14 / 68
王女の侍女は大国公爵令息を障壁で弾き飛ばしました
しおりを挟む
「ああ、食った食った」
デザートまで完食してジャンヌが言った。
女性の言葉としてはどうかとは思うが、アレクはそれを見てもなんとも思っていないようだ。アレク自体超イケメンで体つきも精悍な感じで女生徒の人気も高そうだ。そんなアレクを従えているなんて余程何かを持っているのだろう。王女やクリスとはまた違うタイプだ。ジャンヌにしてもクリスにしても、どちらもとびっきりの美女ではなくてもイケメンを従えられるなんて、女は顔だけではないのかもしれない。私は少し安心した。
「お姉さま。ソニアはリーナ王女を守れるようになりたいそうです」
「リーナ王女?」
「インダルの王女だ」
クリスの話にリーナって誰だと問いかけたジャンヌをオウがぶった斬るように言う。いやいや、インダルの王女殿下の名前知らなくても普通だと思うんですけど。
「それで出来たら魔導1組でトップのお姉さまにみていただきたいんですけど」
「うーん、でも、私は教えるのは苦手だぞ。この前も一人廃人にしかけたし・・・」
ジャンヌは見た目にかけず、凶暴らしい。というか、相手は私だ。私もいきなり廃人にはなりたくない。というか、どれだけ凄いことしているんだ。学生だろう!と私は叫びそうになった。
「剣術はある程度使えるそうなんです」
「でも、インダルのレベルだろう」
ジャンヌの言葉に一瞬私はムッとした。一応親衛隊のルドラと訓練してきたのだ。ここボフミエは魔導国家。剣術はもう一つのはずだと私は思ったのだ・・・・
でもそれは間違いだった。
学園の訓練場では、休みなのに、多くのものが皆訓練していた。
それを見て、私が見ていたのは事務クラスの訓練だったと初めて理解した。授業でアルが最初に出していたファイヤーボールがとても小さいと思えるほど皆巨大なファイヤーボールを皆出していたのだ。
そして剣術だ。凄まじい太刀筋で皆斬り合っていた。でも、それならまだイケルと思ったのだが、
「ジャンヌ、俺らもやるか」
「ふんっ、今日こそは目にもの見せてくれるわ」
アレクとジャンヌが嬉々として模擬剣を持って戦い出した。
「えっ」
その凄まじさに私は唖然とした。うそ、これがボフミエの学生レベルなの。
その凄まじさに私はただ棒立ちするしか無かった。
なおそれにプラスして簡単に転移して斬りつけるのだ。転移なんて出来る人は少ないはずだった。更に二人は剣を交えながら、魔術を攻撃に防御に使っていた。その魔術1つ受けたら私は絶対に死んでいる。そんなレベルだった。
剣にしても凄まじい速さと強さだった。手加減されずにやったら確実に死ぬレベルだ。
これがボフミエの学生レベルなの?
「あれと比べたら駄目だよ。あれはおそらく世界トップレベル」
呆然と立ち尽くす私にオウが言ってくれた。
いやいや、何でボフミエなんて魔導国に世界トップクラスの剣士がいるんだよ。
それも学生で。私は訳が判らなくなった。
「くそ、また負けた」
髪を振り乱してジャンヌらが戻ってきた。
「ふふふ。まだまだ努力が足りんな」
アレクがふんぞりかえっていう。
なんてカップルなんだ。この二人がいればあるいはマエッセンの軍にも勝てるんじゃないかと私は一瞬思ってしまった。あの巨大爆裂魔術を衝撃波を纏った剣で弾くなんて普通は無理だ。
もう、今頼むしか無い。
「ジャンヌ様、アレク様、何卒我が王女リーナをお助け下さい」
私は二人に頭を下げた。
「えっ、おい、いきなり何やっているんだ」
ジャンヌの焦った声が聞こえた。
もう、プライドも何も無かった。マエッセンの圧力は強力だ。現王妃はますます力を持ってきている。このままいったらその子供の王子がリーナに代わって王位を継ぐだろう。
でも、アレクの話聞いたらそれだけでは済まない。前王妃は近隣諸国にも鳴り響いた絶世の美女だった。それをマエッセン国王は毒牙にかけようとしたと言う。マエッセン王は何人もの美姫を従えた欲望の塊の王だと聞いたことがあった。リーナも母に倣って美人になっている。近隣諸国からの婚姻の申込みも多い。このままいったら王位を簒奪されてその身もマエッセン王の慰みものにされるのは確実だった。
「無理言っているのは判っています。でもこのままだとリーナがマエッセン王の人身御供になってしまうんです」
「まあ、おそらく良いところ妾に囲われるっていう感じだろう」
冷たい表情でアレクが言った。
「でも、それがどうした。王侯貴族にとって政略結婚は当たり前の事だし、インダルなんて力のない国は当然の、ギャッ」
アレクの悲鳴で私は思わずアレクを見た。
アレクが足を抑えて悶ている。ジャンヌが思いっきり踏んでくれたようだ。でも何故?私はよく判らなかった。
「アレクは言いすぎ。それにソニア。いくら私達が出て行ったって王位継承権をひっくり返すなんて無理だ。内政干渉に当たるし」
ジャンヌが言う。
「判っているんです。それが難しいことは。でも、私の両親は王妃襲撃の時に王妃を守って死んだんです。名誉の戦死だと思っていました。でも、今のアレクの言葉を聞いたらマエッセンの色ボケ王の欲望のために死んだって事になって、そんなことのために両親は死んだんだって・・・・なんか悲しくなってきて」
私は目から涙が出て来た。
「判った。そこのアルと戦って勝てたらいざという時は助けよう」
ジャンヌが言ってくれた。うそ、こんな簡単にチャンスくれるなんて思ってもいなかった。
「えっ、お姉さま。いくら何でもそれは無理では」
「いえ、よろしくおねがいします」
クリスが援護してくれようとしたが、私は礼を言った。元々ダメモトで言ったのだ。少しでもチャンスが有ればやって見る価値がある。
「えっ、何で俺が」
アルが驚いて文句を言った。
「だって私とかアレクよりも可能性があるだろう。オウにしたらわざと負ける可能性があるし。でも近衛騎士のお前がまさか負けるわけはあるまい」
ジャンヌが言った。
確かにアルは筆頭魔導師様の近衛騎士。普通では絶対に勝てない。でも、私は一つだけ思いついたことがあったのだ。うまくいくかどうかは判らなかったが。
まあ、ダメでもともとだしやって見る価値はあった。
「アル様。よろしくお願いします」
私は頭を下げた。
「ちっ、仕方がないな。容赦はしないぞ」
アルは言った。
「えっ、容赦しないの。可愛そうなソニア、ご両親が殺されたのに」
クリスは憤ってくれた。
それを見てアルは少したじろいだ。
いつもクリスの側にいるアルだ。オウがいてもクリスに少しは好意があるはずだ。私は何でも利用するつもりになっていた。
「アルバート、近衛が負けるなよ」
ジャンヌが煽って来る。
アルは模造剣を構えて私と正対した。
しかし、私は模造剣を横に捨てた。
「えっ」
アルや皆は目を見張った。
特にアルは動揺した。丸腰の私に斬りかかるなんて騎士なら絶対に無理だろう。
思わず剣の構えを解く。
私はその時を待っていた。
私は手を前に構える。
「出でよ。障壁」
アルは私の構えを見て少し身構えたが、障壁と聞いて更に戸惑った顔をしていた。普通の障壁を目の前に張ったところで攻撃にはならないし、それで勝てはしないのだろから。攻撃も受けていないのに障壁なんて張ってどうするつもりだと戸惑ったはずだった。
でも、私の障壁はクリスの障壁を参考にしていた。そうクリスほどの巨大障壁を築くのは無理だったから、縦長の障壁をアルバートの目の前に張ったのだった。それも持てる力のすべてをかけて。
巨大な縦長の障壁が一瞬でアルを飲み込んで弾き飛ばすのを意識が真っ白になる前に視界の端で捕らえて私は気を失っていた。
デザートまで完食してジャンヌが言った。
女性の言葉としてはどうかとは思うが、アレクはそれを見てもなんとも思っていないようだ。アレク自体超イケメンで体つきも精悍な感じで女生徒の人気も高そうだ。そんなアレクを従えているなんて余程何かを持っているのだろう。王女やクリスとはまた違うタイプだ。ジャンヌにしてもクリスにしても、どちらもとびっきりの美女ではなくてもイケメンを従えられるなんて、女は顔だけではないのかもしれない。私は少し安心した。
「お姉さま。ソニアはリーナ王女を守れるようになりたいそうです」
「リーナ王女?」
「インダルの王女だ」
クリスの話にリーナって誰だと問いかけたジャンヌをオウがぶった斬るように言う。いやいや、インダルの王女殿下の名前知らなくても普通だと思うんですけど。
「それで出来たら魔導1組でトップのお姉さまにみていただきたいんですけど」
「うーん、でも、私は教えるのは苦手だぞ。この前も一人廃人にしかけたし・・・」
ジャンヌは見た目にかけず、凶暴らしい。というか、相手は私だ。私もいきなり廃人にはなりたくない。というか、どれだけ凄いことしているんだ。学生だろう!と私は叫びそうになった。
「剣術はある程度使えるそうなんです」
「でも、インダルのレベルだろう」
ジャンヌの言葉に一瞬私はムッとした。一応親衛隊のルドラと訓練してきたのだ。ここボフミエは魔導国家。剣術はもう一つのはずだと私は思ったのだ・・・・
でもそれは間違いだった。
学園の訓練場では、休みなのに、多くのものが皆訓練していた。
それを見て、私が見ていたのは事務クラスの訓練だったと初めて理解した。授業でアルが最初に出していたファイヤーボールがとても小さいと思えるほど皆巨大なファイヤーボールを皆出していたのだ。
そして剣術だ。凄まじい太刀筋で皆斬り合っていた。でも、それならまだイケルと思ったのだが、
「ジャンヌ、俺らもやるか」
「ふんっ、今日こそは目にもの見せてくれるわ」
アレクとジャンヌが嬉々として模擬剣を持って戦い出した。
「えっ」
その凄まじさに私は唖然とした。うそ、これがボフミエの学生レベルなの。
その凄まじさに私はただ棒立ちするしか無かった。
なおそれにプラスして簡単に転移して斬りつけるのだ。転移なんて出来る人は少ないはずだった。更に二人は剣を交えながら、魔術を攻撃に防御に使っていた。その魔術1つ受けたら私は絶対に死んでいる。そんなレベルだった。
剣にしても凄まじい速さと強さだった。手加減されずにやったら確実に死ぬレベルだ。
これがボフミエの学生レベルなの?
「あれと比べたら駄目だよ。あれはおそらく世界トップレベル」
呆然と立ち尽くす私にオウが言ってくれた。
いやいや、何でボフミエなんて魔導国に世界トップクラスの剣士がいるんだよ。
それも学生で。私は訳が判らなくなった。
「くそ、また負けた」
髪を振り乱してジャンヌらが戻ってきた。
「ふふふ。まだまだ努力が足りんな」
アレクがふんぞりかえっていう。
なんてカップルなんだ。この二人がいればあるいはマエッセンの軍にも勝てるんじゃないかと私は一瞬思ってしまった。あの巨大爆裂魔術を衝撃波を纏った剣で弾くなんて普通は無理だ。
もう、今頼むしか無い。
「ジャンヌ様、アレク様、何卒我が王女リーナをお助け下さい」
私は二人に頭を下げた。
「えっ、おい、いきなり何やっているんだ」
ジャンヌの焦った声が聞こえた。
もう、プライドも何も無かった。マエッセンの圧力は強力だ。現王妃はますます力を持ってきている。このままいったらその子供の王子がリーナに代わって王位を継ぐだろう。
でも、アレクの話聞いたらそれだけでは済まない。前王妃は近隣諸国にも鳴り響いた絶世の美女だった。それをマエッセン国王は毒牙にかけようとしたと言う。マエッセン王は何人もの美姫を従えた欲望の塊の王だと聞いたことがあった。リーナも母に倣って美人になっている。近隣諸国からの婚姻の申込みも多い。このままいったら王位を簒奪されてその身もマエッセン王の慰みものにされるのは確実だった。
「無理言っているのは判っています。でもこのままだとリーナがマエッセン王の人身御供になってしまうんです」
「まあ、おそらく良いところ妾に囲われるっていう感じだろう」
冷たい表情でアレクが言った。
「でも、それがどうした。王侯貴族にとって政略結婚は当たり前の事だし、インダルなんて力のない国は当然の、ギャッ」
アレクの悲鳴で私は思わずアレクを見た。
アレクが足を抑えて悶ている。ジャンヌが思いっきり踏んでくれたようだ。でも何故?私はよく判らなかった。
「アレクは言いすぎ。それにソニア。いくら私達が出て行ったって王位継承権をひっくり返すなんて無理だ。内政干渉に当たるし」
ジャンヌが言う。
「判っているんです。それが難しいことは。でも、私の両親は王妃襲撃の時に王妃を守って死んだんです。名誉の戦死だと思っていました。でも、今のアレクの言葉を聞いたらマエッセンの色ボケ王の欲望のために死んだって事になって、そんなことのために両親は死んだんだって・・・・なんか悲しくなってきて」
私は目から涙が出て来た。
「判った。そこのアルと戦って勝てたらいざという時は助けよう」
ジャンヌが言ってくれた。うそ、こんな簡単にチャンスくれるなんて思ってもいなかった。
「えっ、お姉さま。いくら何でもそれは無理では」
「いえ、よろしくおねがいします」
クリスが援護してくれようとしたが、私は礼を言った。元々ダメモトで言ったのだ。少しでもチャンスが有ればやって見る価値がある。
「えっ、何で俺が」
アルが驚いて文句を言った。
「だって私とかアレクよりも可能性があるだろう。オウにしたらわざと負ける可能性があるし。でも近衛騎士のお前がまさか負けるわけはあるまい」
ジャンヌが言った。
確かにアルは筆頭魔導師様の近衛騎士。普通では絶対に勝てない。でも、私は一つだけ思いついたことがあったのだ。うまくいくかどうかは判らなかったが。
まあ、ダメでもともとだしやって見る価値はあった。
「アル様。よろしくお願いします」
私は頭を下げた。
「ちっ、仕方がないな。容赦はしないぞ」
アルは言った。
「えっ、容赦しないの。可愛そうなソニア、ご両親が殺されたのに」
クリスは憤ってくれた。
それを見てアルは少したじろいだ。
いつもクリスの側にいるアルだ。オウがいてもクリスに少しは好意があるはずだ。私は何でも利用するつもりになっていた。
「アルバート、近衛が負けるなよ」
ジャンヌが煽って来る。
アルは模造剣を構えて私と正対した。
しかし、私は模造剣を横に捨てた。
「えっ」
アルや皆は目を見張った。
特にアルは動揺した。丸腰の私に斬りかかるなんて騎士なら絶対に無理だろう。
思わず剣の構えを解く。
私はその時を待っていた。
私は手を前に構える。
「出でよ。障壁」
アルは私の構えを見て少し身構えたが、障壁と聞いて更に戸惑った顔をしていた。普通の障壁を目の前に張ったところで攻撃にはならないし、それで勝てはしないのだろから。攻撃も受けていないのに障壁なんて張ってどうするつもりだと戸惑ったはずだった。
でも、私の障壁はクリスの障壁を参考にしていた。そうクリスほどの巨大障壁を築くのは無理だったから、縦長の障壁をアルバートの目の前に張ったのだった。それも持てる力のすべてをかけて。
巨大な縦長の障壁が一瞬でアルを飲み込んで弾き飛ばすのを意識が真っ白になる前に視界の端で捕らえて私は気を失っていた。
10
お気に入りに追加
1,341
あなたにおすすめの小説
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
【完結】失くした記憶と愛の紋章
日車メレ
恋愛
見習い魔法使いロゼッタは森で怪我をし倒れたいた青年を助ける。魔法使いにとって特別な『契約の紋章』を持つその青年はなんと記憶喪失だった!
命の恩人であるロゼッタを慕う忠犬のような青年。けれどもロゼッタにはどうしても彼を拒絶しなければいけない理由があった。
「離せっ! この浮気男――――ッ!」
紋章を持つ者は既婚者なのだ。真実の愛を忘れてしまった青年(既婚者?)と、絶対にほだされないと誓う少女の攻防が始まる。ついでに国家を揺るがす陰謀に巻き込まれ、いろんな意味で大ピンチのロゼッタが選ぶ未来は?
※なろう・カクヨムにも掲載。
ヤケになってドレスを脱いだら、なんだかえらい事になりました
杜野秋人
恋愛
「そなたとの婚約、今この場をもって破棄してくれる!」
王族専用の壇上から、立太子間近と言われる第一王子が、声高にそう叫んだ。それを、第一王子の婚約者アレクシアは黙って聞いていた。
第一王子は次々と、アレクシアの不行跡や不品行をあげつらい、容姿をけなし、彼女を責める。傍らに呼び寄せたアレクシアの異母妹が訴えるままに、鵜呑みにして信じ込んだのだろう。
確かに婚約してからの5年間、第一王子とは一度も会わなかったし手紙や贈り物のやり取りもしなかった。だがそれは「させてもらえなかった」が正しい。全ては母が死んだ後に乗り込んできた後妻と、その娘である異母妹の仕組んだことで、父がそれを許可したからこそそんな事がまかり通ったのだということに、第一王子は気付かないらしい。
唯一の味方だと信じていた第一王子までも、アレクシアの味方ではなくなった。
もう味方はいない。
誰への義理もない。
ならば、もうどうにでもなればいい。
アレクシアはスッと背筋を伸ばした。
そうして彼女が次に取った行動に、第一王子は驚愕することになる⸺!
◆虐げられてるドアマットヒロインって、見たら分かるじゃんね?って作品が最近多いので便乗してみました(笑)。
◆虐待を窺わせる描写が少しだけあるのでR15で。
◆ざまぁは二段階。いわゆるおまいう系のざまぁを含みます。
◆全8話、最終話だけ少し長めです。
恋愛は後半で、メインディッシュはざまぁでどうぞ。
◆片手間で書いたんで、主要人物以外の固有名詞はありません。どこの国とも設定してないんで悪しからず。
◆この作品はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆過去作のヒロインと本作主人公の名前が丸被りしてたので、名前を変更しています。(2024/09/03)
◆9/2、HOTランキング11→7位!ありがとうございます!
9/3、HOTランキング5位→3位!ありがとうございます!
【本編完結】若き公爵の子を授かった夫人は、愛する夫のために逃げ出した。 一方公爵様は、妻死亡説が流れようとも諦めません!
はづも
恋愛
本編完結済み。番外編がたまに投稿されたりされなかったりします。
伯爵家に生まれたカレン・アーネストは、20歳のとき、幼馴染でもある若き公爵、ジョンズワート・デュライトの妻となった。
しかし、ジョンズワートはカレンを愛しているわけではない。
当時12歳だったカレンの額に傷を負わせた彼は、その責任を取るためにカレンと結婚したのである。
……本当に好きな人を、諦めてまで。
幼い頃からずっと好きだった彼のために、早く身を引かなければ。
そう思っていたのに、初夜の一度でカレンは懐妊。
このままでは、ジョンズワートが一生自分に縛られてしまう。
夫を想うが故に、カレンは妊娠したことを隠して姿を消した。
愛する人を縛りたくないヒロインと、死亡説が流れても好きな人を諦めることができないヒーローの、両片想い・幼馴染・すれ違い・ハッピーエンドなお話です。
【完結】騎士団長の旦那様は小さくて年下な私がお好みではないようです
大森 樹
恋愛
貧乏令嬢のヴィヴィアンヌと公爵家の嫡男で騎士団長のランドルフは、お互いの親の思惑によって結婚が決まった。
「俺は子どもみたいな女は好きではない」
ヴィヴィアンヌは十八歳で、ランドルフは三十歳。
ヴィヴィアンヌは背が低く、ランドルフは背が高い。
ヴィヴィアンヌは貧乏で、ランドルフは金持ち。
何もかもが違う二人。彼の好みの女性とは真逆のヴィヴィアンヌだったが、お金の恩があるためなんとか彼の妻になろうと奮闘する。そんな中ランドルフはぶっきらぼうで冷たいが、とろこどころに優しさを見せてきて……!?
貧乏令嬢×不器用な騎士の年の差ラブストーリーです。必ずハッピーエンドにします。
【完結】あなたを忘れたい
やまぐちこはる
恋愛
子爵令嬢ナミリアは愛し合う婚約者ディルーストと結婚する日を待ち侘びていた。
そんな時、不幸が訪れる。
■□■
【毎日更新】毎日8時と18時更新です。
【完結保証】最終話まで書き終えています。
最後までお付き合い頂けたらうれしいです(_ _)
異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?
すずなり。
恋愛
ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。
一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。
「俺とデートしない?」
「僕と一緒にいようよ。」
「俺だけがお前を守れる。」
(なんでそんなことを私にばっかり言うの!?)
そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。
「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」
「・・・・へ!?」
『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。
※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。
ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。
運命の番でも愛されなくて結構です
えみ
恋愛
30歳の誕生日を迎えた日、私は交通事故で死んでしまった。
ちょうどその日は、彼氏と最高の誕生日を迎える予定だったが…、車に轢かれる前に私が見たのは、彼氏が綺麗で若い女の子とキスしている姿だった。
今までの人生で浮気をされた回数は両手で数えるほど。男運がないと友達に言われ続けてもう30歳。
新しく生まれ変わったら、もう恋愛はしたくないと思ったけれど…、気が付いたら地下室の魔法陣の上に寝ていた。身体は死ぬ直前のまま、生まれ変わることなく、別の世界で30歳から再スタートすることになった。
と思ったら、この世界は魔法や獣人がいる世界で、「運命の番」というものもあるようで…
「運命の番」というものがあるのなら、浮気されることなく愛されると思っていた。
最後の恋愛だと思ってもう少し頑張ってみよう。
相手が誰であっても愛し愛される関係を築いていきたいと思っていた。
それなのに、まさか相手が…、年下ショタっ子王子!?
これは犯罪になりませんか!?
心に傷がある臆病アラサー女子と、好きな子に素直になれないショタ王子のほのぼの恋愛ストーリー…の予定です。
難しい文章は書けませんので、頭からっぽにして読んでみてください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる