6 / 68
王女の侍女は食堂でクリスに慰められました
しおりを挟む
本日3話目です。
********************
食事時間になった。
「クリス、一緒に食堂に行こうよ」
私はクリスを誘って食堂に行くことにした。
クリスを助けたことでクリスとの仲は少しは良くなったはずだと思う。クリスは寡黙な方だからよく判らなかったが・・・・
クラスの大半はやはり貴族だった。40人中ボフミエの貴族が20名。平民は10名。他国からの留学生が10名だ。留学生は私を除いてほとんど貴族だった。
他国からの留学生にはアルバートや近隣国の王族もいた。
平民の女の子はクリスだけだった。
私は定食を頼んだ。クリスも定食だ。定食はご飯と魚フライに野菜サラダ、味噌汁がついていた。
「ソニア、昨日も聞きかけたけれどインダル王国から平民のあなたがここまで来るなんて大変じゃなかったの。今インダルはけっこう大変だと聞いているけれど」
「え、クリスって詳しいんだ」
私はそこまで知ってくれていて嬉しかった。
「ええ、まあ」
クリスが微妙に頷く。
「そう、私、王女様の侍女を小さい時からやっていて、王女様に言われて来たの」
「王女ってリーナ王女よね」
「クリス、すごいね。インダルなんて小国のこと誰も知ってくれていないのに、私の大切な王女様のことまで知ってくれているなんて」
私は感激していった。
「知っていると言っても名前だけよ」
「名前だけでも知ってくれているなんてすごいよ」
「私、将来は文官になりたいから、国際情勢も勉強しているの」
何でも無いようにクリスは言った。さすが伸びる国は違う。こんな平民の学生でさえも、インダルなんて小さな国のことを勉強してくれているんだ。
「インダルは今大変でしょう。色々と」
「そうなの。私の仕えている王女様と弟の後継者争いとかで。
王女様は優秀なのよ。それに民にも優しくて。民からの人気は高いんだけど、後ろ盾がないの。それに対して弟はバックに大国のマエッセンがついているから、向こうのほうが圧倒的に強いの。私は出来たら留学中に後ろ盾になってくれそうな人を探して親しくなれって言われてるんだけど・・・」
「えっ、じゃあ、私と親しくなるよりも、アルバート様とかと親しくなったほうが良いんじゃないの」
「アルバート様なんて無理よ。雲の上の人だし、それに、私入学式のときに不注意でぶつかったらすごく睨みつけられて」
私は思わず言っていた。
「たまたま、機嫌が悪かったんじゃない。彼はおそらく優しいと思うよ」
「そうかな。いつも周りからちやほや声かけられていて天狗になっているんじゃないかな。平民の私のことなんて見下しているに違いないよ。やっぱり平民の私がお貴族様と仲良くなるのは厳しんじゃないかな」
そう、私はこの2日間学園で色々見ていたけれど、デニスを始め基本的に貴族の人たちはとてもプライドが高くて話なんて出来るような様子はなかった。アルバートもトゲトゲしていて声かけにくいし。
王宮にいけば皇太子がたくさんおられるみたいだけれど、私なんか歩いていたら不審者扱いであっという間に捕まるに違いないし。
「だから、せめて、出来たら魔術や剣で王女を守れるようになりたいなって思うの」
私はクリスに新たに決意した目標を話した。
「そうなんだ。私が魔術使えたら教えられるんだけど、なかなか上手く使えないのよね」
「ふうん、そうなんだ。クリス、フランツ先生が怯えていたけれど何やったの?」
「何もしてないわよ」
「うそ、絶対に何かやったでしょ」
「昔、ちょっと魔力が暴発しちゃってフランツ先生を弾き飛ばしたと言うか」
再度突っ込むと赤くなってクリスが白状した。
「すごいじゃない。暴発してボフミエ魔導国きってのフランツ先生を吹き飛ばすなんて」
私は感動して言った。あの偉そうな先生を弾き飛ばすなんてクリスはどんだけ魔力量があるんだろう。
私は尊敬の眼差しでクリスを見た。
「でも、ソニアも、授業の最後の方はきちんとファイアーボールが出るようになっていたじゃない。才能はあると思うわ」
「ありがとう、クリス、そう言ってもらえると嬉しい。剣は少しは使えるんだけれど魔術は全然だから」
「えっ、あなた侍女なのに。剣が使えるの?」
「幼馴染が騎士で昔一緒によく練習していたから。王女を守るってこともあって練習したの。まだまだだけど少しは使えるんだ」
「へええ、すごいね、ソニアは。でも、剣を使えるようになるのは普通は無理じゃないかな。それだけ努力できるって、ひょっとしてソニアはその幼馴染が好きだったりして」
クリスのこの不用意な一言はグサリと私の胸に突き刺さった。
もう忘れたはずだったのに。
「えっ、ソニア大丈夫」
慌ててクリスが俯いた私の顔を覗き込んだ。
気付いたら私は涙を流していた。
「ごめん、クリス、ちょっと」
私は溢れた涙を拭った。
「ごめんなさい。ソニア。辛いこと思い出させたみたいね」
クリスがハンカチを貸してくれた。
私は慌ててそれで顔を拭いた。
私は少しして落ち着いた。
「ごめん、クリス、吹っ切ったつもりだったんだけど、吹っ切れてなかったみたい」
涙を拭って私は言った。そう、本当に吹っ切ったつもりだったのに。
その後クリスに幼馴染が憧れの姫君に取られてしまったことを白状させられていた。
「だから、この学園で、恋も頑張ろうと思ってるの」
私は明るく言った。
「うん、ソニアなら明るいし健気だし、大丈夫だよ」
クリスはそう言うと何故か私の頭をよしよしと撫でてくれた。
母が死んでからはそんな事されたこと無くてとても恥ずかしかったけど、胸の中がとても暖かくなった。
********************
食事時間になった。
「クリス、一緒に食堂に行こうよ」
私はクリスを誘って食堂に行くことにした。
クリスを助けたことでクリスとの仲は少しは良くなったはずだと思う。クリスは寡黙な方だからよく判らなかったが・・・・
クラスの大半はやはり貴族だった。40人中ボフミエの貴族が20名。平民は10名。他国からの留学生が10名だ。留学生は私を除いてほとんど貴族だった。
他国からの留学生にはアルバートや近隣国の王族もいた。
平民の女の子はクリスだけだった。
私は定食を頼んだ。クリスも定食だ。定食はご飯と魚フライに野菜サラダ、味噌汁がついていた。
「ソニア、昨日も聞きかけたけれどインダル王国から平民のあなたがここまで来るなんて大変じゃなかったの。今インダルはけっこう大変だと聞いているけれど」
「え、クリスって詳しいんだ」
私はそこまで知ってくれていて嬉しかった。
「ええ、まあ」
クリスが微妙に頷く。
「そう、私、王女様の侍女を小さい時からやっていて、王女様に言われて来たの」
「王女ってリーナ王女よね」
「クリス、すごいね。インダルなんて小国のこと誰も知ってくれていないのに、私の大切な王女様のことまで知ってくれているなんて」
私は感激していった。
「知っていると言っても名前だけよ」
「名前だけでも知ってくれているなんてすごいよ」
「私、将来は文官になりたいから、国際情勢も勉強しているの」
何でも無いようにクリスは言った。さすが伸びる国は違う。こんな平民の学生でさえも、インダルなんて小さな国のことを勉強してくれているんだ。
「インダルは今大変でしょう。色々と」
「そうなの。私の仕えている王女様と弟の後継者争いとかで。
王女様は優秀なのよ。それに民にも優しくて。民からの人気は高いんだけど、後ろ盾がないの。それに対して弟はバックに大国のマエッセンがついているから、向こうのほうが圧倒的に強いの。私は出来たら留学中に後ろ盾になってくれそうな人を探して親しくなれって言われてるんだけど・・・」
「えっ、じゃあ、私と親しくなるよりも、アルバート様とかと親しくなったほうが良いんじゃないの」
「アルバート様なんて無理よ。雲の上の人だし、それに、私入学式のときに不注意でぶつかったらすごく睨みつけられて」
私は思わず言っていた。
「たまたま、機嫌が悪かったんじゃない。彼はおそらく優しいと思うよ」
「そうかな。いつも周りからちやほや声かけられていて天狗になっているんじゃないかな。平民の私のことなんて見下しているに違いないよ。やっぱり平民の私がお貴族様と仲良くなるのは厳しんじゃないかな」
そう、私はこの2日間学園で色々見ていたけれど、デニスを始め基本的に貴族の人たちはとてもプライドが高くて話なんて出来るような様子はなかった。アルバートもトゲトゲしていて声かけにくいし。
王宮にいけば皇太子がたくさんおられるみたいだけれど、私なんか歩いていたら不審者扱いであっという間に捕まるに違いないし。
「だから、せめて、出来たら魔術や剣で王女を守れるようになりたいなって思うの」
私はクリスに新たに決意した目標を話した。
「そうなんだ。私が魔術使えたら教えられるんだけど、なかなか上手く使えないのよね」
「ふうん、そうなんだ。クリス、フランツ先生が怯えていたけれど何やったの?」
「何もしてないわよ」
「うそ、絶対に何かやったでしょ」
「昔、ちょっと魔力が暴発しちゃってフランツ先生を弾き飛ばしたと言うか」
再度突っ込むと赤くなってクリスが白状した。
「すごいじゃない。暴発してボフミエ魔導国きってのフランツ先生を吹き飛ばすなんて」
私は感動して言った。あの偉そうな先生を弾き飛ばすなんてクリスはどんだけ魔力量があるんだろう。
私は尊敬の眼差しでクリスを見た。
「でも、ソニアも、授業の最後の方はきちんとファイアーボールが出るようになっていたじゃない。才能はあると思うわ」
「ありがとう、クリス、そう言ってもらえると嬉しい。剣は少しは使えるんだけれど魔術は全然だから」
「えっ、あなた侍女なのに。剣が使えるの?」
「幼馴染が騎士で昔一緒によく練習していたから。王女を守るってこともあって練習したの。まだまだだけど少しは使えるんだ」
「へええ、すごいね、ソニアは。でも、剣を使えるようになるのは普通は無理じゃないかな。それだけ努力できるって、ひょっとしてソニアはその幼馴染が好きだったりして」
クリスのこの不用意な一言はグサリと私の胸に突き刺さった。
もう忘れたはずだったのに。
「えっ、ソニア大丈夫」
慌ててクリスが俯いた私の顔を覗き込んだ。
気付いたら私は涙を流していた。
「ごめん、クリス、ちょっと」
私は溢れた涙を拭った。
「ごめんなさい。ソニア。辛いこと思い出させたみたいね」
クリスがハンカチを貸してくれた。
私は慌ててそれで顔を拭いた。
私は少しして落ち着いた。
「ごめん、クリス、吹っ切ったつもりだったんだけど、吹っ切れてなかったみたい」
涙を拭って私は言った。そう、本当に吹っ切ったつもりだったのに。
その後クリスに幼馴染が憧れの姫君に取られてしまったことを白状させられていた。
「だから、この学園で、恋も頑張ろうと思ってるの」
私は明るく言った。
「うん、ソニアなら明るいし健気だし、大丈夫だよ」
クリスはそう言うと何故か私の頭をよしよしと撫でてくれた。
母が死んでからはそんな事されたこと無くてとても恥ずかしかったけど、胸の中がとても暖かくなった。
10
お気に入りに追加
1,339
あなたにおすすめの小説
公爵様、契約通り、跡継ぎを身籠りました!-もう契約は満了ですわよ・・・ね?ちょっと待って、どうして契約が終わらないんでしょうかぁぁ?!-
猫まんじゅう
恋愛
そう、没落寸前の実家を助けて頂く代わりに、跡継ぎを産む事を条件にした契約結婚だったのです。
無事跡継ぎを妊娠したフィリス。夫であるバルモント公爵との契約達成は出産までの約9か月となった。
筈だったのです······が?
◆◇◆
「この結婚は契約結婚だ。貴女の実家の財の工面はする。代わりに、貴女には私の跡継ぎを産んでもらおう」
拝啓、公爵様。財政に悩んでいた私の家を助ける代わりに、跡継ぎを産むという一時的な契約結婚でございましたよね・・・?ええ、跡継ぎは産みました。なぜ、まだ契約が完了しないんでしょうか?
「ちょ、ちょ、ちょっと待ってくださいませええ!この契約!あと・・・、一体あと、何人子供を産めば契約が満了になるのですッ!!?」
溺愛と、悪阻(ツワリ)ルートは二人がお互いに想いを通じ合わせても終わらない?
◆◇◆
安心保障のR15設定。
描写の直接的な表現はありませんが、”匂わせ”も気になる吐き悪阻体質の方はご注意ください。
ゆるゆる設定のコメディ要素あり。
つわりに付随する嘔吐表現などが多く含まれます。
※妊娠に関する内容を含みます。
【2023/07/15/9:00〜07/17/15:00, HOTランキング1位ありがとうございます!】
こちらは小説家になろうでも完結掲載しております(詳細はあとがきにて、)
婚約破棄された検品令嬢ですが、冷酷辺境伯の子を身籠りました。 でも本当はお優しい方で毎日幸せです
青空あかな
恋愛
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています
チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。
しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。
婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。
さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。
失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。
目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。
二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。
一方、義妹は仕事でミスばかり。
闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。
挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。
※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます!
※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。
もう彼女でいいじゃないですか
キムラましゅろう
恋愛
ある日わたしは婚約者に婚約解消を申し出た。
常にわたし以外の女を腕に絡ませている事に耐えられなくなったからだ。
幼い頃からわたしを溺愛する婚約者は婚約解消を絶対に認めないが、わたしの心は限界だった。
だからわたしは行動する。
わたしから婚約者を自由にするために。
わたしが自由を手にするために。
残酷な表現はありませんが、
性的なワードが幾つが出てきます。
苦手な方は回れ右をお願いします。
小説家になろうさんの方では
ifストーリーを投稿しております。
冤罪から逃れるために全てを捨てた。
四折 柊
恋愛
王太子の婚約者だったオリビアは冤罪をかけられ捕縛されそうになり全てを捨てて家族と逃げた。そして以前留学していた国の恩師を頼り、新しい名前と身分を手に入れ幸せに過ごす。1年が過ぎ今が幸せだからこそ思い出してしまう。捨ててきた国や自分を陥れた人達が今どうしているのかを。(視点が何度も変わります)
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
(完結)親友の未亡人がそれほど大事ですか?
青空一夏
恋愛
「お願いだよ。リーズ。わたしはあなただけを愛すると誓う。これほど君を愛しているのはわたしだけだ」
婚約者がいる私に何度も言い寄ってきたジャンはルース伯爵家の4男だ。
私には家族ぐるみでお付き合いしている婚約者エルガー・バロワ様がいる。彼はバロワ侯爵家の三男だ。私の両親はエルガー様をとても気に入っていた。優秀で冷静沈着、理想的なお婿さんになってくれるはずだった。
けれどエルガー様が女性と抱き合っているところを目撃して以来、私はジャンと仲良くなっていき婚約解消を両親にお願いしたのだった。その後、ジャンと結婚したが彼は・・・・・・
※この世界では女性は爵位が継げない。跡継ぎ娘と結婚しても婿となっただけでは当主にはなれない。婿養子になって始めて当主の立場と爵位継承権や財産相続権が与えられる。西洋の史実には全く基づいておりません。独自の異世界のお話しです。
※現代的言葉遣いあり。現代的機器や商品など出てくる可能性あり。
忘れられた妻
毛蟹葵葉
恋愛
結婚初夜、チネロは夫になったセインに抱かれることはなかった。
セインは彼女に積もり積もった怒りをぶつけた。
「浅ましいお前の母のわがままで、私は愛する者を伴侶にできなかった。それを止めなかったお前は罪人だ。顔を見るだけで吐き気がする」
セインは婚約者だった時とは別人のような冷たい目で、チネロを睨みつけて吐き捨てた。
「3年間、白い結婚が認められたらお前を自由にしてやる。私の妻になったのだから飢えない程度には生活の面倒は見てやるが、それ以上は求めるな」
セインはそれだけ言い残してチネロの前からいなくなった。
そして、チネロは、誰もいない別邸へと連れて行かれた。
三人称の練習で書いています。違和感があるかもしれません
わたしを捨てた騎士様の末路
夜桜
恋愛
令嬢エレナは、騎士フレンと婚約を交わしていた。
ある日、フレンはエレナに婚約破棄を言い渡す。その意外な理由にエレナは冷静に対処した。フレンの行動は全て筒抜けだったのだ。
※連載
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる