海の中の見果てぬ夢

 その港町には立派な灯台が有りました。
 灯台を操る灯台守の女性は使命感を抱いていました。
 いつまでも、海に光を灯さなければ。愛する船乗りが無事に帰ってこられるように。

 けれど、その光が途絶える時が来ました。
 船乗りは貴族の娘と恋に落ち、灯台守を裏切ってしまいました。

 これは、生きる希望を失った灯台守と、灯台守を愛した海星のお話。
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