断るわけにはいかない。仕方がないと諦め、小さくため息を吐いてから、リビングに戻ってヴァリィの手当を終わらせる。
結構な時間がたったと思うんだが話し合いは、まだ続いているようだ。長い。
「先に寝ましょうか」
ソファの上で横になったヴァリィは、すぐに静かな寝息を立てる。
やることがないので、棚から酒を持ち出して空いているソファに座りながら飲み続ける。
一杯飲んでも、お話し合いとやらは終わらないようだ。
こっそりと抜け出そうとして腰を浮かすと、ヴァリィが目を開けて俺をじーっと見る。
気配察知が鋭すぎる。やはり外には出られそうにない。
悔しいが諦めるしかないだろう。
俺もソファの上で横になると目を閉じる。
女遊び、今日もできなかったな……。
======
あとがき
これにて一章は終了です。
楽しいと思っていただけたのでしたら、★レビュー等で応援していただけると嬉しいです!よろしくお願いします!
また毎日更新は難しいと思いますが、二章も連載予定でいます。
テーブルを囲むようにソファが設置されていて、俺は最奥の偉い人が座る場所に座らされる。隣にベラトリックス、左前にヴァリィとトエーリエ、右前にテレサというポジションだ。
身分で言えばトエーリエやヴァリィの方が高いので居心地がわるい。
誰か変わってくれないかな。
「床に座っても良いか?」
「馬鹿なこと言わないでください。ポルン様は、その位置にいるのが当然の方なんです」
提案はトエーリエに否定されてしまった。どうやら今でも俺を上位者として扱ってくれるらしい。
地位とかではなく、今まで積み上げてきた実績を見てくれているのだろう。もしくは願望か? 良いのか悪いのか判断はつかないけど、むずがゆい気持ちになる。
「わかった。このままで話そう」
こちらが折れると、トエーリエは満足そうにした。
ベラトリックスやテレサも同様である。メンバーの中で随一の常識人であるヴァリィはどう思っているのだろう。視線を向けてみる。
目が合うとニコッと笑ってくれた。
あ、あれは何も考えてない顔だ。そういえば、こういった話し合いは昔から苦手だったな。いつも難しい話は笑顔だけで逃げ続けている。
「で、四人はどうして外国にいるんだ?」
トエーリエとヴァリィは貴族の令嬢でベラトリックスは国と取引して外国には行かないと約束した立場だ。テレサはともかく、三人はここにいてよい立場ではないのである。
さらに付け加えると、俺の居場所を突き止めた方法もわからない。
出て行くときだって一人だったし、後を付ける存在はいなかったのも確認している。なのに、彼女たちはここにいるのだ。どうやって調べたか聞いても教えてはくれないだろうなぁ。
「メルベル宰相がドルンダ陛下を説得して、許可を出してくれました」
あの汚染獣め! 余計なことをしやがって! 今度あったら体の半分ぐらいは浄化してやる!
「どうしてアイツが協力したんだ?」
「勇者とは仲間の力があってこそ、という判断みたいです。大型の汚染獣と戦うのであれば相応のメンバーが必要だと。まぁ余分なのが一人いますが」
挑発するようなことを言ったトエーリエはテレサを睨んだ。
あ、仲悪いんだ。なんだか嫌な予感がする。
「貴族のお嬢さんより、光教会のバックアップがある私の方が役に立つと思いますが?」
「組織の力に頼らないと何も出来ない方に言われたくありませんね」
「持ってない人ほど良く吠えるんですよね。個人の力でできることなんて、たかがしれています。時代は組織力ですよ」
「私だって家の力を使えば光教会にだって負けませんが?」
「トエーリエさんのご実家は、世界規模の光教会と同じ力があるんですか。すごいですねー」
ふっと、バカにしたような笑みを浮かべたテレサの頬にトエーリエの拳がめり込んだ。
吹き飛んで壁にぶつかる。
早々に嫌な予感は的中してしまった。
「先に手を出しましたね。バカ力女っっ!!」
鼻血を出しながら起き上がったテレサは、近くにあった金の壺を投げつけると同時に走り出し、トエーリエの腹に拳を叩き込む。
「ガハッ」
肺から空気が出て吐き出しそうになったようだが、なんとか耐えたようだ。貴族の令嬢とは思えない憤怒の表情をすると、トエーリエは殴り返し、テレサの胸を強く打ち付ける。
そこからは、お互いに防御と回避を捨てた殴り合いになった。
遠慮なんて一切ない。全力だ。
ドン引きである。
「ヴァリィ、止められないか?」
「頑張ってみるけど……期待しないでね」
重い腰を上げると二人を仲裁するために行ってしまった。
自信なさそうだったが、騎士団長であるヴァリィは格闘技にも精通しているので、力ずくで止めてくれるだろう。と、期待していた俺がバカだったのかもしれない。
偶然にもトエーリエの蹴りがヴァリィの下腹部に当たってしまい、吹き飛んだのだ。
「やったな! 許さないっ!」
怒りで我を忘れたのか、止めに入ったはずなのに参戦しやがった。
三人が争っている。
もう、ぐちゃぐちゃだよ。
「ポルン様、安全なところに行きましょう」
隣にいるベラトリックスが腕を引っ張って立ち上がらせようとしてきた。
見ているだけで嫌になってくるので、この提案はありがたい。
一緒にリビングから出ると寝室へ入る。
薄暗い中、俺は中心に置かれたベッドへ腰掛けた。
ドアがバタンと音を立てて閉まる。
「ようやく落ち着けますね」
「ああ……そうだな……」
言葉にできない迫力をベラトリックスから感じた。
足音を立てずに近寄ってくるので、恐怖を覚えてベッドの中央まで移動する。
「逃がさないんですから」
急にベラトリックスの姿が消え、次の瞬間、背後に気配を感じた。
振り返ると押し倒されてしまい、仰向けになってしまう。すかさず彼女は俺の腰あたりにまたがる。
馬乗りってヤツだ。普通は男が上じゃないのか……?
「ずっと、ずっと、この日が来るのを待っていました。少々騒がしいですが許容範囲でしょう」
腕を伸ばして押しのけようとするが、ベラトリックスの髪が伸び、首に絡まった。
魔力で動かしているようで、さらに腕や足、口までも拘束されてしまって動けなくなってしまった。
力ずくで突破しようとするけど、なぜか力が抜けてしまう。これは相手の力を弱める【ドレイン】の魔法だ。
油断していて気づけなかった。いつの間にか使われていたようである。
「すぐに終わらせてあげますからね」
ベラトリックスが上着を脱ぐと、大きな胸が露わになった。ぷるるんと動いている。薄暗くて詳細までは見えないが、俺の想像していた光景が広がっていることだろう。
だれかライトを付けてくれ!! 記憶に焼き付けたい! いや、違った。誰か助けてくれ!
「さあ、ポルン様も――」
体がゆっくりと近づいてくると、半壊したドアがベラトリックスの頭にぶつかった。
気を失ったのかゆっくりとベッドの上に倒れる。それと同時に魔法の効果が切れた。
髪の毛から解放されたので上半身を持ち上げて、入り口の方を見る。
肩で息をしているトエーリエがいた。片目が腫れ、口から血が出ている。酷い顔だ。
後ろには目の上や頬に痣を作ったテレサ、ヴァリィもいた。
全員が倒れているベラトリックスを見ている。
「ポルン様!」
「はい!」
反射的に背筋を伸ばして返事してしまった。
「何もされてませんよね?」
「あ、あぁ。大丈夫だ」
「では少し部屋から出ていてもらえませんか?」
「どうして……」
「これから女同士の大事な話し合いがあるんです」
圧に負けて何度か首を縦に振ると、ベッドから降りた。
見方を変えれば絶好のチャンスである。
お話し合いが終わるまで娼館で――。
「外に出たらダメですからね」
トエーリエの横を通り過ぎようとしたとき、耳元でささやかれてしまった。
ば、バレている。
すーと、ヴァリィの腕が伸びて俺の肩に乗る。
「体中が痛くて困っているんですよ。介抱してもらえませんか?」
「女同士の話し合いに参加しなくて良いのか」
「トエーリエに任せます。昔から彼女が仕切ってましたから」
何を、とは聞いて良い雰囲気ではなかった。
監視役として一緒にいるつもりなのだろう。
断るわけにはいかない。仕方がないと諦め、小さくため息を吐いてから、リビングに戻ってヴァリィの手当を終わらせる。
結構な時間がたったと思うんだが話し合いは、まだ続いているようだ。長い。
「先に寝ましょうか」
ソファの上で横になったヴァリィは、すぐに静かな寝息を立てる。
やることがないので、棚から酒を持ち出して空いているソファに座りながら飲み続ける。
一杯飲んでも、お話し合いとやらは終わらないようだ。
こっそりと抜け出そうとして腰を浮かすと、ヴァリィが目を開けて俺をじーっと見る。
気配察知が鋭すぎる。やはり外には出られそうにない。
悔しいが諦めるしかないだろう。
俺もソファの上で横になると目を閉じる。
女遊び、今日もできなかったな……。
======
あとがき
これにて一章は終了です。
楽しいと思っていただけたのでしたら、★レビュー等で応援していただけると嬉しいです!よろしくお願いします!
また毎日更新は難しいと思いますが、二章も連載予定でいます。
42
お気に入りに追加
369
あなたにおすすめの小説
この称号、削除しますよ!?いいですね!!
布浦 りぃん
ファンタジー
元財閥の一人娘だった神無月 英(あずさ)。今は、親戚からも疎まれ孤独な企業研究員・27歳だ。
ある日、帰宅途中に聖女召喚に巻き込まれて異世界へ。人間不信と警戒心から、さっさとその場から逃走。実は、彼女も聖女だった!なんてことはなく、称号の部分に記されていたのは、この世界では異端の『森羅万象の魔女(チート)』―――なんて、よくある異世界巻き込まれ奇譚。
注意:悪役令嬢もダンジョンも冒険者ギルド登録も出てきません!その上、60話くらいまで戦闘シーンはほとんどありません!
*不定期更新。話数が進むたびに、文字数激増中。
*R15指定は、戦闘・暴力シーン有ゆえの保険に。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
【完結】婚約破棄にて奴隷生活から解放されたので、もう貴方の面倒は見ませんよ?
かのん
恋愛
ℌot ランキング乗ることができました! ありがとうございます!
婚約相手から奴隷のような扱いを受けていた伯爵令嬢のミリー。第二王子の婚約破棄の流れで、大嫌いな婚約者のエレンから婚約破棄を言い渡される。
婚約者という奴隷生活からの解放に、ミリーは歓喜した。その上、憧れの存在であるトーマス公爵に助けられて~。
婚約破棄によって奴隷生活から解放されたミリーはもう、元婚約者の面倒はみません!
4月1日より毎日更新していきます。およそ、十何話で完結予定。内容はないので、それでも良い方は読んでいただけたら嬉しいです。
作者 かのん
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる