303 / 309
第五部 小国フィーアネンの試練編
【これラノ2023ノミネート記念】宝剣のを振り下ろそうとしたら、男爵達は勝手に子爵を捕まえてくれて降ろせませんでした
しおりを挟む
私は中々来ない仲間を待っていた。
大半の馬車は着いたのだが、アルマンやバンジャマンら走っている連中が中々着かなかったのだ。
そこへ、騎士たちを引き連れた偉そうな男がやって来るのが見えた。
「お前らはそこで何をやっているのだ」
偉そうな親父が私に食ってかかってきた。
「あなたがジスランさんのお父上ですか?」
私がその男に聞いた。
「ジスランは私の息子だが」
その横から誠実そうなおじさんが答えた。その髪の色といい顔の形といいジスランそっくりだった。
「初めまして。私は王立学園の一年E組でジスランさんのクラスメートのフランです。今ジスランさんには了解を得たのですが、私達、ここにキャンプさせていただくことになったのです」
私はしおらしく猫を被って挨拶したのだ。
「男爵、君の息子はE組なんていう平民クラスに居るのかね」
偉そうな親父が変な所をお父様に聞いていた。
「いや、息子は何分にも筆無精でして詳しくは聞いていないのですが」
ジスランのお父様は戸惑っていた。
まあ、普通は男爵家の息子ならB組だ。そういうところを見るとこの親父も学園卒らしい。
「まあ、あなたは始祖のおっしゃられた学園にいる間は皆平等に接せよという、方針に逆らわれるというのですか?」
私が白い目で男を見ると
「ふんっ、平民の小娘が偉そうに。そのような戯言建前であろうが」
「まあ、だから心の汚い大人は嫌なのよ。始祖は心の底からそれが正しいと思われてその様に学則を定められたのに」
私は盛大に溜息をついてやったのだ。
横でメラニーが頭を押さえているんだけど。変なことは言っていないはずだ。
「何を言う。小娘風情が始祖様を語るな」
男が怒ってきたんだけど。
「あああら、私のその意見は国王陛下にも認めて頂けたのだけど、あなたは国王陛下の言葉も認めないわけ」
「ええい、嘘をつくな! 陛下が平民の貴様の言葉など聞かれるわけはなかろう」
男は怒った顔で私を睨みつけてきた。
周りの男達も頷いている。
「父上、どうしたのですか」
そこにジスランが帰ってきたのだ。
「ジスランか、こちらのフランさんとか言う人が陛下に声をかけられたと言っておられるのだが」
「何のことかわからないけれど、フラン様は陛下と普通に話されるよ。だって第一王子殿下の婚約者様だから」
「何を言う、第一王子殿下の婚約者様はフランソワーズ・ルブラン様だぞ」
横の威張った親父が言ってくれたんだけど。
「そうですよ。バリエ子爵。こちらがそのフランソワーズ様なんですけど」
「「「えっ」」」
周りの大人達が固まるのがわかった。
「貴方様がルブラン公爵令嬢のフランソワーズ様で」
ジスランのお父様が驚いて頭を下げようとした。
「いや、男爵。私自身は爵位も何も持たない者ですからそんなに新たまっていただかなくても」
私が慌てて手を振った。
「そうだぞ。アベラール男爵。我々は爵位を持っているのだ。たとえ公爵家の娘であろうと今は我々の方が爵位は上だ」
「いや、しかし、バリエ子爵様。未来の王妃様に失礼な態度を取るわけには」
ジスランの父親は首を振ってきた。
「それはあくまでも未来の話であろうが。それよりもフランソワーズ嬢。その足元の黒いものは何だ」
子爵が話題を変えて聞いてきた。
「ああ、これはそこの泉に埋まっていた呪いの十字架の残骸よ」
私は平然と言ってやったのだ。
「な、なんということをしてくれたのだ。それはこの疫病で汚れたこの地を浄化する聖なる十字架だぞ。それをこのようにするとは」
「本当よ。神をも怖れぬ行為とはあなたのしたことを言うのよ。あなたの行為のおかげでオドラン司祭様が死にかけておられるのよ」
子爵とその配下の女修道女のような者が言ってくれるんだけど。
「な、なんだって」
「司祭様が倒れられたのか」
その言葉に周りの大人達が動揺しているんだけど。
「良く嘘ばっかり言えるわね。この十字架からは凄まじい呪いを感じたわ。帝国教の連中がこれを水源に埋めて皆を病気にかからせたんでしょう。そうよね。オーレリアン」
「はい。帝国教のいつもの常套手段です。すでに王都には報告が行っていますので、騎士団がすぐにも到着するかと」
オーレリアンが如才なく話題を合わせてくれた。
「な、何を言うの」
「そうだ。そんなの出任せだ」
子爵達は叫ぶ。
「ええい。騎士たちよ。直ちにその女たちを捕まえよ」
子爵が自分の騎士に命じていた。
「ふんっ、別に良いわよ。帝国の手先として葬られたいのなら相手になってあげるわ」
私は宝剣エクちゃんを抜いたのだ。
「ま、まさか、フランソワーズ様。その剣はエルグランの至宝、宝剣エクスカリバーでは」
その時だ。男爵が私のエクちゃんを見て大声で叫んできた。
「えっ、そうだけれども」
私がその声に戸惑うと
「な、何と、貴方様が宝剣をお持ちということは貴方様は全エルグランの指揮を取る大将軍と同じ地位のはずです」
そう叫ぶと男爵は慌てて平伏したのだ。
「も、申し訳ありません。今までの無礼の数々お許し下さい」
そして、大声で叫んでくれた。
残りの連中はその姿に唖然としていた。
「ええい、貴様ら何を突っ立っているのだ。エルグラン王国の大将軍様の御前ぞ。この剣をお持ちの方に逆らうのは反逆罪で処刑されても何も言えないのだぞ。ええい、頭が高い。控えおろう」
大音声で水戸黄門宜しくやってくれたのだ。
言われた私も唖然としていたけれど、周りの騎士たちも男爵の勢いに思わず平伏してしまったのだ。
立っているのは我がクラスの面々と子爵と女修道女だけになったんだけど……
「お前ら、何をしている。直ちにこの女たちを捕まえるのだ」
子爵が叫ぶが、
「ええい、何をしている。大将軍様に剣を向ければ即座に反逆罪で処刑されるぞ。者共、子爵とその従者を直ちに捕らえよ」
男爵が大声で指示したのだ。
何故か子爵の配下の騎士たちが慌てて子爵と女修道女を捕まえてしまったんだけど……
「貴様ら。なにをする。逆らうのか」
子爵達は騒ぎ立てたが、
「ええい、反逆者にされたくなければ、素直にお縄に付け」
大声で叫ぶ男爵の前には何も出来なかったのだ。
聞く所によるとジスランの家系は元々騎士出身で、我がルブランとも先祖のつながりがあるとのことだった。
私は振り上げた剣を降ろすしか無かったのだった…… せっかくまた暴れられると思ったのに……
**********************************************************************
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
皆様のお陰で『次にくるライトノベル大賞2023』にノミネートされた当物語。
https://tsugirano.jp/
投票は本日6日の17時59分まで
投票まだの方は是非ともよろしくお願いします!
ノミネートの場所は上から5番目です。
古里
大半の馬車は着いたのだが、アルマンやバンジャマンら走っている連中が中々着かなかったのだ。
そこへ、騎士たちを引き連れた偉そうな男がやって来るのが見えた。
「お前らはそこで何をやっているのだ」
偉そうな親父が私に食ってかかってきた。
「あなたがジスランさんのお父上ですか?」
私がその男に聞いた。
「ジスランは私の息子だが」
その横から誠実そうなおじさんが答えた。その髪の色といい顔の形といいジスランそっくりだった。
「初めまして。私は王立学園の一年E組でジスランさんのクラスメートのフランです。今ジスランさんには了解を得たのですが、私達、ここにキャンプさせていただくことになったのです」
私はしおらしく猫を被って挨拶したのだ。
「男爵、君の息子はE組なんていう平民クラスに居るのかね」
偉そうな親父が変な所をお父様に聞いていた。
「いや、息子は何分にも筆無精でして詳しくは聞いていないのですが」
ジスランのお父様は戸惑っていた。
まあ、普通は男爵家の息子ならB組だ。そういうところを見るとこの親父も学園卒らしい。
「まあ、あなたは始祖のおっしゃられた学園にいる間は皆平等に接せよという、方針に逆らわれるというのですか?」
私が白い目で男を見ると
「ふんっ、平民の小娘が偉そうに。そのような戯言建前であろうが」
「まあ、だから心の汚い大人は嫌なのよ。始祖は心の底からそれが正しいと思われてその様に学則を定められたのに」
私は盛大に溜息をついてやったのだ。
横でメラニーが頭を押さえているんだけど。変なことは言っていないはずだ。
「何を言う。小娘風情が始祖様を語るな」
男が怒ってきたんだけど。
「あああら、私のその意見は国王陛下にも認めて頂けたのだけど、あなたは国王陛下の言葉も認めないわけ」
「ええい、嘘をつくな! 陛下が平民の貴様の言葉など聞かれるわけはなかろう」
男は怒った顔で私を睨みつけてきた。
周りの男達も頷いている。
「父上、どうしたのですか」
そこにジスランが帰ってきたのだ。
「ジスランか、こちらのフランさんとか言う人が陛下に声をかけられたと言っておられるのだが」
「何のことかわからないけれど、フラン様は陛下と普通に話されるよ。だって第一王子殿下の婚約者様だから」
「何を言う、第一王子殿下の婚約者様はフランソワーズ・ルブラン様だぞ」
横の威張った親父が言ってくれたんだけど。
「そうですよ。バリエ子爵。こちらがそのフランソワーズ様なんですけど」
「「「えっ」」」
周りの大人達が固まるのがわかった。
「貴方様がルブラン公爵令嬢のフランソワーズ様で」
ジスランのお父様が驚いて頭を下げようとした。
「いや、男爵。私自身は爵位も何も持たない者ですからそんなに新たまっていただかなくても」
私が慌てて手を振った。
「そうだぞ。アベラール男爵。我々は爵位を持っているのだ。たとえ公爵家の娘であろうと今は我々の方が爵位は上だ」
「いや、しかし、バリエ子爵様。未来の王妃様に失礼な態度を取るわけには」
ジスランの父親は首を振ってきた。
「それはあくまでも未来の話であろうが。それよりもフランソワーズ嬢。その足元の黒いものは何だ」
子爵が話題を変えて聞いてきた。
「ああ、これはそこの泉に埋まっていた呪いの十字架の残骸よ」
私は平然と言ってやったのだ。
「な、なんということをしてくれたのだ。それはこの疫病で汚れたこの地を浄化する聖なる十字架だぞ。それをこのようにするとは」
「本当よ。神をも怖れぬ行為とはあなたのしたことを言うのよ。あなたの行為のおかげでオドラン司祭様が死にかけておられるのよ」
子爵とその配下の女修道女のような者が言ってくれるんだけど。
「な、なんだって」
「司祭様が倒れられたのか」
その言葉に周りの大人達が動揺しているんだけど。
「良く嘘ばっかり言えるわね。この十字架からは凄まじい呪いを感じたわ。帝国教の連中がこれを水源に埋めて皆を病気にかからせたんでしょう。そうよね。オーレリアン」
「はい。帝国教のいつもの常套手段です。すでに王都には報告が行っていますので、騎士団がすぐにも到着するかと」
オーレリアンが如才なく話題を合わせてくれた。
「な、何を言うの」
「そうだ。そんなの出任せだ」
子爵達は叫ぶ。
「ええい。騎士たちよ。直ちにその女たちを捕まえよ」
子爵が自分の騎士に命じていた。
「ふんっ、別に良いわよ。帝国の手先として葬られたいのなら相手になってあげるわ」
私は宝剣エクちゃんを抜いたのだ。
「ま、まさか、フランソワーズ様。その剣はエルグランの至宝、宝剣エクスカリバーでは」
その時だ。男爵が私のエクちゃんを見て大声で叫んできた。
「えっ、そうだけれども」
私がその声に戸惑うと
「な、何と、貴方様が宝剣をお持ちということは貴方様は全エルグランの指揮を取る大将軍と同じ地位のはずです」
そう叫ぶと男爵は慌てて平伏したのだ。
「も、申し訳ありません。今までの無礼の数々お許し下さい」
そして、大声で叫んでくれた。
残りの連中はその姿に唖然としていた。
「ええい、貴様ら何を突っ立っているのだ。エルグラン王国の大将軍様の御前ぞ。この剣をお持ちの方に逆らうのは反逆罪で処刑されても何も言えないのだぞ。ええい、頭が高い。控えおろう」
大音声で水戸黄門宜しくやってくれたのだ。
言われた私も唖然としていたけれど、周りの騎士たちも男爵の勢いに思わず平伏してしまったのだ。
立っているのは我がクラスの面々と子爵と女修道女だけになったんだけど……
「お前ら、何をしている。直ちにこの女たちを捕まえるのだ」
子爵が叫ぶが、
「ええい、何をしている。大将軍様に剣を向ければ即座に反逆罪で処刑されるぞ。者共、子爵とその従者を直ちに捕らえよ」
男爵が大声で指示したのだ。
何故か子爵の配下の騎士たちが慌てて子爵と女修道女を捕まえてしまったんだけど……
「貴様ら。なにをする。逆らうのか」
子爵達は騒ぎ立てたが、
「ええい、反逆者にされたくなければ、素直にお縄に付け」
大声で叫ぶ男爵の前には何も出来なかったのだ。
聞く所によるとジスランの家系は元々騎士出身で、我がルブランとも先祖のつながりがあるとのことだった。
私は振り上げた剣を降ろすしか無かったのだった…… せっかくまた暴れられると思ったのに……
**********************************************************************
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
皆様のお陰で『次にくるライトノベル大賞2023』にノミネートされた当物語。
https://tsugirano.jp/
投票は本日6日の17時59分まで
投票まだの方は是非ともよろしくお願いします!
ノミネートの場所は上から5番目です。
古里
0
お気に入りに追加
4,158
あなたにおすすめの小説
私に姉など居ませんが?
山葵
恋愛
「ごめんよ、クリス。僕は君よりお姉さんの方が好きになってしまったんだ。だから婚約を解消して欲しい」
「婚約破棄という事で宜しいですか?では、構いませんよ」
「ありがとう」
私は婚約者スティーブと結婚破棄した。
書類にサインをし、慰謝料も請求した。
「ところでスティーブ様、私には姉はおりませんが、一体誰と婚約をするのですか?」
もう死んでしまった私へ
ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。
幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか?
今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!!
ゆるゆる設定です。
だってお義姉様が
砂月ちゃん
恋愛
『だってお義姉様が…… 』『いつもお屋敷でお義姉様にいじめられているの!』と言って、高位貴族令息達に助けを求めて来た可憐な伯爵令嬢。
ところが正義感あふれる彼らが、その意地悪な義姉に会いに行ってみると……
他サイトでも掲載中。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
【完結】無能に何か用ですか?
凛 伊緒
恋愛
「お前との婚約を破棄するッ!我が国の未来に、無能な王妃は不要だ!」
とある日のパーティーにて……
セイラン王国王太子ヴィアルス・ディア・セイランは、婚約者のレイシア・ユシェナート侯爵令嬢に向かってそう言い放った。
隣にはレイシアの妹ミフェラが、哀れみの目を向けている。
だがレイシアはヴィアルスには見えない角度にて笑みを浮かべていた。
ヴィアルスとミフェラの行動は、全てレイシアの思惑通りの行動に過ぎなかったのだ……
主人公レイシアが、自身を貶めてきた人々にざまぁする物語──
完結 「愛が重い」と言われたので尽くすのを全部止めたところ
音爽(ネソウ)
恋愛
アルミロ・ルファーノ伯爵令息は身体が弱くいつも臥せっていた。財があっても自由がないと嘆く。
だが、そんな彼を幼少期から知る婚約者ニーナ・ガーナインは献身的につくした。
相思相愛で結ばれたはずが健気に尽くす彼女を疎ましく感じる相手。
どんな無茶な要望にも応えていたはずが裏切られることになる。
【完結】いてもいなくてもいい妻のようですので 妻の座を返上いたします!
ユユ
恋愛
夫とは卒業と同時に婚姻、
1年以内に妊娠そして出産。
跡継ぎを産んで女主人以上の
役割を果たしていたし、
円満だと思っていた。
夫の本音を聞くまでは。
そして息子が他人に思えた。
いてもいなくてもいい存在?萎んだ花?
分かりました。どうぞ若い妻をお迎えください。
* 作り話です
* 完結保証付き
* 暇つぶしにどうぞ
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。