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少しの仮眠の後、仕事を片づけると、すでに陽は真上から射していた。レースのカーテン模様が、フローリングに奇妙な図柄を映している。
また今日も晴れなのかと思いながら、そして、晴れてしまったのかと思いながら部屋を出た。
シンクで煙草を吹かしていると、春乃も部屋から出てきた。
「おはようございます。食事、つくっておきましたよ」
「うん……ありがとう」
僕は気づかれないように大きく深呼吸して、昨日は訊きそびれてしまったことを口にした。
「……お母さんは、どうしている?」
瞬時に春乃が目を瞠る。口唇をわなわなと震わせて、掌を拳に変えた。
「知らなかったんですか?」
なにを? 訊こうとして、煙草を口から離した直後。
「母は、私が十七になる年の春に死にました」
なにを言われたのかわからなかった。
「私のせいで高校も中退し、朝から夜遅くまで毎日毎日働いて……過労で死んだようなものです。なのに貴方は」
春乃の眦がつり上がる。
「貴方は葬儀にも来なかった」
低音が僕の胸を貫いた。
「母が、どれほど貴方を愛していたか知っていますか? 考えたことはありますか? 母は、貴方の受賞した作品が雑誌に掲載されると宝物のように抱いていましたよ。写真入りのインタビュー記事をスクラップまでして、それはそれは大切に扱っていました。
……貴方はいったいなんなんです? 母と私の人生をめちゃくちゃにしてのうのうと生きている」
そこで言葉を区切ると春乃は、ダイニングテーブルに置いてあったアルバイト雑誌を引っつかむ。
「バイトを探してきますから」
吐き捨てるように言って、たたずむ僕を残し、振り返ることなく出ていった。
貫かれた胸から血がどくどくと流れ、身体中のなにもかもが失われていくようだった。
ショックだった。
カノとは二度と逢えないことも。なにより。
娘かもしれない春乃が、幼いころの僕と同じ気持ちでいることも。
高校二年の一二月。
僕はバイト先の友人に頼まれて、女の子と二人で映画を観にいった。それまでにも何度か頼まれていたのだが、ずっと断り続けていた。「俺にはカノジョがいるから」と。首を縦には振らなかったのだ。が、「一度逢ってやれば、その子だって諦めるよ」、そう言われて拝まれれば追いつめられてしまう。バイト仲間の輪を崩すのが嫌だったこともあり、交際を断ることを前提にして溜め息混じりに引き受けたのだった。
その、たった一度の出来事が、僕らにはじめての試練を連れてきた。
映画館で、カノの友人とはちあわせてしまったのだ。
小学校・中学校のころとは異なり、僕らの付き合いはみんなが知っていた。ばつが悪い僕は、その場でカノの友人に説明することをしなった。そんな必要もないと過信していた。カノとの仲が、たったこれだけのことで壊れることはないと。もともと口数も多くないうえ、ヘタになにかを言って誤解されるような事態を招くのも避けたいところだった。
それが良かったのか悪かったのか。
なんとなく、カノとの間がぎくしゃくしはじめた。彼女がなにかを言うわけでもないのに、毎日が、一分一秒が、微妙にずれていくのがわかってしまう。
一緒に弁当を食べる。一緒に帰る。一緒に遊ぶ。
すべてが同じ、けれど、なにかが違う。
その年のクリスマス。僕らは付き合いだして、はじめて別々に過ごした。
年が明け、三学期がスタートしてすぐ。僕の友人が嫌な噂をもたらした。
「なあ、ジンと紀田って、別れたんじゃないよな?」
「は?」
すると友人は首を振り、シャーペンを指でくるくると回して「そうだよな」と呟いた。
「なに急に?」
どうしようか迷っているのか友人は、問いかけに応えずにそのまま口を噤んでしまう。話を振っておいてそれはないだろうと僕が責めると、申し訳なさそうな色を浮かべた。
「ああ、いや……大したことじゃないんだけど。おまえら、クリスマスを別々に過ごしてただろ。だから、てっきり……」
また黙った。
「はっきり言えよ」
「……紀田にはクリスマスからこっち、親しくしてるヤツがいるらしいぜ」
愕然とした。
そんなことは初耳だ。
カノとは逢う回数は減っていたが、休み中の電話は欠かさずにいたのに。
以来、僕は昼も夜も悶々として過ごすことになったが、カノを問いつめることはしなかった。カノだって僕には聞いてこなかったのだから、こちらだけがカリカリして問い質すのはフェアではないと思った。カノを信じる僕を信じたかった。
二人の関係をこじらせたくなかった。
とにかく、いつもどおりにしよう。
そうして僕らは廻りくる春を迎えた。
妊娠を告白されてから、僕とカノが逢うことはなかった。
逢っても、なにも言えなかっただろう。
僕はまだ十七で、高校生で、どうしたらいいのかわからなかったのだ。
子供を生んでくれと言えばいいのか、堕ろしてくれと言えばいいのか。誰にも相談できなかった。する人もいなかった。
それに……。
僕には疑心もあった。
――紀田には親しくしてるヤツがいる。
友人のあの一言が耳の奥でエコーする。何度も何度もゆがんで響いてしまう。
そいつの子なのか、自分の子なのかもわからない。つたない知識で逆算してみても、僕の子である可能性も確かにあったのだ。だから余計に途惑った。
連日吐いて、連日微熱に襲われる。
悩んでも答えはでない。
どうしたらいい?
心に降り積もる疑問符を払拭できたのは、母が、父の留守中に掃除をしにきたときのこと。すれ違いざま、やつれた母の横顔を視界の片隅にとらえた刹那、誓いを思い出すことができたからだ。
父との不和で、母はやつれた。家庭が崩壊しているのに、両親は子供に詫びることをしない。卑怯なことに、大人の事情に子供を巻き込んでおきながら、面倒事から逃げたままで生きているのだ。まるで不幸に浸るのが幸せであるかのように。
親のようにはなりたくない。汚れた血を断ち切りたい。
汚い大人にはならないと誓ったのではなかったか。
僕はカノを大切にすると誓った。
カノは知らない誰かにではなく、僕に、告白した。
だったら、僕は信じるしかない!
誰かを好きになるということは、心を決めるということだ。それは覚悟だ。
自分に足りなかったのは覚悟だった。カノの全部を引き受けるという、覚悟。
己のもろさを恥じながら、明日の始業式の前にカノと話をしようと決心した。二人の将来についてちゃんと話し合おう、と。
だけど……。
始業式にカノの姿はなかった。
いつもなら簡単に見つけられるカノが、いくら見渡しても見つからない。適度に距離をとって傍にいてくれるのに、いない。
なんで今日にかぎって……いない。
始業式が終わりカノの友人をつかまえて訊いたが、みな「知らない」と言う。
苛々しながらホームルームをやり過ごし、再びカノを捜して廊下を走る。と、一人が慌てた顔で僕に駆け寄ってきた。
「カノ、退学したんだって」
「……なに」
目の前が真っ暗になった。
呼吸がどんどん速くなる。全身の血が逆流する。
「……退学って、なんで?」
「それはこっちが訊きたいよ。暮本くんは知らなかったの?」
僕は、なにも答えられなかった。
がっくりと肩を落とす僕を憐れむようにして、教えてくれた子はそっと立ち去った。
その日の午後。カノのアパートを訪ねてみたが、引っ越したあとだった。ドアには空き部屋であることを示すビニール袋がかかっている。焦った僕は、近隣のドアホンを次々に押して、カノの引っ越し先を知らないか尋ねて回った。そのうち大家に当たり、隣の県に住むカノの祖父母のところへ行ったらしいことを突き止めた。住所を教えてくれと粘ったが、どうやらそれは口止めされているらしく、どんなに頭を下げても教えてくれることはなかった。
それからの数日、僕はカノの友人・知人に毎日訊いた。「カノから連絡はないか」と。みんな憐憫の情をもって僕と接してくれたが、カノとのやりとりがぷつりと途絶えたのは同じだった。
意を決し、僕は二年のときにカノの担任だった先生のところへ行った。
現在はどうか知らないが、生徒手帳の校則欄に〝不純異性交遊禁止〟とはっきり謳ってある時代。薄々僕らの付き合いに勘づいていた先生は、面白くなさそうな顔で言い放つ。
「退学した者の転居先までは知らない」
カノは本当に高校を辞めてしまった――その事実を改めて突きつけられただけだった。
当時は携帯電話もメールもない。
僕らは完全に別たれてしまったのだ。
心の奥深くに沈めておいたものが毒となって全身に回りはじめる。
それからの僕は、静かになにかを失い続けていた。
少しの仮眠の後、仕事を片づけると、すでに陽は真上から射していた。レースのカーテン模様が、フローリングに奇妙な図柄を映している。
また今日も晴れなのかと思いながら、そして、晴れてしまったのかと思いながら部屋を出た。
シンクで煙草を吹かしていると、春乃も部屋から出てきた。
「おはようございます。食事、つくっておきましたよ」
「うん……ありがとう」
僕は気づかれないように大きく深呼吸して、昨日は訊きそびれてしまったことを口にした。
「……お母さんは、どうしている?」
瞬時に春乃が目を瞠る。口唇をわなわなと震わせて、掌を拳に変えた。
「知らなかったんですか?」
なにを? 訊こうとして、煙草を口から離した直後。
「母は、私が十七になる年の春に死にました」
なにを言われたのかわからなかった。
「私のせいで高校も中退し、朝から夜遅くまで毎日毎日働いて……過労で死んだようなものです。なのに貴方は」
春乃の眦がつり上がる。
「貴方は葬儀にも来なかった」
低音が僕の胸を貫いた。
「母が、どれほど貴方を愛していたか知っていますか? 考えたことはありますか? 母は、貴方の受賞した作品が雑誌に掲載されると宝物のように抱いていましたよ。写真入りのインタビュー記事をスクラップまでして、それはそれは大切に扱っていました。
……貴方はいったいなんなんです? 母と私の人生をめちゃくちゃにしてのうのうと生きている」
そこで言葉を区切ると春乃は、ダイニングテーブルに置いてあったアルバイト雑誌を引っつかむ。
「バイトを探してきますから」
吐き捨てるように言って、たたずむ僕を残し、振り返ることなく出ていった。
貫かれた胸から血がどくどくと流れ、身体中のなにもかもが失われていくようだった。
ショックだった。
カノとは二度と逢えないことも。なにより。
娘かもしれない春乃が、幼いころの僕と同じ気持ちでいることも。
高校二年の一二月。
僕はバイト先の友人に頼まれて、女の子と二人で映画を観にいった。それまでにも何度か頼まれていたのだが、ずっと断り続けていた。「俺にはカノジョがいるから」と。首を縦には振らなかったのだ。が、「一度逢ってやれば、その子だって諦めるよ」、そう言われて拝まれれば追いつめられてしまう。バイト仲間の輪を崩すのが嫌だったこともあり、交際を断ることを前提にして溜め息混じりに引き受けたのだった。
その、たった一度の出来事が、僕らにはじめての試練を連れてきた。
映画館で、カノの友人とはちあわせてしまったのだ。
小学校・中学校のころとは異なり、僕らの付き合いはみんなが知っていた。ばつが悪い僕は、その場でカノの友人に説明することをしなった。そんな必要もないと過信していた。カノとの仲が、たったこれだけのことで壊れることはないと。もともと口数も多くないうえ、ヘタになにかを言って誤解されるような事態を招くのも避けたいところだった。
それが良かったのか悪かったのか。
なんとなく、カノとの間がぎくしゃくしはじめた。彼女がなにかを言うわけでもないのに、毎日が、一分一秒が、微妙にずれていくのがわかってしまう。
一緒に弁当を食べる。一緒に帰る。一緒に遊ぶ。
すべてが同じ、けれど、なにかが違う。
その年のクリスマス。僕らは付き合いだして、はじめて別々に過ごした。
年が明け、三学期がスタートしてすぐ。僕の友人が嫌な噂をもたらした。
「なあ、ジンと紀田って、別れたんじゃないよな?」
「は?」
すると友人は首を振り、シャーペンを指でくるくると回して「そうだよな」と呟いた。
「なに急に?」
どうしようか迷っているのか友人は、問いかけに応えずにそのまま口を噤んでしまう。話を振っておいてそれはないだろうと僕が責めると、申し訳なさそうな色を浮かべた。
「ああ、いや……大したことじゃないんだけど。おまえら、クリスマスを別々に過ごしてただろ。だから、てっきり……」
また黙った。
「はっきり言えよ」
「……紀田にはクリスマスからこっち、親しくしてるヤツがいるらしいぜ」
愕然とした。
そんなことは初耳だ。
カノとは逢う回数は減っていたが、休み中の電話は欠かさずにいたのに。
以来、僕は昼も夜も悶々として過ごすことになったが、カノを問いつめることはしなかった。カノだって僕には聞いてこなかったのだから、こちらだけがカリカリして問い質すのはフェアではないと思った。カノを信じる僕を信じたかった。
二人の関係をこじらせたくなかった。
とにかく、いつもどおりにしよう。
そうして僕らは廻りくる春を迎えた。
妊娠を告白されてから、僕とカノが逢うことはなかった。
逢っても、なにも言えなかっただろう。
僕はまだ十七で、高校生で、どうしたらいいのかわからなかったのだ。
子供を生んでくれと言えばいいのか、堕ろしてくれと言えばいいのか。誰にも相談できなかった。する人もいなかった。
それに……。
僕には疑心もあった。
――紀田には親しくしてるヤツがいる。
友人のあの一言が耳の奥でエコーする。何度も何度もゆがんで響いてしまう。
そいつの子なのか、自分の子なのかもわからない。つたない知識で逆算してみても、僕の子である可能性も確かにあったのだ。だから余計に途惑った。
連日吐いて、連日微熱に襲われる。
悩んでも答えはでない。
どうしたらいい?
心に降り積もる疑問符を払拭できたのは、母が、父の留守中に掃除をしにきたときのこと。すれ違いざま、やつれた母の横顔を視界の片隅にとらえた刹那、誓いを思い出すことができたからだ。
父との不和で、母はやつれた。家庭が崩壊しているのに、両親は子供に詫びることをしない。卑怯なことに、大人の事情に子供を巻き込んでおきながら、面倒事から逃げたままで生きているのだ。まるで不幸に浸るのが幸せであるかのように。
親のようにはなりたくない。汚れた血を断ち切りたい。
汚い大人にはならないと誓ったのではなかったか。
僕はカノを大切にすると誓った。
カノは知らない誰かにではなく、僕に、告白した。
だったら、僕は信じるしかない!
誰かを好きになるということは、心を決めるということだ。それは覚悟だ。
自分に足りなかったのは覚悟だった。カノの全部を引き受けるという、覚悟。
己のもろさを恥じながら、明日の始業式の前にカノと話をしようと決心した。二人の将来についてちゃんと話し合おう、と。
だけど……。
始業式にカノの姿はなかった。
いつもなら簡単に見つけられるカノが、いくら見渡しても見つからない。適度に距離をとって傍にいてくれるのに、いない。
なんで今日にかぎって……いない。
始業式が終わりカノの友人をつかまえて訊いたが、みな「知らない」と言う。
苛々しながらホームルームをやり過ごし、再びカノを捜して廊下を走る。と、一人が慌てた顔で僕に駆け寄ってきた。
「カノ、退学したんだって」
「……なに」
目の前が真っ暗になった。
呼吸がどんどん速くなる。全身の血が逆流する。
「……退学って、なんで?」
「それはこっちが訊きたいよ。暮本くんは知らなかったの?」
僕は、なにも答えられなかった。
がっくりと肩を落とす僕を憐れむようにして、教えてくれた子はそっと立ち去った。
その日の午後。カノのアパートを訪ねてみたが、引っ越したあとだった。ドアには空き部屋であることを示すビニール袋がかかっている。焦った僕は、近隣のドアホンを次々に押して、カノの引っ越し先を知らないか尋ねて回った。そのうち大家に当たり、隣の県に住むカノの祖父母のところへ行ったらしいことを突き止めた。住所を教えてくれと粘ったが、どうやらそれは口止めされているらしく、どんなに頭を下げても教えてくれることはなかった。
それからの数日、僕はカノの友人・知人に毎日訊いた。「カノから連絡はないか」と。みんな憐憫の情をもって僕と接してくれたが、カノとのやりとりがぷつりと途絶えたのは同じだった。
意を決し、僕は二年のときにカノの担任だった先生のところへ行った。
現在はどうか知らないが、生徒手帳の校則欄に〝不純異性交遊禁止〟とはっきり謳ってある時代。薄々僕らの付き合いに勘づいていた先生は、面白くなさそうな顔で言い放つ。
「退学した者の転居先までは知らない」
カノは本当に高校を辞めてしまった――その事実を改めて突きつけられただけだった。
当時は携帯電話もメールもない。
僕らは完全に別たれてしまったのだ。
心の奥深くに沈めておいたものが毒となって全身に回りはじめる。
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