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厄災女偏
変態伯爵が私の胸に触って来たので、怒りのキックで不能にしてやりました
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私は首輪をされて、魔術が発動しなくなったのだ。
何故発動しない?
魔封じの首輪は作ったものが私より強力な魔力を持っていない限り、封じる事が出来ないのだ。私より魔力が大きいものはほとんどいないとジャルカは言っていたのに。
それにこの首輪の魔力が何故か良く知っている魔導師を思い出させたんだけど……
この感じはジャルカだ……ジャルカって我が師匠で私に魔術を教えてくれた魔術師だ。
そのジャルカの魔力を感じるって事はこの魔道具を作ったのはジャルカ、
ええええ!
ジャルカがこの変態伯爵の悪だくみに協力しているって事?
そんな馬鹿な……
私には信じられなかった。
確かにジャルカは年寄り爺で、いやらしい面もあったが、私をそんな目で見る事はほとんどなかった。
話し方は到底品行方正とは言えず、言葉足らずの点も多々あったが、行いだけは品行方正だったはずだ。
それがこんな変態伯爵の悪事に手を染めるなんて、私には信じられなかった。
私はふつふつ怒りを感じていた。
この変態伯爵は美人の女がいるとなれば人妻だろうが何だろうが、ものにしてきたのだ。
怒って怒鳴り込んで来た夫を平然と殺し、泣き悲しむ女を旦那の亡骸の前で慰み物にしてたりもしてきたのだ。
更には飽きたその人妻を奴隷商人に売り払うという公に禁止されている人身売買にさえ手を伸ばしているという変態伯爵だ。
そんな悪事に師のジャルカが片棒を担いでいるなんて私には許せなかった。
私のがふつふつと怒りが燃えて来た。
でも、その私の怒りに比例してこの首輪が私の喉をきりきりと締めてくるんだけど……
「ふん、抵抗しても無駄しゃぞ」
変態は厭らしい笑みを浮かべてそう言うと、その爬虫類の顔を近づけて私にキスをしようとしてくるのだ。
こんな変態に触られるだけで鳥肌が立っているんだけど、キスなんかされたら本当に死んでしまう。
顔をなんとか離そうと私は手で顔に触れてしまった。
ギャーーーー汚いものに触れてしまった。
もう死んでしまいたい。
私はこの変態に力を貸したジャルカを絶対に許さないと心に決めたのだ。
「ふん、顔はましだが、胸は貧相じゃな」
しかし、次の瞬間私の我慢の限界がプッツンと切れてしまった。
何と変態伯爵は私の胸に手を伸ばしてもんでくれたのだ。
私の、このキャロライン様の胸に触れるなど許せるものではなかった。
それも貧相だと!
もう許さん!
私は渾身の力を籠めて変態伯爵の股間に膝蹴りをお見舞いしたのだ。
「ギャーーーーー」
変態伯爵の悲鳴が屋敷中に響いた。
思わず苦痛に歪めた顔で私から離れたて、地面に倒れ込んで悶絶している変態の顔をハイヒールの靴のままで踏みつけてやったのだ。
「グウォーーーー」
変態伯爵の悲鳴が漏れる。
しかし、それだけで私の怒りは収まらなかった。
怒りで半狂乱になった私は魔封じの首輪をビリッと強引に引きちぎったのだ。今までびくともしなかった魔道具が、怒り狂った私の前では紙切れ同然に千切れたのだ。
さすがの魔道具も、というかそれを作ったジャルカも、完全にプッツン切れた私の怒りの前には敵ではなかった。
そして、今まで封じられていた魔術を止めていたものがなくなって、一気に溢れ帰った。
怒りの魔力が私の体に満ちたのだ。
「死ねーーーーー」
私の私の怒りを痛みで転げ回っている、変態伯爵に叩きつけのだ。変態伯爵は私に抗う間も無く一瞬で燃えカスになった
そして、次の瞬間、怒りの爆炎魔術がカントリーハウス全体を、一瞬で怒りの炎で焼き尽くしたのだった。
何故発動しない?
魔封じの首輪は作ったものが私より強力な魔力を持っていない限り、封じる事が出来ないのだ。私より魔力が大きいものはほとんどいないとジャルカは言っていたのに。
それにこの首輪の魔力が何故か良く知っている魔導師を思い出させたんだけど……
この感じはジャルカだ……ジャルカって我が師匠で私に魔術を教えてくれた魔術師だ。
そのジャルカの魔力を感じるって事はこの魔道具を作ったのはジャルカ、
ええええ!
ジャルカがこの変態伯爵の悪だくみに協力しているって事?
そんな馬鹿な……
私には信じられなかった。
確かにジャルカは年寄り爺で、いやらしい面もあったが、私をそんな目で見る事はほとんどなかった。
話し方は到底品行方正とは言えず、言葉足らずの点も多々あったが、行いだけは品行方正だったはずだ。
それがこんな変態伯爵の悪事に手を染めるなんて、私には信じられなかった。
私はふつふつ怒りを感じていた。
この変態伯爵は美人の女がいるとなれば人妻だろうが何だろうが、ものにしてきたのだ。
怒って怒鳴り込んで来た夫を平然と殺し、泣き悲しむ女を旦那の亡骸の前で慰み物にしてたりもしてきたのだ。
更には飽きたその人妻を奴隷商人に売り払うという公に禁止されている人身売買にさえ手を伸ばしているという変態伯爵だ。
そんな悪事に師のジャルカが片棒を担いでいるなんて私には許せなかった。
私のがふつふつと怒りが燃えて来た。
でも、その私の怒りに比例してこの首輪が私の喉をきりきりと締めてくるんだけど……
「ふん、抵抗しても無駄しゃぞ」
変態は厭らしい笑みを浮かべてそう言うと、その爬虫類の顔を近づけて私にキスをしようとしてくるのだ。
こんな変態に触られるだけで鳥肌が立っているんだけど、キスなんかされたら本当に死んでしまう。
顔をなんとか離そうと私は手で顔に触れてしまった。
ギャーーーー汚いものに触れてしまった。
もう死んでしまいたい。
私はこの変態に力を貸したジャルカを絶対に許さないと心に決めたのだ。
「ふん、顔はましだが、胸は貧相じゃな」
しかし、次の瞬間私の我慢の限界がプッツンと切れてしまった。
何と変態伯爵は私の胸に手を伸ばしてもんでくれたのだ。
私の、このキャロライン様の胸に触れるなど許せるものではなかった。
それも貧相だと!
もう許さん!
私は渾身の力を籠めて変態伯爵の股間に膝蹴りをお見舞いしたのだ。
「ギャーーーーー」
変態伯爵の悲鳴が屋敷中に響いた。
思わず苦痛に歪めた顔で私から離れたて、地面に倒れ込んで悶絶している変態の顔をハイヒールの靴のままで踏みつけてやったのだ。
「グウォーーーー」
変態伯爵の悲鳴が漏れる。
しかし、それだけで私の怒りは収まらなかった。
怒りで半狂乱になった私は魔封じの首輪をビリッと強引に引きちぎったのだ。今までびくともしなかった魔道具が、怒り狂った私の前では紙切れ同然に千切れたのだ。
さすがの魔道具も、というかそれを作ったジャルカも、完全にプッツン切れた私の怒りの前には敵ではなかった。
そして、今まで封じられていた魔術を止めていたものがなくなって、一気に溢れ帰った。
怒りの魔力が私の体に満ちたのだ。
「死ねーーーーー」
私の私の怒りを痛みで転げ回っている、変態伯爵に叩きつけのだ。変態伯爵は私に抗う間も無く一瞬で燃えカスになった
そして、次の瞬間、怒りの爆炎魔術がカントリーハウス全体を、一瞬で怒りの炎で焼き尽くしたのだった。
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