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第一部 学園始動編 モブでなく悪役令嬢だと判りました
球技大会に向けて必死に考えました
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次の朝から私は秘密特訓することにした。
イングリツドとエルダとフィル様とその側近の方々で。
なんとか、このミニアンちゃんの特徴を生かせないかと。
「うーん、でも、このミニアンちゃん、スピード遅いから、どうしても補足されない?」
ゴールまでジャンプする時に、抑えようとしたアルフの人形を弾き飛ばした私が言った。
「でも、ファールは人形の体同士の接触だから、ミニアンちゃんは小さいからボールに隠れれば良いんじゃない?」
エルダが言う。
「そうだ。アンの人形を捕まえに行くと、それこそファールになるし、うまくいくんじゃないか」
アルフが言う。
「うーん、まあ、かもしれないけれど、いくら小さくも体が当たっちゃうよね」
「もう少し縮こまってボールの影に隠れれば、良いんじゃない」
「そうか、ボールを先頭にして、その後ろに手を伸ばしてついて行くのが良いんじゃないかな。ボールをジャンプして伸ばす感じで」
フィル様がその格好をしてくれる。
なるほど、ちょっと違うかもしれないけれど、スーパーマンがボールを押して飛ぶ要領だ。そのボールに隠れているミニアンちゃんに触わるには確実にファールになる。
これはいいかも。
私は喜んで何回も練習した。
この人形バスケは基本は6体だ。
でも、火魔術のアルフはフィル様が手袋役をするし、イングリッドとエルダは2人で1体の氷人形で戦う。
土魔術はメインだ。バートとドーソンが2トップだ。あと土魔術は8人。でも、魔力量は少なくて2人ずつで2体の人しか出来ない。残りの人は10分ハーフも土人形を維持できないのだ。
これは色々工夫しなければならないだろう。結構土人形の維持に魔力が取られるのだ。火魔術も9人いる。アルフほどの魔力量は多くないけれど、風魔術も10人いるからそれと組んでやるしかない。それと水魔術が10人。こっちはエルダとイングリッド以外は魔力量も減る。それをなんとか組み合わせて、曲がりなりにもなんとか人形を作らせた。
紅白戦とかやるけれど、
「ぎゃっ」
正面衝突したり、二人で作らせた人形は、下半身と上半身が分かれたりと、けっこう大変だ。
でも、2週間も練習したら、それなりになんとか形になりつつあった。
人形を使ってのお掃除とかで結構鍛え上げる。アルフら火人形はトイレ立ち入りは厳禁だけど。
ただ、やはり魔力の消費量は多いみたいで、多くは放課後の練習終わると食事終えてバタンキューとすぐに寝ているみたいだ。
そして、放課後の練習試合、それもB組とだ。
イングリッドに言われて私はゴール下に詰めていた。
そして、動きの悪そうな、人形の足元にいる。
アルフとフィル様がペア人形がドリブルしてゴールに向かってくる。
それに対応しようとした土人形が思わず私のミニアンちゃんを蹴飛ばした。
「ギャッ」
私が思わず声を上げる。ギャッという言葉がどうかとも思うのだが、イングリッドが審判の印象を良くするために悲鳴を上げろっていうんだけど、キャッとなかなか言えないのだ。
「女がギャッてなんだかな」
バートが言うんだけど、こればかりはどうしようもない。
これに関してはフィル様も援護してくれないんだけど、ちょっと女としてどうかなとは思うんだけど・・・・でも、どうしようもないじゃない。
ミニアンちゃんをわざと蹴飛ばされて倒させる。これもけっこう大変なんだけど。
ピッ。
「ファール」
「えっ」
「くそっー足元いるなんて卑怯だぞ」
「本当にやる事、せこいわね」
聖女が怒っている。
まあ、わざとやっているから仕方がないんだけど、言われる方は結構堪えるのだ。
「そんなの関係ないでしょ。蹴飛ばされて可愛そうなミニアンちゃん」
イングリッドが言い返してくれる。そうよね。わざとやれって言ったのイングリッドなんだからもっと助けてよ。
うーん、しかし、こんな卑怯な手を使っていて良いのか?
と思わないでもないが、監督のイングリッドの言う事は全てだ・・・・。
私のアン人形の真の力は本番までは秘密だそうだ。
「フリースロー」
そう、このゲームではファール1回につき1フリースローが与えられるのだ。
「メリー」
「任しといて」
メリーが土人形を出す。そう、以前私の筆入れを隠そうとして、逆にイングリッドのいたずらで目に隈を作らされたメリーは今回はフリースロー要員なのだ。
フリースローだけをひたすら練習している。その努力の甲斐があって100%近いゴール率なのだ。
今回のゲームは10分ハーフの前半後半だ。点数は人形同士ではなかなか決まらないことも多いので、フリースローの成功が勝負を決めかねないのだ。
難なくメリーが決めてくれた。
「さあ、皆、A組の卑怯なやり方に負けずに行くわよ」
聖女の掛け声でB組の6体の土人形がボールを持って進んでいくが、私はドリブルしている1体に近づいた。
そして、足を出すのだ。
「えっ」
B組の面々が絶句した。
ボールがミニアンちゃんの足にあたって右横に飛んでいく。その先にはイングリッド、エルダペアの氷人形がいたのだ。
氷人形はボールを受け取ると、走ってきたアルフ、フィル様ペアにパスした。火人形はそのまま、ドリブルシュートを決めたのだ。
「何そのセコイ手」
「卑怯だぞ」
B組の面々は怒り狂っていた。
フッフッフッ。だってイングリッドがやれっていうんだもの。もうヤケだ。
しかし、結局、その後、メンバー交代した我々はB組に逆転されてしまった。
「ふふふ、卑怯な赤毛の手も最後まで使えないのよ」
「ふんっ、正義は必ず勝つのさ」
聖女らが自慢して言ってくる。
まあ、こちらとしては想定通りだ。一応練習試合はここまで全敗だ。皆の練習のために、全員出して頑張っているのだ。体力的に皆最後まで行けるかというとなかなか厳しいだろう。何しろ1日で最大4試合、80分戦うのだ。人形の維持だけでも大変なのに、それも必死に動かすのだ。1試合やるだけで、凄まじい魔力消費だ。下手したら1試合でグロッキーする者も出てくるに違いない。どれだけ全員で戦えるかが大切なのだ。
でも、私達はB組に聖女がいるのをすっかり忘れていたのだった・・・・。真の聖女の役割を!
イングリツドとエルダとフィル様とその側近の方々で。
なんとか、このミニアンちゃんの特徴を生かせないかと。
「うーん、でも、このミニアンちゃん、スピード遅いから、どうしても補足されない?」
ゴールまでジャンプする時に、抑えようとしたアルフの人形を弾き飛ばした私が言った。
「でも、ファールは人形の体同士の接触だから、ミニアンちゃんは小さいからボールに隠れれば良いんじゃない?」
エルダが言う。
「そうだ。アンの人形を捕まえに行くと、それこそファールになるし、うまくいくんじゃないか」
アルフが言う。
「うーん、まあ、かもしれないけれど、いくら小さくも体が当たっちゃうよね」
「もう少し縮こまってボールの影に隠れれば、良いんじゃない」
「そうか、ボールを先頭にして、その後ろに手を伸ばしてついて行くのが良いんじゃないかな。ボールをジャンプして伸ばす感じで」
フィル様がその格好をしてくれる。
なるほど、ちょっと違うかもしれないけれど、スーパーマンがボールを押して飛ぶ要領だ。そのボールに隠れているミニアンちゃんに触わるには確実にファールになる。
これはいいかも。
私は喜んで何回も練習した。
この人形バスケは基本は6体だ。
でも、火魔術のアルフはフィル様が手袋役をするし、イングリッドとエルダは2人で1体の氷人形で戦う。
土魔術はメインだ。バートとドーソンが2トップだ。あと土魔術は8人。でも、魔力量は少なくて2人ずつで2体の人しか出来ない。残りの人は10分ハーフも土人形を維持できないのだ。
これは色々工夫しなければならないだろう。結構土人形の維持に魔力が取られるのだ。火魔術も9人いる。アルフほどの魔力量は多くないけれど、風魔術も10人いるからそれと組んでやるしかない。それと水魔術が10人。こっちはエルダとイングリッド以外は魔力量も減る。それをなんとか組み合わせて、曲がりなりにもなんとか人形を作らせた。
紅白戦とかやるけれど、
「ぎゃっ」
正面衝突したり、二人で作らせた人形は、下半身と上半身が分かれたりと、けっこう大変だ。
でも、2週間も練習したら、それなりになんとか形になりつつあった。
人形を使ってのお掃除とかで結構鍛え上げる。アルフら火人形はトイレ立ち入りは厳禁だけど。
ただ、やはり魔力の消費量は多いみたいで、多くは放課後の練習終わると食事終えてバタンキューとすぐに寝ているみたいだ。
そして、放課後の練習試合、それもB組とだ。
イングリッドに言われて私はゴール下に詰めていた。
そして、動きの悪そうな、人形の足元にいる。
アルフとフィル様がペア人形がドリブルしてゴールに向かってくる。
それに対応しようとした土人形が思わず私のミニアンちゃんを蹴飛ばした。
「ギャッ」
私が思わず声を上げる。ギャッという言葉がどうかとも思うのだが、イングリッドが審判の印象を良くするために悲鳴を上げろっていうんだけど、キャッとなかなか言えないのだ。
「女がギャッてなんだかな」
バートが言うんだけど、こればかりはどうしようもない。
これに関してはフィル様も援護してくれないんだけど、ちょっと女としてどうかなとは思うんだけど・・・・でも、どうしようもないじゃない。
ミニアンちゃんをわざと蹴飛ばされて倒させる。これもけっこう大変なんだけど。
ピッ。
「ファール」
「えっ」
「くそっー足元いるなんて卑怯だぞ」
「本当にやる事、せこいわね」
聖女が怒っている。
まあ、わざとやっているから仕方がないんだけど、言われる方は結構堪えるのだ。
「そんなの関係ないでしょ。蹴飛ばされて可愛そうなミニアンちゃん」
イングリッドが言い返してくれる。そうよね。わざとやれって言ったのイングリッドなんだからもっと助けてよ。
うーん、しかし、こんな卑怯な手を使っていて良いのか?
と思わないでもないが、監督のイングリッドの言う事は全てだ・・・・。
私のアン人形の真の力は本番までは秘密だそうだ。
「フリースロー」
そう、このゲームではファール1回につき1フリースローが与えられるのだ。
「メリー」
「任しといて」
メリーが土人形を出す。そう、以前私の筆入れを隠そうとして、逆にイングリッドのいたずらで目に隈を作らされたメリーは今回はフリースロー要員なのだ。
フリースローだけをひたすら練習している。その努力の甲斐があって100%近いゴール率なのだ。
今回のゲームは10分ハーフの前半後半だ。点数は人形同士ではなかなか決まらないことも多いので、フリースローの成功が勝負を決めかねないのだ。
難なくメリーが決めてくれた。
「さあ、皆、A組の卑怯なやり方に負けずに行くわよ」
聖女の掛け声でB組の6体の土人形がボールを持って進んでいくが、私はドリブルしている1体に近づいた。
そして、足を出すのだ。
「えっ」
B組の面々が絶句した。
ボールがミニアンちゃんの足にあたって右横に飛んでいく。その先にはイングリッド、エルダペアの氷人形がいたのだ。
氷人形はボールを受け取ると、走ってきたアルフ、フィル様ペアにパスした。火人形はそのまま、ドリブルシュートを決めたのだ。
「何そのセコイ手」
「卑怯だぞ」
B組の面々は怒り狂っていた。
フッフッフッ。だってイングリッドがやれっていうんだもの。もうヤケだ。
しかし、結局、その後、メンバー交代した我々はB組に逆転されてしまった。
「ふふふ、卑怯な赤毛の手も最後まで使えないのよ」
「ふんっ、正義は必ず勝つのさ」
聖女らが自慢して言ってくる。
まあ、こちらとしては想定通りだ。一応練習試合はここまで全敗だ。皆の練習のために、全員出して頑張っているのだ。体力的に皆最後まで行けるかというとなかなか厳しいだろう。何しろ1日で最大4試合、80分戦うのだ。人形の維持だけでも大変なのに、それも必死に動かすのだ。1試合やるだけで、凄まじい魔力消費だ。下手したら1試合でグロッキーする者も出てくるに違いない。どれだけ全員で戦えるかが大切なのだ。
でも、私達はB組に聖女がいるのをすっかり忘れていたのだった・・・・。真の聖女の役割を!
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