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第二皇子の婚約者の公爵令嬢は私の顔を見て、散々失礼な事を言って自己満足して去って行きました
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「ああん、最悪」
私は昼休みに食堂でポーラ達相手に愚痴っていた。
「まあまあ、アオイ、そんな時もあるわよ」
ポーラが言ってくれるけど
「だってあんたらは最上クラスじゃない」
そうなのだ。エイブもポーラもボビーでさえ、エクセレントクラス、すなわち最上クラスだった。
「それに比べて、私は最低クラスよ」
私は食器を前にして机に突っ伏したのだ。
そうなのだ。火の玉が出せずに、結果的に先生の顔にお湯をぶっかける事になってしまった私は基礎クラス、別名最低クラスに入れられることになったのだ。
お湯をかけたのだって、狙ってやったことじゃないのに……。私はノーコンなので狙っても当てられるわけないじゃない!
「うーん、変だよな。あれだけ癒し魔術が使えるのに」
ボビーが言わなくていいこと言ってくれる。
「しっ、それは秘密にしておいてよね」
私が文句を言うと
「すまん」
ボビーは慌てて謝ってくれたが、
「秘密にしてって、何言っているのよ。みんなの前で使っておいて」
「そうだぞ。皆知っていると思うぞ」
ポーラとエイブには呆れられるんだけど、それでも秘密にしておきたい。まだ知っているのはクラスの人間だけのはずだ……そう思っておきたい。
「良いじゃない。人に知られない方が安全だって言われているんだから」
私がそう言うが、
「それって婚約者に言われたの?」
ポーラが聞いてくるんだけど、婚約者って何を言っているのよ!
「えっ、私には婚約者なんていないわよ」
私が文句を言うと
「いや、あなた、それだけ、男の魔力纏っていてそれを言うの?」
「男の魔力?」
私はポーラが何を言っているか判らなかった。
「そうだよな。やっぱり、アオイの纏っているのって男の魔力だよな」
エイブまで言ってくれるんだけど。
「えっ、アオイって婚約者がいるのか」
ボビーはとてもショックを受けているんだけど……
「いや、だから私には婚約者はいないって」
私は否定した。
「じゃあ、それに近い人がいるでしょ」
「いないわよ」
私は即座に否定するが、
「そんな訳ないじゃない。それだけその男の魔力漏れさせていながら、いないなんておかしいわよ」
ポーラがあくまで言い張るんだけど、どういう事? それは、確かに私はクリフの持ち物持たされてはいるけれど……婚約者ではないし、私は平民で皇子様のクリフの婚約者にはなれないのに!
「ちょっとそこのあなた」
その時だ。後ろからいきなり声をかけられたんだけど。
後ろには真っ赤な髪の美人がいた。
「えっ、私ですか?」
ポーラが自分の顔を指して不思議そうに聞いた。
「そうよ。あなたよ。聞くところによると私のにウィル様と一緒の馬車で学園に来たんですって」
目を吊り上げて女は言っているんだけど。
なんだ、ポーラもやる時はやるんだ。
私はさすがポーラとポーラを見たんだけど。
でも、ウイル様って誰だろう? どこかで聞いた事があるような……
でも、婚約者のいる男に手を出すなんてさすが気の強いポーラだけの事はある、と私は完全に他人事だった。
「ウィル様なんて知りませんけれど、人違いじゃないの?」
邪険にポーラは、その子に言っていた。
「何ですって! あなた公爵令嬢の私にそんな態度示して許されるとでも思っているの?」
「本当にこの国の貴族ってバカしかいないの? 学園長が学園にいる間は身分は気にするなって通達を出したところなのに」
「何ですって? そんなの聞いていないわよ」
令嬢は怒っているけれどA組の担任は学園長の指示を無視していそうだ。
「というか、ウィル様なんて知らないわよ」
「何ですって、ウィル様はこの国の皇太子になられる方よ、そのお方を知らないって言うの?」
公爵令嬢は言うんだけど。
「えっ、それってウィルフレッド殿下の事」
私は初めて気づいた。
「ちょっと、チェルシー様」
後ろから取り巻きが必至にその女をつついている。
「何なの? 煩いわね!」
後ろを振り返って取り巻きを怒鳴り散らすが、
「いや、だからそちらの生意気そうなのではなくて、横の黒髪の子です」
「はああああ? 何言っているのよ。ウィル様がこんな貧相で、地味な女に興味湧くわけないじゃない」
何気に、失礼な事を言われている気がするが、私は頭が痛くなってきた。
なんでこうも、公爵令嬢と言うのは好戦的なんだろうか? もう少し私みたいにおしとやかになれないのか? と本人が聞いたらヒステリーの発作を起こしそうな事をぼんやり考えていたら。
「本当におっちょこちょいね。恋敵を間違えるなんて」
ポーラが馬鹿にしたように言ってくれるた。公爵令嬢相手に。さすがポーラだ!
「何ですって」
「だからあんたの相手はアオイでしょ」
ポーラが怒らせるだけ怒らせて私に振ってくれるんだけど……
ちょっと待ってよ。こんなティラゴンみたいに盛っている女を振って来ないでよ。
私の心の声が漏れ出していたみたいで、
「ちょっと誰がティラゴンですって。」
「人の事を貧相とかいう人に言われたくありません」
私も言い返していた。
「ふんっ、まあいいわ。ウィル様が変な女にちょっかい出されたと聞いたから来てみたけれど、こんな地味な女には間違ってもウィル様が惹かれるわけないわ」
「な、何ですって」
さすがの温厚な私もプッツン切れて立ち上がったんだけど……
でも、その失礼な娘は
「ごめんなさい。意思の疎通の間違いがあったみたいで……」
そう訳の分からないことを言うとあっさりと去って行ったのだ。
「ラン、相手の容姿をよく見てから私に報告しなさいよ」
と、とんでもなく失礼な言葉を話しながら……
「何なのよ、あの失礼な女は」
後には怒りのこぶしを振り下ろす先が無くなった私がぶるぶる震えて立っていたのだ……
私は昼休みに食堂でポーラ達相手に愚痴っていた。
「まあまあ、アオイ、そんな時もあるわよ」
ポーラが言ってくれるけど
「だってあんたらは最上クラスじゃない」
そうなのだ。エイブもポーラもボビーでさえ、エクセレントクラス、すなわち最上クラスだった。
「それに比べて、私は最低クラスよ」
私は食器を前にして机に突っ伏したのだ。
そうなのだ。火の玉が出せずに、結果的に先生の顔にお湯をぶっかける事になってしまった私は基礎クラス、別名最低クラスに入れられることになったのだ。
お湯をかけたのだって、狙ってやったことじゃないのに……。私はノーコンなので狙っても当てられるわけないじゃない!
「うーん、変だよな。あれだけ癒し魔術が使えるのに」
ボビーが言わなくていいこと言ってくれる。
「しっ、それは秘密にしておいてよね」
私が文句を言うと
「すまん」
ボビーは慌てて謝ってくれたが、
「秘密にしてって、何言っているのよ。みんなの前で使っておいて」
「そうだぞ。皆知っていると思うぞ」
ポーラとエイブには呆れられるんだけど、それでも秘密にしておきたい。まだ知っているのはクラスの人間だけのはずだ……そう思っておきたい。
「良いじゃない。人に知られない方が安全だって言われているんだから」
私がそう言うが、
「それって婚約者に言われたの?」
ポーラが聞いてくるんだけど、婚約者って何を言っているのよ!
「えっ、私には婚約者なんていないわよ」
私が文句を言うと
「いや、あなた、それだけ、男の魔力纏っていてそれを言うの?」
「男の魔力?」
私はポーラが何を言っているか判らなかった。
「そうだよな。やっぱり、アオイの纏っているのって男の魔力だよな」
エイブまで言ってくれるんだけど。
「えっ、アオイって婚約者がいるのか」
ボビーはとてもショックを受けているんだけど……
「いや、だから私には婚約者はいないって」
私は否定した。
「じゃあ、それに近い人がいるでしょ」
「いないわよ」
私は即座に否定するが、
「そんな訳ないじゃない。それだけその男の魔力漏れさせていながら、いないなんておかしいわよ」
ポーラがあくまで言い張るんだけど、どういう事? それは、確かに私はクリフの持ち物持たされてはいるけれど……婚約者ではないし、私は平民で皇子様のクリフの婚約者にはなれないのに!
「ちょっとそこのあなた」
その時だ。後ろからいきなり声をかけられたんだけど。
後ろには真っ赤な髪の美人がいた。
「えっ、私ですか?」
ポーラが自分の顔を指して不思議そうに聞いた。
「そうよ。あなたよ。聞くところによると私のにウィル様と一緒の馬車で学園に来たんですって」
目を吊り上げて女は言っているんだけど。
なんだ、ポーラもやる時はやるんだ。
私はさすがポーラとポーラを見たんだけど。
でも、ウイル様って誰だろう? どこかで聞いた事があるような……
でも、婚約者のいる男に手を出すなんてさすが気の強いポーラだけの事はある、と私は完全に他人事だった。
「ウィル様なんて知りませんけれど、人違いじゃないの?」
邪険にポーラは、その子に言っていた。
「何ですって! あなた公爵令嬢の私にそんな態度示して許されるとでも思っているの?」
「本当にこの国の貴族ってバカしかいないの? 学園長が学園にいる間は身分は気にするなって通達を出したところなのに」
「何ですって? そんなの聞いていないわよ」
令嬢は怒っているけれどA組の担任は学園長の指示を無視していそうだ。
「というか、ウィル様なんて知らないわよ」
「何ですって、ウィル様はこの国の皇太子になられる方よ、そのお方を知らないって言うの?」
公爵令嬢は言うんだけど。
「えっ、それってウィルフレッド殿下の事」
私は初めて気づいた。
「ちょっと、チェルシー様」
後ろから取り巻きが必至にその女をつついている。
「何なの? 煩いわね!」
後ろを振り返って取り巻きを怒鳴り散らすが、
「いや、だからそちらの生意気そうなのではなくて、横の黒髪の子です」
「はああああ? 何言っているのよ。ウィル様がこんな貧相で、地味な女に興味湧くわけないじゃない」
何気に、失礼な事を言われている気がするが、私は頭が痛くなってきた。
なんでこうも、公爵令嬢と言うのは好戦的なんだろうか? もう少し私みたいにおしとやかになれないのか? と本人が聞いたらヒステリーの発作を起こしそうな事をぼんやり考えていたら。
「本当におっちょこちょいね。恋敵を間違えるなんて」
ポーラが馬鹿にしたように言ってくれるた。公爵令嬢相手に。さすがポーラだ!
「何ですって」
「だからあんたの相手はアオイでしょ」
ポーラが怒らせるだけ怒らせて私に振ってくれるんだけど……
ちょっと待ってよ。こんなティラゴンみたいに盛っている女を振って来ないでよ。
私の心の声が漏れ出していたみたいで、
「ちょっと誰がティラゴンですって。」
「人の事を貧相とかいう人に言われたくありません」
私も言い返していた。
「ふんっ、まあいいわ。ウィル様が変な女にちょっかい出されたと聞いたから来てみたけれど、こんな地味な女には間違ってもウィル様が惹かれるわけないわ」
「な、何ですって」
さすがの温厚な私もプッツン切れて立ち上がったんだけど……
でも、その失礼な娘は
「ごめんなさい。意思の疎通の間違いがあったみたいで……」
そう訳の分からないことを言うとあっさりと去って行ったのだ。
「ラン、相手の容姿をよく見てから私に報告しなさいよ」
と、とんでもなく失礼な言葉を話しながら……
「何なのよ、あの失礼な女は」
後には怒りのこぶしを振り下ろす先が無くなった私がぶるぶる震えて立っていたのだ……
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