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皇后様のお茶会に行く前に礼儀作法の先生に徹底的にしごかれました
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すみません。この前の三話。更新順序が間違ってしまいました。ごめんなさい!
修正したので確認ください
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皇后様がニコニコしながら帰られて私はホッとした。
「なんとかボロを出さずに済んだわ」
私がつぶやいた時だ。
「アオイ様、何を呑気にしておられるんですか? 貴方様は明日、皇后様のお茶会に呼ばれたのですよ。帝国中の貴族夫人達がみんな血眼になって参加しようとしているお茶会に。皆、そこに参加出来るように日々努力しているのです。アオイ様もすぐに始めないと」
「えっ、小説とかで読んだことがあるわ。エステとか大変なんでしょ」
私はまだ暢気に構えていたのだ。
「はああああ! お肌の手入れとか、そんなの1日や2日でどうとかなるものではありませんし、アオイ様はお肌がきれいですから問題ありません」
「えっ、エイミーありがとう。お肌を褒められたの生まれて初めてなの」
「えっ、そうですか? でもアオイ様のお肌はとてもきれいですよ」
「本当に?」
私は嬉しくて天にも登りそうな感じだった。前は病気がちで顔も青白いし、薬の副作用か肌もよくあれていたしそばかすだらけだったのだ。
「それはどうでもいいんです! そんな事よりも、アオイ様はこの国の貴族のことについてどれだけ知っておられますか?」
なんかエイミーの言い方が酷い! お肌は大切なのに!
まあ、エイミーの言うことも大切だろうから、私は考え込んだ。
ここへの道すがらクリフがいろいろ教えてくれたけれど、ほとんど聞いていなかったのを思い出した。
「えっ、それは……そうそう、ボールドウィン公爵家の乳製品は素晴らしいことは知っているわ」
私は必死に知っていることを一つ上げてみた。
「それは素晴らしいことです。では公爵家はいくつありますか?」
でも、あっさりと一言で躱されてしまった。そんな……
公爵家っていくつあるんだろう?
「さあ、3っつくらいなの?」
「違います。五家あります。じゃあ、侯爵家は?」
「五家」
「10家です。辺境伯家も10家に伯爵家が80家、子爵家は400家に男爵家にいたっては1200家もあるのです」
「そんなにあるんだ」
私は凄い! の一言しか思わなかった。
でも、なんかすごく嫌な予感がする。
「当然お茶会に出る貴族の家の名前と特産品、その領地がどこにあってどんな気候なのかから始まって、家族構成、親戚関係、その当主の職務から嗜好品、奥様の好きなもの等、できるだけたくさんの事を知って出ていかないと大恥をかいてしまうことになるのですよ」
私はエイミーの言うことを聞くだけで頭がパンクしそうになった。
こんな事があるのだったら、もっと真面目にクリフの説明を聞いておけば良かった。でも、そもそもそんなの一日や二日で覚えられるわけないじゃない!
「アオイ様は私の作った特製のこのノートの公爵家のところから順番に覚えていってください。私は友達にあたって明日の参加者のあたりがつけば探ってきます」
エイミーはとても分厚いノートを私に渡してくれると慌てて出て行った。
そのノートをペラペラめくるとびっしりといろんなことが書いてある。
文字を少し見ただけで頭が痛くなった。
本当に所狭しといろんなことが書かれているのだ。
ええええ! こんなにたくさん覚えなければならないの?
私はそれを見ただけで死にそうになったのだった。
**
パタン
私は机に突っ伏していた。
「もう、ダメ、頭がパンクしている」
私は心の底から呟いていた。
昨日はそれから必死に覚えさせられて、今日も早朝から叩き起こされて暗記させられているのだ。
結局、五大公爵家と10侯爵家10辺境伯家それと今日参加すると言う10家について覚えさせられたのだ。それだけでも大変だった。完璧とは言い難い。
当然つけ刃だけれど無いよりはましだろう。
エイミーの言によると参加するご婦人方はみんな私の足を引っ張ろうと必死なんだそうだ。
でも何で私の足を引っ張る必要があるんだろう?
私は病院の片隅で治療魔法をかけてさえしていればいいはずなのに……
まあ、私を連れて来たクリフが恥をかくと言うから必死に勉強したけれど、どこかおかしいんじゃないかしら。
「そこのあなた。何ですかその恰好は!」
私は突然入って来た黒縁眼鏡に細顔の顎が尖って目が吊り上がった年配の女性に注意されたのだ。
私は慌てて姿勢を正した。
私の横でエイミーが固まっている。
「ま、マイヤー先生!」
いつもはハキハキしてるエイミーが心なし震えているんだけど……
「エイミー、あなたがついていながら何なのですか? この子の姿勢は」
「も、申し訳ありません」
直立不動でエイミーが立っているんだけど……
「あなたがアオイさんね」
マイヤー先生はニコリと愛想笑いをしてくれた。これは絶対にやばい奴だ。目は笑っていない。
「私はマイヤー。この宮中の礼儀作法指南をしています。皇后様から直々にあなたの指導をするようにご指示いただいたのでよろしくお願いしますね」
そう言ってもう一度にこりと笑ってくれた。
「お願いします」
私は座ったまま頭を下げた。
「アオイさん」
そう言うとマイヤー先生は私をぎろりと睨みつけてくれた。
「師から挨拶を座ったまま受ける人がどこにいるのですか!」
いきなり叱責が飛んで来たのだ。
「も、申し訳ありません!」
私は慌てて立ち上がって頭を下げた。
「頭の角度が高い、背筋伸ばして、指先も伸ばす」
ビシバシ指導が飛ぶ。
私が慌てて直すと
「はい、もう一度」
「申し訳ありません!」
それから二時間、私はお昼ご飯を食べている間もマイヤー先生に徹底的にしごかれたのだった……
************************************************************
外はまだ暖かいですが、アオイの心は凍っているかも……
ここまで読んで頂いてありがとうございます。
お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。
修正したので確認ください
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皇后様がニコニコしながら帰られて私はホッとした。
「なんとかボロを出さずに済んだわ」
私がつぶやいた時だ。
「アオイ様、何を呑気にしておられるんですか? 貴方様は明日、皇后様のお茶会に呼ばれたのですよ。帝国中の貴族夫人達がみんな血眼になって参加しようとしているお茶会に。皆、そこに参加出来るように日々努力しているのです。アオイ様もすぐに始めないと」
「えっ、小説とかで読んだことがあるわ。エステとか大変なんでしょ」
私はまだ暢気に構えていたのだ。
「はああああ! お肌の手入れとか、そんなの1日や2日でどうとかなるものではありませんし、アオイ様はお肌がきれいですから問題ありません」
「えっ、エイミーありがとう。お肌を褒められたの生まれて初めてなの」
「えっ、そうですか? でもアオイ様のお肌はとてもきれいですよ」
「本当に?」
私は嬉しくて天にも登りそうな感じだった。前は病気がちで顔も青白いし、薬の副作用か肌もよくあれていたしそばかすだらけだったのだ。
「それはどうでもいいんです! そんな事よりも、アオイ様はこの国の貴族のことについてどれだけ知っておられますか?」
なんかエイミーの言い方が酷い! お肌は大切なのに!
まあ、エイミーの言うことも大切だろうから、私は考え込んだ。
ここへの道すがらクリフがいろいろ教えてくれたけれど、ほとんど聞いていなかったのを思い出した。
「えっ、それは……そうそう、ボールドウィン公爵家の乳製品は素晴らしいことは知っているわ」
私は必死に知っていることを一つ上げてみた。
「それは素晴らしいことです。では公爵家はいくつありますか?」
でも、あっさりと一言で躱されてしまった。そんな……
公爵家っていくつあるんだろう?
「さあ、3っつくらいなの?」
「違います。五家あります。じゃあ、侯爵家は?」
「五家」
「10家です。辺境伯家も10家に伯爵家が80家、子爵家は400家に男爵家にいたっては1200家もあるのです」
「そんなにあるんだ」
私は凄い! の一言しか思わなかった。
でも、なんかすごく嫌な予感がする。
「当然お茶会に出る貴族の家の名前と特産品、その領地がどこにあってどんな気候なのかから始まって、家族構成、親戚関係、その当主の職務から嗜好品、奥様の好きなもの等、できるだけたくさんの事を知って出ていかないと大恥をかいてしまうことになるのですよ」
私はエイミーの言うことを聞くだけで頭がパンクしそうになった。
こんな事があるのだったら、もっと真面目にクリフの説明を聞いておけば良かった。でも、そもそもそんなの一日や二日で覚えられるわけないじゃない!
「アオイ様は私の作った特製のこのノートの公爵家のところから順番に覚えていってください。私は友達にあたって明日の参加者のあたりがつけば探ってきます」
エイミーはとても分厚いノートを私に渡してくれると慌てて出て行った。
そのノートをペラペラめくるとびっしりといろんなことが書いてある。
文字を少し見ただけで頭が痛くなった。
本当に所狭しといろんなことが書かれているのだ。
ええええ! こんなにたくさん覚えなければならないの?
私はそれを見ただけで死にそうになったのだった。
**
パタン
私は机に突っ伏していた。
「もう、ダメ、頭がパンクしている」
私は心の底から呟いていた。
昨日はそれから必死に覚えさせられて、今日も早朝から叩き起こされて暗記させられているのだ。
結局、五大公爵家と10侯爵家10辺境伯家それと今日参加すると言う10家について覚えさせられたのだ。それだけでも大変だった。完璧とは言い難い。
当然つけ刃だけれど無いよりはましだろう。
エイミーの言によると参加するご婦人方はみんな私の足を引っ張ろうと必死なんだそうだ。
でも何で私の足を引っ張る必要があるんだろう?
私は病院の片隅で治療魔法をかけてさえしていればいいはずなのに……
まあ、私を連れて来たクリフが恥をかくと言うから必死に勉強したけれど、どこかおかしいんじゃないかしら。
「そこのあなた。何ですかその恰好は!」
私は突然入って来た黒縁眼鏡に細顔の顎が尖って目が吊り上がった年配の女性に注意されたのだ。
私は慌てて姿勢を正した。
私の横でエイミーが固まっている。
「ま、マイヤー先生!」
いつもはハキハキしてるエイミーが心なし震えているんだけど……
「エイミー、あなたがついていながら何なのですか? この子の姿勢は」
「も、申し訳ありません」
直立不動でエイミーが立っているんだけど……
「あなたがアオイさんね」
マイヤー先生はニコリと愛想笑いをしてくれた。これは絶対にやばい奴だ。目は笑っていない。
「私はマイヤー。この宮中の礼儀作法指南をしています。皇后様から直々にあなたの指導をするようにご指示いただいたのでよろしくお願いしますね」
そう言ってもう一度にこりと笑ってくれた。
「お願いします」
私は座ったまま頭を下げた。
「アオイさん」
そう言うとマイヤー先生は私をぎろりと睨みつけてくれた。
「師から挨拶を座ったまま受ける人がどこにいるのですか!」
いきなり叱責が飛んで来たのだ。
「も、申し訳ありません!」
私は慌てて立ち上がって頭を下げた。
「頭の角度が高い、背筋伸ばして、指先も伸ばす」
ビシバシ指導が飛ぶ。
私が慌てて直すと
「はい、もう一度」
「申し訳ありません!」
それから二時間、私はお昼ご飯を食べている間もマイヤー先生に徹底的にしごかれたのだった……
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外はまだ暖かいですが、アオイの心は凍っているかも……
ここまで読んで頂いてありがとうございます。
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