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公爵邸までルードが迎えに来てくれましたが、そこから延々と勉強させられました
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自国のカッセル国王に頭を下げられて私は固まってしまった。
「あの、陛下、私なんかに頭を下げないで下さい」
私は慌てて手を振ったが、
「一応けじめだ。本当に申し訳なかったな」
陛下は私に謝ってくれた。
なんか無理やり頭を下げさせたようで、私はとても居心地が悪かった。
陛下は私に伯爵位を継承するように言われたんだけど、何も知らない私なんかが無理だというと、
「まあ領地のことはオイゲンがちゃんとやってくれるわ」
とエルザ様が平然と言われたんだけど、そこまでお任せするのもどうかと思った。
でも、領地経営のことは私では右も左もわからないので、お任せするしかなかった。
夏休みにカッセルに帰った時に手続きはするからと陛下はおっしゃって帰っていかれたんだけど、本当に良いんだろうか?
まあ、国に帰った時にもう一度確認させてもらおう。
私は今考えることを止めたのだ。
「仕方がないわね。あなたがここまでやってくれたんだから私も帰るわ」
そして、エルザ様は懸命に帰るように説得する皇太子殿下と一緒に帰っていかれた。
「じゃあ、クラウちゃん。今度は皇宮にも遊びに来てね」
と最後に爆弾発言されたんだけど、私はできたらそれはご遠慮したい。
公爵家だけでもアップアップなのに、皇宮なんて礼儀作法のなっていない私では絶対に無理だ。
私は翌日まで公爵家にお世話になって、昔のお祖母様やお母様のことを大伯母様や大伯父様から色々お伺いしたりして過ごした。
「あなたのお母さんのエレオノーレちゃんは裁縫がエルザと一緒で苦手でね、よく週末にこの屋敷に来て、練習していたわ」
「そうだったんですね」
私が裁縫が上手くないのは母譲りだったんだ。
私は裁縫が下手だとよく継母に引っ叩かれたことを思い出していた。
そこへノックが鳴って、
「クラウ、迎えに来たぞ」
ルードがいきなり入ってきたのだ。
ルードは学園の制服を着ていた。
「えっ、ルード!」
私はいきなりのルードの登場に驚いた。
仕事が忙しくてこちらにはもう来ないと思っていたのだ。
私を迎えに来るとは思ってもいなかった。
「ルード、やけに早くない?」
大伯母様がからかうように言われたが、
「早くないですよ。お祖母様。学園には門限がありますからね」
ルードが仏頂面で言うんだけど、私はルードに会うのはあのキス以来なので、少し顔を赤くした。
「着替えてきます」
私は慌てて充てがわれた部屋に向かった。
本当にいきなり現れるのは止めてほしい。私にも心の準備というものがあるのだ。
どうして私にキスしたのか?
出来たら確認したかった。
服を脱ぐのをカリトナさんに手伝ってもらうと、私は洗濯してくれていた制服を来たのだ。
「お待たせしました。ルード様」
そして、私は階下に降りると、リビングのルードに声をかけたのだ。
「ちょっと、待て、クラウ。何故敬語になる?」
「だって貴方様は帝国の皇子殿下ではありませんか」
私が当然のように言うと、
「宿題を倍に増やすぞ」
「えっ、ちょっと待ってよ」
私は慌てた。今でも宿題は多いのだ。これ以上増やされたらたまらない。
「じゃあ、もう一度」
「お待たせしました。ルードさん?」
「学年同じなんだから敬語はいらないだろう。コンスも呼び捨てだぞ」
「コンスは公爵家令嬢だけど、私は属国の男爵令嬢に過ぎません」
私は言い張った。そうだ。公爵令嬢のコンスと比べてもらっては困る。
「ああら、クラウさん。エレオノールさんもエーリック殿下の事を呼び捨てにしていたわよ」
大伯母様まで言ってくれるんだけど……
ええええ! お母様、エルザさんのお相手の皇太子殿下を呼び捨てにしていたの?
なんてことをしていたのよ!
私は叫びたかったが、今更どうしようもない。
結局、私はルードのことをまた呼び捨てで呼ばされる羽目になってしまったのだ。
「色々とお世話になりました」
私が頭を下げると
「これからは週末にここに帰っていらっしゃい」
と大伯母様には言われてたんだけど、そんなお世話になって良いのかと思わないでもなかった。
私は曖昧に頭を下げたのだ。
そして、私は立派な皇家の馬車にルードのエスコートで乗りこんだ。
ルードが乗って扉を閉めるとゆっくりと馬車が動きたしたのだ。
手を振る公爵夫妻に手を振り返して、馬車はゆっくりと公爵邸を出た。
なんか私にとって怒涛の週末だった。
今も皇子様と一緒に馬車に乗っているから続いていると言えば続いていた。
それも、私にキスしてきたルードと二人きりの馬車だ。
とても気まずい。どうしようと私が悩みだした時だ。
「ところで宿題はやったんだろうな」
ルードがいきなり言い出したんだけど……
そんなのやる暇がなかったのは知っているでしょ。
私はそう言いたかった。
「今の皇帝陛下の名前は?」
でも、私の考えなんて無視して、ルードはいきなり問題を出してきたのだ。
まあ、それは私でも覚えたわよ。
でもルードはどんどん聞いてきた。
片手には教科書まで持っているし、勉強させる気満々みたいだった。
そこには家系図が載っていた。
ルードの名前もはっきりとルードルフ・バイエルンと載っていたのだ。
父の皇太子がエーリック様で母がエルザ様だった。
これを勉強していたら、ルードが皇子様だって判ったかもしれない。
最もルードルフがルードだと判らなかった可能性のほうが高いけれど……
それから馬車の中で私は延々と皇家とライゼマン公爵家の事を勉強をさせられたのだ。
そして、やっと学園に着いたと思ってほっとしたら、そのままいつもの補講の教室に連れ込まれたのだ。
そして、その後も延々といつものように勉強させられたのだ。
私はルードがキスしてきた意味が、絶対に恋愛感情なんかじゃなかったと理解したのだ。
「あの、陛下、私なんかに頭を下げないで下さい」
私は慌てて手を振ったが、
「一応けじめだ。本当に申し訳なかったな」
陛下は私に謝ってくれた。
なんか無理やり頭を下げさせたようで、私はとても居心地が悪かった。
陛下は私に伯爵位を継承するように言われたんだけど、何も知らない私なんかが無理だというと、
「まあ領地のことはオイゲンがちゃんとやってくれるわ」
とエルザ様が平然と言われたんだけど、そこまでお任せするのもどうかと思った。
でも、領地経営のことは私では右も左もわからないので、お任せするしかなかった。
夏休みにカッセルに帰った時に手続きはするからと陛下はおっしゃって帰っていかれたんだけど、本当に良いんだろうか?
まあ、国に帰った時にもう一度確認させてもらおう。
私は今考えることを止めたのだ。
「仕方がないわね。あなたがここまでやってくれたんだから私も帰るわ」
そして、エルザ様は懸命に帰るように説得する皇太子殿下と一緒に帰っていかれた。
「じゃあ、クラウちゃん。今度は皇宮にも遊びに来てね」
と最後に爆弾発言されたんだけど、私はできたらそれはご遠慮したい。
公爵家だけでもアップアップなのに、皇宮なんて礼儀作法のなっていない私では絶対に無理だ。
私は翌日まで公爵家にお世話になって、昔のお祖母様やお母様のことを大伯母様や大伯父様から色々お伺いしたりして過ごした。
「あなたのお母さんのエレオノーレちゃんは裁縫がエルザと一緒で苦手でね、よく週末にこの屋敷に来て、練習していたわ」
「そうだったんですね」
私が裁縫が上手くないのは母譲りだったんだ。
私は裁縫が下手だとよく継母に引っ叩かれたことを思い出していた。
そこへノックが鳴って、
「クラウ、迎えに来たぞ」
ルードがいきなり入ってきたのだ。
ルードは学園の制服を着ていた。
「えっ、ルード!」
私はいきなりのルードの登場に驚いた。
仕事が忙しくてこちらにはもう来ないと思っていたのだ。
私を迎えに来るとは思ってもいなかった。
「ルード、やけに早くない?」
大伯母様がからかうように言われたが、
「早くないですよ。お祖母様。学園には門限がありますからね」
ルードが仏頂面で言うんだけど、私はルードに会うのはあのキス以来なので、少し顔を赤くした。
「着替えてきます」
私は慌てて充てがわれた部屋に向かった。
本当にいきなり現れるのは止めてほしい。私にも心の準備というものがあるのだ。
どうして私にキスしたのか?
出来たら確認したかった。
服を脱ぐのをカリトナさんに手伝ってもらうと、私は洗濯してくれていた制服を来たのだ。
「お待たせしました。ルード様」
そして、私は階下に降りると、リビングのルードに声をかけたのだ。
「ちょっと、待て、クラウ。何故敬語になる?」
「だって貴方様は帝国の皇子殿下ではありませんか」
私が当然のように言うと、
「宿題を倍に増やすぞ」
「えっ、ちょっと待ってよ」
私は慌てた。今でも宿題は多いのだ。これ以上増やされたらたまらない。
「じゃあ、もう一度」
「お待たせしました。ルードさん?」
「学年同じなんだから敬語はいらないだろう。コンスも呼び捨てだぞ」
「コンスは公爵家令嬢だけど、私は属国の男爵令嬢に過ぎません」
私は言い張った。そうだ。公爵令嬢のコンスと比べてもらっては困る。
「ああら、クラウさん。エレオノールさんもエーリック殿下の事を呼び捨てにしていたわよ」
大伯母様まで言ってくれるんだけど……
ええええ! お母様、エルザさんのお相手の皇太子殿下を呼び捨てにしていたの?
なんてことをしていたのよ!
私は叫びたかったが、今更どうしようもない。
結局、私はルードのことをまた呼び捨てで呼ばされる羽目になってしまったのだ。
「色々とお世話になりました」
私が頭を下げると
「これからは週末にここに帰っていらっしゃい」
と大伯母様には言われてたんだけど、そんなお世話になって良いのかと思わないでもなかった。
私は曖昧に頭を下げたのだ。
そして、私は立派な皇家の馬車にルードのエスコートで乗りこんだ。
ルードが乗って扉を閉めるとゆっくりと馬車が動きたしたのだ。
手を振る公爵夫妻に手を振り返して、馬車はゆっくりと公爵邸を出た。
なんか私にとって怒涛の週末だった。
今も皇子様と一緒に馬車に乗っているから続いていると言えば続いていた。
それも、私にキスしてきたルードと二人きりの馬車だ。
とても気まずい。どうしようと私が悩みだした時だ。
「ところで宿題はやったんだろうな」
ルードがいきなり言い出したんだけど……
そんなのやる暇がなかったのは知っているでしょ。
私はそう言いたかった。
「今の皇帝陛下の名前は?」
でも、私の考えなんて無視して、ルードはいきなり問題を出してきたのだ。
まあ、それは私でも覚えたわよ。
でもルードはどんどん聞いてきた。
片手には教科書まで持っているし、勉強させる気満々みたいだった。
そこには家系図が載っていた。
ルードの名前もはっきりとルードルフ・バイエルンと載っていたのだ。
父の皇太子がエーリック様で母がエルザ様だった。
これを勉強していたら、ルードが皇子様だって判ったかもしれない。
最もルードルフがルードだと判らなかった可能性のほうが高いけれど……
それから馬車の中で私は延々と皇家とライゼマン公爵家の事を勉強をさせられたのだ。
そして、やっと学園に着いたと思ってほっとしたら、そのままいつもの補講の教室に連れ込まれたのだ。
そして、その後も延々といつものように勉強させられたのだ。
私はルードがキスしてきた意味が、絶対に恋愛感情なんかじゃなかったと理解したのだ。
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